町田くんの世界のレビュー・感想・評価
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ありったけの「青春」でブン殴られる幸せ
原作未読で観賞。
とにかく全てが優しい映画。
終始笑顔、というかニヤけてしまう。
そして気付いたらボロボロ泣きながら、
それでも顔は笑ってたので
きっとえげつない顔になってた事だろう。
汗臭く、青臭く、泥臭い。
だけどその「臭い」は「匂い」となって
見る人の心を優しく包み込んでくれる。
青春100%、優しさ100%、清純100%、
久々にこんな綺麗な映画を観る事が出来た。
もちろん、キャストも素晴らしい。
1000人のオーディションを勝ち抜いた
主役の二人は言わずもがな、
「結構な大人が高校生役を演じて大丈夫か?」という面々も良かった。
太賀さん、前田敦子さんのキャラがお気に入り。
あのオシャレ感ゼロな眼鏡を通して
私たちに町田くんの世界を120分間見せてくれた製作陣に「ありがとう」と言いたい。
今年一番の傑作邦画
何を観るかかなり迷った末に「町田くんの世界」を選んだ。昨日公開なのだが浦和美園イオンシネマの10番スクリーンには僕を含めて観客は7人。おそらく1週間後には10倍(いやそれ以上か・・)になっていると思われ。天才とも言われるくらい評判の良い石井裕也監督なのだが、なるほどこれかと。普通なら撮らないクローズアップや真俯瞰アングル。主役の細田佳央太以外は脇の20代から30代の役者が高校生をズバッと演じていて心地よく・・特に前田敦子が良いのだ。社会派でありコメディであり青春学園モノのパロディファンタジーなのだが、とにかく泣けた。観客の少ない暗闇がありがたく遠慮しないで泣かせていただきました。ぎこちない部分やちょっと恥ずかしいような演出もあるがそれを差し引いても十分に間違いなく傑作。
私にはこの映画の見方が「分からない」
最後まで意味がわからなかった。
評判がいいので、何か感動したり、いい話、、、ってなると思ってみていたら、最後までわからなかった。
コメディ要素もあるので、クスッと笑ってしまうシーンもありますが、失笑の方が多い。
また、どのキャラにも感情移入出来ないし、応援も出来ない。
唯一、主役2人が新人で頑張れ!と思ってしまった。朝ドラみたい。
特に関水渚は魅力!
また、脇役が豪華。こんな人も出てるんだ〜と思うけど、無駄遣い。高校生って無理があるとか、そう言う意味で笑ってしまった。
「まくこ」と同じ感じ。
どこに良さを見い出せば良いのかわからなかった。
「わからないよー」
「わからないよー」
って言われても、私もわからないよー汗
最高。夜の青色がとりわけ美しかった。
素晴らしい。笑って笑って楽しんだ。
スクリーンの関水渚に、町田くんのように恋をした。
石井裕也、毎度ながらお見事。
正直、才能に嫉妬する。
この作品でこちらの何かが揺れ動いた。
分からないから分かろうとする、一生懸命向き合う。
明日になったら元通りに戻ってしまうだろう。
でもこの感激を忘れたくはない、そんな気
持ちになった…。
美しいシーンが多かった。人が美しいシーンが多かった。
そして、ひとつだけ。夜が青くてほんとに素敵だった。
夜は最高密度の青色だった。
「もう関わらないで」の意味
関水渚は広瀬すずに面立ちが似ていると思う。が、このひねくれた役は関水渚こそだった。
それにしても、町田くんと猪原さんの同級生役として脇を固める面々、実年齢高すぎですよね。前田敦子なんて(いい味出してたけど)もう一児の母だし。
けど、その面々だからこそ、町田くんに感化されていく演技が嫌味っぽくなくできるのだと思った。
猪原さんが「もう関わらないで」と言う場面。本当の気持ちは違うわけだが、町田くん的な男子は額面どおり受け止めてしまう。女子の本当の気持ちがわからないからだ。そのもどかしさに観てる方はやきもきさせられてしまう。
ラストの展開は、申し訳ないが少し引いてしまった。まあしかし原作が少女マンガだしな、と自分を納得させたわけだけど。
観客はゲラゲラ笑ってた。楽しい作品でした。
好きってなんだろう?の原点へ
青い青い、なんだこの恥ずかしげもなく真っ直ぐで素直な青年は??
そんな不思議な物語をクエスチョンマークを頭に浮かばせながらしばし鑑賞。
何が表現したいのだろう?と探る中じわじわと染み込むように伝わってきた青年のもどかしい気持ち。
好きってなんだろう?一緒に考えてしまった!
