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一発ネタのキワモノかと思いきや
同様の趣向の作品では『アンフレンデッド』は鑑賞済み。
鑑賞前はどうかと思ったが、確かにこれはおもしろい。google関係,Facebook,Twitter くらいしか馴染みがないが、主人公も結構画面に映るのと、地味ながら文字の打ち直しの演出が意外と微妙な感情を表している。
娘の状況を少しずつ解明していく過程も、各種ツールを駆使してという以外に、パソコンの画面上である必然性があったり、巧妙な伏線に驚かされたりと、よく考えられている。
斬新な手法に振り回される内容に満足!
ナイスアイデア‼
面白いけどITスキル低い人は見てはいけない
撮影方法だけじゃない!
フィルター
Best dad ever
斬新的な映像手法というより、FPSのアイデアを用いた、クライムサスペンス作品である。映像そのものは殆どパソコンのモニター及び、カメラの映像、そしてニュース番組で構成されている。なので、映画的な俯瞰的視点というより、ずっと3Dゴーグルを付けさせられて、自由意思が許されないような、頭を固定させられている感覚に捉われていたので疲れも他作品より感じる。
娘が行方不明になった父親が、捜査していく過程で娘の個人情報を色々調べていく内に、娘の現状や思考や心理を知ることになり、進めていく内にインスピレーションを抱きながら犯人に近づいていくストーリーである。サスペンスとしては古典的で、一番近い人物、一番自分に寄り添っていた人物が犯人であったというストーリー構成なのだが、それが全てPC画面内で行なわれることが新しさなのだろう。SNSも含めた娘の足跡は数多く存在し、物語を進める上で仕方がないのだが、案外と簡単にパソコンのパスワードは破られ、パンドラの箱の如く、次々と過去が曝かれていく。特に、動画配信サイトからの情報は、今後のSNSの要になる可能性も示唆している。親子の絆の再確認というテーマの側面もあるのだが、プロットのアイデアを色々なところからつまみ食いしてバッチ化している感じが否めない。それが何となく薄っぺらいイメージを醸し出してしまって、インスピレーションのアイデアが面白かったのに、少々残念な感じである。結局、元々捜査官が全ての情報を隠していたということを、葬儀屋のダイレクトメールの画像のモデルから判明するという件は、それまでの父親の弟が怪しいという件からの展開と相俟って、うねりはお見事である。
在米韓国人という人種、IT関連勤務という、自分にとって多少、鼻につく設定でそこに思い入れを遮断させる裁量の狭い偏見は申し訳ないのだが、もし邦画であったらもっと没入感を得たかも知れない。但し、英語は入力に変換は必要ないが、日本語変換をスクリーンで観ると打ち間違いも含めてまどろっこしさを誘発させて、スピーディーさが半減してしまうことであろうなぁ。
目線映像に拘った推理サスペンス
上手い
監督が若い!
斬新さと人に寄り添う優しさが丁寧に描かれている
確かに表現手法は斬新で、サスペンスとしても面白かったのに、『衝撃』と言えるほどのインパクトは無かった。理由をあれこれと考えてみたが、たぶんテーマ自体は決して新しいものではなく、誰もが分かっていることだからだと思う。
例えば、次のようなことへの警鐘。
・誰とでも気軽に繋がることが出来る半面、「匿名性に隠れた悪意」ともまた簡単に繋がってしまうこと。
・無防備なほど警戒心が薄いまま、顔や部屋の様子をネットに晒すばかりか、接触機会すら簡単に与えてしまう安易さ。
SNS全般或いはドローンによる物理的なもののやり取りなども一層機能が向上し、利便性とリスクはますます高くなるのに、トラブル回避の方法については誰も教えてくれないし、様々な形で襲ってくる悪意に対してはそもそも対応マニュアルを作りようがない。
いつ自分や自分の大切な人に予期せぬ邪悪が降りかかってくるかも知れないという不安を誰もが抱えているが、でもそれは自分ではないはず、という根拠のない楽観でやり過ごしているのが現実なのかも知れない。
この映画の救いは、父親と娘の心情に寄り添い続けていることだと思う。もし監督が斬新で奇をてらうことにばかり気持ちがいってしまうと、内容が薄っぺらくなってしまうことがあるが、家族の絆や思いを丁寧に描いているので、そこから生まれる人間ドラマとしての要素が多くの人の胸を打つのだと思う。
解せない「アレ」をどう捉えるか
シナリオすごい
新鮮な映像展開とストーリー
全ての映像がネット上で流れる映像で構成されているので、目が回るけど新鮮でした。パソコンに慣れていない年寄りや子供には辛いかも?ですが。あと、ストーリーも後半には急展開があり引き込まれました。
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