クロノス・ジョウンターの伝説

劇場公開日:

クロノス・ジョウンターの伝説

解説・あらすじ

「黄泉がえり」「この胸いっぱいの愛を」で知られる作家・梶尾真治によるSF小説を映画化。「進撃の巨人」「うたの☆プリンスさまっ♪」など数々の人気アニメに出演する声優の下野紘が実写映画初主演を果たし、ゼクシィ11代目CMガールとして注目される井桁弘恵がヒロイン役を務める。住島重工の開発部門・Pフレックに勤めている吹原和彦は、通勤時に通りかかる花屋で働く蕗来美子に思いを寄せていた。一方、会社では時間軸圧縮理論を採用し、物質を過去に送ることの出来る放出機「クロノス・ジョウンター」の開発に成功する。そんなある日、突然の事故で来美子を失ってしまった和彦は、クロノス・ジョウンターに乗り込み、来美子を救うため過去に戻るが、クロノス・ジョウンターには重大な欠点が隠されていた。

2019年製作/87分/G/日本
配給:パル企画
劇場公開日:2019年4月19日

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(C)梶尾真治/徳間書店・映画「クロノス・ジョウンターの伝説」製作委員会

映画レビュー

4.0エンディングだけで泣かせる力技

2025年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

癒される

SFとしても、恋愛劇としても陳腐で稚拙で、見てて途中で集中力さえ切れかねない程へぼな演出なのに、繰り返し繰り返し描かれるひとりの女性への強い思い、ただこの一点のみでエンディングの涙へと続く・・・きっとみんな知っている。恋愛ってこんなものって・・不格好で独りよがりで自己満足の連続だってことを・・ただこの一点のみでしか思いの先の異性の心を動かせない事も‥それを最後の最後に思い知らしめるそんな不格好な恋愛劇にこそ実は染み出る涙の源はあるのかもしれない。SFではなく切ない恋愛劇である。

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mark108hello

3.0舞台をやっているんだから、映画だからこそ出来るシーンが欲しい

2025年5月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

原作未読ですが、ある程度調べました
梶尾 真治のSF小説で
クロノス・ジョウンターというタイムマシーンというおもちゃを発明して、シリーズ化したものですね
新木飛呂彦がスタンドというおもちゃを作ってシリーズを続けているのと同じです

このクロノス・ジョウンターは物質を過去に飛ばすことが出来ても長時間留まらせることが出来ず、しかも戻ってくるときには更に未来にはじき飛ばされるという特性をもっている
つまり、最終的に未来に行ける機械なんですね
映画はその中の、
吹原和彦の軌跡というタイトルの部分です

タイムトラベルというと、タイムパラドックスという矛盾が出てくるんですが、創作物ですから、そんなのおかまいなしに、過去を書き換えちゃうドラマだらけです

最近、はやりなのは、矛盾を解決させるために、平行世界(パラレルワールド)が存在するという解釈ですね

つまり過去を変えると別の世界が生まれて枝分かれするという考え方

となると、今回の純愛物語もシラケた話になってしまう
主人公は彼女が死なないように奔走するんですが、彼女の死なない世界が新しく作られるだけで、元の死んでる世界は別に存在していくわけです
つまり、主人公は彼女の生きている世界を作って満足するだけなんです
ただの自己満なんですよね

なんて考えるのはよして、悠久の時間の流れの中の小さな恋の物語に浸りましょう
日本映画もアメリカ映画も韓国映画だってタイムトラベル物が大好き

現実ではかなわない、やり直しが出来たらって想像できれば心が癒されます

この作品は素直なタイムマシンじゃないところが、ちょっと面白いかな
上手く作ってあるので、映画じゃなくって舞台でも出来そうですね
あ、舞台でもやったんだ

こういう話はすきですよ
でも、この映画に1800円の価値はないな
配信ならOK
実際、スペシャルドラマで良かったんじゃない
87分という短さなのに、余分なシーンがいくつもあった
無理やりのばしてもこの短さだから

有名な声優の下野紘の主演は固定ファンをねらって収益に繋げたかったんだろうけど、作品を損ねましたね
ヒロインの井桁弘恵と年の差がありすぎて違和感ありすぎ
身長もあわんし
中年ロリコンにしかみえんよ
配役にはもうちょっと、慎重になってほしかった

20代前半の井桁ちゃんは、まだ性格が顔に出ていない無垢な感じが良かった
今、6年たって28歳ですが、いい感じに性格が顔に出るようになっている

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nakaji

3.0仏の顔も「4度」まで?

2025年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ドキドキ

 SF好きの心を擽る設定。ただ、2人の時間的距離がどんどん開く事が確定するだけで、折角の設定をラブストーリーに活かしきれていない印象。4度説得しないと理解できないヒロインも愚鈍にみえる。ラストもイメージ映像なのか、設定上無理っぽいけど、再開できたという演出なのか有耶無耶なのも狡い。
 鬼滅で時の人になった下野紘さんの熱演や、ブレイク直前の井桁弘恵さんの初々しさがフィルムに残っているのは貴重かも。
 本作で一番気になったのが、科学者にやたら白衣着させている事。実験で化学薬品を多様する分野では確かに白衣を着るが、理系の大学で働いていても、白衣の研究者は殆ど見かけない。取材で白衣の着用を強要される事から、科学者に白衣は必須とパンピーが思っているのは分かるが、本作の制作陣が実際の科学者に如何に取材していないか丸わかりで哀しい。

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LittleTitan

4.5お金では買えないものと言えば

2025年4月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

大きな括りにすると、この作品とほぼ同じテーマの海外作品を同時期に視聴したのですが
多分予算的には桁2つ程、ひょっとすると3つ程違うのではないかと思います。
ただ、別に大作を求めていたのではなく、タイムトラベルにおける出会いと別れに興味があって見てみたので、とても楽しむことができました。
特にこの話は時間を繰り返すことの危険性が他とは少し違っていて、その危険を冒してでも貫くべき愛はあるのか、ということを深く考えさせられました。

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ラズベ秋

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