宮本から君へのレビュー・感想・評価
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世知辛い今こそ宮本の熱量は必要だ
原作も未読、ドラマシリーズも見ていなかったが宮本の熱量はくたくたになるくらい感じた。それに対峙する靖子を演じた蒼井優もここまでエネルギー使った撮影は過去無かったと後日語ってたぐらいだ。
タクマとの対決だけど婚約者がレイプされてるんだから素手の正攻法じゃなく鉄パイプや金属バットを使って半殺しにしてくれよと思ってしまった。タクマ役一ノ瀬ワタルに対して殺したいくらいの憎悪をいだくのだから彼の芝居も秀逸だったと思う。
希代の名優の池松壮亮と蒼井優の演技を超えた感情のぶつかり合いと圧倒的熱量にくたくたになった。世知辛い世の中だからこそクソ不器用な宮本は人の心を熱くする。
後日ラジオで蒼井優の夫の山ちゃんがこの作品を一人で映画館に観に行ってその後自分は何やってんだとスマホのゲームのアプリを消したとの話を聞いた。
DVDで観賞する際は気合入れて画面に対峙しよう!
うっかり感動してしてしまった、けれど....
原作は連載時、飛び飛びで読んでた。だいたいのあらすじは知ってる。
「もっと楽に生きろよ宮本ぉ...暑苦しいんだよ」読むたびにそう呟いてた。
新井英樹、好きな作家ではない。ただ、物語に惹き込む力は物凄い。
さて、今頃の映画化である。池松壮亮かぁ。自分のイメージだと市原隼人なんだが....
まぁそれはいい。余りの熱量にうっかり感動させられてしまったが、ちょっとまてよ、と思い出したので書いてる。
宮本が本当に直情バカだったら、靖子からレイプされたと聞いた瞬間、出刃包丁か金属バットか、とにかく身近な武器になるもの持って走り出してるはずだ。
住所知らない? 顔覚えてない? そんなの、走ってる途中に気がつくはずだ。
そしてとにかく父親の連絡先は知ってるんだから、まず父親のところに怒鳴り込むだろう。
ラグビーの練習時まで待ち、ユニフォームまで着て待ってる????
宮本が知能犯ならそれでもいい。ニコニコ笑いながら、タクマが後ろ向いた瞬間バットで殴るとか、ガソリンぶっかけて火を付けるとか、それとも自動車かバイクで引き倒すか....
そうでもしなけりゃ収まらない怒りだろ?
最悪の胸糞の悲劇を描きながら決着の付け方がファンタジー、そこが気に入らない。
マンション非常階段での死闘。あんな上手い事いくわけない!
両者、あるいはどちらかが地面に落下して死亡、もしくは半身不随とか。そして宮本が助かったとしても刑務所行き.... それがリアルだ。
そんな救いのない映画誰が観るかよ、自分だってそんなもの観たくないよ。
もちろん映画の嘘はあったったっていい。
だったら事件の発端の彼氏が酔いつぶれてる横で彼女が巨漢男にレイプされるなんて、胸糞な設定描かなきゃいい。
その矛盾が気にならない人には感動作になったかもしれない。
明らかに新井英樹「宮本から君へ」に絶大な影響を受けて描かれたと思われる花沢健吾「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の映画化作品を、気になって昨日見直してみた。
とても納得がいった。主人公、田西の感情、行動に嘘がない。そしてこちらには都合のいいカタルシスがない。だよなぁ...な、苦い苦いオチしかない。
だから感動してしまう。
自分は「ボーイズ...」の」ほうが断然好きだ。それだけ。
真梨子監督から日本映画界へ
同名コミックを同監督・同キャストでTVドラマに続いて映画化。
TVドラマのその後らしいが、全く難無く話や設定に入っていけたから驚き!
