ドクター・スリープのレビュー・感想・評価
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監督達よ
当然のことながら「監督」によって作品の色というかイメージが変わるのは当たり前のことで今までにも様々な色を出す監督たちがいましたよね
無声映画の頃で知っているのは喜劇王チャップリン
ジョン・フォードや黒澤明、ルーカスやスピルバーグなんてのは超有名ですがその前の世代
ヒッチコックとかコッポラなどはかなり異色でしょうね
その中でも一際異色なのはやはりキューブリックではないかと思うわけですよ
なぜ、今彼のような芸術的な映画が作られないのか
分かりづらいからなのかそんな人がいないのか流行らないのかさっぱりわかりませんが私的にはそんな映画ももっと見てみたい
それほど好きな監督ではないのですが何故か気がついたら我が家には『博士の以上な愛情』『時計仕掛けのオレンジ』それから『フルメタルジャケット』のDVDが
いつの間にかなんですよホントに
博士の…はこれはピーターセラーズが大好きでかなり前に手に入れたもの
時計仕掛けの…はマルコムマクダウェルの異常さに惹かれて
フルメタル…はベトナム戦争の教科書のようだなと思い購入、後になって気がつくのがキューブリックではないかとまあこんな感じでね
今じゃ『ロリータ』を探してるってんだからかなり重症かも
今の時代のこんな風な「色」の映画を見てみたいものです
でわでわ
これで良いのか。
なんか、これで良いのか。
雪山の呪われたホテルでの前作は閉塞感やらなんやらで恐怖心があおられたが今回はなんだか…銃撃一発で死んじゃうキャラとかどうよ。銀の玉でも聖杯でもなんでもないのに。長尺な上映時間も無駄な展開な気がするなー。
"蛇足のような"映画
スタンリー・キューブリックが撮った、かの有名なホラー作品『シャイニング』の続編と聞いて、期待しない映画ファンはいないでしょう…。
公開当時は、キューブリックが商業主義に走ったなどと言われ、酷評もされました。
しかし、頭の硬い映画ファンでも無ければ、ホラー映画の名作と言って何の差し支えもないのでは…と思います。
で、この新作…
大いにハードルが上がった状態で公開をむかえたわけです(笑)
いったい、何なんですかねぇ…これ…(笑)
妖怪エスパー軍団vsX-MENでも観せられたんでしょうか???(笑)
アイデアは良かったんですが、なんか中途半端やなぁ〜、と…(笑)
もうホラーやなくて、SFやね…
だいたい、まったく怖くないのがいけません…
ちなみに、ロッテントマトの評価は高い…なんでやねん!(笑)
*ラスト、レベッカ・ファーガソンが、例の双子の姉妹やらに襲われるシーンは、なかなか笑えました…千円の価値あり(笑)
*キューブリックは偉大です…(笑)
シャイニングには叶わない
面白かった!
うん、面白かったけど…やっぱりキューブリックのシャイニングには叶わないかな。
この映画は名監督のスタンリー・キューブリックが手掛けた、スティーヴン・キング原作のシャイニングの続編にあたる作品。
今回は前作のジャック・ニコルソンの息子が主人公で、父親くらいの年齢になった現代でのお話。
シャイニングは世界的なホラー映画の傑作と言われながら、原作者のスティーヴン・キングからは嫌われてしまったという複雑な作品でもあります。
嫌われてる理由は主に「主人公のジャックが最初から狂っている」、「シャイニングの能力を使っている部分が少ない」というものです。
そもそも原作のシャイニングは、子供のシャイニングという能力を使ってホテルの悪霊を倒す話だそうですね(この時点で結構違う)。
今回はそんなスティーヴン・キング自身がシャイニングに嫌っている部分を改善された内容になっていたので、キング自身はこの映画を褒めていました。
そして、個人的な続編の感想はと言うと...
面白かったけど、期待してたほどではありませんでした。
理由は、自分がシャイニングが素晴らしいホラー映画だと思っているからです。
スティーヴン・キングさんゴメンなさいm(_ _)m
※今回は好きじゃない所から書きます。
映画シャイニングの素晴らしいところは、あの雪山のホテルという閉鎖空間で起こる緊張感と得体の知れない不気味さです。
それを自分はどうしても期待してしまいました。ただそれは仕方の無いところだとも思えます。
今回はシャイニングの能力対決を描きつつ、キューブリックの演出が冒頭に描かれたので、どうしてもそれを期待をしてしまうじゃないですか!
そして、シャイニングの能力者と能力者を喰らって生きる人間との対決が描かれた結果、ホラー映画として弱くなってしまったのは否めないです。
また、能力者を喰らう集団、特にリーダーの女性が存在感やインパクトがありませんでした。
これも前作のジャック・ニコルソンの凄まじい演技が頭にこびりついているので、それを超えるのは厳しいとは思います。しかし、それでも得体の知れない不気味さは演技などで表現出来たと思います。
それこそターミネーターやジェイソンみたいな不気味さを漂わせておけば結構良かったんじゃないかな?
