ドクター・スリープのレビュー・感想・評価
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不死の敵が、面白い様に、普通に、バンバン死ぬ!!
シャイニングと時間を置かず
続けざまに観ました。
続編感はほとんど無かったけど
時間を感じさせず面白かったです。
ただ
前作の霊、出すんなら
もっと似せてよ。
毎回、誰?ってなる。
ダニー、思いのほか、雑魚すぎる。。。
サイキック VS サイキック
「シャイニング」とは大分趣きが違うかなと…。それは恐らく原作を読んでないからなのかな?「シャイニング」は、原作とは違う様なので。
とは言え、私は結構楽しめました!結構好き!
カナリ尺も長いと思うけど、全く感じなかった。
父と同じアルコール依存症に苦しむダニー(ユアン・マクレガー)が、降り立った街で知り合った男の手助けで 徐々に回復していき、ホスピスで働くようになった最中、生まれ持った不思議な力“シャイニング”によって、ある少女のメッセージを受け取る…。
そこには、ダニーが対立することになるグループ「トゥルー・ノット」の存在があって、サイキック VS サイキックの様相を呈する。
“トゥルー・ノット”のリーダー、ロージー(レベッカ・ファーガソン)に命を狙われる少女の確固たる思いに突き動かされるダニーは、やがてあの丘にあるOVERLOOK HOTELへ行き、決着をつける日が……。
多分、前作にあたる「シャイニング」(映画)では、そこまで深く“不思議な力=シャイニング”については語られていない様に思うので、自分的には 完結編?続編?と言えど、全く印象の違うタイプの作品に感じた。
この作品は、不思議な力を吸収して生きながらえるグループとのバトルっていう感じ。
ホテルに宿る怨霊(地縛霊)の恐怖とは全く違うかな。
でも、レベッカ・ファーガソンが演じた、“トゥルー・ノット”のロージーは、背筋が凍りつく程恐ろしい存在には感じなかったけど、あの可愛らしい顔でザクザク刺すギャップがなんとも……。
ただ、トゥルー・ノットのメンバー全員がサイキックパワー持ってる訳じゃなさそう?
なんか、オマケ的で存在感薄かった(笑)。
っていうか…あの子…ジェイコブくんだよね?
あそこのあの大して映らないシーンに居たよね???
前作の雰囲気も残しつつ
原作未読ですが、映画シャイニングが原作に忠実でないという事実だけ知っていたので、今作が前作と雰囲気が違っても仕方がないな~と思いつつ視聴してました。
前半中盤はホラーというより超能力バトル物でした。こういうのは好きでアブラもとても強いので見ててわくわくしました。頭の探り合いなどの映像は見てて面白かったです。ダニーの頭の中もしっかり見たい。でもローズ以外の敵が弱くてちょっとがっかり。
後半は例のホテルに戻りちょっとホラーテイストに。ダニーの過去のトラウマを断ち切る姿がかっこよかった。前作の雰囲気・シーンも残しつつ、いい感じに纏まったかなと感じました。
あとアブラの部屋にRWBYのフィギュアやポスターがあってちょくちょくスポット当たってたのが個人的に印象に残りました…。好きなのでびっくり…。
スタッフや監督が好きなんでしょうか😂
子どもたちの逆襲
恥ずかしながらスティーブン・キングの作品はほとんど読んだことがない完全門外漢、
なのでいくつかの映画からの印象だけですがスティーブン・キングといえば、書けない作家が出てくる、“とにかく子供がひどい目にあう”だったりします
基本的に、年上や大人からの暴力には勝てないし、“シャイニング”のような特別な能力を持っていてもそれを利用されるか食い物にされている
しかし本作は子どもが強い、アブラはローズに深傷を負わせるし、吸血鬼(?)側のアンディもギアス能力でロリコン男性を罰する
特にアンディはこれまで只々大人たちに食い物にされてきたキング世界の子供たちの怨念を集めて作られたような怒りがある、彼女が「男なんて」と言うときは“大人の”男なんてという趣がある、思春期と言えばそれまでよ、彼女は“怒れる15歳”なのだ
決して食い物にされない二人の子供がある意味ではこの映画の主役にも思える
二人の運命を別つのは互いの師であるダニーとローズ、二組の師弟関係の対比も分かりやすくていい
ローズについていってしまったアンディは子供らしい我が儘さや傲慢さを肥大させて、結局はローズの子分として、利用される側になってしまう、
一方両親に愛されて育ったローズは大人への怨みもなく、子供らしい純粋さで才能だけでめちゃ強、という一見ちょっと狡い感じだけれど、ローズに罠を仕掛けたときや雪の迷路では残忍さをみせ、ローズに「こちら側になる要素がある」と言われてしまう、
肝心のダニーはというと過去がトラウマになり人生もどん底、怪しげなヤツらとは関わりたくないご様子、大人になりきれない“第三の子供”だ、
さんざん子供たちのことを書いてきたけれど、ダニーが自分の能力と向き合い、周りの人との交流によって過去と対決する過程は文句無しに立派な主人公、オーバールックで決戦だ!
