劇場公開日 2019年9月27日

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「時系列はバラバラにしなくてもいいような気がした。」宮本から君へ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5時系列はバラバラにしなくてもいいような気がした。

2019年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 圧倒的なロンリー・ハイテンション!この池松壮亮の熱演に尽きる作品。人生、重大な決断をしなければならない瞬間は多くないはずで、彼にとっては一生の支えともなる決意の瞬間でした。ただ、それが原始的。秘境と呼ばれる国での成人の儀式みたいに当たって砕けろ的な復讐劇でもあった。その高揚感とローテンションの落差にはビックリするのですが、やっぱり酒の飲みすぎが原因…もっと若いうちに自分の限界を知っときましょうよ。

 予備知識を全く入れないで観たため、これほどまでに暴力満載、血しぶき、歯も飛ぶ、金〇だって・・・と、さすがにお年寄りの観客がいなかったのでホッとしたが、あとで『ディストラクション・ベイビーズ』の監督だとわかり納得。しかし、この時系列バラバラ事件は、テンションの落差を強調したいがために編集されたのか、意味がないように思えた。金魚に意味はあるのかとずっと考えてたせいかもしれぬが・・・

 設定で面白かったのはレイプ魔の拓馬(一ノ瀬ワタル)が「法律をかじってる」などと吐き捨てたこと。こりゃ、肉体的にも敗色濃厚な上に、法律まで持ち出されたら、「はい、合意の上でした」と一蹴されるに違いない。なにも武器も持たないけど、とにかく突進するのみ!といった、どこかの勇者RPGみたいな主人公になるのだった・・・。靖子が勤める会社に乱入してのプロポーズ(拍手した女子社員一人)がカッコいいんだけど、その結果、破れかぶれだったとも思えます。

 蒼井優の貴重なヌードや濡れ場なんて、結婚したことによってもう見ることができないのかもしれません。欲を言えば、もうちょっと若い頃に脱いだ方が良かったかな。お尻がちょっと年齢を感じさせました。

kossy
琥珀糖さんのコメント
2022年7月16日

共感押してくださり、嬉しいです。

時系列がバラバラ・・・確かに前後しますものね。
最初のシーン。
宮本は歯抜けで、右手をギブスして吊ってましたものね。
何があったの??と思うと、過去に遡って・・・
私は2度目に観てもすごく引き込まれて面白かったです。
拓馬が終始冷静で腹立つので、宮本の復讐の非常階段シーンは、
溜飲が下がりました。
それにしても靖子(蒼井優)
トラブルメーカー的な感じもありますね。
(ちょっと変わった映画、好きです)
ありがとうございます😊

琥珀糖
rin*さんのコメント
2019年12月11日

コメントありがとうございます😊
「自虐の詩」映画版はかなり濃いめのキャスティングで面白そうですね。
機会があれば見てみます!
こちらの作品も原作は漫画ですよね。
漫画なら許せる事でも映像になるとこんなキツい印象になるんだな、と。。。
男性向けなんでしょうね、女性目線では全然楽しめなかったです😥

rin*