ラストレターのレビュー・感想・評価
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時を超えて繋がるラブストーリー
豪華な役者さんたちが、自然かつ繊細に演技をしていて涙なしではみられなかった。
特に、終盤の福山さん演じる乙坂と広瀬さん演じる鮎美との"小説"についてのシーン。
…あーーー、いい映画見たなぁ、、(余韻)
純の粋
じんわり心に染みるような作品。
福山雅治じゃなかったらちょい痛いおっさんだぞって言うくらいピュアな感じです。
母から娘からへのラストレターに全て詰まっているような気がします。
自分では気づかない所で、人は人に影響を与えている
んだなと実感しました。
ロマンチストと言えば聞こえはいいが
初恋の相手は、いつまでも自分との想いを大切にしてくれている。
という男側の願望を押し付けているだけ。
現実にはそんな事有るわけないと、身を持って経験しているだけに、かなり引いてしまった。
ただ、あまり悪く言いたくないのは、やはり私は広瀬すずが好きなのだろう。
岩井俊二ワールドが堪能できました
岩井俊二さんの個人的イメージ
写真で言えば、クリアな画像ではなく、被写体に霧がかかったような、靄がたちこめているような、そんななかから鑑賞者自身が被写体の何たるかをイメージするというか、紐解くような、鑑賞者の感性で観る必要がある作家と認識していましたが本作もそれが展開されていて感慨深いものがありました。
あの未咲という小説の中身、気になります。私にとって最大の謎です。
あの小説を読んでいる、鮎美さんと阿藤さんには未咲さんが何故自殺したのかわかっているような気がするので・・・
この映画は何度か見返すうちに自分なりの解釈が変わっていくような作品じゃないかと今は思っていて、まだ個人的には本作品は未完の状況なので★はこれだけにしました。
素敵な作品
話の展開もよかったが、絵作り、役者の演技も素晴らしかった。
特に"音"が素晴らしくセミの鳴き声や時計の針音など自然な音色が没入感を高め
気づけば90分たってた。岩井俊二監督の映画をアートという人がいるが
その意味が分かった気がする。素敵な作品でした。
最後のメッセージは若者へ発信しているように感じたけど
内容的には40過ぎくらいの人に刺さるんじゃないかなぁと
おすすめです
いい映画でした。
小林武史の音楽、セミの音、宮城の田舎の感じ、岩井監督の世界にどっぷりはまって心地よかった。
いま、仙台に住んでるんで、白石の川、岩出山の高校とか、すごく楽しめた。
木内みどりはなくなったと聞いていたから、出てきた時はびっくりした。
豊川悦司の迫力はこの映画にいいアクセントになっている。
50を過ぎると、夢と自分の可能性を信じて、また人を純粋に恋したあの頃が懐かしい。
また、岩井俊二の映画が早くみたい。
なんか不自然
全体的な話の流れは悪くはなかったんだけど、なんか不自然な演出なんだよね…。
自分の親が亡くなっているのに、ほとんど取り乱すことなく、川で遊んだり、激昂する亭主がスマホを水没させるのは良いとして、風呂場を見ないように会話してたり…。
あと、あの大型犬って要ったかなぁ?
そして、最後のあれがラストレター?
事実として最後の手紙だったとしても、タイトルになるようなことだろうか?
