パッドマン 5億人の女性を救った男

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劇場公開日:

パッドマン 5億人の女性を救った男

解説

現代のインドで、安全で安価な生理用品の普及に奔走した男の実話を映画化したヒューマンドラマ。インドの小さな村で最愛の妻と新婚生活を送るラクシュミは、貧しくて生理用品が買えず不衛生な布を使用している妻のため、清潔で安価なナプキンを手作りすることに。生理用品の研究とリサーチに明け暮れるラクシュミは、村人たちから奇異な目を向けられ、数々の誤解や困難に直面する。そんな彼の熱意に賛同した女性パリーの協力もあり、ついに低コストで大量生産できる製造機の発明に成功。農村の女性たちに、ナプキンだけでなく、その製造機を使って働く機械も与えようと奮闘するラクシュミだったが……。主演は「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」のアクシャイ・クマール。共演に「ミルカ」のソーナム・カプール。

2018年製作/137分/G/インド
原題または英題:Padman
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2018年12月7日

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映画レビュー

5.0実在のスーパーヒーロー映画

2019年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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知的

映画で観られる感動の名演説ベスト5に入れたい。国連での主人公の演説は本気で感動した。
生理の苦しみは男性には理解しがたい。人生で男は生理を一度も経験しない、この身体的な体験差の断絶は相当に深いものだと思う。この主人公のすごいところは、その断絶を真摯に考え抜いて想像するところ。
主人公の戦いは、他の男性には当然理解されない。そればかりか、母親や肝心の妻にさえも理解されない。男女の固定観念に男性も女性も縛られていている。

そんな彼を助けるのは、若い女学生と都会の先進的な考えを持つ女性。この映画が優れているのは、ただナプキンを安く作れる機械を作っただけでは成功しない、啓蒙活動もまた重要だと描いているところ。考えを変えない限り、新しいものは受け入れてもらえないのだ。
『パッドマン』というタイトルは粋で素晴らしい。確かに彼は紛れもなく多くの女性を救ったスーパーヒーローだ。

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杉本穂高

4.5インドのメロドラマの本気とその先。

2019年2月27日
PCから投稿

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村山章

4.0男性が学べる教訓がたくさん

2018年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

知的

全編を通じて女性の生理と生理用品について考えさせられる映画は前代未聞かつ画期的で、それゆえに普段は生理について深く考慮することのない男性こそ、観て学べることがたくさんある。インドのように「穢れ」として忌み嫌うほどではないにせよ、日本でも生理はどこか避けるべき話題、タブーのような雰囲気がある。オープンな議論が適切かどうかはともかく、少なくともパートナー同士では必要に応じて率直に真摯に話し合えるような空気、女性が痛みを我慢している時期は男性がさりげなく支えられるような環境になるといいなと、本作を観て痛感した。

成功者は他人から見ると「変わり者」で、それでも志を曲げないこと、あきらめないことが大切だと教える、シンプルなメッセージもいい。ラクシュミを後半支える女子大生パリーのキャラクターも魅力的だ。

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高森 郁哉

5.0パッドマンという名のスーパーヒーロー

2024年1月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