Fukushima 50のレビュー・感想・評価
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あの日を忘れない…
映画としては見るには75点… テレビでやるのを待つかレンタルでもいいかなーという感じでした。唐突に回想シーン(米軍の幼少時)とか死の灰シーンは、ん?と、思ったりしましたが… 少し安っぽくなっちゃうよー。
ただ、現場の方のご苦労がよくわかりました。あの日、あの時、何をしていたか… おそらく経験者は皆だいたいは覚えていると思いますが、その後の数日間、東電に限らず様々な職種の方がそれぞれのカタチで全力を尽くしていたんだろうなと考えさせられました。火野正平が頑張ってバルブを開けてるとき、私も会社に缶詰だったっけーなんて…
皮肉にも今世の中がコロナで「想定外」の出来事に翻弄されつつありますが、踊らされることなく冷静に対応していきたいもんです。
追記 海外ドラマの「チェルノブイリ」を見ました。1話60分はあるし、5話もあるので深ーく描かれてて、むっちゃよかった!
現場で働く者の矜持
開始早々、東北沖で地震が起き、あの日の忌まわしい記憶が蘇りました。あの日、福島から遠く離れた地にいたにもかかわらず、3階にある職場でかつて経験したことのないような気持ちの悪い揺れを感じたことを今でもはっきり覚えています。そして、その後の津波、原発事故等の一連の報道を思い出し、胸が締めつけられて苦しくなりました。
物語は、津波に襲われ、機能不全に陥った福島原発の職員の命がけの奮闘を描いており、最初から最後まで一時たりとも目が離せませんでした。予告を見た時からすでにうるうるしていたので、当然のことながら上映中は涙が乾く間もないほどでした。
それにしても、当時あれほど連日連夜報道されていたにもかかわらず、あの時に福島原発でいったい何が起きていたのか、自分は全くわかっていなかったと、今さらながら反省しました。現場にいない人間が、あれこれと勝手なことを言うのは、あの事故に限ったことではないと思いますが、本作ではその象徴として、無能で身勝手な首相と政府と本店の姿がひたすら描かれています。そんな政府や本店に憤りを感じてはいたものの、当時あの事故の報道を見ながら「早くなんとかしろよ」と思っていた自分も、実は彼らと大差なかったのでないかと思わされました。
ただ、本作で描かれている姿も嘘ではないでしょうが、描かれていないところでは何が話し合われていたのかも気になるところです。本作は徹底して現場サイドの目線で語られるため、ともすると見方が偏ってしまいそうです。あの時、政府や本店の人たちも、事態収拾に向けて必死で戦っていたと思いたいし、もしそうなら、その場面も描いてほしかったと思います。
結果として、現場で働く職員の命がけの働きが奇跡的に日本を救ったわけですが、やはり核をコントロールできているという慢心やこの施設は大丈夫という過信は、捨て去らねばなりません。原発に限らず、社会で働く誰もが、誰かの役に立つ大切な仕事に携わっているのですから、今一度その仕事の重要性を自覚し、そこに携わる者としての矜持を貫きたいものです。
生まれ来る子供たちのために
さて、どうしたもんじゃろのう?
私の文体は軽い。天使の羽ぐらい軽い。基本的に笑いを取る事が一番だと感じている。果たしてこの映画を笑いに変換していいのだろうか?
しかも原発行政の是非や時の政権、またそれを推進していた政権。旗幟鮮明にすべきだろうか?どう書いても一部の人を不快にしてしまう気がする。困った。うーん困った。言うなればお財布忘れ顔だ。
そこは本意ではない。私はただ私の馬鹿なレビューで笑って欲しいだけなのだ。それに福島には縁もゆかりもない。しかし・・・(遠くを見るような目をして)
私は福島県に行った事があった。子供の頃、常磐ハワイアンセンター(現 スパ・リゾート・ハワイアン)に行っていた事を思い出した。遠い記憶だ。夏休みに町内会のバスで行った。馬鹿だから浮かれて清涼飲料水を乗り越んだ時に飲んだ。半分くらいで満足したが半分は残った。当時はペットボトルがなかったので無理矢理、残りを飲んだ。案の定猛烈な尿意に襲われた。もう無理❗️運転手さんに頼んでバスを止めてもらい用を足した。赤っ恥だよ。
もう町中の笑い者だよ❗️みんなが笑ってるよ❗️ サザエさんか❗️
かなり前だが 新幹線の新白河駅に行った事もある。田圃の中にいきなりコンクリートの建造物。驚くほど閑散としている。1日の乗降客数が3000人らしいが体感ではもっと少ない感じである。
さて目的地はブリディッシュヒルズと言ってパスポートが要らない英国と言うふれこみである
。駅前から送迎バスに乗って行く訳だが。ところが・・・
遠い!遠い!バスはひたすら山道を登って行く。うっ❗️なんか気持ち悪いかも・・・あれ?