ダニーは死んだのではない、人間のランクを一つあがったのです、
頑張れマスターダニー、アブラがベーダー卿にならないかはお前にかかっている!
原作を知らないので映画の続編として…
乱暴な言い方をすれば、X-MENのような映画でした。
大なり小なり「シャイニング」という能力を持った人たちが、永遠の命的なものを持った人間たちに生気を吸われ殺され、最も「シャイニング」のパワーのある少女が、ダニー(ユアン・マクレガー)と一緒にやっつけるというもの。
もうちょっと「映画:シャイニング」のオマージュというか、シンメトリーの構図や、目に見えない(映像にしない)不気味さを期待していたのですが、万人にわかりやすく、本作品だけ視ても楽しめるような親切な映画でした。
「死の先」を知るダニーに怖いものはないはずなのに、「飢えてる者」たちにはひどく怯えている。子供のころのトラウマもあるのだろうけど、「死してなお飢えてる者」と「生きていて飢えてる者」。どちらも同じくらい怖いが、ホテルに来なければ憑かれないゴースト(待ち伏せ)より、移動して捕食する(狩り)後者の方が断然タチが悪い。
ヒーロー映画
二度と見たくないトラウマ級の映画
「シャイニング」のはずなのに、
あのホテル、あのホテルの住人たちが出て来て
興奮している私がいました。
ホラー映画と言うよりヒーロー物の色が強く感じ
シャマランの映画みたいだなと思いました。
120分だともっと見やすかったかなと。
スティーブンキングがシャイニングの出来に不満だった
と言うエピソードは知ってたので、
この映画はスティーブンキングがシャイニングの苦い過去、
刺さったトゲを抜くための自分のための映画だったように
思う。
スティーブンキング原作映画で各々傑作はあると思うけど、
スティーブンキングの中では1番評価されてるのは
「シャイニング」と言う思い込みがあるのかもなぁ
なんて思いながらラストを観てました。
敵側のキャラにはそれぞれ能力があって、
壮絶なバトルが始まるぞ!と思っていたら
猟銃でバタバタやられて行くのは、
逆に面白かった。
面白かったけど、思い切ってヒーローアクション物に
シフトしたシャイニング続編も良かったかもしれない。
酷評されそうだけど。
先生
シャイニングの続編。
40年前、狂った父から生きのびたダニー。
人を避けトラウマにより酒に溺れ生きてた。
一方、周囲で児童ばかりを狙う連続殺人が発生し、
不思議な力を持つ少女も現れ…。
少女の能力と正体は?子ども殺人の真相は?
てな感じなストーリー。
間違いなくシャイニングの続きだけど内容は
前作のようなサイコホラーではない。
ホラーを期待したら拍子抜けするかも?
今回は前作であまり描ききれてなかった
『シャイニング』を使った戦い。
銃撃戦も意外。
前作未見でも見れなくはないけど見ないと説明不足の点はある。
心拍音のBGM。
後半のホテルへ向かうシーンは前作同様のアングル。
お馴染みの幽霊達。
そう来たか!という感じだった。
最後は最近の映画の続編でありがちな
世代交代的な展開だった。
個人的には結構楽しめた。
「シャイニング」を分かりやすく“翻訳”してくれる続編
キューブリック監督が手掛けた前作「シャイニング」を最初に観た時は、ふつうに“悪霊”に取りつかれた父親から逃げる妻子の物語だと思ってたんだけど(その後解説などで「超能力もの」だと知った)、本作はそんな誤解をされている前作の物語を「シャイニングはこういう物語ですよ」と、分かりやすく“翻訳”してくれる続編になっている。
そういう意味では、押井守版と神山健治版の「攻殻機動隊」に近いものがあるかも。
良くも悪くもストーリーが分かりにくいキューブリック版をベースに、キングの原作と融合させつつポップなエンタメとして観客に提示してみせたマイク・フラナガンの手腕は素晴らしい。
ただ、ポップで分かりやす過ぎるがゆえに「シャイニング」みたいに公開から数十年語り継がれる作品にはならないだろうけど。
さらば展望ホテル
『シャイニング』の40年後と書かれて後継作品めいてはいるが、明らかに路線を変えた作品。
150分と長尺ではあるが緩やかに且つ丁寧にアブラや“真実の絆”たちの能力を伝えていく。
“真実の絆”たちの存在からどうしても対決ムードになってしまい罠のし掛け合いになってしまうのは仕方ない。
序盤から中盤までのアブラの無双っぷりはともかくとして、主人公ダニーの無力さは悲しい。
老人介護施設で眠らせるような看取りをやっている。
シャイニングの能力が都合よいのは分かるが、ダニーの言うことを信じて協力する人々は皆それに掛かっているのか?そんだけ都合よいなら野球少年の件も家族に伝えてやれば良かったんでは?とか思ったが、この作品最大のツッコミ所はあの展望ホテルを遣うこと…だろう。
この使い方だと邪悪をもって邪悪を制す…よくある人気ホラーキャラクターを歪んだ制裁役として扱う図式と同じようだ。
映画『シャイニング』ファンなら仕事人の仕置きを見るが如く楽しめるのだろうか?