不器用だが熱血な営業マン、宮本浩の奮闘物語。
年上の恋人・靖子との愛が描かれる。
結婚も決め、靖子は妊娠もしている。
それぞれの両親に挨拶を済ませ、友人たちからも祝福。
一見薔薇色のように思えるが…、
原作は新井英樹。あの衝撃的な愛の形を描いた『愛しのアイリーン』の原作者。
監督は真梨子哲也。あの脳天ガツン級の衝撃バイオレンス作『ディストラクション・ベイビーズ』の監督。
このタッグで生易しい作品になる訳が無い!
靖子の自宅に招かれ一緒に夕食を取っている所へ、靖子の元カレが乱入。靖子に暴力を振るう元カレに宮本は、「この女は俺が守る!」と宣言。
ここから、宮本と靖子の試練に次ぐ試練、究極の愛が始まる…。
その元カレと交際宣言を切っ掛けに二人は結ばれる。
貪るように身体を絡め合う。
人前でもキス。
純粋で真っ直ぐ。
それ故、喧嘩も壮絶。
二人とも感情が激しい事に加え、もはや喧嘩ではなく、口論…いや、罵り合い。
それでも深く愛を育む。
そんな時、事件が起きる…。
取り引き先との飲み会で酔い潰れた宮本。
靖子と自宅に送り届けたのは、取り引き先の息子でラグビー選手の拓馬。
好青年かと思いきや、酔い潰れて爆睡している宮本の隣で、突然靖子に襲い掛かる。
靖子は必死に宮本に助けを求めるが、宮本は全く気付かず起きず…。
翌朝起きた宮本は、様子がおかしい靖子から事情を聞き出す。
ショックを受ける宮本。イイ奴だと思った拓馬が憎い。
宮本以上に憎悪を燃やしたのは靖子。拓馬も憎いが、宮本の事も憎い。
私の事を守ると言ったあの言葉は何だったのか…? ただの大言壮語だったのか…?
こんなダメ男だったとは…。
宮本に口から溢れ出す罵詈雑言を浴びせ掛け、絶縁を言い渡す。
男としての面子を潰された宮本は拓馬に復讐を誓うのだが…、
相手は現役ラグビー選手で体もデカく屈強。
ボコボコに返り討ち。
しかし、それでも諦めない宮本。
靖子の為に、俺自身の為に、絶対に負けられない勝負に再び挑む…!
この勝負シーンが、見てて痛々しいほどのバイオレンス。
顔中膨れ上がり、血だらけ、歯も欠け、血ゲロも吐く。
一瞬の隙を付き、宮本も遂に遂に逆襲。相手のアソコを握り潰す。
宮本の苦しいうめき声、相手の絶叫悲鳴。
アパートの外に面した高所階段での勝負故、ヒヤヒヤハラハラ…。
何度も手に汗握った。
何と言っても本作は、主演二人の大熱演…いや、超熱演!
元々原作の熱烈ファンだったという池松壮亮。それに応える全身全霊の体現! 食べたご飯を撒き散らし、ボコボコに敗れ、無様に醜態を晒しながらも、熱く突っ走る! キネ旬他主演男優賞は納得。無視した日本バカデミーは本当に○んで欲しい。
蒼井優も池松以上に複雑で絶叫シーンが多い難役だったのではなかろうか。改めて、スゲー女優だと思った。『彼女がその名を知らない鳥たち』以上の濃密な濡れ場にも挑戦。
大胆なラブシーン、罵倒し合うほど感情をぶつける二人の熱量に、圧巻・圧倒された。
井浦新、佐藤二朗、ピエール瀧ら周りもクセ者揃い。
中でも、拓馬役の元格闘家の一ノ瀬ワタルは嫌いになってしまうほどのインパクト。
役者陣の演技も熱いが、監督の演出も熱い。
ラブシーンもバイオレンスシーンも手抜きナシ。
受け付けない人には一切受け付けない作風だが、ハマった人にはまたまた脳天ガツンと来る。
時系列はバラバラだが、宮本の骨折や靖子の髪型などでそんなに混乱する事は無い。さらに時系列をバラバラにする事で、宮本と靖子の今と降り掛かった試練により深みを与えている。
それでいて、ラストは思わず感動…。
映像化の企画が上がったのは、2012年との事。それから6年越しのTVドラマ化、7年越しの映画化…。
一本の作品を作るって、これほどの本気度がいる。
とてもとても『かぐや様は告らせたい』とは同じ国の作品とは思えない。
誰かを愛する事、
誰かを守る事、
不器用ながら懸命にがむしゃらに貫く事、
試練を乗り越え、勝ち取る事…。
それらって、並々ならぬ覚悟がいる。
そうやって勝ち取った宮本と靖子のラストシーンの幸せに、心底満たされた。
また、その直前の宮本の愛の絶叫告白。
何だかこれは、これからも日本映画界に挑む真梨子監督の代弁のように感じた。
お前たちの考えなんてこの際どうでもいい。俺に任せろ!俺について来い!俺が守ってやる!
