劇場版メイドインアビス　深き魂の黎明

私もナナチ触ってみたい

テレビシリーズのアニメの続編を映画でやるというのは結構ありがちだが、成功する確率が高いのではないだろうか。
作品の世界観や登場人物の紹介などの一切を省くことができるし、作画のクオリティも上がる。
映画化するぐらいだから、ちょうどいい尺のストーリーを使うので、キリもいい。
最近で言うと鬼滅の刃のことを言っている。笑

このアニメ、正直全くと言っていいほど知らなかった。
妻からの紹介で見始めた。
世界観こそ面白いが、なんだが鼻につくキャラデザ。やたら脱ぐし。

ただ、最初こそわくわく地底探検だったのに、アニメ終盤から異常な重い展開になっていった。
四層でリコが怪我したときの流れなんてマジでキツい。

さらに、その直後に会うナナチのエピソードなんて、その何倍も重い。

しかし、面白い！

そんなアニメの映画。
ナナチのエピソードの根幹に絡む話なので、重い展開なのは必定。さすがに耐性があったので、アニメ初見の時ほどのショックはなかったが、これはこれでキツい。

レグの戦闘を中心に、作画のクオリティがかなり高いので、アクションとしても凄く見応えがある。

ただね、ただよ。
設定が難しい。
ボンドルドの正体、カートリッジ全般、笛について、アビスの呪い関連、これらの説明が口頭だけでは付いていけない。
やはり活字で見ないと分からない。
見終わって、原作既読者の妻にいくつか質問してようやく理解できた。
原作漫画を読んでから映画を見た方がいいという、珍しいパターンかもしれない。

それにしても、この時点で五層まで来た。
なんかすぐに奈落の底につきそうな勢いだが、この後テレビシリーズ2期に加え、原作漫画も未完らしい。
一体このあとどうなるんだ。急に進まなくなるのか。
とりあえず早く2期を見るとしよう。

大河作品のエッセンス。この作品の特色は単なるメルヘンにとどまらず、残酷や本性の嫌なところを正直に語るところかな。だから主人公たちの無垢な純真さが際立つか。