これって車酔い?バスはさらに登る。登る。
ううっ!もしやリバース❓つらい・・・気持ち悪さMAXの時、やっと着いた。ブリティッシュヒルズ。もはや戦場から帰還した兵士である。
恥ずかしながら帰って参りました❗️
いや始めて行くんだけどね。
着いてから1時間ソファで寝込んでしまった。
はっ❗️今気がついた❗️私は所詮・・・
都会のモヤシっ子だった❗️
いや、子じゃねえだろ。
色々コースがあって講師は全て英国人だ。授業は全て英語で行なわれる。
お前ら❗️日本にいるなら日本語を喋れ❗️それからなカラオケはカリーオケじゃねえぞ❗️カラオケだよ❗️
基本的に建物や流儀も全て英国風である。もちろん料理もだ。しかし・・・
お前らの料理ってフィッシュ&チップスだけじゃねえか❗️しかもビールもぬるいときてやがる。
私が好きなビールは・・・
キンキンに冷えてやがる❗️悪魔的に美味い❗️
そんなビールだよ。
どうやらディナーもあるらしい。しかもだ、ドレスコードがあるらしい。
福島の山奥で生意気言ってんじゃねえ❗️マタギのように熊の被り物がお似合いだよ❗️
関係者の皆様、ごめんなさい🙏怒らないでね。ネタですから。
アルフィーのコンサートで郡山に行った事もある。面白い話はあるが長くなりそうなのでまたの機会にします。一応言って置きますが、福島の方々ごめんなさい。本当は好きですから。
さて長い枕が終わりましたよ。いつもですがすみませんね。実話ベースなのでネタバレも何も有りませんが気になる方は読まない方が良いですよ。
今、現在かってない国難、否、人類にとって危急存亡の秋(とき)に9年前の大災害の映画を観るのはヘビーなものが有りました。しかし映画は基本的にエンターテイメントです。F1(福島第一原発)の最前線、中央制御室で命掛けでメルトダウンを阻止しようとする50人の話である。
一応、中央制御室の佐藤浩市演じる伊崎と緊急時対策室の渡辺謙演じる吉田が主人公ですが多くの役者が演じる人々の群像劇でもあります。
脇役ながら印象に残った役者さんを三人だけあげる事にする。きりがないからね。
まずは篠井英介。東電本店の責任者を演じる。
私は舞台花組芝居の頃から注目していた。花組では女形担当で独特な存在感を発揮していた。今はいわゆる性格俳優です。きっちり爪痕を残します。
佐野史郎。冬彦さんから奇人、怪人、変人を演じさせると独壇場だ。本作では実在の総理大臣を演じています。ディフォルメもあるが思い出します。あの総理。あの感じ。
そして段田安則だ。決して主役ではないが絶妙な小物感。小物役者の中の大物だ。なんのこっちゃ。神経質な感じがいいね。
この三人は主人公の二人に敵対する役柄だ。いわば悪役。でも大事。牛丼の紅生姜。蕎麦のネギ。ねっ、大事でしょ?あとカレーライスのらっきょう!えっ?!カレーには福神漬けだって?わかるよ、わかる。でもらっきょうが死ぬほど好きなんですよ。しかも甘酢のやつね。塩漬けは絶対ダメ👎認めない。許せない。
らっきょうの話が長いんじゃ❗️
エンターテイメントとして面白かったし、アーカイブとしても意義がありました。映画館に行くのも色々ディスターブがあると思います。
でもこんな時だからこそ日本の映画人の底力を感じてみませんか?