宮本から靖子へ。
真梨子監督から日本映画界へ。
陰気に
レイプされてああ『怒り』てあったな、あれみたいに陰気に転がって収束するのはつまんないなと思ったら、笑うしかない滑稽な仕掛けが挟まれて、でもコミカルに振れず、という妙なバランスで飽きさせず、観賞後は晴れ晴れとした不思議な気持ち。こんなのあるんだね、面白かった!
『彼女がその名を〜』でもそうでしたが、蒼井優ええ中年女性演じますね。顔芸も凄いですわ。
あと池松壮亮て強烈に可愛いんだな、てこと再認識というか、ここまでちゃんと確認したのは初めてかも。露骨だけどやられちゃう。色々見たけどベストアクトかも。
内容は直球勝負にやられました。あっぱれ力技。ディストラクション〜がダメだった人もこれはイケるかもしれない。自分はその口でした。
蒼井優の代表作
原作は好きじゃないの。熱すぎて。そんなに熱くしなくていいだろって。
だからストーリーはどうかなあと思うんだけど、蒼井優の演技が凄いの。家に誘うときのサバケたいい女みたいな感じから、怨みをぶつけるときの目まで、すごい振り幅でやってくんの。
あの怨みのときの目ってどうやって練習するんだろ。鏡じゃ見られないからビデオに撮って確認しながら練習したのかな。
映画と全体としては「ハチャメチャな話、面白いよね」という真利子哲也監督のノリが見えて何だかなあってところもあるんだけど、間違いなく蒼井優の代表作だと思うよ。
ストーリー的には、なかなか面白かった。😊 コメディ要素が強めの作品...
ストーリー的には、なかなか面白かった。😊
コメディ要素が強めの作品かと思っていましたが、そうではなく、人間模様がひしひしと描かれた男女間のドラマですね。💕
笑える部分も多少はありますが、もう少しコメディ要素があっても良かったかも。
オフィスに乗り込んで、結婚しよう。復讐後のボロボロの姿で路上で、結婚しよう。
ここは見ものですね❣️
力は弱くても、宮本という人物が男気がある人物だということは、非常によく伝わってきました。
現実世界では、最近はなかなか見かけないタイプ。
ー追伸ー
とにかく、あの抜けた前歯が気になります。
どうなっていたのか知りたい〜⁉️
宮本、ありがとう!
なんだか勇気をもらいました。
観たいと思っていたんですが、観逃していました。気がついたら上映館もひとつだけ。慌てて三年ぶりにキネカ大森に行きました。観られてよかったです。
相変わらず、蒼井優さん素晴らしかったです。ご結婚おめでとうございます。
期待し過ぎた
評価が高かったので正直期待し過ぎたかも。
主演二人の演技力はものすごい素晴らしいしこれ以上ないくらいの熱量も感じました!
