火口のふたりのレビュー・感想・評価
全126件中、121~126件目を表示
予備知識なしで行くことをお勧めします
私は、予備知識なしでふらっと行って良かったなと。
最後の最後で富士山とかけてくるところは、良かったなと思います。二人の感情、欲情の盛り上がりと繋がってたんですね。
小説読んでみようかなとと思いました。
脚本も良かったので、人にも勧めたくなる映画でした。
最初と最後の挿入歌は、私は要らなかったと思います。ピアノかアコーディオンみたいなもので、静かなものが良かったかなと思います。それだけは残念に思いました。
この監督は、脚本を大切にしていると思いました。しかし、撮影現場で、やれる事の比重が大きい映画です。主役のお二人の頑張りと監督に賛辞を送ります。
自分の深いところにあるもの
これまで経験したことがない未曾有の災害が近々、日本を襲うとしたら、やっぱり本当に好きな人と過ごしたいと思う。
セックスもしたい。
それが、僕の身体の言い分で、頭の言い分でもある。
好きってなんだろう。おセンチなのもあるけど、裸で抱き合った時に肌が擦れあってゾクッとする感覚も大切だったりする。
ただ、これは、男性目線の僕の感覚だ。
だから、女性の感想とは違うようにも思う。
女性は、女性で観て感じて欲しい。
セックスのシーンは、どこかぎこちなくて、自分自身のようで苦笑しそうになる。
原作の小説の中で、新幹線の場面は、個人的には一番エロティックだと思っていたが、映画ではバスの中だ。どうして、人に聞かれてるかもとか、見られるとか思うと人は興奮するのだろうか。
やはり気になってしまう。
まったりした時間の中の二人の会話も二人が溶け合うようで愛おしくなる。
湯船のお湯の下に見える乳房も独特のエロティシズムがあるような気がした。
「火口のふたり」は自分自身を再確認するような映画だ。
一番深いところにあるが、実は最も熱く激しい部分、そう、マグマのような。そして、二人は…マグマは、火口まで上昇し…。
セックスは、生命を繋ぐ行為でもある。
最期の賢治と直子のやり取りにもそれを感じる。
未曾有の災害があるかもしれないから投げやりなのか、生命を繋いでみようと考えたのか、答えはきっと人それぞれだ。
セックスシーンは良いけど。
現代に捧ぐ
全126件中、121~126件目を表示