生まれ来る子供たちのために命を張った、Fukushima 50に敬意を捧げます。
こんな長文を読んで頂き感謝します。本文中、揶揄がありました。もしかして傷ついた人がいるかも知れません。申し訳ございません。悪意はございません。
人間の根底にある信や義
9年の歳月を経たとはいえ、まだ原発に対する信頼や方向性も定まらず、復興も道半ばの現状においては、この映画の感想さえもためらってしまう。
映画からの原発に携わった方々の心情に移入されてしまう心の揺れは、涙を隠すことはできなかった。映画をまともに批評するためには、もう少し時間が必要だ。辛辣な感想は簡単だか、それを越えた多くの事象がそれを邪魔をする。
忠臣蔵や沈まぬ太陽のようなコンセプトでも、その世界への感情移入から抜け出すことを躊躇してしまう程の衝撃的な歴史的大事がそこにあったと言うことだろう。さらに、その局面に対応した人々への多大なる敬意も不用意な言葉を押し殺せざる得ない原因となっているだろうし、原発をどう見るかという人類にとって恐らく普遍的なテーマが内在することも、一時代の一方的な視点からのこの事故への安易な断言を不可能としている理由かもしれない。
過ちを風化させないために
どこまでが事実を元にしているのかは不明ですが、
未曾有の大災害が、自然を舐めすぎた人類と王様気取りのアホな政治家たちによる人災だったということを風化させないための大事なメモリアル作品だと思いました。
50人のヒーロー、ヒロイン達の闘いと家族への深い愛情についてシッカリ讃えていて感動的に描いてある脚本に好感がもてました。
福島富岡町出身の友人のFBには、防護服を着て一時帰宅し荷物を取りに行ったときの日記がアップされています。
帰れなくなってしまった故郷の公園、桜並木への郷愁が綴られるたび胸がしめつけられます。
その日記と本作品がオーバーラップし、涙がこぼれました。
震災の人災は、まだ全然終わっていませんよね!
復興オリンピックで聖火が福島からスタートするなどという美談で、大人災を風化させることがないよう祈るばかりです。
学校で観せてみてはどうか?
個人的にはボヘミアンラプソディ以来のヒット作
全体的にはあまり評価が高くないようですが、個人的にはボヘミアンラプソディ以来のヒット作で、何度泣いたか分からないくらい泣きました。
福島原発事故のことは自分もブログに書いたりして、理論的にどういう事故だったのかということは、そこそこ深いレベルまで理解していましたし、自分は理系の人間なので、メルトダウンや水素爆発の経緯も科学的には理解できていたのですが、現場レベルでどういうことが起きていたのか、どういう状況だったのか、それが非常によく分かる映画でした。
もちろん、映画ですから大なり小なり脚色はあるでしょう。しかし、それを差し引いても『おそらく現場はこれくらい酷く、切迫した状況だったんだろうな…』ということが手に取るように分かる映画でした。そして、現場の人間と東電本部との距離感や温度差、無理解で取り乱した当時の官邸の様子もよく分かりました。
死の恐怖が間近に迫りながら、やれることはすべてやろうと必死で作業した現場作業員の勇気には敬服するばかりです。と同時に、原発に無理解な政治家が権力を振りかざして『これは命令だ』と、トップダウンで現場の作業に横槍を入れる理不尽さは見ててただただ歯痒かった。
映画とは関係ない話ですが、事故前には国会でも、原発の全電源喪失に備えた安全対策が必要ではないか、ということが議題にあがっていました。しかし『我が国の原発は世界一安全だから対策は不要』と答弁し、たった数十億円の非常用電源の設置費用をケチり、このような大事故を招いたのは、他でもない当時の安倍首相でした。それを考えると、どのツラ下げて、もう一度首相をやろうと思ったのか、彼の人間性には甚だ疑問を感じます。
