アスのレビュー・感想・評価
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影側の目的がイマイチわからなかった
影が敵というのは興味深かったのだが、彼らの目的や成し遂げたかったことがイマイチわからなかった。
あんなに人がバンバン死んでいく中、主人公一家だけ犠牲者を出す事もなくストーリー展開が進むのも、逆に恐怖が薄れた。
最後のアデレードが幼少時に影と存在が入れ替わってたのも結局なにを示しておりなにを伝えたかったのか、未熟ながら僕には伝わらなかった。
まぁ映画館で観るには前半はスリリングがあったのは楽しかったのでそこは評価。
面白い
ものすごく不気味で恐ろしい話。なんだけど、この監督の前作『ゲットアウト』でもそうだったように、めちゃくちゃ笑える。
ビックリした顔とか、悪い笑い顔とか、大げさすぎて逆に面白い。あと動きがヘン。
襲ってくるやつらの動作がいちいちおかしくて、コントかよ!って突っ込みたくなる。
セリフも、この危機的状況でそんなこと言う?みたいなのとかあるし。とくにバカ親父。バカ親父と言えば、あの父親が子供みたいな言動したときに、子供たちがする「またかよ」みたいな顔も面白かった。
話がはひどく恐ろしいので、見てる方としては
「ナニコレ、笑っていいの?怖いけど。ダメなの?いやでも面白過ぎるでしょ!ああー怖い」という混乱した状況に。
自分も笑うのはヘンかと思って堪えてたけど、前の席の女性がゲラゲラ笑ってたので、やっぱり笑っていいんだと思います。オススメです。
ホラー系ミステリアス要素満載
シナリオがまず面白い💨
自分たちの分身?何者?から興味がそそられる。。
ありえない大げさな話だけど、話の辻褄と理屈は理解できるし、次の展開がどーなるか、これはこういうことかと考えたりドキドキするミステリアス要素はちゃんとしてる。
敵が少し煩わしいというか、少し人間離れしてるというか、そもそも人間なのかどうか、どこから現れたものなのか、謎めいた部分が多くあって、最終的に謎のまま終わります。
最後のゴールも、果たしてハッピーエンドなのか謎を残して終わるので、人によってはモヤモヤ感が残る作品かも。。
自分はこーいう最後は嫌いじゃないです。
ジョーダンピール作品の心理的恐怖の正体
一件落着のように見えて、どことない後味の悪さを残すのが、彼の作品に通底していると思う。
なぜならば、映画を通してみたときの「真の被害者」は主人公たちではないからである。
その「真の被害者」たちの「声」が、「上の者」達の強制的な抑圧で封殺されていることこそが、恐ろしい。
その「上の者達」の所業こそが、真に恐ろしいのだ。
主人公たちは初めてその「声」という真実を知り、世界の裏側の恐怖と対峙することになる。
だからこそ、彼の作品で「真の被害者」が流す涙やその表情には、核心に迫るものがある。
だからこそ、ルピタニョンゴが別荘で自分の分身と初対峙するシーンの、あの彼女の表情が、全てを物語っている。
映画を見終わったあとの我々は、今一度、自分たちの幸福は誰かの不幸の上で成り立っているのではないか、と考えてみる必要がある。
この社会で「ハサミ」を握らざるおえない人間がいて、誰の喉元にそれを突き刺そうとしてるのか。
まともなフリをした人間のバックボーンは果たしてまともなのか。
斬新なシナリオと演出
面白かったけど、頭でっかち?
