キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
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NHK、BSプレミアムに感謝
コロナ禍で映画館に行けなかった2020年にBSプレミアムでたくさんの洋画を目にした。
お陰で20世紀初頭の欧州事情のあらましがわかっていた。
その知識がないひとで1作目のテイストを期待した人は面食らっているだろうなあ。
ただ、わたしも1作目の「英国紳士がお洒落に悪党退治する」アクションが薄かったのは残念。
キングスマンは裏切らない
ここであえて、誕生物語をもってきて
古い時代設定なのでやはり戦い方もやはり原始的というか、
それを今出すのもけっこうチャレンジなことだなぁと思いながら観ましたが、
やっぱり面白い。
乱暴なところもありながら、
雰囲気とスタンスは常に紳士的で、
かつ構成がすごく好きです。
見終わった後の満足感が毎回あります。
なにか、007のようなスリルと
バットマンのようなスマートさを持ってるような
そんな感じです
前2作とはテイストがかなり異なり、シリアスなドラマでしたが見応えあ...
前2作とはテイストがかなり異なり、シリアスなドラマでしたが見応えありました。アクションシーンは大迫力。
世界史の勉強×スパイアクション
今までのキングスマンとは違うが、前作よりもズバ抜けておもしろかった!
いつも不謹慎で荒唐無稽なアクションを用意する『キングスマン』。しかし、本作で描かれる塹壕戦は意外なほどシリアスなテイストで、コンラッドの戦いと葛藤などは『1917 命をかけた伝令』を思い出させてくれた。
時代背景は、サラエボ事件からの第一次世界大戦の勃発、西部前線の塹壕戦、レーニンによるロシアでの革命とロシア皇帝一家の処刑、ヴェルヘルム二世の退位などを経て連合国軍の勝利まで。
ジョージ五世(英)、ニコライ二世、ヴェルヘルム二世、ウィルソン大統領やそれら歴史上の人物とかも出てきて、世界史の勉強にもなった笑。
(パンフレットや他のレビューを見てみると結構細かな史実に沿って描かれているらしい。)
全体的に調和が取れていて、今年見た映画の五本の指には入ると思う。
ラスプーチンの舞闘!!
キングスマン結成までの誕生譚。いままでの作品みたいなブラック・ユーモア炸裂な展開はかなり抑えめでしたね。第一次世界大戦という悲惨な史実を扱ってるだけに、抑え目にせざるを得なかったかもしれませんね。 コンラッドが出兵してからの戦場のシーン、塹壕戦は、スタイリッシュさとは真逆の気持ちが重くなる戦いでした。これも確かに見応えはありましたが、正直キングスマンシリーズにそれを求めてるかと言われるとなぁという感じでした。
前半から中盤は、第一次世界大戦下の歴史を辿りつつ、その中でのオックスフォード公の動きと闇の狂団が裏から意図を引いていくというストーリー。軍事的、政治的な展開が多いため、アクションシーンは少なめ。それでも、ラスプーチンの踊りながら戦うアクションは派手で見ごたえがありました。敵方のアクションが一番って言ってしまうのは変な感じですが、この作品の中で一番のアクションだったと思います。
しかし、闇の狂団の異常なまでの組織力が荒唐無稽過ぎて、ちょっと冷め冷めになっちゃった感もありますね。。ラスプーチン、レーニン、マタ・ハリ、イギリス将校、ドイツ将校。こんなメンバーがいる組織。。いくらなんでもと。。
後半、オックスフォード公が闇の狂団を潰すと決意してからは、ようやくキングスマンらしさが出てきました。崖から落ちかかるシーンはスリル満点だし、アクションシーンも見ごたえ十分!さすが、キングスマン!ただ、羊飼いが正体を表したシーン。髪型も違ってて、似たような顔立ちの人もたくさんいたので、「誰?」ってなってしました(笑)
エンドロール中の最後のシーンは必要だったかなぁ。大々的に世界を守るためにキングスマン結成!!といいながら、新生闇の狂団が画策した人類最大の悲劇、第二次世界大戦を全く防げなかったってことを意味してますもんね。。
キングスマンっぽさは控えめだったのはちょっと残念ですが、全体的には、なかなかおもしろかった作品でした!
それは求めていない面白さ
私にしては珍しく、過去作をしっかり見てからの鑑賞。これはあたり確実なのではと予告を初めて見た時から感じ、前作前々作を見て期待が最大まで高まった。笑いありアクションあり興奮ありの重厚感と品のある映画を期待していたのですが...
