ドクター・スリープのレビュー・感想・評価
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まあ「良」の作品
主人公の行動から学ぶ事はあったので高評価したい。終わり方もまあそうだよね、といった感じ。洋画の大胆さが昔から好きなので目を背ける様なシーンも無かった。主人公さん、世話になった方に助けを求める時は「何に」を検討しないと、デショ。「アレ」に巻き込むのは無い。でも完全無欠では無いヒーローでは決して無い主人公を描いたのかな、とも思う、完璧な人間なんていないもの。後は、能力がズバ抜けた方々はそれ相応の困難にも遭うのだ、と思った。
原作を読むことをオススメする
シャイニングから数十年。
生き残った少年ダニーも中年になり、かつての父のようにアルコール依存になるも何とか乗り越えることができた。
一方で特別な能力「シャイニング」を持つ少年少女の存在と、それを喰らう者たちの暗躍が人知れずあった。
前作のことは作中でも回想として度々現れるのだけど、本編ではずーっと「あれ?こんな話なん?」って違和感がすごい。
キューブリックによる映画とキングによる原作には結構テーマへの乖離があるので、本作は結構ギリギリではあるけど、最終的には良い所に着地する。
救いがあるかないかで言えば、私は無いと感じた。
この辺は原作を知っていると何となくもう少し精神的な救いがあって欲しかった。
その理不尽さは映画シャイニングっぽい。
やはり、父ジャックの存在をどう扱うかの部分に物足りなさを感じる。
原作の方が好きな私としては映画の続編ではなく、原作の続編の映像化の方が嬉しいと思ったけど、一般受けを考えればいいとこかと。
378位/529中 2022.12.06現在
シャイニングも
それなりには怖いんだけど
個人的には好きではなくて
多分スティーブンキングが
自分にあまり合わない。
なので、今作はシャイニング以上に
合わなかった。
懐かしくて、
おぉーってなるけど
だからって
それが面白さに繋がるわけではない。
ただ出演者達が素晴らしくて
かろうじて寝落ちせずに観られた。
レベッカファーガソン
やはり素敵だなぁ。美しい。
全然存じ上げないけど
カイリーカランって子役の女の子も
とても素晴らしい!
レベッカ・ファーガソン演じる「魔女」がイイ感じ
原作未読です。
シャイニングは、原作も映画もドラマも見てます。
キングの「続編もの」って少ないよな〜とか思いながら見てみる。
「子供の生気を吸い取って生きる魔女集団」というヴィランは、
昔から使われている定番。
しかし現代ではこのヴィランは「ディープステート陰謀論」を想起させる。「ピサゲート事件」とかね。
リベラルなキングとしては、こうしたバカげた保守系の陰謀論を批判する意図もあったのかな?とも思う。
(この陰謀論の「世界観」では、ディープステートが政治経済マスコミを、裏で支配してて、しかも子供を誘拐して生き血を吸って生きてる。それと戦う最後の「光の戦士」がドナルド・トランプなんだって(笑))
主演はユアン・マクレガーだが、それより注目は魔女を演じるレベッカ・ファーガソン。悪役を演じる姿を見るのは初めてだが、なかなか楽しげに演じていてイイ感じ。
勧善懲悪のバトル物
前作を観てても、最初はそれぞれの能力のルールが分からず、「なにこれ」状態が続いてしまいましたが、後半は目が離せなくなりました。
勧善懲悪のバトル物のような展開で、駆け引きや罠の掛け合いを楽しめました。
ホテルの場面では「双子出てこい」「バーテンダー出てこい」と期待してしまう、ホラーとは真逆の気持ちになってましたね。
怖さとスピード感がありますが少しグロいかな
怖いです、少しグロいし、ダメな人はだめかも。
旦那はダメだったそうです。
可哀そうなシーンもあったし。
全体の映像としてはキレイですが、それが余計に怖いというか。
スピード感も怖いです、スクリーンから出てきそうで。
心理的にも絵的にも怖さを求めている人におすすめできるので、そういった意味では☆4です。
2回見たいとは思いません、怖いので。
女子高生が友人たちと大勢で誰かの部屋でポテチ食べながらDVDを昼に見るのであれば、見れそうです。(私は高校時代に友人宅でカップラーメン食べながらホラー映画を見てました。)
夜に一人では見れません、怖いんですよ。
あとラストが好きな終わり方ではありません。
考えたけどやっぱりラストに納得できませんし意味が分かりません。
あのようなラストにすることによって何か訴えることがあったのか?。
話の成り行きなのか?。
その方が怖いから?。
ラストが気に入れば☆4.5かなぁ。
ホラー映画としては合格点ではあります。
名前倒れか…?