東電にしろ、政治家にしろ、もう少し責任感をもって仕事に臨んで欲しいと切に願います。あまりにも無知だし、あまりにも他人事だし、あまりにも無責任です。その泥を被るのは他でもない、現場の人間であり、周辺住民なのです。その責任をもっと感じて欲しいと思います。
渡辺謙と佐藤浩市の迫力と優しさに惚れる。
あの時ニュースで毎日のように報じられた福島第一原発の事故の様子を、誰もが不安な気持ちで見ていた。何か事が起こると誰のせいだと「責任論」を言いたくなるが、そんな気持ちを吹き飛ばしてしまうような驚くべき現場の活躍の様子が描かれる。現場を必死で守っていた人々がいたことを知れただけでもこの映画を見て良かったと思う。外から見ると、想定外のことが起きて、現場は大混乱でなすすべがなかったかのような印象を持っていた。しかし実際は震災直後から組織立って対処するプロ集団であった。現在の状況はどうなのか、このままだとどうなるのか、今できることは何なのか、すべて客観的に冷静に判断して実行している。現場には、自分たちが何としてでも守らなければならないという熱い思いがあふれている。皆が相手のことを思い、信頼関係で結ばれている最高のチームだ。対照的なのが東電本店と官邸である。それぞれの立場で物を言うだけで、何もできない無能ぶりである。日本や国民を思う気持ちは嘘ではないだろうが悪役に見えてしまう。
津波も原発事故も大きく言えば自然の力である。自然の前では我々は無力のことが多い。恐らく自然を完全に支配することなどこれからも不可能であろう。しかし人類はいつも困難に立ち向かい乗り越えてきた。原発の作業員の勇気や、町を追われた人々の逞しさ、自衛隊や米軍の支援などを見ると少しだけ未来に希望を持たせてくれる、そんなことを感じさせる作品でした。
評価し辛い作品
批判に批判してる工作者に何か思うことはないの?
この映画は冒頭でおもいっきり保身に走る。「この物語は事実に基づくが、フィクションも混ぜる」と言ってあるのだ。その時点でこれはもはや「相棒」シリーズと何ら変わらない。
だが、ここにおいて「事実と異なる!」と騒ぎ立てるのはおかしい。
正しくは、「卑怯な逃げ道を作ってるんじゃない!」だろう。
物事を厄介にしているのは、中途半端にドラマをねじ込んでいるからだろうが、架空の話を混ぜた時点で現実の原発事故による避難生活者たちや、彼らを愛するものたちは少なからず怒りの感情を覚える。
人の心を理解するものなら、事実をつまみ食いして勝手にデコレーションして、「お涙頂戴」に仕立てあげることが、原発事故のせいで崩れもしなかった家をも追い出され、野性動物や心無い空き巣どもに荒らされ放題にされている避難生活者の神経をどれほど逆撫でするかは理解できよう。出来ないというのならそれはもはや人でなしだ。
この監督はお涙頂戴すればいい映画になると信じて、様々な人の気持ちを考慮せず、こざかしくも批判が起こることだけは察知して逃げ道だけ作って公表した。
開き直り・言い訳は情けない行為だ。恥を知るべきだろう
現実に起こったことを、現実の作業員の名前で再現しつつ、為政者や所長の名前はぼかす。権力を悪者として描きたいばかりに、権力に屈していると認識できよう。また、ストーリーの展開上、やむを得ず事実をねじまげるので、批判されたときのためにテロップで予防線まで作って保身に走る始末だ。そんなに傷つきたくないのか。人を傷つけるような映画を作っておきながら!
これは素晴らしい監督のやる行いではない。
心の底から軽蔑してもあまりある。
さて、タイトルの通りだが、気になる連中が跋扈している。
レビューにすらなっていない「批判への批判(必ずといっていいほど高評価)」を放置していることだ。
こいつらは映画についてひとことも語らず、常に文句を垂れながらちゃっかり最高または最高に近い評価をしている。
なぜこれらがいつまでも消されないのだ?まさか運営的にはこれらもレビューなのか?