お二人とも大好きな俳優さんでもうすごすぎて鳥肌たちました。
ただそこだけで押しきった感じがします。
ストーリーとしてはどうなんでしょうか。
個人的には演技以外に残るものがなかったです。
時系列はバラバラにしなくてもいいような気がした。
圧倒的なロンリー・ハイテンション!この池松壮亮の熱演に尽きる作品。人生、重大な決断をしなければならない瞬間は多くないはずで、彼にとっては一生の支えともなる決意の瞬間でした。ただ、それが原始的。秘境と呼ばれる国での成人の儀式みたいに当たって砕けろ的な復讐劇でもあった。その高揚感とローテンションの落差にはビックリするのですが、やっぱり酒の飲みすぎが原因…もっと若いうちに自分の限界を知っときましょうよ。
予備知識を全く入れないで観たため、これほどまでに暴力満載、血しぶき、歯も飛ぶ、金〇だって・・・と、さすがにお年寄りの観客がいなかったのでホッとしたが、あとで『ディストラクション・ベイビーズ』の監督だとわかり納得。しかし、この時系列バラバラ事件は、テンションの落差を強調したいがために編集されたのか、意味がないように思えた。金魚に意味はあるのかとずっと考えてたせいかもしれぬが・・・
設定で面白かったのはレイプ魔の拓馬(一ノ瀬ワタル)が「法律をかじってる」などと吐き捨てたこと。こりゃ、肉体的にも敗色濃厚な上に、法律まで持ち出されたら、「はい、合意の上でした」と一蹴されるに違いない。なにも武器も持たないけど、とにかく突進するのみ!といった、どこかの勇者RPGみたいな主人公になるのだった・・・。靖子が勤める会社に乱入してのプロポーズ(拍手した女子社員一人)がカッコいいんだけど、その結果、破れかぶれだったとも思えます。
蒼井優の貴重なヌードや濡れ場なんて、結婚したことによってもう見ることができないのかもしれません。欲を言えば、もうちょっと若い頃に脱いだ方が良かったかな。お尻がちょっと年齢を感じさせました。
ハイパーテンション
男女が2人の世界に没入して周りは口ポカーンというシチュエーションは昔、ダウンタウンのコントにあったが。くれぐれも頼むから隣には越してきてもらいたくないものだ。側から赤の他人として半ば呆れながら見ていたが、ハイテンションがこうまで続くと、「もう笑わなしょうない」と押し流されてしまうこともある訳で、非常階段の決闘シーンでは完全に足元が掬われてしまった。
演じきった池松・蒼井御両人にはお疲れさまと言いたい。
なぜ暖かい気持ちになるのだろう。
観ていて本当に辛かった。。宮本と靖子の感情のぶつかり合いも、タクマとのフィジカル的な部分も、、目を覆いたくなるようなシーンで埋め尽くされてる。特に前者は全編にわたりそれが展開されており、笑える時もあれば観ていることに耐えられないような重さもある。蒼井優のぶちまけ具合が素晴らしい。彼女はベストアクト更新だと思う。
ただ、観終わったあとのこの清々しさはすごい。なんて「素敵」な映画だろう。。そう思わせてくれる。
「その振りかざした正義は誰のためなのか?」この件で色々考えさせられることがあるが、この映画に関して言葉巧みなレビューは野暮というものだ。だって宮本がああなんだから!「最高」の一言で良いじゃないか!
