火口のふたりのレビュー・感想・評価
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もったいない
大好きな役者さん二人の映画。
特に、瀧内公美さんが美しすぎて見たかった。
しかし、オープニングから
あまりに古くて驚いた。
曲も、演歌ぽくて古い。
火曜サスペンスかなんか?
という印象。
作り込まれていない自然体はいいとして
音楽やセリフの言い回しとか、
すべてが古いのが残念。
古書のようなアンティークショップのような
異次元な古さを感じて
思わず、公開年月日を確認してしまった。
作りが古すぎて感情移入しにくい。
意図があってのことだとは思うが
柄本さんのヘアスタイルとファッションが
あまりにも色気がないのも残念。
さらに、女性の気持ちよさを
わかっていない絡みのシーンがほとんど。
この映画の監督は絶対に
おじいさんだと思った。
シチュエーションも
がっついてしまうことも
離れられない関係も
全部、受け入れられるし理解もできる。
でも、観ていて不自然ではなかったのは
二人の素晴らしい演技力の賜物だと思う。
非常にもったいない。
できれば大手を振って観たい
際限無くなる展開
賢治と直子と極秘任務
生活感があって、会話が楽しい。
賢治(柄本佑)が、ひとりでビール飲んで食べる描写は、ひとりでやってることを表現していて、直子(瀧内公美)と数年ぶりにやってからは、ふたりで一緒に食事をする。
直子だけが腹痛になるのは、将来の妊娠を描写しているようにも感じる。
小学生の3人組に見られていたことに直子は氣付いていないというシーン、「見ても何をしてるかわかんなかったと思うよ」と賢治が言っていた。極秘任務を覗き見した直子は富士山噴火の情報を知るが、自衛隊はセキュリティが甘くはない。翌日に自衛隊が避難誘導等をしているかのようにTVでやっているが、それは表向きの活動。きっと、本当の極秘任務が何なのかは知られていない。
ふたりはいつも後から本当のことを知るのだ。
ふたりに限らず、自分だってそうかもしれない。
ちょっと見たところ、ふしだらで不真面目そうな主人公達だが、素敵な関係であった。
他の登場人物は完全に脇役で、まるで二人が世界の中心であるかのようなラヴ・ストーリーであった。
自然体の男女関係でしょう
エロいつもりでエロくない
これもまーったくエロくない。AV業界出身だけが自慢の監督がSEXシーンをこんなにへったくそに撮って、恥ずかしくないのかね? 美術も照明もダメだし脚本は支離滅裂という悲惨。俳優二人は体を張って演技してるんだが、監督があまりにバカなので痛々しいだけだったな。
生きる力について考えさせられた
レビューが辛口だったので覚悟して見たけどそんなに悪くなかった(2度目はないが)。一言で言うとマリッジブルーに巻き込まれた男と女の話。でも思ったよりがっかりな感想ではなく切ない気持ちになった。好きなのに近親だから結ばれないと思ってる2人。だからこそ燃え上がるのかもしれないけど。欲求のまま生きてる時が1番生きてるという気がするかも。
女優滝本公美の度胸もすごいし柄本佑改めて良い俳優だなと思った。
良い宵酔い
色々と負われているものから逃げ出すような、解放されるような激しいセックス
内容は官能的で刺激的
写真もエロティックで良かった
お祭りも良かった
※尻切れとんぼっぽいカットが気になったけど
切羽詰まった2人が向かう先、火口
山場のはずなのに、肝心の火口のシーンは少し拍子抜け
もう少しドラマティックにして欲しかったな
最後の噴火もギャグっぽくなってしまった感
CGでも良いので動きが欲しかった
マリッジブルー…
カラダを忘れられないと言うより、やっぱり元彼賢治が好きで、忘れられなかった直子。子供が欲しかったから、結婚したかった感がありありで、これで結婚していたら自衛隊の旦那も可哀想だし、生まれてくる子供も可哀想、結婚は上手く行かなかっただろうし、かえって良かっただろう。ラストの富士山噴火と互いの絶頂を重ね合わせる描写に最後まで、何か深いものがあるのではないかと見てきたけど、拍子抜けというか、そもそもライトな作品だったと改めて認識。最後まで、その日暮らし賢治の態度も煮えきらないし、まあ、現実っぽいのか。
共感できる人生は歩みたくない
想定外
これがキネ旬ベスト1?? 懐かしのATGを思い出す。
まあ、アダルトビデオより良くできているポルノ映画という感じで、映像も日本映画っぽく暗めな感じ、二人芝居でもまずまずよくできた構成。懐かしのATG映画を思い出すような内容、私としてはジャンル的には好きでないので、採点は辛いが、主演女優・瀧内公美の体当たり演技は評価してあげたいし、映画としては良くできているとおもうのだが、この映画がキネマ旬報ベスト1ということが一番の驚き。
日本の映画評論家はミステリ小説評論家と並んで、何の参考にもならないガラパゴス的代物だが、これじゃ、いつまでたってもグローバル化はできないし、興行収入ランキング1位はアニメ映画だし(そんな国、他にあるのか?)、日本映画界の現状を如実にあらわしており、残念。
「今夜、世界からこの恋が消えても」とか、「夏への扉」とか、「KAPPEI カッペイ」とか、「キングダム2」とか、「ゴーストブック」とか、エンタメ的に頑張っている邦画もあるんだけど、結局「ONE PIECE」が興行収入1位だから大変残念。日本映画界の実写に携わる映画人はもっと頑張っていただきたい。でも、日本の映画評論家は全然だめだから、切磋琢磨されないので、だめかもなあ。。。ガラパゴス邦画はVODで観て、映画館には「トップガン」を観に行こおっと。
エロいけど
不思議な魅力のある作品
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