なんか消化不良…って感じ。
ファンタジー感に違和感あり。
映像は綺麗だったが、心に響かなかったし、背景がわかりにくくや手紙のやり取りが中途半端に感じた。
姉があんな死に方をしているのに、姉になりすまして初恋の人に会えてはしゃいでいる松たか子の妹役に人間性を疑う。そんな様子を感じながら綺麗なファンタジー映像に違和感を覚えた。役者さんの演技は良かったし、鈴ちゃんもとっても可愛い。役者さんはいいのにとても残念に思った。
Love Letterと比べると。。。
Love Letterは映像の美しさと共に、ストーリーの展開と最後のオチまで、脚本も素晴らしかったと思います。アジア各国で大きな人気を博したのがよくわかります。この映画はストーリー展開がちょっと無理がある感じです。乙坂が未咲を名乗る二人から手紙を受け取っていたはずなのですが、そこから生じる混乱・矛盾・ユーモアについては、映画は触れていません。この展開ってこの映画の鍵になるのかと思っていました。あと未咲の人生がどうして暗転したのか、それが残された人にどう影響を与えたのかが、??でした。
出演俳優のそれぞれに見せ場があるのですが、全体としてのストーリーがちょっと。
Love Letterとスワロウテイルを同時に作った時の岩井俊二は、本当に天才でした。
映画ってこういうもの
設定、脚本に残念なところあり。
亡くなったお姉さんの同窓会に行く。
そこで、お姉さんに間違われる。スピーチする。
そして、文通。途中、相手が読んでないのに。
別れた理由もわからず、未咲が結婚した理由もわからず。
20年間写真が無い。
そんなことないでしょう?!と思ってしまいました。
でも、いい映画だなあと思えました。
俳優陣もとてもいい演技でした。
よかったけれど。切ないが多いよ〜
レイトショーで鑑賞しましたが、始まってすぐから全く眠くなる事なく、ストーリーに入り込むことが出来ました。いろんな手紙のやり取りがあって、途中から少し複雑になり、今では適当に自分で解釈しています。終盤少し涙が。すごく良い映画と思いますが、最終的に私の好む終わり方ではなく、切なさが大きく残ってしまい、後味がなんとも言えない感じ。全体的にとても美しいビジュアルと演技。役者さんの演技も良かったです。
これが40年以上前の昭和の時代なら満点なんだけど
なぜ松たか子がなりすまして出席したの双子ならともかく連絡が来た時点で亡くなりましたと返信すれば良いのに広瀬と森 松たか子の若い頃森には似てなかったと?
困難だと思うがsunnyの広瀬と篠原の様に似たような方を起用して広瀬と森も過去と現在は似たような別人を起用 成人後の広瀬の姿も少し入れたら満点だったが!
松たか子恐るべし
森七菜をはじめて知った。メロメロになった。
広瀬すずとワンピースを着て犬を連れている姿など妖精のよう。もうイチコロだった。
松たか子は文通が広瀬すずともはじまってから本当に脇役になったのだけれど、姉じゃないのに言い出せなかったり、無様に姑の尾行をしたりと、だめな役に忠実なのが素晴らしかった。存在感が大きいのに出しゃばらずに脇役がしっかりできるとはとても感服した。
と、最近の映画は俳優の魅力でもっているようなところがあり、今回の話もちょっと苦しい。
一言で言えば優等生がDV旦那と一緒になった悲劇。よくある設定で、これで悲しめと言われても……。
「もうちょっと早く来てくれれば……」
の広瀬すずの一言に尽きる。そうなっていれば映画にならないところに無理を感じる。
豊悦の話も面白かったけどラブストーリーで講釈されるようなことではないのでは?欲張りすぎたね。
DV旦那に苦しみ病苦の生涯を送った姉に対して松たか子はあまりにも普通の主婦になってしまって、並べるにはあまりにもドラマ性がない。姉の死に対する無感情さも不自然だ。それが長年の姉に対するコンプレックスの裏返しですらない。姉の死を通じで再会した福山と握手ができた、サインをして欲しいとははしゃぎすぎだ。
見誤るくらい似ているのならキャストを考えたらどうかとも思った。それこそ、広瀬姉妹をそのまま使えば?あの二人なら同窓会で間違えられても不思議はない。すずは鮎美役はよかったけれど、「できる姉」を演じるには少し控えめすぎる。アリスなら……と主張したら、一緒に観てくれた姪に「アリスに高校生は無理!」と一蹴された。まあ、おかげで森七菜を知ることができたからいいんだけど。
タイトルのラスト・レターは未咲が鮎美に残した手紙。神木隆之介と作った高校の答辞。以前も書いたが、ラブストーリーは高校時代のことしか描けないのだろうか。確かに初恋は特別ではあるが。人間として自立したあと、人は恋愛できないのだろうか。それはこの社会の貧しさなのか。映画界の貧しさなのか。
福山雅治の使っていたフィルムカメラが気になる。
Love Letter をリアタイで観た人にも!
岩井俊二好きの方はぜひ。
本当に、あとからあとからジワジワと
心に染み込んでくる作品です。
若いときに、観た時も同じ感想を
岩井監督作品に感じました。
アンサーストーリーとしても
本当によくできてると。
かつての2人が出てきて
「これでいいの!?」と思ったけど
すっかり演技派俳優になってて、
やっぱりあとから「あー、俳優としての幅が広がってるってすごいな」と
リアルな部分でも思えました。
本当にね、岩井俊二のlove letterの世界観が
好きな方はぜひ。
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