正直、期待はずれでした。
今までのキングスマンを想像しながら見ると全く違ったものになっていて、過去作が大好きな私にとっては盛大な肩透かしを食らった気分になった。
もちろん、面白くはある。
カメラワークは毎度の如く天才的だし、主人公に魅力が詰まっているのも変わらない。戦争映画はあまり好きではないが、これは見れてしまう。史実をベースとしながらキングスマンの世界を繰り広げるというストーリーはなかなか面白い。これが1作品目として公開されていたのなら、また違った評価になったのかもしれないなぁ。
前作前々作に増して、アクションと音楽の掛け合いが最高。中でもラスプーチンとの戦闘シーンはかなりいい。リス・エバンスの悪役っぷりが笑える。踊りながら決闘するなんてマシュー・ボーンっぽいなぁ笑 すごく好きなシーンでした。
好きなシーンといえば、冒頭。
キングスマンというタイトルの出し方が震える。待たせたな、ようやくスタートだ!と言わんばかりのかっこよさ。アメリカ大統領がお酒を持ってきてと頼むシーン。これもまた、面白かった。気に入って2回も使ってたし?笑
だが、これはキングスマンではない。
キレッキレなアクション、憧れの紳士グッズ、笑えるブラックジョーク、魅力的なキャラクター達、立ちはだかる悪役、1度世界に入ってしまえばあっという間にエンドロールというテンポの良さ...。これがキングスマンだと思う。本作はまるで無い。もちろん、100年前の話だから紳士グッズが無いのは当たり前だ。だけど、あのキレと笑いはどこにいったの?中だるみも酷く、退屈で眠たくなった。
見やすさとわかりやすさが魅力だったはず。
なのに、本作は重すぎるしわかりにくい。これじゃあ、人におすすめできない。内容の面白味は無く、純粋にスパイアクションとして楽しめない。キャラクターに関しても主人公とラスプーチン以外のキャラクターに興味が湧かず、ボスとの戦いも何ひとつとして緊迫感がなく楽しくもない。やっぱり、前々作以上の悪役はいないのだ。
結構ショックでした。
次回作からは1作品目と2作品目の面白さを取り戻して欲しいな。キングスマンの誕生の秘話じゃなくて、紳士グッズの誕生の話とかの方が面白いのかも。好きなシリーズなので、次に期待ですね。
紳士であれ!!
妻を亡くした過去を持ち、現在は平和主義者の富豪、オーランド。大戦の前線に行くことを希望する息子を止めようと衝突するが、実はこの家庭には息子も知らない真実があり・・・と言った物語。
2022年初映画は、昨年の取りこぼし作品から。
英独露の列強が戦争状態になる中、強力なドイツにイングランドを攻撃させようと、ロシアにある刺客が送り込まれ・・・
各所のスパイから機密情報を集め、イングランドを守ろうとするなかで、オーランド親子のやりとりを見せていく。
所々挟まれるスタイリッシュアクションが見所!!いや~な奴だが、ラスプーチンの舞うような闘いは華々しい。・・・でも、思いの外早い段階で・・・!?
その他、開戦を巡るお偉いさん達の描写も◎
オーストリア大公とハンガリー人のくだりは史実のオマージュ(?)的な!?
中盤はガッツリ戦争映画。若き兵の後悔よ・・・このあたりは戦争作品としても見応えがありましたね。
上記の通り全体を通し、普通に面白かったけど、特にサプライズが全くなかったのは少し寂しい所。
勘の悪いワタクシでも初見の初見で黒幕の正体に感づいちゃったり、最後の決着のキッカケも、まぁそう来ますよね。
スパイアクション大作なので、トリハダの立つような意外性や騙しが欲しかったですね。
とは言え、本作もコロナの被害で延期に延期を重ねられた作品。楽しみにしていたので、漸く観ることができて良かった。
今年は問題なく全作品が公開されることを願って☆
007を見に行くぐらいなら
僕はこれを観に行くなぁ。
スパイ映画と言うギミックが満載の映画ではない
いちいち納得共感な格言含む映画だと思った。
ま、とは言えこのキングスマン設立が
後の007へとつながる。と観れば
しっかりと冒頭タイトル通りの主張はされてますよねw
入館最終上映ギリギリだったため、改めてパンフ購入へ
映画館へ◎シリーズも観ようかな。
泣きすぎてマスクグシャグシャになった、1と2に比べて圧倒的重さ
CMに騙された!
気になる人は観に行って下さい!