そして、一番やってほしくなかったのは、音で脅かす「ジャンプ・スケア」です。
キューブリックはそれが全然無かったのが凄く良かったのに結構残念です。
ただ、能力対決自体は結構面白かったです。
主人公のユアン・マクレガーの能力も面白いし、敵のリーダーの女性や黒人の女の子の能力も強くて興味深いです。
ただ能力を駆使するだけではなく、罠を掛けて相手の裏をかく騙し合いの攻防も観れたりして良かったです。
そして、肝心なキューブリック版シャイニングの場面も良かったです。
シャイニングで描かれた場面がこの映画でも出て来ますが、その部分がこの映画で一番怖かったです。
また、主人公の内面が分かりやすく描かれています。シャイニングを観ていた関係か、そこは結構感動出来ました。
今回の映画は続編としてオリジナル要素は面白かったのですが、シャイニングらしさを期待してしまった自分としては怖さが少し足りなかったのでそこそこ楽しめた程度に終わりました。
とりあえず、スタンリー・キューブリックのシャイニングが好きな人はこの映画が好きになれるかは解りません。
ただ、原作のファンであるならばこの映画は楽しめると思います。
キューブリックに敬意を表して☆4
本歌取り という優雅な言葉を思い出した。
本歌の出来の良さが基本にある。その意味で☆4.
懐かしの面々(のそっくりさん)が次々登場。
ダニーのお母さんはちょっとかわゆくなってた。
…
前作のファンで、ユアンマクレガーも好きだが…
前作との繋がりもあまり無いが、ちょくちょく前作を観てないと分からないシーンもあった
シャイニングの監督がキューブリックで主演がジャックニコルソンとくせのある2人で名作と語り続けられてるので描きにくいのは必然かもしれないが、正直にイマイチだった
ただホテルに到着するシーンは、スターウォーズ フォースの覚醒のファルコンのシーンの様に鳥肌がたった
正直に前作を観てないと楽しめないが、前作が素晴らしかっただけに物足りない。
【自らの"シャイニング"と過去の忌まわしい出来事に悩まされ続けたダニー・トランス”少年”の見事な決着の付け方】
ー毒を持って毒を制すー
ローズ(レベッカ・ファーガソン)を首領とする”人の生気”で、永き命を保つ異形の者達とシャイニング能力を有するダニーと若き少女アブラ(カイリー・アラン)とのサイキックな闘いを「シャイニング」のストーリーと絡ませて描き出す。
ローズ達が少年少女達の生気を奪う場面は正直、正視できず。
だがこの映画はホラー要素より、且ての悪夢に囚われ、アルコール依存性になっていたダニーの魂の救済の物語だと私は感じた。
[印象的なシーン]
・生き残ったローズと決着をつけるため、忌まわしき「オーバールックホテル」へ向かうダニーとアブラ。
観ていて、何故に?と一瞬思うが直ぐにダニーの狙いを理解するとともに、数十年前夜中に友人たちと鑑賞した怖すぎる数々の場面がリアルに再現され、感慨に耽る(遠くを見つめる・・・)。
・ダニーが”あの”バーで父ジャックと向き合い、ジャックが”酒は薬だ”と言いながらダニーの前のグラスに「ジャック・ダニエル 黒ラベル」を注ぐシーン。
このシーンで、ダニーは父ジャックの幻と漸く決別をする・・。
・キューブリック作「シャイニング」では曖昧に描かれていたホテルそのものが邪悪な化け物という設定を、今作ではスティーブン・キングの原作に近い形で描いている所。
炎を上げて燃える「オーバールックホテル」の断末魔の姿・・・。
<若きアブラの健気な姿に勇気を貰いつつも、自らの強い意志で、哀しき過去に決着を付ける決意をした男の魂が、”シャイニング”の能力を使い、悪しきモノ達と闘う中で、徐々に浄化されていく過程を描いた見事な物語である。>
キューブリック版ではない続編 良かった。
とても面白い続編でした。
悪党チームが貫禄がないのが残念ですが、娯楽作品としては十分楽しめました。
キューブリック作品の続編をまともに作るとなるとかなり難しいと思うので原作カラーに合わせた続編と言う感じに見えました。
ダニー一家のその後を見れただけでも貴重な経験が出来ました。
監督が苦労してキューブリック版とは違う作風にしたのは正解だと思いました。
でも前作を見てから是非ご覧下さい。
前作に似せた配役も皆さん頑張ってます。
この続編は余計
「シャイニング」の40年後の世界、ダニーもおっさんになってしまったが父親と一緒でアル中になってしまっている。再起を期したところに能力者アブラが現れ、悪の能力者との争いという展開になる。決戦は再び展望ホテルでということになるが、善悪の戦いと言う単純構造となり、キューブリックの描いた恐怖とは違ったものになってしまった。続編を作ったつもりのようだが余計なことはして欲しくなかったという感じだ。ホテルの連中も安直に扱われもう一人の少女とのドラマも期待したがあえなくスルーされてしまった。最近はハリウッドの脚本能力の劣化が感じられ、日本のラノベの方がもう少しマシな話を作れそうだ。
霊能力&霊バトル
40年前「シャイニング」の雪山展望台ホテルにて父親に殺されそうになったダニー。大人になっても何かから逃げる様に孤独に生きてきた。
そんな彼だったが、いつしか安住の地を手にする。
ホッとしたのも束の間、児童を狙った行方不明事件が多発する。特殊な能力を持つ少女アブラとともに事件を追う。
あの可愛かったダニーはいつの間にか霊能力者の様な扱いになり、生気を吸って長生きする悪魔みたいな人(?吸血鬼に近いかな)集団と対峙すると言うオカルト合戦映画になっていたのはビックリしました😵w
私はレベッカたん目的で観に行ったのですが、、、悪役なんですね、、メンインブラックに続いてだったので残念。
映画の観せ方としては悪くない。シャイニングを思い出させる場面や映画らしい所も。
1番気になったのは悪党側が躊躇なくやられるシーンの数々。ここまで悪党側が意のままにならない映画も初めて観た。逆に新鮮かもw
序盤で悪党側に尺を存分に使っているにも関わらずあっけない倒され方が不満とか、「別に展望台ホテルと絡めなくていいんじゃない?」とか、色々愚痴は出そうですがギリ「シャイニングの続編です!」と納得してもらえる範囲ではないでしょうか?