役者さんたちの演技が巧みで引き込まれる。
カメラワークが、奇をてらうことなく、印象的なショットを交え捉えていく心地よさ。
自分そっくり、家族構成も同じな何かに襲われるというシチュエーションも恐ろしい。
じわじわ来といて、あとは、大バトルになる。
笑いが散りばめられていてさじ加減がいい。
ミステリー。
これが問題だ。
設定的には、良いとして、、、描写がイマイチ。(予算の都合かな・・・)
どうもこの映画、テーマとして、アメリカの格差社会に焦点を当てているようだが、、、全くピンとこない。
USは、私たちであり、ユーエス(アメリカ)も引っ掛けている。
テーマをストレートに描くと社会派ドラマにしかならないが、それをあえてミステリーホラーにしてみました!ということのようだ。
しかし、ミステリーと一致しない。
問題定義どころか、この物語だとむしろ高みの見物状態に見えてしまう。
そして下層の者たちを見下してるようにも見えてしまう。
でもテーマが全くピンとこないため、鑑賞の印象はそんなこともなく、ハラハラドキドキの連続で楽しませてくれた。
ちょっと頭でっかちに感じる。
言いたいテーマはインタビューなどでフォローしてるようだけど、それを含めて作品として成立させたいようで、イマイチ本編だけでは機能していないモヤモヤが残る。
テーマである格差社会、資本主義の闇を持ってくる意義は大いにあるが、この作品にそれは感じなかった。
例えばゾンビ物は、ざっくりいうと得体の知れないウイルスなどで人類が滅びてしまうことがあるかもという恐怖をエンタメにしたものと観れるから、この作品もそう観てあげればいいかも・・・。
と書いていたらブラックホーク・ダウンを思い出した。
限られた人数の米兵に対峙するソマリアの民兵の大群。
アメリカ兵から見たらわらわら出てくるゾンビのように見えただろうからそういう風に見せてる。
この映画の、あの者たちは、、、それじゃああまりにも酷い見せ方。。。
モヤモヤ感をずらずら書いたが、こういうエンタメの中に強い作家性がある作品が作られること自体はよろばしい。
監督が怖いと思ったものを「ほらこれって本当は怖いよね」と見せまくる。(監督はウサギが無表情で怖いらしい)
前作のゲット・アウトも面白かったので、また次も見たい監督でる。
ホラー苦手な人でも見やすいホラー!
早々に気付くのだけど
ははーん、これは、実は入れ替わっている系ですね?!と、気付くのは影の家族が部屋に入ってきて喋りだした瞬間だと思う。
まさに事件が起こった瞬間で何もかもがこれから始まるという時に一番のキモである入れ替わりに気が付くのだけど、何故?どうして?が後から後から答え合わせのように展開されてオチに気付いていてもちゃんと最後まで見せる。そんな作品だと思った。
主人公の影だけが言葉を発せれるのか、どうして声があんな感じなのか
浜辺で一番はじめに手を広げて立っていた人物
兎に関しては食料として有効な繁殖力の高さ、人間と同じように年中繁殖可能だから?分からないけども。。
とにかく自分の影を殺したら手をつなごうというラストシーンでだったと思うので殺戮は止まらない感
なのに主人公は全員無事という(そもそも影が人生を奪われた被害者なので復讐は失敗に終わっていて不気味で後味はよろしくない)変に希望のあるような不安定な気持ちで劇場を出た。
気持ちをザワつかせるのはそれだけ映画としては正解なのでは…という感じ
ホラーを超えていく展開がたまらん
不気味な雰囲気を撮らせたら抜群に上手い監督
同じDNAの人間でも育つとりまく環境で全くの別人になるんだね。
ラストびっくりした…。
前作のゲットアウト同様 社会問題がメッセージにあって個人的には好き。
つまらないとは言い難いが面白いとも言い難い
クローンが本物を殺しに来るという設定はいいが、一番最初に出る、アメリカの地下にあるトンネルがどうのこうのとか言うので察しのいい人なら先の展開がだいたい読めてしまうのが残念。
アメリカ人のすべてのクローンがいるという設定よりも、あの遊園地でなにか呪術的なものにかかった主人公とその一家だけがドッペルゲンガーに襲われる展開のほうが綺麗に纏まり怖さを出せたのではと思う。
ルピタニョンゴ等、俳優陣の一人二役の演技はとても素晴らしかった。
ホラー映画かと思っていたら、マッチョ系アクション映画だった件
ビーチハウスを訪れていた一家に襲いかかる、自分たちにそっくりな存在の恐怖を描くホラー映画。
監督/脚本は『キアヌ』(脚本のみ)、『ゲット・アウト』の、オスカー脚本家ジョーダン・ピール。
ポスターのデザインや予告編がすごく良い感じだったので、映画館で鑑賞。
アメリカの地下には長いトンネルがある…
というモノローグから映画は始まります。
次に1986年、とある家族が遊園地で遊んでいる場面に移ります。
その遊園地で迷子になる少女。
彼女が鏡の迷路に迷い込むと、そこで奇妙な出来事が!
