モンスターハンター

とてつもない作品が生まれてしまった。未だかつてない衝撃作である。

こんなヒドイ映画があっていいのだろうか。
こんなヒドイゲームの実写化があっていいのだろうか。

監督はもちろん、おそらくスタッフの誰1人としてCAPCOMの傑作ゲーム、「モンスターハンター」をプレイしたことがないのだろう。愛もなければこだわりもない、ただ金がかかったミラジョボビッチとその監督の
ホームビデオである。

なるほど確かにディアブロスやリオレウスのCGはカッコいい。さすがハリウッドである。ただモンハンの魅力はカッコよさだけではないはず。過去様々なシリーズが出てきたモンハンだが、

そこにいるのはただギミックとしてのモンスターたち。

そしてあのブン投げオチ。エンドロールが始まった瞬間、思わず周りを見渡してしまった。こ、これで終わり？！？！

わずか100分の映画をここまで長時間に感じたのは初めての経験だ。

本作を楽しむ条件は原作ゲームをプレイしたことがないことだろう。

なんかモンハンを観てるというよりは、前半の暗い場所での戦闘とミラ・ジョボビッチさんが主演なのでバイオハザードを観てる気分でした。

まさか異次元ものとは思わずに見たが、米軍のかませっぷりがえげつない。現代戦車に無双する化け物に肉弾戦とかんなアホな。

映画として特筆するべきところはアクションとVFXのみでストーリーはまったくおもんない。ただ、それも、ゲームはやったことがないのでこんなことを言うと怒られそうですが、モンスターの造形が総じて今ひとつ。