今の御時世にジャンルを合わせたとも思いましたし。
シャイニングが好きだった人、最近の邦画で言うと「来る」の様なオカルトが好きだった人にはオススメです。
あっそうそう、シャイニングを観てないと面白味半減です。懐かしい場面や登場人物が多いから✨
シャイニングを嗜好する者が見て─
4KのBlu-rayを買ってしまったシャイニングのファンからすると、やはり映像のクオリティは望めなかったなぁとは思ったものの、ストーリーや展開はかなり面白かったし、前作の続きとしても十分にいやそれ以上に楽しめた。
実を言うと、シャイニングをあらためて見直したとき、話はそれほど面白くはなかったんだなーなどと感じていたわけで、それ故になおさら、この続編が面白いと感じたのかもしれない。
でも、後半の原点回帰的な展開になると、やっぱ面白さが半減・・・。まぁ内容的な連なりはあれど、その意図するところは全く違うという認識で、自分なりに納得したところ。
キューブリックが選択した音楽を巧みに利用していたところも、何気に引き込まれた要素だった。
シャイニングを見ていなくても、面白い作品だと思います。
前作にドップリ浸かる事なく面白い
前作とは怖さの質が違う!
原作が2作品ともに
「スティーブン・キング」って・凄い!
カイヤ似の魔女?も魅力的で
前作の名シーンも描かれている!
最後の呪われたホテルでの闘いに
ジャック・ニコルソンが出てきたら
凄みが増して、全部持っていかれそう?
見終わって思うに
「スタンリーキューブリック」は凄いね!
シャイニングの続編と聞いて
シャイニングの続編と聞いて、ホラー苦手な私がユアンマグレガー主演と聞いて、それだけで観たいと思った作品でした(笑)ホラー苦手な私でも充分観れる作品に仕上がっていましたが…なんだろう…シャイニングの続編として見ると物足りなさを感じてしまう、そんな仕上がりの作品でした。後半にストーリーが進むにつれてシャイニング感は出ているものの…無理やり出した感が否めない作品になっていて、もう少し怖いと思っていたので、拍子抜けしてしまった映画でした。
戸惑った
試写会を拝見しました。
原作版と、キューブリックの映画版と、どっちの続編なの?と疑問に思いながら行ったのですが、答えはご自身の目でご確認を!
私はこの作品、大好きになったのですが。
途中で「うわーーーー」って叫びたくなりました。
ダニーの過去、全部「お客さん、ご存知ですよね?」で物語がスタートしてたよー!
かなり「わかんないよ、これー」と戸惑いました。
原作小説と前作映画の『シャイニング』両方と、続編原作『ドクター・スリープ』の全部を把握してないと、全くわかんないと思うよ、これ。
ただ、私がそうなんだけど、以前ビデオやテレビ放送で観たけど細かいとこは忘れてて、でもオマージュした作品(『レディ・プレイヤーワン』とか)含めて有名なシーンは断片的に覚えていて。さらに、そんな状態でも、わりとSFとホラーの作品に慣れていて、頭の中で作中説明されてない設定を、観ながら必死で組み立てて類推する能力を鍛えているタイプなら、「わかったような気がする」くらいまでいけると思う。
しかも、ホラーではなく、完全に「超能力戦争」映画になっちゃっていて。
猛烈なスティーブン・キングファンには、めちゃくちゃ嬉しい作りの映画だけど(多分キング自身も嬉しかったはず)、一般客は厳しいのでは?
タイトルも全然シャイニングっぽくないし。
興行的にめっちゃ不安だな、と(まぁ私は配給会社の人じゃないからいいけど)。
そもそも、キューブリックの『シャイニング』自体、カルト的で長期の人気であって、劇場公開時もさほど成績が良かったわけじゃなかったはずだしな、と思ってしまいました。
観に行くなら、早めがよいかと。
特に、ホテルの再現度がめちゃくちゃ高いので、それを観に行くだけでも、旧作ファンは行く価値ありです!
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