シャイニングの40年後。
ということで、見たのは随分前なのでうろ覚え。うろ覚えなくらい、大した内容ではない。
多分、シャイニングのファンは、「あー、このシーン懐かしい」とか、「あー、この場所は…」とかなって、楽しめるんでしょう。
私はシャイニングもいまいち、面白さがわからなかったので、続編もよくわからなかったです(笑)。
借りといてよかった(^_^)
ついでに借りた作品でしたが当たりでした。1作目とは内容が全然違いましたがこれはこれで面白くて、霊能力者達?の戦いという内容、ノンストップで観れました。
ダニーが1作目に出会った相談役のディックや父親との対話シーン、最終バトルのホテル等は1作目観といてよかったな~と思いました。
こんなに面白いなんて
本当に面白い。不可解でまだ全部理解できてないと思うが、一時記録したい。
この映画は全てがあやふやで語ることができ無いと思う。それこそ作者にしかわからないことが多いと思うが、完成度は100%と言えるだろう。
すごい言葉で表現できないが、ダニーと少女の関係がとても好きだ。それでも人が死にすぎておかしいと思うけどね。こんな感じで師匠と弟子みたいなまたもな親友みたいなLoganみたいなきっとレオン見たらハマるだろうなー。
そんななか特に印象的なシーンはやはりホテルのバーでのシーンだろう。もう一回シャイニングを見たくなったりも。また、ダンの能力とかもイマイチ理解ができていない。結局斧で戦ってるしね。
原作読んでみなきゃわからないんかなーいろいろ
続編
シャイニングの続編ということだったが、当時批判ばかりされていた気がするこの映画だが、普通に1本の映画としては可もなく不可もなくと言った感じだった。
ホテル、双子の姉妹、浴室のおばあちゃんなど、シャイニングから無理やり引き継いでいるような登場人物が出てきて面白かった。
だいぶ前に見たものだからあまり覚えてないが、普通にホラー映画って感じだった気がする。
途中までは良かった
前作と言われるシャイニングとは、まったくもって似て非なる話。
途中まではジョジョの奇妙な冒険のようで楽しめたんだけど、両者の能力設定が今ひとつ曖昧で、後半はわけわからなくなった。
評価3.0
ダニーの成長物語。
『シャイニング』の原作も本作の原作も読んではいない。キューブリックの『シャイニング』に驚嘆し支持する者である(原作に忠実だというドラマ版も観たが、クオリティは映画版には遠く及ばないとの印象を持った)。
…という前振りをしておいてから、本作の感想を述べる。本作の内容を端的に表現すれば、「“シャイニング”を食い物にする怪人たちとの闘い」であるが、『シャイニング』の“お化け屋敷”の話と比べれば、本作の筋書きは“スーパーナチュラルな能力合戦”と言って差し支えなく、随分と毛色が違うことは間違いない。が、きちんと前作の世界観を共有しているし、リズム感や空気感は紛れもなくキューブリックの映画版を引き継いでいると言っていい。全体的にテンポもゆっくりで、ディテールを丁寧に描いており大変好感が持てた。ちなみにディレクターズ・カット版は、長くなった分一層キューブリック版のテンポと空気感に肉薄していると言って良い。
役者達の好演も目を引く。抑制を効かせたユアン・マクレガーの演技は重ねた年齢の魅力も上乗せされて上々だし、レベッカ・ファーガソンの不気味さと美しさも素晴らしい。最も特筆すべきは、アブラ役の子役、カイリー・カラン。あどけなさの中にも凛とした強さを感じさせる彼女の存在感は、本作の要石と言って良い。
原作には無いと言われる展望ホテルのクライマックスは、もはや旧作のフラッシュバックのオンパレードであって、あれほどの造形を再現した力量に驚嘆せざるを得ない。何十年も後になって、これほどの続編を観られるとは夢にも思わなかったが、この物語がダニーの成長物語という形できちんと語り尽くされたことに、心底嬉しく思う。よりたっぷりと味わうことができる30分ほど長くなったディレクターズ・カット版を強く推奨します。
お洒落さも負けてない
シャイニングを観て古着・古布にハマってしまいましたが、ドクタースリープもお洒落さで負けていないと思いました。もちろん面白さも。
ユアンマクレガーは皆さんも仰る通り、やっぱり良かったです。間違いない。引き込まれて、応援したい気持ちになっていきますよね。頼りない情けない苦悩する男のイメージから、奮い立って敵に対峙する頼もしい姿まで、全部素晴らしかったです。
貞子vs伽倻子のように、モンスターにモンスターをぶつけていく感じ、好きでした^ ^
期待値が高かっただけに辛口
事前に、シャイニングを鑑賞してから本作を鑑賞。
スタンリーキューブリックによる前作はとにかく映像が素晴らしく綺麗。
細部までこだわり抜いた、映像美。
しかし原作のスティーヴンキングは、シャイニングのストーリーに納得いかず、のちにテレビで作品をリメイク。
さて本作は?