まとまりが無い様に感じられた物語は、町田君の真っ直ぐな気持ちに引っ張られ、そしてスクリーン世界から、観ているこちらの世界までも巻きこみ、半ば強引に人間の本質を突いてくる。
本心とかけ離れた利己的な世界で生きざるを得ない、アンバランスな私達の背中を押す様に。
キャスティングに違和感
原作が面白かったので観てみたけど、微妙だった。
とは言え、原作は最後まで読んだわけじゃないから、もしかしたら原作通りの内容なのかもしれないけど 、なんだかチープな青春恋愛映画に感じてしまった。
何よりキャスティングに違和感。
高校生の話なのに、メインの生徒はほぼ20代。しかも20代後半。
岩ちゃんに至っては30代。
これで高校生役ができるのはある意味すごいけど、実年齢知ってるからなんとも…。
有名で人気の人をあてないと集客できないのかな?…にしてももっと他にいたでしょ。
青春ファンタジー
平均年齢の高い高校生たちはやはり安定の演技。
主役2人は演技なのか演出上の操作なのかお友達とは違ってた。それが面白く、町田君の世界と猪原さんの世界がどう重なってゆくのかハラハラさせる。
佐藤浩市編集長はカッコつけてるけど疲れ切ってましたね。
この世界好きです。
キャスティングがまずなんか新しくて興奮した。オーディションで選ばれた主役とヒロイン。そして脇を固める、今主役ばっかりしかやってないようなキラキラしてる俳優陣。何このキャスティング凄いわ、そして石井裕也監督だし、こりゃあアツイ映画です。
最初から最後まで進めば進むほどジワジワ面白さが滲み出てきて、キャラクターひとりひとりの良さやストーリーや世界観の面白さがジワジワ出てくる映画。ほっこりしたり、涙がじわーっと出たり、笑ったり、少しハラハラしたり。
町田くんというキャラクターはいろんな少女漫画やドラマ映画などで出てきそうな感じのキャラだけど、この町田くん良かった。
町田くん役の細田佳央太、良い町田くん具合だったよ。一言一言が胸にきました。芯はちゃんと通ってるし。好き。相手役の関水渚も、良かった。日本アカデミー賞受賞歴のある監督の作品での新人だから、2人とも新人賞いけるかな?と思いました。
脇を固める人たちも良かった。前田敦子はQ10の前田敦子以来出演作は大体観てきたけど、Q10以来の良役だった気が。凄いいい奴だった。この人の一言一言も心にきたなぁ。
あとキャスティングに関して、Q10好きの人なら凄いグッとくるのが、前田敦子高畑充希池松壮亮が共演してること。他にもQ10なら良い俳優陣が多々出ていますが特にこの3人は皆んなご存知のブス会メンバーの3人だからアツイねぇ…柄本時生いたら完璧だったね。そして植物図鑑好きの人が興奮するのは岩ちゃんと高畑充希ですね。付き合ってる役だよ??笑。ずるいキャスティングだなぁ。
どのシーンもどのシーンも、胸がえぐられるような、自分の汚い心が丸裸にされるような感覚とともに、小さいところから大きいとこまで幸せを感じられるシーン満載でした。
もっと町田くんみたいに人に優しくなりたい。最後の平井堅のエンディングも良かったです。おすすめです。
まんまとはまってしまった‼️
最初は、なぜ前田敦子が高校生? 岩田剛典が高校生? 果ては高畑充希まで
そう思っていたが、猪原さんが動き始めて俄然面白くなる。猪原さんが町田くんの家の前で地団駄を踏む、そのシーンにやられてしまった。素人同然の二人が、自分の思いを恋だと気づくまでの道のりがちゃんと描かれている。
手練れの監督に、まんまとしてやられた。
傑作だと思いたい。いや、傑作です‼️
大人に刺さる青春ドラマ
10代の頃に観たら正直、退屈なドラマと思ってしまったかもしれません。
が、30代の自分には、彼らの瑞々しさや美しさがひたすら眩しく見えました。
それだけではなく「なんか、まだ大丈夫かもしれないな」という救いもあって……。
すべての登場人物が可愛らしくて、平凡で、そんな人々がキラキラ輝いている物語がとっても良かった、泣けてしまいました。
主人公二人の普通っぽさも良かったですし、脇を固める演技陣も、短いシーンだからこそ実力を求められる中で、説得力をもたせていてとても良かった。
前田敦子さんのああいうキャラクター、すごく好きです。
クライマックスの展開、賛否両論あると思いますが、
「なんか……こういうこともあるよねー」
ってごく当たり前に思っちゃうので、町田くんてすごいなぁと思いました(笑)
これが町田くんの世界
いや~癒されました。そして笑いました。
鑑賞前にレビューを見て意外と評価が高かったので期待していましたがまあ、すごかったです。
原作ファンですが、映像化にあたり色々と変更点があるのは理解しているのでそれはいいのですが、それでもラスト15分、衝撃でした。映画館で吹き出してしまったのは久しぶりです。
原作の雰囲気通り優しい雰囲気でくすっと笑えるところがあってきらきらした映画です。主演のお二人、新人さんとのことですがそれが自然でとてもよかったです。他のキャストが演技が上手く、キャラが立っている中、いい意味で普通でした。あと前田敦子さんのキャラクターも良かったです。
例のシーンですが、見終わったあと、思わず「町田くんはプーさんだったのか…。」と思ってしまいましたがそれでも嫌悪感はありませんでした。なぜだろうと考えたところ、多分私は町田くんの世界に悪意を持ちたくないんだと思います。悪意に満ちたこの世界、でも町田くんがいる。その世界に少しだけ入れた気がして楽しかったです。
なんとも言えない、不思議な映画です。そして平井堅さんの主題歌がとても素敵。
是非みてほしいです。そして全7巻の原作も読んでほしい。こちらは映画よりも現実的ですが、町田くんに会いたいと思うし町田くんになりたいと思えます。おすすめです。
猪原さんがかわいい。
原作ファンです。石井裕也監督のファンでもあります。
漫画は、人たらしの町田くんがゆっくり恋というものを知っていくことで成長していく内容だと思います。本当に癒されます。。映画も癒されるような内容なのかな〜と思ってたら裏切られました。(笑)
映画の町田くんの世界は、生々しくて、、
もどかしい混乱の世界です。
でもそれもそれで愛おしくて、ファンタジーなんだけどリアル。
高校生のときの恋愛って、隠そうとしても隠せないような好きって気持ちが爆発してたなぁ〜と思い出しました。恥ずかしいくらいに人に優しく、人を好きになることができたら風船で飛べるくらいの奇跡が起きるのかな。(笑)
あ、石井裕也監督の作品に出る女性たちは本当だいすき、今回も猪原さんかわいいし、あっちゃんもすごーくかわいい!
