嘘八百 京町ロワイヤル
劇場公開日 2020年1月31日
解説
幻のお宝をめぐり、中井貴一と佐々木蔵之介扮する古物商と陶芸家がだまし合いの大騒動を繰り広げるコメディのシリーズ第2作。大阪・堺で幻の利休の茶器をめぐって大勝負を仕掛けた古物商の則夫と陶芸家の佐輔が、ひょんなことから京都で再会を果たす。そこで出会った着物美人の志野にほだされた2人は、利休の茶の湯を継承し、天下一と称された武将茶人・古田織部の幻の茶器にまつわる人助けに乗り出すが……。古物商の則夫役を中井、陶芸家の佐輔役を佐々木がそれぞれ演じ、志野役で新たに広末涼子が参加。友近、森川葵ら前作からのキャスト陣に加え、加藤雅也、竜雷太、山田裕貴らも新キャストとして顔をそろえる。監督の武正晴、脚本の足立紳と「百円の恋」コンビが前作から続投。
2020年製作/106分/G/日本
配給:ギャガ
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2020年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
犯罪映画の中でも軽めのケイパー・フィルム、また巧みな話術や贋物を使い金品を騙し取るコンゲームものは、欧米で根強い人気を保つサブジャンルだが、日本ではさほどコンスタントに作られているわけではない。今回で2作目の「嘘八百」シリーズは、そうした洋画のサブジャンルの型を借りつつも、茶器を中心とする骨董趣味を加え、鼠小僧に代表される義賊の伝統も受け継ぎ、日本ならではの“コンゲーム・コメディ”を確立しつつある。
「スティング」や「オーシャンズ」シリーズなどの賊たちはたいてい伊達者で洗練されているのに対し、中井貴一と佐々木蔵之介の垢抜けない、やぼったい感じが邦画の喜劇に似合い、親近感がわく。1作目の成功を受けてか、広末涼子を筆頭に新顔の俳優陣も多彩に。主役2人と広末の恋のさや当てで娯楽色が増した。居酒屋「土竜」に集う贋作師3人組(坂田利夫、木下ほうか、宇野祥平)が今回もいい味を添えている。
2022年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
前作はなんというか、主演ふたりをずっと観ていたくなるような作品だったのだが、本作ではその良さが無くなってしまったように感じる。余計なキャストが増えたからか、脚本の違いなのか。
このシリーズの売りは、騙しあいの駆け引きや相手を懲らしめる時のカタルシスなのだろうが、自分が評価していたのは主演の二人のキャラクターや関係性の魅力だったので、その点がダメになってしまったのは非常に残念だった。
2021年12月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
本家よりはカラクリが劣るが。。いい意味で何も考えず安心して見られる作品です。ただ広末の背景はあまりにもベタというか。実は陶芸王子と恋仲で助け出すためでしたー、みたいなもう一つひねりが欲しかった。最後の器も、本物じゃないんだろーと読めちゃった。そこら辺は本家コンフィデンスマンjpはうまくやるのです。比べるのも変だが笑
2021年10月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
前回同様、小気味いいテンポな作品。
今回は古田織部の黒茶碗がポイント。
贋作って、こんな感じで作れるの?
と思わないこともないですが、
茶道具のことを少しでも齧ったことがある人なら
分かるポイントがところどころにちりばめられています。
また、広末涼子さんがいい味を出しています。
魅力的な演技をされています。
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