高評価を行う連中が誰一人として「それは違うんじゃないかな」と指摘できないあたり、高評価帯の自浄能力の無さが露呈しているように思える。
映画(物語)であるとしても・・・☆
ほとんど何のプロローグもなく地震の場面から始まる。
この映画が製作されるのには、9年という時間が必要だったのだろうかと。
渡辺謙と佐藤浩市のダブル主演。
ダブル主演という言葉には、いつもどうかなぁ・・と思いますが、今回は
比較的納得して見ました。
二人だけではなくて、脇を固める俳優もオールスター。
火野正平が とても良い味を出していて印象に残りました。
実際にあったことを映像化する難しさも感じたが、良く出来ていると思う。
政府と東電の間で、振り回される現場。
何もわからずに命令だけ出し続ける中央の人間。
死にもの狂いで闘おうとする現場の人々。
きっと現実は、もっと凄まじいものだったことと思われる。
「決死隊」に志願する人、使命が果たせなかったと謝る人の場面など
物語と分かっていても 切ない気持ちにさせられます。
家族のことも、安っぽい家族愛みたいな感じで描かれていなくて良かった。
震災は、今もなお続いている。
F1でたくさんの人が働き、地元に帰ることができない人々。
こういった映画を見る度に、離れて暮らす自分達に何が出来るかと
問われているように思う。
もう一つは、中央と直面する現場の温度差。
今の新型コロナウィルスの状況を見ても、何も変わっていないような気が
して、暗い気持ちになってしまった。
まだ9年。
リアルだった
この映画の中に登場した、とある役柄そのままを実際に経験した者にとって非常にリアルな映像だった。と共に、よくぞ映像化して頂いたと非常に感動しました。
大熊町の入り口に掲げられた【原子力明るい未来のエネルギー】というアーチが最後に出てきましたが、実際に震災直後に原発に向かう時に通り、真っ暗なところで車のライトに照らされ、ものすごく不気味な印象があったことを思い出しました。
また、満開の綺麗な桜並木では帰還困難のため誰も見る人がいないけど、これからもずっと変わらず咲いていくというメッセージが受け取れて感慨深くなりました。
事故後のほんの数日間の
なんでタバコがこんなにうめえんだ
当時小学生だったこともあり、正直原発事故に関してはあまりにも知らないことが多かった。緊急速報から始まる冒頭、"そんなに急がんでいいよ"と言ったその瞬間に津波が襲ってくるシーン、どれも当時本当にあったことなのにわたし自身が忘れ風化させてしまっていたため、一鑑賞者として恐怖を感じてしまった。この恐怖を目の当たりにした人が大勢いたのに。東日本大震災を風化させてはいけない、と強く思った。
佐藤浩市ら演じる福島第一原発の職員たちの、決死の思いでふるさと、日本を守ろうとする姿はあまりにも印象的。私たち現代人には欠けている精神であり、この映画を見て思い知らなければならない。失敗し戻ってきてしまった工藤らや弱音を吐いてしまう前田がしきりに謝る姿は、日本人らしい精神で、印象的だった。現場の人々のそれぞれの正義感を全ての役者が全力で演じきっていて素晴らしかった。佐藤浩市さんと吉岡秀隆さんが本当に素敵。リアリティのある大作には必ずいてほしい役者さんです。
タバコを吸うよしやんと伊崎のシーンと息子を見て思わず涙する伊崎の父の表情が印象的。
批判的に見るのは構わないが
風化させてはいけない事象だけに賛成
書き手のイデオロギーに対しては置いておいて、3.11福島第一原発の事故に対しては風化させてはいけないし、作品の出来は良し悪しにかかわらず発信し続ける必要があるであろう。
作品としても団塊の世代させたらピカイチの渡辺謙、佐藤浩市のw主演が素晴らしい。社会派映画を作ることには上手な若松監督が絶妙なさじ加減で物語を展開している。無駄な前置きもなく地震発生となる演出も全く飽きずラストまで集中力を維持できた。
観ていない人は東電賛辞はおかしいぞとか、現政権をかなり支持している右寄りの作家の書いた作品ではないかと懸念するかもしれないが、思いほか中立的に描かれているし東電幹部や本部の描かれ方も辛辣である。
臨場感もありキャストの生かし方もいい。未曾有の大災害ではあるが最悪の結末をギリギリの状況で回避できたことに対してこんな戦いがあったのだと、この事実を風化させずに伝えていくことは必要だと思える。