町田くんに魅了されてる池松くんもかわいい。
石井監督はやっぱり素晴らしいと実感。 前作で、あんなに深くてエモー...
石井監督はやっぱり素晴らしいと実感。
前作で、あんなに深くてエモーショナルで直接的ではなくでもそうなんだよね恋愛って怖いし分かんないよねっていう恋愛映画を描いたのに今回は明るくて(かなり)笑いもあってピュアすぎて心浄化されまくり映画を作っちゃって、、、
天才かな、、、?
世の中なんて不合理で非条理で辛いんだけど、でも素敵なんだよね、頑張っちゃうんだよねきっと。町田くんみたいな人がいっぱいいたら世界平和なんだろうけどそういう訳にもいかない。善意が全て自分に返ってくるわけでもない。でも全力でやるんだよ、やるしかないんだよね。
よく分かんなくても早く会いたいから走るの!!!
それが石井さんの作品に共通して感じる事かも。
町田くんも主演の2人もピュアでキラキラしてて、その周りはそんな世界信じてないっていう役を有名俳優が固めている感じも作品とマッチ。
終わり方ぶっ飛んだな〜〜って思ったけど、やっぱ全体的にまとまってるし伝えたい事が明確にわかるし、時々泣きそうになった。
ここ数ヶ月の私の苦しみをじわ〜って溶かしてくれたし、毎日辛いけど石井監督の作品見ると頑張ろうって思える。
いろんな人が見てくれたら嬉しいなあ〜〜
青春すぎてついていけませんでした
豪華脇役陣、平井堅さんの主題歌。
レビューも良くて期待値を上げすぎたようです。
残念ながら私にはついていけませんでした。
今時の高校生青春はこんな感じなんですかね。
大人びた面々(配役年齢も高めですよね)とぶっ飛びの感情起伏。
小学生の頃(少女マンガを純粋に楽しめた頃)なら
多分楽しくみれたと思います。
このストーリーに平井堅さんの主題歌ですか。
なんか、、、置いていかれた感じです。残念。
さすが石井ワールド!!
今の邦画界はコミック原作が当たり前で、アラフォーには全くもって楽しくないし、当の本人世代も納得いってるのだろうか?
これもその片割れにすぎないが、石井裕也監督作品。前作「夜空はいつでも最高密度の青色だ」に続き、また斬新な傑作を放った。内容・話は淡彩ながら、一貫としてシネスコ構図にこだわるこの人、今回も左から
右まで無駄なく青春讃歌を焼き付けている。
ド素人・細田佳央太と関水渚の斬新性より、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀・・・無理だろ??組を見事としか言いようないくらい料理した。特に太賀くんのくだりは倒腹絶倒と感銘の名シーン連発!
青春いいね(笑)。あと毎度の池松壮亮をどう持っていくか?ム?これは失敗か?と思わせて最後ああ持ってくるか・・・・
(2018年8月1日配信、Netflix宇宙を駆けるよだか)の富田 望生にニンマリした。あと鴨も(笑)
殆どのキャストが連打する 「あ~も~わかんないよ~」のジレンマを4DXで体験してるような120分。さすがに最後のジュリーアンドリュースはやりすぎでしたけど!!
また下手な漫画原作映画か・・と嫌煙してる方々、来春の賞レースで後悔しますよ。ぜひ足を運んで下さい。
全体カラーは吉田大八監督の「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「桐島、部活やめるってよ」パターンであります。
漫画原作は
この作品、出演している役者ファン・原作が好きという人以外へのアピール少なすぎだと思う。実際観てみたら面白いし、町田君に惹かれるし、同級生がえ?この人?という位大量。
少女漫画原作だと、甘ーいストーリーにイケメン俳優にラブラブ、いいわと敬遠してしまう映画ファンも多い。そういった人達への宣伝が薄いかな。勿体ない。
もどかしい町田君応援したくなるような、楽しい作品でした。
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