町田くんの世界のレビュー・感想・評価
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まあまあ面白かった。
町田君役の新人君なかなか面白いです。
でも、結構なおっさんやもおばさんが、高校生役は少し痛かったような・・・・。
町田君と関わっているうちに、皆が段々と町田君化していくのも良い感じでしたが、これはコメディーとして観るべきなのだろう、きっと・・・。
最後の風船で飛ぶシーンは高所恐怖症の私には、たまらなく怖かったです。(笑)
漫画から飛び出すってまさにこのこと
予告を見たときから思ってた
漫画の町田くんがそのままでてきたってね
最近人気の女優や俳優を主演に使わないできちんと色々したなっていうのがすごい良きポイント。そして有名な方々を主人公ではなく友達として出したりしてるのがすごい良いよね
しかもそれをこなせちゃう方々さすがです。
話の内容としては心がきれいになる映画です
すごい大きな波があるわけじゃないけれども、今を一生懸命生きてる町田くんに訪れた経験のないことを乗り越えていく。
素直に頑張れって応援したくなっちゃうくらい心があらわれる映画でした。
じゃあなんで3なのか
これは映画館じゃなくても?って思っちゃった。
天網恢恢
初心でぎこちなく不器用な少年と少女の青春恋愛ファンタジードラマであって、決して際立って端正な主人公同士の整然としたラブストーリーではありません。
片や純真にして素朴で、何より純粋に周囲に利他を実践する不得要領な少年・町田くん、片や真の己を韜晦し、心が屈折して拗強な少女・猪原さん。まるで接点がないはずの二人が、歯痒くも焦れったいすれ違いを繰り返して収まる様を、実に巧妙に綴り上げています。
最も特徴的なのは、作品の中で演出の立ち位置が明らかに変わっていくことです。
前半導入部は町田くん視点、中盤は猪原さん視点、佳境に入る後半は、主役二人に絡んでいく諸々の登場人物其々の視点で目まぐるしく展開し、それら全てが一点に収束して熱気が最高潮に達しラストを迎えます。この構成は絶妙です。
もう一つの特徴は、最近の青春映画では珍しく寄せの画があまり無く、殆ど引きの画で且つトラッキングやパンの長回しが多く、そのために淡々とストーリーが進行する印象となって、緊張を強いられることは全くなく、観衆は客観的な視点で寛りとドラマの推移を観つめられたことです。
周りの難儀する人に只管善行を施す町田くん、その世界観は崇高ですが、本作では町田くんを決して神格化せず、あくまで市井の一人の高校生として見つめています。そのカメラの目は玲瓏でありながら仄暖かく、観衆も、聖人君子に看做しかねない町田くんを過度に絶賛することにもならず、カメラ同様にやや距離を置いて仄々と観ていたと思います。
新人男女の主人公二人に比して豪華過ぎる脇役陣の配役は、つい作品の焦点を茫漠とさせてしまいがちですが、作品としての構造は堅固に築かれています。
「情けは人の為ならず」、そして「天網恢恢疎にして漏らさず」。二人の間の込み入った入り繰りと押し引きのもどかしさや、一人の女生徒を狂言回しの語り部にするといった凝った構成も、ラストから振り返ると、これこそ本作のテーマではないかと思っています。
多分本作は現代のメルヘンを目指したのでしょう。やや美しすぎる嫌いもする観賞後感とも符合します。
尚、蛇足ながら、本作で非常に耳に障ったのが「ごめん」という台詞の、いわば間投詞のような使い方での多用です。最近の現代劇映画の殆ど全てに共通する特徴のように感じます。
対人関係に極度に敏感な現代若者気質を捉えているのかもしれませんが、ガラスのような壊れやすい繊細な神経を感じる一方、柔弱な線の細さを感じざるを得ません。その実相は、町田くんといえども不安と猜疑心の裏返しではないかと、ふと邪推してしまったしだいです。
『自分にだけ、優しくして!』名場面
原作漫画は未読も、少女漫画で受賞作が、原作と聞き、鑑賞。
『自分にだけ、優しくして!』シーン、名場面、泣けました。
50歳代男です。ヤキモチ、嫉妬、エゴ、恋の話を通じて、人間の様々な感情が。
漫画チック過ぎて、感情移入できない
石井裕也監督の新作ということで、それなりに面白いだろうと期待して観たが...
