ドクター・スリープのレビュー・感想・評価
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みんな集まれペンギン村に
1990年、冬のある日、私は銀座にいた。
勿論映画を観る為である。今と違いなんの映画を観るとかの目的意識はない。近場にシネコンなどない時代である。映画を観たい時はまず銀座に行って、たまたま時間が合う映画を観る。
まあ、そんな感じである。
有楽町マリオンの看板を見ると、キネマ旬報の
表彰式の告知が目に入った。招待状は要らなく特別上映で「となりのトトロ」と言うアニメを上映するらしい、目的意識のない私は入場しました。トトロにはぶっとんた!当時はアニメ嫌いだったが大好きになった。
さて表彰式である。監督賞の発表。「フルメタル・ジャケット」のキューブリックだった。監督は来場出来ないので、代わりに配給会社の宣伝部の方が登壇して。キューブリックの話をした。
異常に細かく、例えば日本の新聞の広告まで注文をつけるらしい、宣伝部の方の気持ちが伝わった。
めんどくさい奴だな!
この映画だが字幕は当初、戸田奈津子さん(以下愛情を込めてなっちと呼ぶ)が担当したが、キューブリックが気に入らず原田眞人に変更になった。意訳が多くスラングがちゃんと翻訳されてないのが原因だった。
やっぱりめんどうくさい奴だな!
当時、字幕の女王と呼ばれていた、なっちは
「いや、映画字幕は文字数の制限があるので
そう言われても困る」と悔しさを滲ませた。
私はなっちの大ファンだったし、著作も読んでいたのでなっちに深く同情した。当時は・・・
当時と言ったわけがある。
今なっちは【意訳、誤訳の女王】と呼ばれている。
「ロード オブ ザ リング」の時はトンチンカンな字幕で大炎上。
My Lodeを我が殿って?じゃあジョージ ハリソンのMy Sweet Lode は我が甘き殿?
語尾もなっち節、炸裂!
で、LOTR2の時は署名まで!大炎上!
燃えろ いい女 燃えろ なつこー か?
話はさらに飛ぶ。2002年に「The Ring」を劇場に観に行った時の事である。ご存知、和製ホラーのヒット作のアメリカリメイク版である。
字幕はなっちである。
途中のダイアローグのシーンで、「彼女は66回中絶した」と、いうセリフがあった。
えっ?!待って!待って! 66回ってなに?
それに、何年かかるの?1年に3回としても22
年だよな。身体はどうなるの?
それに中絶って、命を屠る事。色々な事情があったとしても、モラルがないと思う。
怪異の類いなの?なにかの伏線?
そんな事をずっと考えていたら映画終了。
話は全く頭に入ってこなかった。
その後、驚愕の事実が発覚した。なんと・・・
66回の中絶では無く、66【年】に中絶したの誤訳だった!
何やってんのなっち!酒でも飲んで翻訳してんのか!なつこの酒
ソフト化の時直したって遅いんだよ。漢字一文字の誤訳って言っても致命的!なっちにもし会ったら絶対に一言いってやる。
馬鹿な翻訳者だがそれでもお前を愛そう・・・
白ヒゲか!!
しかし私は本当に・・・
めんどうくさい奴だな!
(関係者の皆様、なっちファンの皆様、ごめんなさい)
あとな松浦美奈!お前にも言いたい事がある!
イーストウッド監督の「アメリカン スナイパー」だ。
こういう会話がある。
「奴は姿を見せないで狙撃する」
「カイザー ソゼかよ!」
いい脚本である。しかし美奈はこう訳した。
「奴は姿を見せないで狙撃する」
「《見えない狙撃手か》」
こらー美奈!台無しだよ!