不安感を煽る音楽とともにクローズアップされる何者かの瞳。
カメラがぐっと引くとそこには檻に閉じ込められる多数のウサギ…
このオープニングはすごく良い!
これから起こるであろう恐怖の展開を期待させてくれます!
時代が現代に移り、プロローグの少女が大人になって登場。どうやら彼女が主役の様子。
大柄で陽気な黒人というステレオタイプな旦那と今時な感じのちょっとクールな娘、どこか内向的な感じのする息子の4人で夏休みを別荘で過ごそうとしているようです。
別荘に荷物を降ろし、ビーチに向かう道中、行く先に救急車が。どうやら死体を担ぎ込んでいる様子。嫌なもの見たなー、という感じの一家。
ビーチで友達一家と待ち合わせ、楽しく過ごそうとするが主人公であるアデレードは暗い顔。
ちょっと姿の見えなくなった息子を過剰に心配するなど、どうやら普通じゃない様子。
息子はビーチで突っ立っている男の後ろ姿を目撃。手には血が付いている…
夜になり、昔このビーチで迷子になり、恐ろしいものを見たと夫に打ち明けるアデレード。
夫は気にも留めないが、家の外に4人組の人影が見える。影になって顔は見えない。
彼らを追い払おうとする夫。すると急に彼らが襲ってきて…!!!
…はい、ここまでは非常に良いです。
すごくスリラー要素満載で、これからどうなるのかハラハラしながら観ていました。
しかし、この4人組が家に侵入してからはただのアクション映画。
ドッペルゲンガーが本物を殺しにくるという発想は良いと思うし、彼らは非常に恐ろしいのですが、舐めプが過ぎる!
さっさと主人公一家を殺せばいいのにグダグダやってて結局逃げられる。
デカいハサミを持っているのだから、ゴア描写があるのか?と思いきや、そういう場面はほとんどなし。
ハサミでの殺害場面はありますが、そこはあえて残酷な描写にしていない感じがしました。
多少はグロい感じにした方が映画のカラーと合うと思うのだけど…。
はじめこそ怖がっている主人公一家ですが、途中からは余裕すら感じられます。
『ホーム・アローン』ネタを提案したり、殺したドッペルゲンガーの数を競ったり。
娘はここぞとばかりに車を運転しようとします。こんな状況で初心者に運転させとる場合かっ!
サスペンス・スリラー映画のはずなんですが、途中からはなんか面白くなってきて普通に笑えました。特にアデレードのバーサーカー化がすごい。
ドッペルゲンガーを火かき棒で容赦なく殺し、フクロウのギミックを驚くこともなく粉砕。ここは会場からもちょっと笑いが起こりました。
最後はとある施設でアデレード対ドッペルゲンガーの一騎打ち。
ドッペルゲンガーの正体が明かされるのですが、あまりにも破茶滅茶な展開が続いていたので、そんなことはもうどうでもよくなっていました。というか、そこ台詞で説明する?
ぶっちゃけ、彼らがなんなのかよくわかっていません。廃棄されたクローン人間?
そもそもそんなやばそうな施設に簡単に歩いて行けるってどうなんだという話ですが。餌がウサギというのもよくわからん。
というかここでもドッペルゲンガーの舐めプがひどい。本気で戦えよバカっ!