あのホテル再現し当時の演出を織り交ぜ、雪の迷路に迷いこませるのは懐かしい。
あの禍々しいホテルの化け物たちが“真実の絆”たちと同様に人の魂を奪う存在と分かったのは些か寂しい気がした。
“真実の絆”は能力のある人間の生気を吸って長生きするグルメだったが展望ホテルは“雑食”だったようだ。
その展望ホテルも燃えてしまい もはや次回作はないだろうと思う。
アブラのシャイニングは今後も輝き続けてほしい。
シャイニングの続編としては何かがかける
シャイニングの続編ということで、あの館から生還した子供が大きくなった時代という設定でしたが、鑑賞してみて何かがかける作品だと感じました。
子供を殺してそこから魂みたいなものを食べ物にして生き延びているおかしな集団からダニーが少女を救う物語でしたが、その設定にまず違和感を覚えました。
もともとシャイニング自体不気味な雰囲気とその訳の分からない恐怖、ジャックニコルソンの狂気に満ちた演技が魅力だったはずなのに、この映画はその良さを感じませんでした。
あの恐怖の館は物語の本題にはなく、あくまで少女を守る物語であって、守る中であの館に侵入したというのも魅力を下げた要因かなと思いました。
それから少女を追っていた集団のリーダーの死に方もよくわかりませんでした。なぜあの館に死んでいていないはずの人間たちがいてリーダーを食い殺したのか。
せっかく続編を作るのならもっとダニーを主体にした方がよかったのかなと。
少女の方が能力があってダニーが霞んで見えました。
妖怪と戦う活劇になってる
『シャイニング』の後日譚だということになってるけど、実際は妖怪と戦う活劇のようになってて、ホラーでもなんでもなかった。
レベッカ・ファーガソンという女優さんを知ることができたのは収穫でした。
あと子役の少女が上手いですね。
ゆっくりお休み、ドクター・スリープ
今までで一番と言っていいほどのSKB(スティーヴン・キング・ブーム)の中、あの名作の続編が登場。
『シャイニング』ーーー。
ちゃんとキングによる続編小説の映画化で、映画オリジナルではない“正統なる続編”。
期待は自ずと高まる。
いつもながら地方映画館の地元では上映しなかったので、レンタルを待っていた!
自分は『シャイニング』は原作小説は未読で、スタンリー・キューブリック監督による映画版だけ鑑賞。
だからある意味、予想の斜め上を行く驚きの本作。
キューブリック映画版のようなじわじわ精神的に来るホラー…かと思ったら、作風もジャンルも全く別物!
あのホテルでの悪夢のような事件から40年…。
大人になったダニーは未だトラウマを抱え…という話の入りは王道的だが、今回話のメインとなるのは、キューブリック映画版では詳しく描かれなかった不思議な力“シャイニング”。
“シャイニング”で長く生き永らえている邪悪な集団“トゥルー・ノット”。
その集団に狙われる驚異的な“シャイニング”を持つ少女、アブラ。
ひっそりと生きていたダニーは、アブラと出会い、“トゥルー・ノット”と対する…。
キューブリック映画版ではダニー少年とハロランが頭の中で会話する超能力程度だった“シャイニング”だが、本作では、遠く離れた場所から違う場所を見たり、相手に幻覚を見せ罠を仕掛けたり、時には相手を衝撃波の如く吹き飛ばしたり、まるで“超能力者バトルロイヤル”。さらには“トゥルー・ノット”の女ボス、ローズは、“シャイニング”を持った者を拉致しては殺し、その力を吸い取る。
2つの事を思ってしまった。“シャイニング”って、こんなスゲー力なんだ…と、これ、本当に『シャイニング』の続編なの…?