カイザーソゼくらい知ってるよ!カイザーがドイツ語で皇帝、ソゼがトルコ語でおしゃべりなのも知ってるよ!直訳でおしゃべり皇帝なのも知ってるよ!おしゃべりは英語では・・・
やめておく。ネタバレだからな。でも良く考えたら私が、おしゃべりクソ野朗だった。
こんだけ書いて言ってる事は、字幕にまつわる
エトセトラだけじゃねえか。
さてあいも変わらず、長いまくらが終わりました。ありがとうございます。この先は読まないでもいいです。
張り切っていこう。
蟹食べ行こう。
ドクタースリープです。アポロキャップ、丸めがねで走り回っています。んちゃ。
こらーそれはドクタースランプだよ!
キューブリックの前作、「シャイニング」は雪に囲まれたホテルで、狂っていくニコルソンという感じでしたが、今回の主役ユアン マクレガー演じるダンは狂いません。常に冷静です。
ホラー要素を期待すると肩透かしを食うでしょう。超能力者対悪夢軍団と言う感じでしょうか。
悪役のレベッカ・ファーガソンは魅力的です。
アイコンは帽子ですが、アポロキャップでは有りません。雪に囲まれたホテル、展望ホテル。
なかなか出て来ませんが、そこからは楽しい展開です。
みんな集まれペンギン村へ・・・という感じでしょうか。
本文中、酷い事を言ってごめんなさい。
あと、こんな長文を読んで頂いてありがとうございました。
ばいちゃ!
シャイニングは観てから行くのがおすすめです。
続編・・・なんでしょうね?
「シャイニング」の40年後
1980年スティーブン・キングの小説を描いたホラー映画「シャイニング」の40年後を描いた続編。
児童ばかりを狙った不可解な連続失踪殺人事件が発生する。事件の真相と犯人を成敗するために、主人公ダニーと不思議な力をもった謎の少女アブラで力を合わせ事件の謎を追う。そして、たどりついた先は、40年前の惨劇が起きたあの呪われたホテルだった。
スティーヴン・キングの小説は妄想シーンが多い。途中で何の話だっけ?と内容が分からなくなる。ホラーだが、恐いと言うか、グロイし、気持ち悪い。
ただこの「ドクタースリープ」は、続編を書かないスティーヴン・キングがあえてシャイニングの続編に挑んだだけあり、怖い、グロイ、気持ち悪いと三拍子揃ってストーリーも突っ込みどころはあるけれど、上手く纏まっていた。
スティーヴン・キングが好きになった映画「スタンドバイミー」も、小説では登場人物の妄想が多く読みにくかったが、映画では上手くカットされていてとても良い作品だった。
シャイニングのあらすじを、おさらいすれば尚恐怖感を楽しめる作品。
再びオーバールックホテルへ
ドクタースリープをシネマサンシャインで鑑賞。前作シャイニングを始めキューブリック作品は数多く見てきました。しかしキューブリック作品は単体での完成度が高く、本作も蛇足感の強いものになっていないか心配していました。
いざ見てみると、単体の映画として十分面白く。続編兼オマージュとして素晴らしい出来でした。キューブリック愛に溢れていて、後半からグイグイ引き込まれて終始ニヤニヤしながら見てしまいました。この時代に展望ホテルを新たな切り口で見れたのが嬉しいです。
シャイニングの"再現度"という点でも素晴らしかった。レディプレイヤー1でも展望ホテルのシーンがありましたが、本作のそれの方が再現度は上。特にバスタブの老婆はオリジナルに劣らぬ不気味さでした。
あと忘れちゃいけないのが、能力者同士のサイキックアクション、この駆け引きも熱くてスキャナーズを思い出すものがあった。シャイニングを踏襲しつつ、今の目で見ても全く見劣りしないアクションに仕上がっています。
心配していたダニーの配役ですが、見ているうちにユアン・マクレガーがダニーに見えてくるし、新キャラを演じたレベッカ・ファーガソンも妖艶で堪らなく魅力的でした。幼少期のダニーは流石にオリジナルの可愛らしさには劣りますけどね。