子供の頃のバレエの演奏会がキーになっていたようですが、そこの説明なり描写なりがそれまでほとんどなかったため、唐突に感じます。
何だかんだで、最後は家族揃って脱出。
全体的にすごい馬鹿馬鹿しい映画ですが、ゾッとする回想シーンからの、仮面を被る息子というラストシーンは非常に良い!
映画の最初の方とラストシーンだけはホラー映画。
あとの部分は黒人のフィジカルの強さを紹介してくれるマッチョ的アクション映画です。
いや、そもそも、ホラー映画だと認識して鑑賞するのが間違っているのかも。
コメディアン出身の監督らしい、ブラック・ジョーク満載のコメディ映画として観るべきだったのか…?
『Us』=「私たち」と「アメリカ」というダブル・ミーニングになっており、アメリカの格差社会や差別を皮肉った内容になっているのだろうが、あまりにも地下の住人達の設定が無茶苦茶すぎて、ハマれなかったなぁ。
『ジョーカー』や『パラサイト』といった、本作と同じようなテーマを扱った作品が2019年は話題を集めましたが、この2作に比べれば本作は劣るなぁ…
凄惨な場面にビーチ・ボーイズの「グッドバイブレーション」が流れ、警察呼んで…のところでN.W.Aの「ファック・ザ・ポリス」が流れるところのシークエンスは、流石コメディアン出身の監督だけあって面白かった🤣
90分で魅せて欲しかった!!
初めの遊園地のシーンと、中盤で白人家族が入れ替わるシーンはそれぞれ良かったです。ネタばらしも含めて脚本が洗練されておらず、また尺も長く感じて没入できませんでした。父親のノリが苦手でした。中盤、白人女性のキモ顔演技は前作「ゲットアウト」に通じるものがありました。BGMは終始大袈裟に感じましたが、終盤の施設での撲殺シーンはサイレントヒルみたいで良かったです。90分でキレのあるスリラーなら、もっと良かったと思います。ゲームのサイレントヒルやサイレン、バイオショックのような恐怖を期待したら、設定が作り込まれていなくてダメでした。
作り込みが雑すぎて映画として
いちいち現実に引き戻されるのが残念でした。
じつは観賞後に町山さんトークショーがあり、映画中の意味深なメッセージを知れてよかったです。 トークショーのネタバレになりますが(いいですよね)、町山さん曰く、単に深いメッセージを伝えようとしても 重すぎたり 興味ひかれず誰もみないと勿体ないじゃないですか、ホラー仕立ては動員を助ける、といった彼なりにこの映画のよさを挙げてくださいました。 そこはそうかもなと思うので町山さんに御礼です。
がしかし! それにしても! とはいえ! だって映画ですよ?!
あまりにディテールの作り込みが中途半端すぎて そのたび映画に入り込めなかった。 えっアレなんでそうなの なんでこうなの 結局助かったのは(Pー)たちだけでそれなんの意味があるの、えっ意味はないの?! とか
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⚠️(以下、オブラートに包みますがややネタバレ)
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なんであるときは動きが同じなのに それ以外わりと個別に動けてるの、娘より足速かったっぽいのはなんで? バレエはどっちが動いてたの、ていうかバレエどこで教わったんすか、なんで息子を奪おうとしてるの、わかれば狂気でもなさそうですけど なんで自分の子を愛してないの?
なんでニョンゴ(女優名)だけ即殺されないの、(Pー)だから? でもなんでそれ周りの人?もわかるの、あそこ、ちっちゃい子供が オリジナルの動きにシンクロしながらそれでも上に出ていけるのに他の人?たちはそれまで出てけなかったの、なんでなんで、いやだからあの人あそこ昔行ったことあったんじゃないの、で結局 肝心なところはぜんぶ口頭説明なの?
などと、その都度ひき戻されちゃうのって そもそも映画としてどうなんですかねと思ってしまいました。 「そこは本質じゃないんだよ」と云われても映画ってそこ大事じゃないですかね・って云い過ぎ?
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