ボーダー 二つの世界

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劇場公開日:

ボーダー 二つの世界

解説

「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイビデ・リンドクビストが自身の原作をもとに共同脚本を手がけ、第71回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを受賞した北欧ミステリー。醜い容姿のせいで孤独と疎外感を抱える税関職員ティーナには、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分けるという特殊能力があった。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ボーレと出会う。ボーレに対し本能的に何かを感じたティーナは彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にボーレに惹かれていくティーナだったが、ボーレにはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった。

2018年製作/110分/R18+/スウェーデン・デンマーク合作
原題または英題:Grans
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2019年10月11日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第91回 アカデミー賞(2019年)

ノミネート

メイクアップ&ヘアスタイリング賞  

第71回 カンヌ国際映画祭(2018年)

受賞

ある視点部門
ある視点部門 最優秀作品賞 アリ・アッバシ

出品

ある視点部門
出品作品 アリ・アッバシ
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映画レビュー

3.5私は心の匂いを嗅ぎ分ける!

2024年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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だいふく

3.5なかなか

2023年12月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

難しい

面白かったです。
特殊メイクみたいですけど、
そう見えないところが凄い。
よくわからないこともあったので、
ネットであらすじを見て
なるほどと。

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共感した! 9件)
seiyo

4.0ティーナは最後、どうしたんでしょうか

2023年11月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

北欧の国境フェリー税関職員として勤務するティーナは、生まれつき

【嗅覚で、人の犯罪。それによる罪悪感や羞恥心を嗅ぎ分ける】

特殊能力を持っていました。ティーナが嗅ぎ分けた人たちは、

違法麻薬や違法ポルノを所持しており、犯罪者の検挙率が高いため、職場での評価も高いものでした。

しかしティーナは、自分の特殊能力や見た目によるコンプレックス、犬に懐かれないばかりかいつも

吠えられることに、心からリラックスできない毎日を過ごしていました。

そんなある日。ティーナの前に1人の人があらわれて、この出会いからティーナの毎日が変わり始めます。

-----------

〜この映画の好きな点〜

◾️人ならざる何かの存在の肯定。この点、好きです、北欧のそういうお話(も)好きです。

◾️ティーナがヴォーレを見るときの目の温度や湿度。

2度目の再会後、ヴォーレの体の特異性を知っちゃうシーン。

ヴォーレのいる宿の近くまで匂いをたよりに会いに行っちゃうシーン。

ヴォーレがお鍋を借りに来たシーン。

この三シーンのときのティーナの目が色っぽい。(なんかいい、素敵)

◾️ティーナがやっと心身を許せる相手に巡り会えたこと。肩の荷がおり、ようやく安心できた瞬間の姿がよかったです。

-----------

ラスト、大切な宝物を抱き抱えたティーナは、どうするのでしょうか。

彼の国へ行って、自分の仲間を探すのでしょうか?

それとも胸に抱えた宝物とともに、その場に残って生きていくのでしょうか?

気になるラストでした。。

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tabotyoko

3.5奇抜さのわりに突き抜け感がない

2023年11月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

独特な世界観と設定で比喩的にマイノリティを中心にそこから派生するコミュニケーションなどを描いたアリ・アッバシ監督。
似ているものに惹かれていく感情。その対極にある違うものを拒絶する感情。行き着く先は自分と違うものを排除しようとする強い負の感情。

少し前にアリ・アッバシ監督の「マザーズ」を観た。公開は「マザーズ」が後だが作られたのは「マザーズ」が先。
これと本作を観るに子どもに対して何か訴えたいことがあるように思う。
子どもは未来を象徴する存在だ。人間にとって社会にとって子どもなくして未来はない。
つまり子どもにこだわるアッバシ監督は未来に憂いを感じ警鐘を鳴らそうとしているのかもしれない。
もしくはただ怖い感じにしたいだけかもしれないけれど。

それなりに面白く観た。いわゆるストーリーが分からないこともない。
しかし、楽しさを追求しただけの単純な娯楽作ではないだろう本作に、もし何か伝えたいメッセージが存在しているのであれば、イマイチ見えてこないのはちょっと残念だ。
映画なので頭で分からなくとも感じることができればいい。その感覚の部分でも刺さって来ない。

全く違うストーリーだが似たような内容の「心と体と」という映画が頭をよぎった。ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したハンガリー映画だ。これはいい作品だった。
「心と体と」と比べてしまうと「子ども」という余計に思える要素の分だけ見えてくるものを感じない。

答えを教えてほしいわけではないが、観ている最中に感じる興味が興味のまま最後までいってしまう起伏のなさ。つまりちょっと淡々としている。
物語の起伏というよりはキャラクターのエモーションによる起伏がない。
この辺はヨルゴス・ランティモス監督なんかに似てる感じがする。作品のテンションが低いんだな。それが悪いことはないけれど、観る側の嗜好に左右されやすい。

そんなわけで、個人的には星4つは無理かなくらい。
刺さる人には刺さる、好みの分かれる作品に思えた。

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つとみ

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