全体的に構成が上手く、言うならばローグワンに近い構成です。
新キャラ・ストーリーで導入。じわじわ前作の要素を出し期待感を煽り、クライマックスでホテルが出た時には問答無用でテンションが上がってしまう。
もはやこれは反射に近いですね。
ストーリーも全く破綻していないのは見事でした。
シャイニングの追体験映画としても、単体の映画としても良作な1本でした。
看板外して観賞すれば。
「『シャイニング』の40年後▪▪▪」の看板外して鑑賞すれば、1本の作品として成立しているようにも思える。
ただし▪▪▪
「う~~ん。」
「懐かしい▪▪▪」
「『スペース▪バンパイア』が相手だったのか。」
個人的にはこうなってしまった。(笑)
映画版『シャイニング』って、大まかな流れ位しか覚えていないけと、ホテルの怨霊だか何かの影響によって、気が狂ったオヤジが暴れる話だったようなイメージがある。
こんなイメージを持った状態でこの作品を鑑賞しても、問題のホテルが登場しようが、懐かしい面々が登場及び演出があっても、コジツケにしか見えず、「こんな話だったの?」となってしまった。
まぁ、『シャイニング』見直した直後にでも鑑賞すれば、印象も変わるんだろうけど。
キング様がご立腹された小説と映画版って、どの位掛け離れているのかは知りません。
ベストセラーだろうが映画しか見ない人間からしたら、一番困るような作品でした。
☆☆☆★★★(キューブリック版を観ているからこそ大甘で💧) 未だに...
☆☆☆★★★(キューブリック版を観ているからこそ大甘で💧)
未だにキューブリック版『シャイニング』は、傑作か!駄作か!の論争がかまびかしい。
とは言え、ワンショットに100テイク以上を費やす等、神懸かった演出の冴えを見せたキューブリック版。それまでの映画の歴史に於いて、【ホラー】と呼ばれた映画は在るには在ったが。このキューブリック版を持って、(近代的な)【ホラー】映画の始まりと分類する人も居る程のインパクト溢れる作品だった。
一方で、原作者のキングは激怒する。自分の作品を勝手な解釈で〝別物〟にしてしまったキューブリックに対して。
その怒りから自らが監督をし、自分の理想とする『シャイニング』を撮るが…。
キングからしてみたら、何が何でも《おとしまえ》をつけにゃ〜気が済まん!…の想いなのだろう。「だったらその後の話を書いてやる!」…とばかりに。
原作未読。前作は映画公開時に、鑑賞後に読了済み。(細かな部分は最早忘却の彼方)
前作のキューブリック版『シャイニング』には。アメリカ公開版と日本公開版には明確な違いがある。公開当時、(おそらくは)ワーナー・ブラザースの判断で、1日の上映回数を増やす為に。20分以上カットされた版をインターナショナル版として公開された。
当時は、テリー・ギリアムの『バンデットQ』 が。日本の配給会社の一存で、やはり大幅にカットされたり。フィリップ・カウスマンの名作『ライトスタッフ』も、上映回数を1回増やす為に大幅にカットされて公開されていた。
そんな『シャイニング』のインターナショナル版には。(確か)母親役のシュリー・デュバルが、バージニアスリムを丸々吸う場面が抜けている(筈である)
今、手元には全米版。インターナショナル版。共に無いので確認が出来ないのだけど、↓ 以後は、インターナショナル版にバージニアスリムを吸う場面が無いものとして書きます。
もしもインターナショナル版にも存在していたら(^^; 以後の書き込みはお笑いになっちゃうんですが…。
キューブリック版『シャイニング』を観た人の多くが。父親役のジャック・ニコルソンのオーバーアクトを指摘する。曰く「最初から狂っている!」…と。
『シャイニング』に於ける全米公開版に在るバージニアスリムを吸う場面。
そのバージニアスリムを吸う場面の無いインターナショナル版。
それによってまるで違う映画になってしまってはいないのか?