…いや、そうなのである。
映画版はキューブリックが大幅に改変し、キングが批判した事はもはや語らずとも有名。
元々のキング小説は、もっと“シャイニング”について深く描かれ、本作もサイキック要素が濃い作風だと言う。
なので、これが本来の『シャイニング』。そしてその精神をしっかり受け継いだ続編。
それにプラスして、キューブリック映画版も継承している。
まず、ワーナーロゴに、あの音楽。ここだけでニンマリ。
開幕シーンは、あの事件直後のトランス母子。ダニー・ボーイも母ウェンディもハロランも、よくそっくりさんを見付けたなぁ…と、感心。
クライマックスは、待ってました! キューブリック映画版の開幕シーンを彷彿させる空撮、アレンジしたあの音楽、そして閉鎖されたがまだまだ異様さを放つホテルが目を覚ます…。
ホテル内部や迷路…よく再現した!
あの名シーンを彷彿させる壊されたドアからの“覗き”や斧も。
ダニーと言えば、“REDRUM”!
ホテルの“住人たち”もお帰りをお待ちしておりましたの如く、怖迎えてくれる。
極め付けは、バーで再会したのは…! こちらもよく見付けたそっくりさん!…と思ったら、何とあの“『E.T.』ボーイ”!
OPがあの音楽なら、EDもあの音楽。
また、キューブリック映画版では何か悪霊みたいなものが取り憑いているとしか解釈出来なかったが、実際はホテル自体が訪れた者を喰いものにしているという事が分かり、長年のモヤモヤが解消。
オマージュに溢れ、アンサーでもあった。
キング小説版とキューブリック映画版の双方に魅了され、双方の世界観を損なわず纏め上げる。
この難題に、マイク・フラナガン監督は見事やってのけたと思う。
本作の前にもNetflixなどでキング作品の映画化を幾つか手掛けていたらしいが、これからもますます当代きってのキング作品映画化の名手となるだろう。
ユアン・マクレガーは不思議な力の持ち主はお手の物。
レベッカ・ファーガソンがハットが似合うカッコいい美貌と存在感を発揮。でも、彼女率いる“トゥルー・ノット”が脅威的のようで大した事無いような…。
序盤、酒に溺れ、自堕落な姿のダニーにはショック。
あの可愛らしかったダニー・ボーイが…。
父と同じアル中に。ひょっとしたらダニーも、父と同じく狂気に呑み込まれていたかもしれない。
が、同じ力を持つ者や初めてと言っていい理解してくれる生身の友人と出会う。
過去やトラウマと向き合う。
父の前で、酒を断つ。
かつて、ハロランや母が自分を守ってくれたように、今度は自分がアブラを守る…。
働くホスピスで、“シャイニング”で死期間近の人々を慰め、看取る。ある老人に言われる。“ドクター・スリープ”と。
ダニーもまたそう。
トラウマを乗り越え、やっと心から眠れる。
ゆっくりお休み、ドクター・スリープーーー。
本作は高評価を得ながらも、興行的には振るわず。
それも何だか分かる気がする。
キング小説版には忠実かもしれないが、キューブリック映画版のような作風を期待すると…。
でも、作風の好みや賛否両論もまたキング作品らしい。
正直キューブリック映画版の『シャイニング』の方が好きだが、こちらはこちらで、オマージュやキングらしさがあって面白かった。
シャイニングの皮を被った異能力バトル映画
シャイニング要素は、ほとんど冒頭とクライマックスだけ。
途中、これってシャイニングの続編じゃなくてもよかったんじゃね?って思った。
ちなみにおれのシャイニング経験は、レディプレイヤーワンが最初。
あれ見てから、シャイニングを見た口だから、シャイニング自体に思い入れがあるわけではないんだなぁ。
ホラー要素は控えめ。
痛々しいシーンはちらほら。
テンポがいいとは思わなかったけど、決してダレた気もしないのがなんか不思議。
主演のユアンマクレガーといったらオビワンよ。
まあそれはいいか。
シャイニングの影がほとんど出ないままストーリーは進むけど、どうやらクライマックスに持ってくるぞって段々予想がついてくる。
いよいよそんなクライマックスを見ると、あぁファンはこれが見たいんだなって納得した。
おれですら、名作を再び味わえたという感激を味わうほど。
ちなみに、シャイニングのときの映像がちょいちょい出てくるけど、それは全部そっくり撮り直したシーンというのが驚き。
ジャックニコルソンも別人なのよ。
だから、一番面白かったのは映像特典に入ってたシャイニング再現の舞台裏映像。
普段レンタルして本編しか見てない人も、今作に限っては特典みた方がいいよ。
決してつまらないわけではないが、まぁまぁな評価に落ち着きました。
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