町田くんが文字通り「漫画チック」で、ラストの風船のシークエンスを含めて、本当に真面目に撮ったの?と思ってしまう。持ち込み企画を引き受けたのかな。
高校生とは思えない有名俳優陣の中では、前田敦子の投げやり感が出色。町田くんには感情移入できなかったが、猪原さんはどんどん可愛く見えてきた。
タイトルなし
この世界観には浸れない面はあるが、これはオッサン向けのストーリーだと思った。
クライマックス以外は充分に楽しめた。
原作は少女マンガらしいが、原作の読者層が観てどう感じるかはわからない。
前田敦子の台詞が秀逸。
原作にあるのか、脚本が素晴らしいのか、
「やべぇな、青春」
猪原さんが町田くんに翻弄される姿が、新人関水渚の演じぶりも含めて、本当によく伝わってくる。
「好き」が爆発して「恋」になる過程が、町田くんのリアリティーのなさに相反して、実にリアル。
恋したくてもできなくなったオッサンが「恋って、そうなんだよ」と言いたくなる。
風船を掴んだ町田くんが浮かび上がるところは、大林宣彦的なファンタジーを感じさせたが、それがその ままクライマックスに移行するのは、冗長で安直ではなかったか。
達観した高校生に違和感を感じる人もいるだろうけど、意外と今の高校生は大人なのよ。
視野は狭いけど。
ホンマ、終盤ぶっ飛び。。。
前半から中盤までは、それなりに見せ場があって
ヒューマンドラマとしては、面白かったのに、、、
問題は終盤のオチ、、、
手を付けてはいけない領域に入ってしまった!?(^^;ミタイナ
一緒に見てた嫁さんも
「アレは、ちょっと引いたわ」と
申してました、、、
もうちょっと終盤を
何とかできなかったものかと、
残念で仕方ない作品でした。
前田敦子の存在感
正直、映画の中身は荒唐無稽な青春ドラマだし、それなりにおもしろかった。
時間がたったら忘れてしまうような、かる〜い乗り。
けれども今、映像が蘇るのは前田敦子なのだ。正直、前田敦子は嫌いだ。
AKBもHKTも、乃木坂ももはやよくわからない。
アイドルの顔を見分けられない、オバはんに成り下がってしまった。
だけど、引退後のいくつか出ていた前田敦子と、町田くんに出ていた前田敦子は明らかに違う(ように感じる)
立派に、主役を喰う脇役になった前田敦子を見れただけでも、この映画観てよかったなと思えた。
良質のコメディ
良質のコメディは、笑えて、感動して、心温まる。
この映画はまさにそんな映画だ。
主役もわき役もチョイ役も、みなキャラがはっきりしていて、誰もかれも愛おしくなる。みな、誰かのことを「変な奴」と思いつつ、自分の灰汁の強さに気付かない。主役を囲む曲者たちは、私たちの目線になっている。だから共感できる。
浩市氏のみ唯一の悪役になってしまった。彼のそうなった背景や、町田君に触れて救われる場面があればさらに良かったと思うが贅沢か?