圧倒的な役者魂とリアリティ
間違いなく今年の最優秀主演男優・女優賞の有力候補ではないだろうか。その役を生きるという覚悟が座った演技は観るものを魅了する。
好きな…というか尊敬する若手の俳優を挙げるなら、男は池松壮亮、女は蒼井優を常々言っていた矢先のそのふたりの共演ということで激演になることは必至だった。
正直に言うと、池松壮亮主演ということでドラマ版も観ていたが、この世界観がちょっと苦手で最終回まで観続けられなかった。だから映画化もあまり興味はなかったが、じわじわと拡がる評価についに背中を押され我慢できなかった。
歯に絹着せず言わせてもらうと、ストーリーはあまり面白くない苦笑。あの熱量でこられてもいきなりなんで?と普通なら興醒めしてしまうぐらいだ。
ただ、それを補って余るほどの池松、蒼井ふたりのぶつかり合いがものすごいエネルギーに溢れた見応えのあるドラマに仕上がっている。
役者が作品にとってどれほど重要かを改めて痛感させられる映画である。
追伸:観終わった後に急所が痛くなる笑
真っ直ぐすぎて疲れた
あまりにも評判が良いけどなかなか見に行けず、ようやく鑑賞できました。
宮本のあまりにも真っ直ぐすぎる生き方に、見ていて疲れてしまった。いろいろ変なの?って思うところも多く、最後まで観ているのが少々きつかった。
まわりは男性のお客さんが多く、ところどころで吹き出している方が多かったのですが、いまいち終始共感できないというか、面白さがわからず。
どこがそんなにささるのか、ちゃんと調べてまたいつか見てみようと思いました。
しかし、蒼井優は最近こんな役ばかりですね。
メンヘラ感ハンパない。
果てしない人間
宮本...絶対嫌われそうな男である。いや私だって好きじゃない。あんな人近くにずっといたらぐったりする気がする。漫画連載時に宮本バッシングが起きたというのも分かる。もうああいう熱は流行らない時代になっていたのだ。今も。
原作も連ドラも未読、未視聴の状態で行ったので宮本という男に格別の思い入れがあったわけではない。でも、嫌だな、面倒だな、と思っても羨ましい奴だな、と思ってしまう。
羨ましい。
今時あんな生き方は流行らない、むしろ迷惑だ。何にでもがむしゃら全身全霊、周りを見ず、ひたすらに自己の感情に従い、そしてそんな自分自身を全肯定している男。書いているだけで面倒くさいではないか。でもそれって、少し欲しかったよね、と思う。あれくらい自分に従って生きて、それで幸せが掴めるなら、それをたったひとりでも分かってくれるならそれでいいような気もする。
前半の幸福からの暗転、陰鬱、蒼井優の涙と叫び、池松壮亮の表情、全てが生々しい。遠慮なんてどこにもない。
本当にこの映画綺麗じゃない。宮本は前歯折られて喋り方がホゲフガだし(池松壮亮は本当に歯を抜こうとして蒼井優に止められたらしい)、レイプのシーンは生々しく苦しく、中野靖子と同様に宮本と真淵卓馬を憎む。決闘のシーンとか、果てしなく血みどろだしバキバキだし、どちらも容赦がない(容赦なさ過ぎて逆に笑えてくる)。さすが「ディストラクション・ベイビーズ」の真利子哲也...。
実際にあんな奴いたら困るし、宮本の行動はとても利己的だ。靖子だって分かっている。宮本も自分を分かっている。それが良い。おれがおれがをあそこまで貫けるなら、もう見守るしかない。
ああいう人間は少し羨ましい。けれど私はああはなれないだろう。計算して生きていくだろう。でも、こういう映画を観て、「こういう人間」に思いを馳せるのもとても良いと思う。そして、極限になってみないと分からない生き方もあるのだろう。その深淵に触れたのだ。
池松壮亮&蒼井優の演技合戦には何もいうことはない。ふたりとも魂が凄かった。涙も怒りも笑顔も、全部刺さるのはこのふたりだからだろう。
今年見た映画で1番かも。
原作、ドラマ未視聴で鑑賞しました。
とにかくエネルギーがすごい。
もはや台本とか存在しないんじゃないか。
と思うくらい、出てくる言葉全てが台詞ではなく真実でした。
ラグビー集団が嫌でした。
真淵敬三、大野平八郎は最後の方に本当の嫌なやつではないな。と思えるシーンがありましたが、
真淵拓馬は最後まで嫌でした。(良い意味で)
そう思わせてくれた拓馬役の一ノ瀬ワタルさんの演技とても素晴らしかったです。
最後の決闘シーンは
のび太がドラえもんのためにジャイアンとボロボロになりながら戦うあのお話を思い出しました。
あそこまで行動できるくらい人を愛してみたいです。
自分の為でも相手の為とか何でもいいから
宮本みたいに感じたままに今を生きれるようにになりたいな。と影響されました。
エンドロールの曲がすごく合ってました。
そして主人公宮本浩とエレカシの宮本浩次さんの名前が似てることにエンドロールで気付き、終わった後調べたら作者さんが好きなアーティストから取ったと書いてあり感動!!!!