超能力の戦いが怖く人物のキャラクターが立っているものの、何かが物足りなく感じた。
それはシャイニングにおける人物の中にある深い闇のような部分の描写だと思う。
良くも悪くも表現がストレートでわかりやすい反面、2時間半の長尺作品にしては薄っぺらな映画だったと思う。
今回、期待値が高かっただけに辛口。
続編の謳いはオマケ
ふと、振り返ってみると、よく原作の映画を見るのに、たぶんスティーブンキングを一冊も読んだことがない。
ドクタースリープのタイトルの由来(これから死ぬ人がかれをそう呼ぶ)となるシーンに感銘をうけた。恐怖や悲しみをかかえた絶命のまぎわに「眠るだけだよ」と話しかけるダンの能力はまさに医者だと思う。
読んだことがないのでわかったようなことは言えないが、ホラーでさえ、温かい人間味を感じることがキングの映画には、よくある。
ユアンマクレガーが善良に見え、レベッカファーガソンが邪悪に見えた。逆の見え方もできるだろう──と思ったので巧いと思った。
アブラ役の少女の顔立ちが聡明で──にんげんの顔には格がある──とつくづく思わせた。またポリネシア系のビリーからは人の良さが見えた。
わたしはスピリチュアルを信じず、霊感もないが、この世のものではないものが見える人がいるのは知っている。だが、受動として単に見えるだけで、その「もの」に働きかける力を持たない。と思う。
ダンやアブラやローズは、想念が交信ができる。心に入って、人をあやつることもできる。不実体が空を駆けて、捜索もできる。まあ、なんでもできる。
なんでもできるわけだから、スピリチュアルや占術でお金を要求するのはぜんぶ詐欺です。(いうまでもないですが。)
ほんとに見える人は見えることをむしろ悩んでいる──わけです。恐ろしい能力を商売にするわけがありません。
この映画もダニー少年(ダン)の自分が持ってしまった能力にたいする恐怖と悲しみから始まる。酒浸りの日々からなんとかぬけ出して再生するのが前半部だった。
ビリーのおかげで健全になり、悪霊も見なくなっていた矢先、幼少以来ディックの霊があらわれ少女を助けるよう依願される。・・・。
映画はいっけん大人しいが、すさまじい残虐性をもっている。悪霊たちは幼い子が苦痛を感じながら死んでいくときの霊魂(の煙)を糧として生きている。トレンブレイが演じたこともあり惨たらしさが際立っていた。それ(霊煙)を高級なTHERMOSの水筒みたいなのに入れて保管している。善良なビリーもマインドコントロールにやられ、アブラの父親もころされる。心理的なシャイニングとは違い、直截的な暴力によって展開する話になっていた。
仲間や身内の喪失も軽めに扱い、気分を沈滞させない。が、恩人のビリーがやられたのはかえすがえすも痛恨だった。
ただしダンにもアブラにも悪霊をはめる戦略性がある。善側が、弱者的・守備的でないところが、この映画に躍動感をもたらしている。やってやんよ──てな感じの少女アブラはたのもしい。この不実体の(超能力による)闘いはディックみたいな印象があったが、血なまぐさいホラー色は残している点においてやはりキングだった。面白い。しかしかなり長いw。
オーバールックホテルに入ってからのシャイニングをほうふつさせるシーン群については、権威主義の批評家が鼻息を荒くしながら縷説しているパートであろうと思われる。ので、とくに思うところはない。
いみじくもドクタースリープのウィキペディアにこんな記述があった。
『『エンターテイメント・ウィークリー』によるインタビューの中で、キングは『シャイニング』と『ドクター・スリープ』の間の継続性について取り組むために、キング自身の研究者であるロッキー・ウッドを雇ったことを明らかにした。』
(ウィキペディア「ドクター・スリープ」より)
どういうことかと言うと(個人的な想像に過ぎないが)キングがこれを「シャイニングの続編」としたのは、マーケティングのためであっただろう。てこと。