左右関係なく社会派エンターテーメンとして観ていただきたい渾身の一作。
拍手をおくりたい
非常に、良くできていました。
素晴らしい。
これこそ価値のある映画と言えるものかと思えました。
働いている身としては今日や明日を頑張ろうと思える内容でもありました。
いつもみたいにネタバレを避けているわけではなく、もうどこが良かったとかないですね。全て良かったです。まとめ方も
あの当時多くのひとが政府や東電のくそどもの対応に腹立たしかったかと思いますが
その辺りもけっこう忠実に描かれてました。
またテレビの遠目では発電所の屋根がぽぽぽーんしてただけだったし、シーベルト説明されてもなんのこっちゃだった人も多かったかもしれませんね。
映画の「現場にいるということ」「爆薬庫の前で働くということ」の表現力、演技、爆発のタイミング、、恐かったし、非常に秀逸。
セリフもとても自然。リアルでしたね。
BGMはどの映画も非常に大切なパーツのひとつだし自分も観賞の際は自然に気にしてしまうのですが、
この映画必要最低限しか流しません。すごいね。必死な場面や泣ける場面でも演技やセリフの言い方で表現してくれる。素晴らしい。
そういえば自衛隊と数秒程度のやり取り、
あれも良かった。
ありふれたよく聞くセリフですが演技力により泣けてきます。失礼しましたが良かった。
政府や上司のクズ以外は日本人らしい礼節にあふれてましたね。いろんな場面で。
反面、心温まりはしたけど日本とアメリカの比較も良かった。
戦時中そのままです。変わってないんだよな。
生きていた日本人がだれでも知っている現実のストーリーを根幹に、しっかり映画としても見応えあるし、人を育てる内容でした。
こういう映画は実際にあった出来事としてどんどん学校でも見せるべき。
廃棄物の映像もラストで映したのも大事なことだと思いました。
そういえば減点対象にはしないけど
タバコはよくないな。そこはだめだ。
全てが事実なら
映画で描かれていた全ての台詞や事柄が事実であれば胸に刺さる映画でした
広島市に生まれ育った自分にとって
原子力や放射能などのワードは
小さい頃から教育を受けてきましたが
化学的ではなかったように思います
吉田所長のリーダーとしての行動
決断
感情が漏れ出てしまうところ
人間らしさ
色々と思うところありました
自分がこの立場に立った時に
できるだろうか
怖くて怖くてボー然としてしまうのでは、と思います
ここで働く人達は放射能の怖さは
誰よりも知っていたはずなので
目の前に起きてる現状を
少しでも食い止めたい気持ちが伝わってきます
今も福島は大変な現状が続いていますが
終わりの見えない戦いは続いている事を
認識しなければならないと思います
当時の様子を鮮明に思い出す。
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災での、巨大な津波による被害をうけた福島第一原子力発電所の事故で、奔走し奮闘した人々のヒューマンドラマ。
忘れることができない、いや決して忘れてはいけない、大地震と津波。
これは、東電・吉田所長物語といっても良いだろう。本当は何が起きていたのか?真実は何か?が良くわかった。
現場での東電の奮闘に反する本店の指示、海水注入し続けてよかったよ。
当時の様子や、「イラカン」や「ただちに人体や健康に影響を及ぼすことはない」という言葉を思い出し、政府や東電幹部の嘘や間違った指示対応に、悔しくて怒りで目頭が熱くなった。
あ~田中角栄が首相だったらどうだったかな~と、ふと頭を過る。田中角栄が大蔵大臣だったころ、昭和39年の東京オリンピック、代々木競技場の吊り屋根構造の膨大な費用を、よっしゃよっしゃ俺が全責任を取ると快諾した、あの手腕。東海道新幹線開業のときもそうだよね~。ただね~ロッキード事件のワイロが残念だけど、国のお金の有効活用とリーダーシップは、認めないわけにはいかない。
と、話が違う方向に行ってしまいましたが、この映画は、日本人ならぜひ見ていただきたい作品です。
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