ザ・ゲーム 赤裸々な宴
 2018年製作/93分/フランス
原題または英題:Le Jeu 
スタッフ・キャスト
- 監督
 - フレッド・カバイエ
 - 製作
 - ピエトロ・バルセッキ
 - ステファヌ・セレリエ
 - 脚本
 - フレッド・カバイエ
 - オリジナル脚本
 - フィリッポ・ボローニャ
 - パオロ・コステラ
 - パオロ・ジェノベーゼ
 - パオラ・マミーニ
 - ロランド・ラベッロ
 - 撮影
 - ドゥニ・ルーダン
 - 美術
 - フィリップ・シフル
 - 衣装
 - マリ=ロール・ラッソン
 - 編集
 - ミカエル・デュモンティエ
 - 音楽
 - クリストフ・ジュリアン
 
 2018年製作/93分/フランス
原題または英題:Le Jeu 
『おとなの事情』という作品のリメイク作らしい。
パーティに集まった仲良しグループの夫妻3組+男性1人。男性はバツイチで、恋人が最近できたが体調不良で今回は1人で参加。
そんな7人がはじめた遊びは、全員のスマホをテーブル上に並べ、電話が来たら絶対に応答しスピーカーで会話内容をさらけ出し、メッセージが届いたら音読するというもの。
後ろ暗いことがなければ昔からの友達なんだからいいでしょ〜ってなことではじまるが、みんなそれぞれ後ろ暗いことを隠していた。
豊胸手術を受けようとしている、カウンセリングを受けている、ネット上で文字だけの疑似恋愛をしている、ガチで不倫して相手を孕ませている、ゲイである、といったようなもの。
とてもギスギスしていくが、直接的なエロはないし、みんなブチ切れて相手を殺害とかはしないのでグロもない。画面自体はとある家の中で7人でごちゃごちゃ話し合うだけの様子を写して行くだけだが、話が面白い。
終盤は少々わかりにくい。
恐らくは、長く描かれたゲームに興じる様子は「もしも」の世界のもので、実際には7人はこの悪趣味なゲームをやらなかったというのが真実だったようだ。
ある種の夢オチで終わるのだ。
どこで「もしも」から切り替わったのかは、螺旋階段をグルグルと回りながら下りるくだりだろう。階段降りてるだけなのに妙に長く、暗示的な写し方とは思った。
夢オチなのでギスギスしなくてよかったねとも言えるが、不倫相手を妊娠させたことや、ゲイとバレたが受け入れられたことも全てはなかったことになる。
本当にいいのかなともやっとしたものは残るつくり