エンドロール中所々文字が出てくるのですが
それもまた響きます。
最後の映倫マーク出るまで楽しめる映画です。
もう散々心を殴られて苦しくて
それでも帰り道は清々しく叫びながら走りたくなるような気持ちになりました。
ピエール瀧さんの件があり、お蔵入りや、配信停止等なる作品がある中、公開してくださったこと本当に感謝です。
中野靖子が魅力的だが高過ぎる熱量に引く
蒼井優演じる中野靖子は魅力的だが、宮本はどうだろう。熱すぎて非常識で馬鹿で無理。
一生懸命なのは分かるが、ガラの悪い強かん魔(かんの字は使用禁止なのね。)に命懸けで喧嘩を挑んで重傷を負いながらも一矢報いて満足気に強かん魔を連れて病院に向かう。自分が女性だったらこんな男絶対嫌だな。
設定現代 演出台本'70年代
演出セリフが70年代なのに 現代だと こうも違和感があるのか それだけ時代が変わったということか あのテンションがわからない。二人とも過激であり愚直
純粋な訳だが そうなる背景がよくわからない。両方の家族のシーンで 二人それぞれの性格が作られる原因を見せなければならないのに それがよくわからない。無口な親父を妙に恐れる靖子 そこに彼女の性格の因がありそうに見せるが…よくわからない 一方宮本君の性格も 彼女に出会って変わってくということだが その人格の変貌は二重人格者レベル 二人の迫真の演技だけに頼り過ぎに思えた。 だが、それも唐突過ぎたり 迫真の為の迫真の演技に見えてしまった。だから ベッドシーンも必然だったのか? 金魚の死は何?
一体何でラグビー?取引先との付き合い? ピエールも意味ありげな悪党ぽく登場するが 普通の草ラグビーの親父を演技しようとしている。ピエールの魅力は役者たちの中で
演技などしないで演じてる事だったが 今回は芝居をしようとしてしまっている すると やはり稚拙な芝居になってしまう
さらに佐藤二郎も靖子を一目みて 色々わかってしまうという「特殊能力」もちの意味ありげなのだが、大して絡んでこなかった 関西弁の会社も謎 靖子の元彼?も最後まで話しに絡んでくるがよくわからん
そんな中唯一よかったのは 拓馬の若さ幼さ故の残虐な半グレ
の演技はリアリティーを感じた そして、宮本との決闘シーンは好き 勝ち方 場所 身体の張り方 この監督 暴力シーンは!星5つ
池松も蒼井も熱演だが 二人共 この役の人間をどこまで理解して演じてるのか疑問に思った。監督もそれを話してないか 気にしてないか。熱量だけを求めているのかも知れない。二人共 あれだけテンションをあげる芝居はできても いや 出来てしまう役者だからこそ 役の人物の理解がほしい。うまい すごい芝居というのが際立つというのは 役ではなく 池松や蒼井を観てしまっているということ いい演技ではないと思う。 愚直で純粋な役なのに 蒼井の賢さ 上手さがどうして見えてしまうのだ
そこまで追い込めなかった監督だったのか
蒼井がミスキャストだったのか もっと下手な経験の浅い役者の方が…とか考えてしまった。 ただ ここまでやられてしまうと 言いにくいほどだが……
後 今回はじめて気づいたが この映画館
音悪い それとも 映画の音が悪いのか
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