子育てに疲れた母親がダニーに対して暴力的になる一歩手前で思い留まりつつも、父親のアルコール中毒をヒステリックに注意し過ぎるのを。ジャック・ニコルソンが、終盤に於けるバーテンダーとの【粛清】談義の会話で非難する場面がある。
たった1度だけの酒によるダニーに対しての暴力を…と。
この【粛清】談義から、一気にタガが外れてしまったニコルソンは。封印していた禁酒を辞め、【粛清】を祝う乾杯によって。ホテルに巣食う《亡霊》の餌食となり。ニコルソンは大暴走し始める。
…実は、ここまでは子育てに疲れ果てた母親の妄想がジワジワと爆発して行く様子を描いていた…とも言える。それを想起させる場面が、全米版に在るバージニアスリムを吸う場面と言われている。
バージニアスリムを吸いながら場面はオーバーラップし、山奥のホテルに家族が車で向かうヘリコプターからの神ショットに繋がり。見た目によっては、母親の妄想の爆発の始まりとも捉えなくもない。だからこそニコルソンは分かりやすい位に狂っているのだ…とも。
ダニーに対する暴力は、母親の方こそ問題があったのではないか?との深読みも含め。たったワンカットのバージニアスリムを吸う場面の在る無しで、別な作品となってしまう。
…だが!
そんなキューブリック版だが。【粛清】談義の場面辺りからの、ニコルソンの嬉々とした演技面を観るにつけ。映画の方向性は、確かにあらぬ方向に行ってしまってもいて。そんな面での決定的と言えるのが、ラストシーンでの謎の写真。
この謎に満ちたラストシーンを観ると。結局、キューブリックは何をしたかったのか?キューブリック亡き今、それは永遠の謎のまま時は過ぎていった。
そこへ突然、「俺の元へ返して貰う!」とばかりに、キングが仕掛ける続編。
観る前に。全く関係ないネットの書き込みから、いきなりネタバレ地雷を踏んでしまい。テンションは上がらずの鑑賞だった。
前作の記憶が鮮明だっただけに、超能力合戦の応酬を面白くは観ていたものの。とかく超能力だけに、〝何でもあり〟的な展開にも中々テンションが上がらず…。
しかし…。
遂にやって来た【粛清】談義の場面の再来。しかもバーテンダーは…。
父親は《亡霊》達の誘惑に負けてしまったが。大人になったダニーも果たして負けてしまうのか?
個人的には、この地味な場面が1番の見どころだったのかも知れない。
この場面のバーテンが…。無い物ねだりと思いつつも、あの人だったならば…と思いつつ。
まあ。それはそれとして、この続編って!
そこはかとなく匂って来るのが…。
何だかやってる事は『バ◯リアン』じゃね?(=´∀`)
2019年12月5日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン6
シャイニングかどうかは置いといて…
序盤は良かったけど…終盤になるにつれ、『シャイニング』のパロディ?という印象
『シャイニング』はキューブリックの映画のみで、ドラマ版・原作は未見。
『ドクター・スリープ』の原作も未見。
よって的外れな感想かもしれませんが、何卒ご容赦ください。
映画版『シャイニング』は原作を大幅改編しており、原作者が嫌っていることは有名です。
後に原作に忠実なドラマ版を作ったとか・・・(見てないけど)
しかしながら、多くの人にとって『シャイニング』とは映画版ではないでしょうか?
叩き割られたドアの隙間から覗き込むジャック・ニコルソンのインパクトは抜群でしたね。
それ以外にも血の洪水やステディ・カムで追いかけていくシーンなど、映像への拘りが素晴らしく、40年前の作品と思えないセンスの良さです。
本作にもそれらのシーンが取り入れられているのですが、何故かパロディ感が否めません…
フィルムとの質感の違いでしょうか?でもレディ・プレイヤー1のシャイニングのシーンでは
そんなに違和感感じなかったのに…
原因を思うに、『ドクター・スリープ』の映画を見る分には、わざわざ展望ホテルに
ローズ・ザ・ハットを誘い込む必然性が全く感じられず、無理やり『シャイニング』のキービジュアルを再現しました!
