Fukushima 50のレビュー・感想・評価
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クズだクズだクズだ
よく映画にしてくれた!
なぜあの時、格納容器が爆発しなかったのか
映画「Fukushima 50」(若松節朗監督)から。
2011年3月11日の原発事故を題材にした映画、
ただそれだけならわかるが、冒頭から気になるクレジット、
「事実にもとづく物語」。
10年前の事故だけに、私たちの記憶もまだ鮮明であり、
このフレーズは「ドキュメントタリー映画」と錯覚させる。
それは、とても危険なことしではないだろうか、と観終わった。
当時政権を握っていたのは民主党、内閣は菅直人内閣。
官邸の判断の甘さ、東電本店からの威圧的な現場への指示。
そして、一番がっかりさせてのは、誰も「菅総理」に、
あなたの判断、行動が事態を刻々と悪化させています、と
はっきり言えない、言わないことだった。
これって、現在の立憲民主党は調整力なし、が表現されている、
そんな印象さえ与えかねないギリギリの作品だった。
しかし、この原発事故を思い出しながら、一番驚いたことは、
ラストシーン、吉田所長の葬儀で読まれた弔辞の一説、
「なぁ、なぜあの時、格納容器が爆発しなかったのか、
いまだにわかってないんだ」
私は、物語の核となる現場の方々、言い換えれば
未曾有の事態を防ごうと現場に留まり奮闘し続けた人々の
努力の甲斐あって、最悪の状況を切り抜けられた、
そう思っていたから、唖然とした。
本当に「格納容器が爆発」していたとしたら、
今、どんな世界が待っていたのだろうか。
改めて、神様、仏様に感謝したい。
見て欲しい
映画の賛否ではなく何があったか…
人は身の丈以上のテクノロジーを使用する時、責任を持てると言えますか
最前線で戦っている人がいたという事実
戦士達の秘められた戦いを見届けろ!
フクシマ50と呼ばれていた人たちがいた事は当時聞いて知りましたが、3.11や福島原発で悲惨な出来事は我が身のことのように恐れて、現地の方々が無事いて欲しいと祈っていました。
まさかこの内容を映画してしまうとは。必見だと思い観ました。
感想
専門用語が多く深くは内容を理解できませんでしたが、決死の戦いには挑んでいたことが伝わり感動しました。また、人間ドラマも描かれておりそこも楽しめました。フィクションとは違う圧倒的なリアリティで緊迫感がありました。
作風からドキュメンタリードラマのような作品のようにも感じました。それ故に、役者さんを観ていてモデルの人の顔が浮かび違和感を感じてしまう人も一部いました。
もう一つ不満点、わざとらしいかっこつけの演出や脚本が違和感を感じさせました。
総評
9年前も前なのか、とつい最近の様に感じていることが映画になったことに驚きました。
ノンフィクションな物語から描かれる圧倒的リアリティに震え、感動しました。私たちの生活を守るために戦ってくれた勇者たちに感謝を捧げます。
120分のCM !?
記憶にまだ新しく、結局何一つ解決していない事故の映像化なので、まずエンターテインメントとして「楽しい」なんて言えない作品です。
CMを観た時から「絶対観たい!」と思っていたのに、丁度上映予定時期がコロナの自粛期間に被り、結局映画館には行けず、苦肉の策の配信上映も、我が家の小さなPCで1500円かい・・と足踏みしようやくレンタル解禁で鑑賞です。
渡辺謙・佐藤浩市ら名優の共演に期待値が高すぎたのか、意外にあっさりした印象でした。現場の緊張した空気がいまいち伝わって来ず、キャストの怒鳴り合う声だけが虚しく耳に残ります。この辺は庵野監督「シン・ゴジラ」の方がはるかに上手いと思いました。
でも、
内容に関してどうこう以前に、CMに疑問が山積です。
結局本編の見せ場を全部つないでしまっていて、「CMを伸ばしただけかい?」とツッコミたくなります。
スピルバーグ監督なども、観客の楽しみを奪わないため情報を徹底的にシャットアウトしていましたが、結論も内容も見えしまっているこの作品についてはもう少しそのあたりを考慮されても良かったのではないでしょうか?
いきなり開始5分で津波かよ💦
東日本大震災、津波による福島第一原子力発電所の事故を追ったヒューマンドラマ。
劇場公開時またまた賛否両論あったらしいが、私から言わせて頂けるのであれば、「みんな頑張ったんだよ💦」であり、東京電力が悪いだの、政府が悪いだの、あまり考えず観て頂きたいのが率直な感想である。
また別でHBO制作の「チェルノブイリ」を観た事もあってか、「日本は投げ出したりせずにあの数日をよくぞ乗り切ってくれた!」と思わせてくれた映画でした。
福島原発に居た皆さんの行動がメインの話だったのも良かった。
当時印象に残ったのはやはり吉田所長である。
「彼が先陣に居なかったら、福島はどうなっていたのだろうか?」
2年後すぐお亡くなりになった時は切なかったなぁ、、。
未来に残す映画としてはいいと思います。
しつこい様ですが、あの時日本のみんなは頑張ったんだ‼️
画一的事務的大手メジャー邦画感に埋没する実在の人物達
すまん物申させてくれ。事務的大仰演出 × クサい演技。豪華キャストなんだけど本当にごくごく一部の主要キャスト以外演技が残念。左から右に"文字通り"順番に流れる = 前の人の発言を待ってから言っていくセリフの割り振りも事務的で、その他大勢への演出が雑な気がしてしまった。まるで卒業式で後輩が贈る言葉を一人ひとり順番に言っていくように、「(心の声)〇〇が△△と言ったら自分の番だぞ…」みたいな。言ったら「はい、よくできました」みたいな、お遊戯会じゃないんだから。キャラクターの描き分けもそれぞれの温度差もなく、まるで皆同じヤツ。タイトルにもなっているくらいで50人皆実在の人物やモデルがいる筈なんだから、もっと敬意を持って描き分けてくれ!!!!!