最後の場面も、もう少し現実に寄せてほしかった。そうでないとこの居心地のいい世界があり得ない話に寄ってしまいそうだから。
それでも、この映画には高評価を与えたいし、もう一度観てみようかな、とも思っている。
世界観がすごい
とにかく原作ファンには納得できない作品かなと思います。
かく言う私も原作ファンなので町田くんと猪原さんの原作との違いには正直がっかりしてしまいました。
でも新人さんとは思えない2人の演技力には感動しました。
高い評価に見合った作品だと思いますが、原作とは全然違うぞっていう大前提を頭に入れて見て欲しい作品でした。
序盤はわりとゆるゆる続きますし、個人的に原作で大好きな猪原さんのあまりのズレに少々不快感もあって見ていられませんでしたが
架橋からの作品の世界観についてはぶっ飛んでいて良かったです。
勝手な意見としては池松さんの演技力に拾われまくった感もありましたが。
脇を固める俳優陣の素晴らしさがピカイチで本当に感動しました。
初めの方は大賀さんの演技力に驚き、松嶋菜々子さんの安定感に惚れ惚れしました。
最後に行くにつれてすっきりした作品で良かったです。
久しぶりに池松壮亮さんのコメディアンの一面を見たのでそこがとにかく良かった。
やっぱり大ファンです。
現実世界の町田くん
原作ファンなので楽しみにしていたのですが、まぁ、漫画と実写はベツモノと考えておりますので全然オッケー。
多分、漫画の町田くんをそのまんま実写にしたらちょっと怖い気がしていたので実写ではあれくらいわちゃわちゃしていた方が人間味があると思います。
(我々の素敵な町田くんはやはり二次元に留まるしかなかったのですね。)
実写映画としてはなんといっても前田敦子さん素晴らしい。他のキャストも豪華なのに前田さんが出ると会場から笑い声が出る程みんな一瞬で好きになったような感じでした。
原作ではほのぼのとしていたのに最後のぶっ飛びかたはもうエンターテイメント作品!という感じ。
町田くん、側にいたらめちゃくちゃイライラしそうだけど、一歩離れたらほんと見てて癒される感じなので映画としてはありかと。
でも、あくまで原作が一番良いので星3.5
(好き)で世界が変わるファンタジー
原作が漫画だと思いましたが、ファンタジーが見たくて鑑賞しました。真面目で人を全力で助ける主人公、新人が二人だけど彼らもぴったりの演技で、脇役が主演になりえる人々で面白かったです。町田君が(好き)を感じてからが面白かったです。
キラキラの二人にギャラリー俳優陣の安定感よ。
まばゆい二人がおもしろいし素敵だしかわいいし。
ギャラリー俳優がいてさらにおもしろさを倍増してくれて。まわりのみなさん、なかなかの制服姿ですがだんだんそれも含めて安定感の面白みになってきます。
そして町田くんのキラキラに一緒にそばにいるかのごとくワクワクドキドキしちゃう不思議。気持ちはまわりの俳優陣のひとり笑。楽しめました!
きっと、おとぎ話なんかじゃない
先日、私が見た光景の話です。
踏切を女性が小さい子を連れて歩いていたんです。
そして、踏切が鳴り出したその時、宅配便の男性が素早く、それでいてさりげなく女性の荷物を手に取り踏切の外まで運んだんです。
かっこよかったなあ。
タイミング的には、その行為が無くても親子は余裕で踏切を渡りきっていたと思います。
でも、そんな事はどうでもいいんです。
だって彼の行動は、見ていただけの私の心まで、とても幸せな気分にしてくれたから。
善意は人を幸せにするのだと、実感した出来事でした。
きっと善意は、普段見落としてしまっているだけで、そこら中に溢れているんだと思います。
それはきっと、おとぎ話なんかじゃない。
この映画も、おとぎ話なんかじゃないといいな。
ラストシーンで全てが台無し。
ラストシーンまでは本当に面白かったです。
町田君の悪意のない一生懸命さに
周りが救われる。
何も悪いことはしてないはずなのに
傷つけてしまうということを知る町田君。
恋心を知ることで成長する町田君。
本当に良かった。
が、最後のあの向かってる途中でのあの
ぶっとんだシーンでしらけました。
普通にギリギリで追いついて
ちょっと不器用ながらも真剣な告白という
ベタな展開で終わりでよかったのに
最後のあれなんなの?
今まで夢落ちみたいな感じあったから
途中で夢落ちになるんかなと思ってたら
現実みたいでわけわからん。
あんなことがおこるかんじじゃなかったのに
いきなりあんな非現実的すぎることが
実際起こりましたじゃ正直自分はしらけました。
最後のあの部分さえベタな展開でいいから
普通に終わらせてくれてれば普通に4以上はつけたのに
最後ので台無しです。
モッタイナイ・・・
『町田くんの世界』★★☆☆☆
恋の何たるかを知らない町田くん。
見返りを求めず唯唯他人に優しさを与え続ける町田くん。
そんな彼に仄かな恋心を抱く女性が現れた時、彼の人生に転機が訪れる。万人への優しさが時に大事なひとを傷つける事にようやっと気付いた時、町田くんの胸に抑えがたい熱い思いが湧き上がり・・・
と、ここまでは悪くなかったんですが、ブッ飛んだラストシーンが全てをぶち壊し・・・どんなにオチを着けるのか期待してたのに・・・残念でなりません。
主演の二人以外の、明らかに高校生には見えない豪華なキャスト陣も時に笑いを誘うものの、各々の特徴を充分活かしているとは思えず。色んな意味で勿体ない映画でした。
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