マーウェン

劇場公開日:

マーウェン

解説

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス監督が、「バイス」「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」のスティーブ・カレルを主演に迎え、暴行を受けて心身ともに大きな傷を負った主人公が、独自の世界観でカメラマンとして認められ、現実と向き合う勇気を獲得していく姿を、実話をもとに描いたヒューマンドラマ。5人の男たちから暴行を受け、瀕死の重症を負ったマーク・ホーガンキャンプ。昏睡状態から目覚めた彼は、自分の名前も覚えておらず、歩くこともままならない状態だった。脳に障害を抱え、PTSDにも苦しむマークは、リハビリのためフィギュアの撮影を始め、自分や友人たち、そして自分を襲った男たちを模した人形を使って空想の世界「マーウェン」を作り上げる。マーウェンの中では、G.I.ジョーのホーギー大佐と5人のバービー人形がナチス親衛隊と日々戦いを繰り広げ、その様子を撮影したマークの写真は次第に評価され、やがて個展が開かれることになるが……。

2018年製作/116分/G/アメリカ
原題または英題:Welcome To Marwen
配給:パルコ
劇場公開日:2019年7月19日

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(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS

映画レビュー

4.0「フォレト・ガンプ」がウェス・アンダーソン的箱庭世界に迷い込んだ

2019年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

知恵は他人より劣るが、並外れた特別な才能を発揮する。曇りのない純粋さで、周囲の人から愛される。ロバート・ゼメキス監督はマーク・ホーガンキャンプのドキュメンタリーを観て、アクションフィギュアとバービー人形を使い撮影した写真に込められた物語を映像化しようと思い立ったそうだが、「フォレト・ガンプ」のタイトルロールに通じるマークのキャラクターにも魅かれたのではないか。

マークが第二次大戦下の町のジオラマを作り、そこでフィギュアにポーズを取らせて撮影する。マークの空想が映像化された世界と、創造主たるマークの現実を行き来する構成は、ウェス・アンダーソン監督のトレードマークの箱庭世界を彷彿とさせる。

マーウェンの美女軍団のキャストたちはほぼ全員、CGキャラだけでなく実写でも登場するが、魔女デジャ役のダイアン・クルーガーは実写出演なし。これを贅沢すぎる起用とみるか、スターの無駄遣いとみるか…。

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高森 郁哉

3.5自分を取り戻す過程に正解なんてない。

2019年7月28日
PCから投稿

悲しい

楽しい

知的

ロバート・ゼメキスがとんでもないビジュアルをドラマの中に暴力的に放り込んでくることは過去作で承知していたつもりだったが、まだまだこっちの認識が甘かった。本作は実話ベースなのに、トラウマを抱えた主人公の妄想がメインで、第二次世界大戦のジオラマを背景に米兵のフィギュアとハイヒールを履いた美女人形がナチスと戦うシーンがかなりの分量を占めているのだ。

この妄想シーンは深いトラウマを抱えた主人公にとってのセラピーの役割を果たしていく。イビツでヘンテコなアウトサイダーアートといった趣きであり、正直、付いていけない気分になる瞬間もあった。しかし、心の中で大切なものなんて人それそれ、千差万別。本作はその中でも特異な例を敢えてビジュアル重視で描くことで、趣味嗜好は他人にジャッジされるものではないという決意表明をしているようにも見える。

しかも思わぬ形で「デロリ〇ン」まで放り込んでくるのだから、ゼメキス、ホントやりたい放題でアッパレ!

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共感した! 4件)
村山章

5.0お人形たちの映像がすごい良い。可愛いったらない。

2024年1月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

お人形たちの映像がすごい良い。可愛いったらない。

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共感した! 1件)
まるぼに

4.0物語はイマイチだけどなかなか楽しめた

2023年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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共感した! 1件)
つとみ