キング自身はシャイニングの続編を書きたかったわけではなく、成長したダニーを主役に据えて新作を書いた。のだった。が、続編と謳ったならば続編でなければならない。
なので「継続性について取り組むため」続いている話になっているか整合を第三者に確認してもらいながら書いた──ということ、だったのだろう。本人はそこ(継続性)に特別の興味を払うことができなかったから人を雇ったのであり、多作多忙なキングならば、じゅうぶんに有り得る。と、わたしは思った。
言いたいのは本作がシャイニングの続編となっているのはセールスポイントのようなものに過ぎない──ということ。庶民にとってそんなどうでもよろしいことに着目・固執しているのは、権威主義の映画評論家だけ──という話です。
前述したように、ホスピスの当直をしている彼が、死に瀕した者に「眠るだけだよ、怖くないよ」と慰めてあげる──それがこの物語ドクタースリープの骨子であって「シャイニングの続編」はオマケだと個人的には思った次第。
名作の続編というプレッシャーから逃げずに立ち向かった製作陣に拍手
オーバールックホテルでの惨劇から40年、成人したダニートランスは発狂した父ジャックトランスと同様にアルコール中毒に悩まされ、最底辺の暮らしを送っていた。
幼い頃に覚醒したシャイニングの力を用いて社会復帰を果たした矢先、ダニーよりも強力なシャイニングの力を持った少女アブラとの出会い、その力を狙い彼らを襲ってきた不死の生命体との戦いに巻き込まれるダニーを描いた、傑作ホラー映画『シャイニング』の続編。
世界最高の変顔おじさん映画『シャイニング』、まさかの続編として話題になった本作。
原作未読の為、忠実さは不明だが、全編通して異色の雰囲気を帯びたまさにホラー映画の金字塔とされている前作と打って変わって、作中で曖昧な表現にされていた超能力「シャイニング」に焦点を当て、その力を生気として取り込もうとする不死の集団とシャイニングの力を駆使して戦うダニーと少女アブラというサイキックバトルアクションムービー的な体裁で続編と謳う割に違いすぎる毛並みに戸惑う作品だった。
相手の意識を乗っ取ったり、意識を別空間に飛ばしたりと前作に見受けられなかったようなシャイニングの新たな力の可能性の数々に何の映画なんだこれはと2時間近くボンヤリと眺めていた末に唐突に上がったオーバールックホテルの悪霊たちを敵のボスのローズにぶつけようというアイデアから始まる水面を舐めるように進んでいくカメラワークでお馴染みの『シャイニング』OPパロに目が覚める笑。
先ほどまで動いていたかのように何の違和感もなく起動するホテルの基幹システム、無人のはずのホテル内に現れた父の顔を持ったバーテンダーなど不気味だらけのオーバールックホテルにてついに対面するダニー、アブラとローズ。
一騎討ちの末、正気を吸い取られ絶体絶命の窮地に陥ったダニーの切り札、封印していたホテルの化け物達が一堂に見え、ローズ、ダニーの生気を吸い尽くそうとする奇跡の化け物オールスターズ大集合の図は微塵の恐怖も感じない大爆笑のハイライトシーンであった笑。
君たちは集まったらあかんて笑。
前述通り原作未読なのでわからないが、前作からのつながりがダニーとオーバールックホテルだけの為、続編と称するには少し無茶ではないかと思う反面、映画作品としては前作があまりにも完成され過ぎていて手を出しづらかったであろう中、ホテルもエレベーターも廊下も237ババアも双子もグレイディも盛会じゃも斧もダニーもウェンディもジャックも既成カットを使わず(使えず?)全て撮り直した度胸と手腕は讃えたい。
あとキューブリック印の白目演出を忘れなかったことも評価したい笑。
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