…という印象から逃れられなかったから、パロディ感を強く感じてしまったのだと思います。
(『ドクター・スリープ』の原作でも展望ホテルに行くんですかね?…『シャイニング』の原作では、展望ホテルは木っ端微塵になると聞いてますが…)
序盤、ローズ・ザ・ハット率いる真結族の邪悪性がこれでもか!と描写され「おっそろしいなぁ…」と思っていたのに、首領のローズ・ザ・ハットは能力勝負で小娘アブラに圧倒されてるし、怪人軍団は「昔、趣味で狩猟やってました」というおっさんと、「昔、ホテルで父親に殺されそうになりました。特殊な能力も持ってます」という元アル中のおっさん、二人の素人に簡単に全滅させられるし…(一矢報いたけど) 真結族、滅茶苦茶弱い…。副幹部ぽい奴は交通事故で死ぬし…。
こんなこけおどし軍団を倒すのに、ホテルの悪霊の力を借りる必然性が『全く』感じられません!わざわざクライマックスを展望ホテルにしたのは『シャイニング』のオマージュがやりたかったから?…としか思えないんです。その結果、オマージュというよりパロディに感じるという悲劇が…
もしかしたら原作でも展望ホテルに行くのかも知れませんが、多分その場合、ホテルに行かないといけない理由があると思うんです。少なくとも映画を見る限りでは、それが全く感じられず、強い違和感だけが残ってしまいました。
コレは・・・・・・・・・
ホラーの金字塔「シャイニング」の続編!
ユアン・マクレガーにレベッカ・ファーガソン!
期待値高しでの参観!!
だったはず・・が・・
ストーリー半ばの少年(天才子役ジェーコブ・トレンブレー君)を殺めるシーンで全ての期待が崩壊・・
ストーリーの流れ的に必要だったのかもしれませんが・・
私にはただ、ただ不快感しか残りませんでした・・
あのシーンさえ無ければもっともっと楽しめたと思うと残念です・・
シャイニングの続編こう来たか。
リメイク映像込みの150分は見応えあり!
ジャックニコルソンのあの狂気な親父のニヤリのポスターで有名なシャイニングの40年後の続編
前作の内容を盛り込みながらの『150分』を楽しみたいならスティーヴン・キングを意識しない方がいいのかも!?
序盤は、大人になったダニーが、トラウマに葛藤するストーリーから、幼児誘拐事件を巻き起こす不老不死なカルト集団現る。
そこに超シャイニングな能力を持つ少女が現れて、終盤遂にあのホテルへ!!
ホテルのユニットバスのカーテン開けるの怖いやんと思うほど、あの老婆は不気味((((;゚Д゚)))))))
私的には、展開含め面白かったです。
ストーリーが面白い。但し、シャイニングの時の怖さは大幅減。
シャイニングという能力にフォーカスして、練り込まれた物語がとにかく面白い。キーワードは、超能力+吸血鬼+幽霊屋敷。そして、プラス、キューブリック。この作品は、キューブリックシャイニングの続編となっています。映画シャイニングの偉大さを感じながら、キングの作家としての力、そして、両者をリスペクトする監督の熱意が生み出した良作である。
40年後の"続編という名の完結編⁈"
ホラー映画の枠を超えた存在のキューブリックの「シャイニング」はオープニングのコロラド山間部を走る車の空撮。ホテル内のやけに清潔感のあるシンメトリーを基本としたキレイな映像。(双子の子供まで出す始末)ステディカムという新しいカメラで撮られた三輪を漕ぐダニーと迷路の追っかけっこ。静かだが不気味な低音の音楽。これらが絶妙なバランスで緊張感を醸し出すという傑作だった。(ニコルソンとオリーブという斜め上を行くキャスティングも凄かった)
原作未読の為、急遽ネットであらすじだけを確認して臨んだ2時間半。あ〜、この監督はキューブリックとキングの狭間で苦労したんだなぁ、が第一印象だ。
はっきり言って前作には遠く及ばないが駄作でもない。同じホラー映画だが精神的に来るものと視覚的に来るもの。「2001年宇宙の旅」と「エイリアン」くらい違う。
しかし、二つの「シャイニング」として完結させているところは評価したい。
全307件中、181~200件目を表示