グリーンブックのレビュー・感想・評価
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最高の映画の一つです
いつまでも語り継がれる作品って、ありますよね。
昔は金曜ロードショーだとか、そういうので何回も放映されると、
「あ、この作品か」となったものですが、
最近はもっぱら、Netflixだとか、Amazonプライムビデオだとか、
そういうサービスがあるおかげで、映画飽食の時代が来ていると思います。
そして、そのせいか、
「DVD(blue-ray)が発売される!」だとか、「テレビ放映される!」といった、
映画館で見た自分の気に入った映画がもう一度見られる喜び、
そういったものも目減りしているように感じてしまう昨今です。
見ようと思えばいつでもどこでも見れてしまうせいで、どんな名作でもすぐ消費され、
一瞬話題となっては、数ある映画のうちにいつの間にか埋もれてしまう。
でも、この作品は、そんな風潮を飛び越えて、
いつまでも映画史に残るだろう、色あせないだろうと思える、そういう傑作ではないでしょうか。
内容は黒人差別を題材にした、実話をもとにしたヒューマンドラマです。
脚本、映像、演技、音楽、編集、全ての要素が高水準でまとまっており、
稚拙な表現ですが、すごい面白い、です。
たとえ映画をあまり見たことがない人であってもそう思えるはずです。
是非、一度視聴することをおすすめします。
グリーンブック(差別は人の心の問題)
『クリーンブック』という題がこの映画にぴったりだと思った。これは基本的人権を奪う(奪った)ひどい人種差別のなかでどう有色人種はサバイブするかのきまり一例。差別の中での数多くの決まり。白人は知らなくても有色人種の中では暗黙了解の規則。だから、当時、ドンシェリーも差別を受けた時どう行動するかを知っていて、差別されても立ち向かわない。オレゴン州のグリーンブックを調べてみたが、ホテル、レストランを混ぜて5件ぐらいしかない。こんな少なければ、どうやって当時の有色人種は旅したのだろう。もちろん旅する人は少なかったんだろう。YMCAは当時から寛大でクリーブンクのなかでリストに入っている。(だから、ドンシェリーはジョージア州のマルコンで白人男性と二人でプールのシャワー室にいられた。)
ここでは黒人、有色人種が差別されているのを差別を受けていない白人の目からでは気づかないことがおおい。でも1960年代に、主役トニーは黒人のドンシェリーとペンシルバニア州のピッツバーグから二ヶ月間車で旅をしていて黒人がいかに理不尽な扱いを受けているか気づく。北のオハイオ州、ペンシルバニア州では二人はホテルに泊まるにも、レストランで食事をするのにも一緒にできる。
ノースキャロライナ州では給仕はドンシャリーに外のトイレを使えという。ジョージア州ではスーツを試着したくてもまず先に買わなければならないと。当時、南ではこのように次から次へと日常茶飯事に繰り広げられる当たり前として扱われる差別。黒人でも白人でもこの当たり前の差別に疑問や問題意識をを持たなくなると怖い。でも、ドンシェリーはトニーの影響で最後に差別に立ち向かいコンサートをキャンセルしたと私は思う。
https://www.youtube.com/watch?v=PrxIM7-VWJ0 ドンシャーリー(ガーシュイン)Youtubeからですが、問題があれば指摘してください。
差別という名前自体の意味を考える
黒人差別のテーマかな?と思ってみたら思いの外にテーマが深かった…
黒人で、ゲイで、黒人なのにソフィスティケイトされた天才ピアニストはどこにも居場所を感じていない
イタリア系で荒っぽくて学のないリップは家族や仲間を大事にしているが仕事がない
お互いにお互いを人間としてみた時、おっさん同士の友情が生まれていてぐっとくる
才能もあって悪い奴じゃないのにどうして不当な扱いなんだろう…という疑問を感じる自体リップはすごいいい奴だと思う
何がいいってヴィゴモーテンセンがすごくいい
とにかくこんなにいい役者だったとは…
しまった!ちゃんと映画館でみたらよかった
差別を扱った新しい視点
育ちも良く裕福な黒人ピアニストのドッグ
イタリア系移民で粗雑に育ったトニー
まだ差別の色濃く残る南部へツアーにでる
ドッグを守るのは仕事のうちだったはずが
いつのまにか仕事の契約関係なくお互いに人として
心の交流がはじまる。
肌が黒いことも、教養がないことも
人としての価値には何の影響もなく
全く違った2人が信頼しあい助け合う姿は心が温まる。
ラストでトニーの仲間に一瞬
ドッグへの差別心や戸惑いが垣間みえるが
トニーの妻が心から喜びハグをするところがとても素敵
差別ってしていないようで
いつの間にか色のついたメガネで人を見てしまう事があるけれど
こんなふうに真っ直ぐに交流できたらいいなぁ〜
暴力は敗北、品位を保つ事で勝利を得る
この言葉が印象的でした。ずっと我慢に我慢を重ね生きて来た。
信念を貫き決してブレないドクターシャーリー
人種差別がテーマですが、コメディ伝記というだけあって明るい映画でした。
最後は綺麗にまとまって、皆笑顔のハッピーエンド!