とにかく開始10分からずっと泣きっぱなしでした、誇り高き意志、平和への願いとは何か、残酷な現実などを映画を通して考えさせられました。
1と2とは違い、シナリオはずっと重め、キングスマン組織創設の重みがありました。
創設の重みを感じさせる展開は秀逸でこれ以上はなく感じました。
映像、演出、緊張感、暗躍、喪失感、うまくいかない展開など、全てが一流。単なるヒーロー物語ではないリアリティのあるストーリー。
CMではラスプーチンの派手な格闘シーンが取り上げられていますが、本質は別のところにあります。
特に戦争シーンではド肝を抜かれました。
圧倒的な緊張感、高揚感、死との直面、錯乱、錯綜、どこをとっても圧倒的。あれ?監督は戦争映画のスペシャリスト!?と間違うくらいの出来です。
監督の映像センスと容赦のなさは大絶賛です。
しかも思わず、そこでマジか!!となった物語の噛み合う展開にもド肝を抜かれました。
なので1と2のようにライトで派手なアクションを観たい人にはオススメできないかもしれません。
今作は派手さはなくても、昔ながらの格闘的気骨あふれる本格アクションは見どころだと思います。
主演のレイフおじ様の現実味ある様相は圧巻です。長年培われた演技力が半端ないです。
親子の絆。親の想い、子の想い、互いの譲れない部分。
託された想い。
人の善と悪の本質。
それぞれの立場、それぞれからの目線。国際問題の裏側。
とにかくリアリティと納得感が凄まじかったです。
歴史の裏側は本当にこんな感じかもしれないと思わせる納得感です。
30歳以上の人生経験をある程度積んで社会というものを知っている大人な人には是非見てほしいと思います。
現実は酷く残酷、その中で誇りを持って戦う姿は涙なしには最後まで観れませんでした。
私は文句なしに3が最高です。ただのアクション映画ではない本作。大きな想いの乗っかった本作は大絶賛です。
マイナスなレビューは気にせずに観に行って感じて欲しいです。
こんなに気持ちを揺さぶられる映画はなかなか観れません。
2が若干軽めでやり過ぎ感を感じていたため、3を危惧していましたが、全く違い、心から観に行って良かったと感じました。
単なる国家スパイ組織機関ではないところが007とはまた違った独自の路線を作れたと感じました。
次回もあれば絶対に映画館で観たいと思いました。
キングスマンファーストエージェント、稀に見る最高傑作だと思います。
今後ワイルドスピードと同じようにここからのし上がってシリーズ化していく予感がします。
予想外の出来
「マナーが人を作る("Manners maketh man.")
英国紳士スタイルで極秘任務をこなすキングスマンの誕生を描いた作品。
第一次世界大戦の裏側で起きた出来事として、戦争の回避に奔走する緊迫感のあるストーリー。
アクションシーンやカメラワークも見応えがあり、予想外のストーリーには思わずうならされる。
見て面白かった、と言える良作。
シリーズとは一線を引いた作品
悪意なく純粋に子供のためと敷いたレール。そのレールからはずれたいと子供が言った時、無理やり戻すのは親のエゴ、価値観の押し付けと子供は言う。本当にそうなのかなって映画を見ながら考えていました。
あっ、もちろんアクション映画ですから、オジさん達が頑張る勇姿を楽しませて頂きました。
始まりの物語としては秀逸
実際の歴史を下敷きに
フィクションとしてのキングスマンの始まりを
興味深く描いている。
これまでのシリーズとは違い、
古い時代なので、
ハイテクの武器や機器は出てこないけれど
そのぶん、あの時代でどんな風に諜報活動していたのかを
丁寧に描いていたのは面白かった。
あまりによくできているので、ノンフィクションと
勘違いしそうだけれど、
フィクションの具合は「るろうに剣心」のそれに近い。
シリーズを面白く見た人も、これが初見の人も
きっと楽しめる映画かと。
そっち行くかね...
キングスマン1作目は本当優れもので、2作目は遊び過ぎ感。で本作だが、まあファーストだからとはいえ、時代背景とはいえ、なんかね。前作まであったスタイリッシュかつ、ちょいエロ&グロの良さが全く無かったな。遊びが無いというか総じて真面目な感じの本作。ま、キングスマン路線を意識せずに、第一次大戦の裏ドラマ映画みたいに観るとイケるかな。
戦争シーンがリアルに重厚で、途中、何の映画観に来たか判らなくなったなww
日本人には楽しめない
えっ!正直、分かんないよ・・・・ある意味、ヨーロッパの人には面白んだろうけど・・・・
このシリーズで、前回のパート2は何とか面白いと思ったけど・・・・
キングスマンの誕生の秘密ね・・・知らなくてもいいから、もっと痛快に面白く作って欲しかったな・・・・
本作品、スパイアクションなのか、スパイコメディなのか、ちょっと中途半端だよな・・・・
007との差別化なんだろうけど・・・・しかし、この後もお話が続くような予感があるけど、正直、歴史とあまり空想的なお話をくっつけし過ぎてもね・・・・何ともね・・・・よく分からなかったな・・・・私的には、全然楽しめなかった・・・・
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