イエスタデイのレビュー・感想・評価
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予想通りの内容で期待以上の爽快感
題材の惹きが抜群の異世界転生もの。
売れないミュージシャンがビートルズの存在しない世界でビートルズの曲を歌う。
これだけでもうワクワクできる設定です。
まず主人公が無骨な好青年なのが良い。
お金や欲に溺れず、盗作してることへの罪悪感や葛藤を常に抱えているのが好感を持てる。
恋愛面にもドラマがある今作だが、決して性格に問題があるとか、生活がだらしないとか、そういう理由で揉めるわけではない。
あくまでも気持ちのすれ違いが主で、男女ともに非常に真っ直ぐな生き方をしているのに好感を持てる。
最後まで二人を応援しながら見ることができたので、とにかく爽快指数の高い鑑賞ができました。
同じ記憶を持つ者として主人公に感謝するビートルズファン。
愛と幸せについて語る86歳のジョン・レノン。
終盤、この2つのシーンは特に胸を打ちました。
罪悪感に押し潰されそうになっている主人公の心が、どんどん浄化されていく過程が上手く描けていたと思います。
最後のクライマックスも含めて、本当に晴れやかな気分になれる作品でした。
ビートルズの曲は本当に有名作のメロディーを知ってるぐらいで、細かい歌詞や幾つかの曲は分かりませんでした。
歌詞を間違ったり思い出すシーンや、レコーディングシーン等は知っていればもっとニヤニヤして見れたと思うので、そこは悔しいですね。
一方で通じない言葉を逐一検索して確かめるところや、どんな名曲でも最初はなかなか聞いてもらえないところなど、妙にリアリティーあるシーンが凄く面白かったです。
設定はファンタジーだけど露骨にファンタジーしてないところが好みでした。
映画って楽しいと久々に思えた‼️
もともとThe Beatlesやイギリスが大好きなのだけど、それを差し引いても、着想や脚本、配役全てが完璧と思える作品だった。
スタッフを見て、「あ~!」と納得。
そりゃ出来が良いはずだわ。
正直、ボヘミアンラプソディにはがっかりした派なので、下手に脚色したドキュメンタリーにしなかったことに拍手です。
イエローサブマリンの奥さんの台詞が好き。
この映画を創ってくれた人達に、同じ言葉を送りたいです。
いろいろ詰め込まれているのに、きれいに収まっている。気持ちいい映画
ビートルズの歌詞を聞きながら、彼らがいかに天才だったか。彼らがもしいない世界。そんな世界で自分だけが生きることになったら。アーティストの創造することへの悩み。現代の天才エドシーラン、そしてジョンレノンは何を語るか…。歌手で成功することよりも、大切なことは?
ストーリー普通すぎ
偽りの成功なんて、虚しいだけ。
有名なミュージシャンになりたいと思う人なら、一度は、妄想してしまう物語じゃないかな。ジャックの行動と、本当にそんな事が現実に起こったら、自分ならどうする? そこの所、照らし合わせながら、観ていました。
偽りの成功の傘下で、富と名声を手に入れて、毎日が刺激的な生活に満ち溢れている。最初の内は、やっぱりいいよね。自分が特別な存在に感じて、恐いものなんてないって感じで。でもそんな偽りの生活なんて、一生は続けれないって、この映画を通して感じました。後ろ指を指されて、生き続けるなんて絶対無理。憧れはあるけど、やっぱり 楽をして偽りの成功を手に入るより、ムチャクチャ努力して結局ダメな結果に終わっても、そっちのが、全然価値がある。
この映画は、色々な分野で頑張っている人達を救えると思う。
最高
評論や噂やレビューではなく
タイトルなし(ネタバレ)
パラパラユーロビート世代なので、
全くビートルズを通らずに知識なしで見たけど
楽しかった(^○^)
主人公はビートルズ好きだけど、
全部の歌詞を丸暗記してるようなコアでマニアックなファンてわけじゃないところとか自然で、
ファンじゃなくてもわりかし見やすいと思う
ビートルズがいない世界線でジョンレノンが生きてる設定も夢があって素敵なファンタジー
みんなが考えるもしも…だよね
ビートルズ以外にも色んなモノがなくなってて笑える
yesterday
Beatlesと愛の普遍性
特別Beatlesのファンて訳じゃありませんが、どの曲も聴き馴染んだ環境音であり、どんな形で歌い直されても、胸に刺さる普遍性を再認識しました。
時代が違ってもそこまで大ヒットするかなぁと若干疑念も過りましたが、古臭さを全く感じないtimelessな普遍性に、その疑念も吹っ飛びました。
主軸となる恋愛ストーリーは、いたってシンプル。
名声を得ることで、失う愛。
でも、何を一番大切にすべきか、教えてくれたのもBeatles。
金と名声を持たないことで、得られる幸せも、永らえる命もあるのでしょう。
事情を知らない78歳との語らいこそが、最大のハイライトでした。
恋愛の顛末は予定調和に落ちるけど、愛を取り戻す大団円にも普遍的な魅力があり、涙腺が緩み、幸せな安堵感に包まれました。
ビートルズと共に生きる
この世界にビートルズは存在しない。
知る、ごくわずかな人間として主人公はビートルズを体現する人となる。
おかげでもたらされる人生の様々な出来事。
けれど行き詰まったそのとき主人公を助けたのも、いわば生けるビートルズだった。
ビートルズを愛する人の手による、もしビートルズの楽曲のように生きて行けたら、
そこに込められたメッセージのまま生きられたらどれほど幸せだろうか。
そんな気持ちを感じる、心癒される1本だった。
しかし、当方それほどビートルズに詳しくなく、歌われている曲の背景を知っていたならもっと作品を楽しめたのにと悔しい。
なんだか頼りない主人公にやきもきするものの、好感が持てるのは誰にも身に覚えのあるそれこそがリアリズム、というやつか。
それにしても有名なあれやこれやが存在しないパラレル世界の喪失の基準や、いかにw
ビートルズ!
ルール違反の映画だけれど楽しめばいい。実際、楽しいし。
映画を構成する要素として、音楽がいかに大切かを、あらためて実感させてくれる映画です。ビートルズの楽曲を使うのは、普通の映画ならあり得ないけれど、このストーリーなら大手を振って使える。サクセスストーリーと、なかなか成就しない恋愛をビートルズ音楽でパッケージすれば、楽しくないわけがない。ストーリーの多少の無理は無視して、どこかに隠された意味探しなんて頭を使わず、単純に楽しめる映画になっています。
でも、ちょっとセコイ。
主人公ジャックは、自分からわき出したものではない音楽を利用して、富と名声を手に入れることに罪悪感を覚え、普通の生活を選択する。彼女との愛を大切にして、つつましやかな幸せに足るを知る。ジャックの生き方、映画のベタな着地点に、見る者は安心感と共感を覚えるわけです。
でも、映画の制作者達はビートルズ音楽を利用して、富と名声を手に入れているじゃないですか。ビートルズ音楽を使いまくりの映画なら、そこそこヒット間違いなし。この映画のコンセプトを思いついた製作者は、きっとニヤついたに違いないと思うのです。
ジャックのように才能のない凡人は足るを知るべきだけれど、才人は違うのだよ、という事でしょうか。
ま、つべこべ言わずに、製作者たちの手のひらの上で、単純に楽しんでいればいいのですが。実際、楽しいんですから。
それにしても、自分の中からあんな音楽がわき出してきたなら、本当に幸せだろうね。やっぱ、ビートルズは偉大です。
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