もちろん集団心理みたいなものもあるだろうけど、例えば上司に食ってかかるやつもいれば後ろに引いている人もいるだろ。なんで皆同じ熱量で隣の人が言うのをしっかりと待ってから綺麗に同じくらいの文量一行ずつ言っていくんだよ、と。そんなの現実じゃありえないから!しかもそれがキャラクター名ちゃんと付いているような、演じ手もそこそこには有名な人がやってるようなキャラクター達にも起こっているから、もはや手癖だろと笑うしかない。そんな画一的押し問答と(専門的なことを扱うので不可避でもあるが)絵に描いたような説明セリフが、ダメ邦画あるあるの過剰な情緒性と混ざり合って、なんとも言えぬ代物になっている気がした。
原作未読だけど監督脚本が違っていたら…と考えてしまった。オファーした人たちは(すっかりネタ映画?問題作?日本アカデミー賞愚の骨頂)『ホワイトアウト』見ていなかったのかな?モブキャラ等の人数含む規模感を束ねてきた経験(実際には束ねられていない気もするが)と一応興行収入の実績から、出資者的には安牌な選択肢なのかもしれないけど、感情がまるで付いていかない。型にはめられ過ぎていて浅く薄っぺらい。本当は真摯な態度で作っているのかもしれないが感じ取る側として、なんか全体的に上っ面な気がして興醒めしちゃう。それくらい演技がクサい、演出がダサい。ごめんムリ拒否反応が。
ザ・大手メジャーの邦画という感じで、好きになれなかった。逆に海外との差を見せつけられるように、奇しくもドラマ『チェルノブイリ』がいかに傑作かを感じた。CGなどで差がつくのは仕方ない部分もあるが、もっと根底・本質的な部分で。と、正直かなり物申したい作品。あとタイトルにもなっているフクシマ50というのが世界からの呼称ってのは分かるんだけど、作中何度も出てくるアメリカ・海外報道パートどうにかならんかったものかね。あれ出てくる度に、多分途端に冷めちゃう人もいたろう。佐野史郎は明らかに笑わせにきてる。渡辺謙のキャラクターは良かったかも。ここに書き綴ったことは無論本作への評価であり、事実として私たちが、また次の世代が学ぶべきものはたくさんある。だからこそより一層本作の上述したような点は悔やまれる。《現場》本部長!
勝手に関連作『チェルノブイリ』『シンゴジラ』『ユナイテッド93』(←本来こうあるべきだという例に)、たとえ原作が良いとしてもお構いなしにつまらなくするポスタービジュアルのダサいお涙頂戴メジャー邦画
命懸けの奮闘の果てに
後世に残したい作品だと思いました。
あまりに感情的…等々、賛否両論あると思いますが、
ただ単に物事の時系列を正確に表しただけなら、映画である必要がないように思います。
実際はもっと、淡々と事が進んでいったのかもしれませんが、
放射能という見えない恐怖、、
また爆発といったわかりやすい恐怖、、
とにかく、現場で対応した人々の感じた恐怖や、その家族の想いといったものを、少々デフォルメあるなりに、ストレートに表現し、観るものに伝えたいという思いが込められた傑作だと思います。
実際に福島の被爆地に親族がいる、自分にとっては心に刺さる内容でした。
関係した人々の想いが、後世まで受け継がれますように。
日本人は一度は観ておくべき
これは点数がつけられない。
3月11日の東日本大震災による福島第一原発事故の時に、最後まで原発の現場に残って被害を食い止めようとした人達の話。
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3.11の時まだ名古屋に住んでたから、揺れもそこまで大きくなかったし、原発の事故もなにか大変なことが起きてることは分かったけど、どこか遠い国で起きてることのような感じがして、ピンと来てなかったことは覚えてる。
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だからこの映画を見て、あの日あの原発内でこんなアルマゲドンみたいなことが起きてたことを知らなかった自分に恥ずかしくなった。
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それに実際にあった事件を映画にした中で、私が初めてちゃんと記憶にあることだから、すごい感動してしまった。
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警報が出て緊急避難した住民の人達がもうそこに戻れないこと、何度もニュースで見た原発所内の映像だったり色んなことを現実として見ているからこそ、刺さるものがあった。
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人によっては見れない映画だろうし、もっとこの事故に関わってた人はいて明確な悪者なんていない(映画内では総理が悪いみたいに見て取れる)から、ダメなところもある映画だとは思うけど、賛否両論覚悟でこの映画を作ったことに意味があると思うんだよな。
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私みたいなよく理解もしてない人間がこの映画についてとやかく言いたくないけど、私は良かったと思う。
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ちなみにマイベストアクターは本店の偉い人の中で1番右側にいたおじさん!文句のつけ方がやけに日本っぽくてリアルだった(笑)
あんなに過酷だったとは
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