良い映画観たなぁと久しぶりに嬉しくなりました。
最高のコンビ
(ダイバーシティとか多様性とかクソ喰らえ!)これは大名作!
他のレビューでも書いたけど、ウチはロードムービー的なのが大好物だ。
本作は、違う種類の『最強のふたり』だねぇ。
(*プロットが似てるだけで別作品!星新一さんのショートショートと世にも奇妙な物語的な。)
ビゴモーテンセンて?ロードオブザリングの方だよね?
チャーリーシーンみたく、ビックリ!!!
ーーーーー
レビューしといてアレだが、この作品にレビューは要らない。
名作だ!!!
見ろ!見るんだ!そして泣け。・゜・(ノД`)・゜・。
エンディング、どうなる事か?と思ったけど、ウチ的に納得の幕で良かった。
見ながら食べたい肴】
ケンタッキーフライドキチン(手づかみ!)
見ながら飲みたい酒】
カティーーーーサーク!
ピアノの鍵盤に触りたくなる度】☆⑤
誰かに手紙書きたくなる度】☆⑤
ーーーーー
ダイバーシティだ多様性だてのが(悪い意味で)ハリウッドを席巻してる。
本作がアカデミー獲ったのはそんなの関係無い!と思いたい。
でも、実際どうなんだろう?!
そういう難しい時代だから、て視点で見ても良し。
もちろん、普通に見ても良し(`_´)ゞ
タイトルなし
不可視の存在
マイナス要素が見当たらない素晴らしい作品
心地よい
アカデミー作品賞受賞したが、人種差別の社会派映画と思って、それ以外の予備知識なく大して期待していなかった。しかし、所々笑えるシーン、ほっこりするシーンがあり、良くまとまっていた。でっぷりとしたヴィゴ・モーンテセンが何より良かった。マハーシャラ・アリの気高さ、時折見せるはにかんだ笑顔が良かった。良いストーリーが進む中で、ラスト悲劇が待ち受けてるのでは、ハラハラしたがハッピーエンドで何より。
素敵なレビューがたくさん(^-^)
小品だが、味わいが深い
あらすじ通りのストーリーっちゃ失礼ですが、下品なイタリア人の用心棒が黒人の天才ピアニストを、人種差別の色濃いアメリカ深南部に運転してコンサートに連れて行くという話です。
まるでガンジーにも通暁するような非暴力主義を貫きつつも、自分のアイデンティティについて考える黒人主人公の勇気がひとつのテーマです。
観客として、ここは相手を殴るでしょ、と思うシーンでも、主人公は忍耐する。
気品がなければ差別はなくならないという信念は、それは素晴らしいものでした。
ストーリー的には、べつにたいしたことはないとも言えるわけですが、しかしこのように勇気を持って行動してくれた多くの黒人がいたお蔭で、現在の黄色人種たる日本人であっても、アメリカ深南部をそれほど不快な差別にあうこともなく、平気で旅行できるようになったわけですから、ほんとうに頭が下がる思いがします。
コメディを作る監督ならではの軽やかさ
最高のバディ
バディものというジャンルは、映画には定期的にあります。
その中でも、本作は私の中でベストだと思います。
黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていくお話。
内容はシンプルですが、人種差別という重い問題を盛り込んでおり、
観づらいかなと思われるかもしれませんが
軽快なコメディを織り交ぜることによって、
その重い問題を感じつつも、とてもサラリと見れてしまう映画でした。
重い問題のみを取り扱い、映画一本分まるまる社会派
というのも、もちろん『あり』だと思うのですが
映画とは基本娯楽ですので、重い気分で考えさせられるだけではなく
軽い気持ちでスッキリするのも大事だと思います。
主役2人のキャラクターがテンプレ中のテンプレですので
物語の展開等も安心してみることができ、
また、テンプレなキャラクターであるため、物語の展開も読める分
そこで発される、キャラクターたちの言葉に重みを感じます。
毎度のことながら、映画そのもののテンポについて言及しますが
本作もダレることなく進みますので、見ていてよい心地よさがあります。
ぜひ見ていただきたい一本です。
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