冬時間のパリ

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解説

「パーソナル・ショッパー」「夏時間の庭」のオリビエ・アサイヤス監督が、冬のパリを背景に、もつれた2組の男女の愛の行方や、幸せを模索していく姿を、洗練された会話やユーモアとともに描いていた恋愛ドラマ。編集者のアランは、押し寄せる電子書籍ブームの時代に順応しようと奮闘していた。そんな中、作家で友人のレオナールから、不倫をテーマにした新作の相談を持ちかけられる。内心で彼の作風を古いと感じていたアランだったが、アランの妻で女優のセレナの意見は正反対だった。アランとセレナの夫婦仲は最近うまくいっていないのだが、実はアランは年下のアシスタントと不倫中で、セレナもレオナールと秘密の関係を持っていて……。セレナ役のジュリエット・ビノシュ、アラン役のギョーム・カネ、レオナール役のバンサン・マケーニュらフランスの名優が共演。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。第31回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門では「ノン・フィクション」のタイトルで上映。

2018年製作/107分/G/フランス
原題:Doubles vies
配給:トランスフォーマー

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第75回 ベネチア国際映画祭(2018年)

出品

コンペティション部門 出品作品 オリビエ・アサイヤス
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(C)CG CINEMA / ARTE FRANCE CINEMA / VORTEX SUTRA / PLAYTIME

映画レビュー

3.5アナログとデジタル、夫と妻の曖昧な関係

とえさん
2018年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

東京国際映画祭にて鑑賞

時々笑いながら、軽〜い気持ちで観られるコメディ映画だった

登場人物たちの会話を楽しみながら、自分だったらどう思うかとか、会話に参加してる気分で楽しんだ作品

主人公は、ギョーム・カネ演じる書籍編集者。

彼は、本の電子書籍化が出版業界を飲み込もうとする波に悩まされている

そのギョーム・カネの妻をジュリエット・ビノシュが演じているが、彼女は、夫が担当した作家と浮気している…

現代は、多くのコンテンツが電子化されつつあるけれど、アナログも今まで通り残っている

例えば、音楽だったら、配信のデジタル音源と、CD
本だったら、電子書籍と、印刷された本など

この映画の主人公たちはアナログ世代だけど、デジタルも受け入れなければ生活していけないことに戸惑っている

彼らよりも若い世代になると、デジタル以外は受け入れられない世代がやってくる

この映画は、そんな現実を描きつつも、アナログとデジタルのどちらが正しいと描いているわけではない

あらゆる物事には二面性があって、その境界がとても曖昧になっている現実を描いている

主人公は、お互いに不倫しているダブル不倫で、そのことにお互い気づきつつも、離婚する気はない

出版業界も、電子書籍の波に押されて弱体化しつつも、本が全くなくなるわけではなく、結局、作家が本を書かなければ始まらない

本も、映画も、音楽も、何を選ぶかという時に、消費者はSNSの「いいね」の数に惑わされる

「どれが正しい」とか「どれが悪い」という境界は曖昧になり、人々は今まで以上に、自分の感覚で生活するようになる

私の勝手なイメージで、フランス人は人の意見に惑わされない人たちだと思っていたんだけど、彼らもSNSの評価に振り回されるんだー
っていうのは、かなり意外だった

そんな、現代の波に乗り切れない中年世代を描いた作品だけれど、随所に笑えるシーンが散りばめられてて、楽しかった

中にはビノシュが、女優ジュリエット・ビノシュを語る場面もあって笑ってしまった

まぁ、そうは言っても、
私も昭和の人間なので、あんまり彼らのことを笑えない
私は、音楽だったらデジタル、本はアナログ、映画は映画館だけど、家で映画を観るならデジタル派という、アナログとデジタルの二刀流

情報は、ツイッターとネットニュースのみで、新聞は一切読まないので、本以外は、ほぼほぼデジタル人間だ

そんなことを考えながら、彼らの意見に同意したり、しなかったりしながら、観ていた

とはいえ、肝心の人間は型のあるアナログなので
このデジタルとアナログが混在する曖昧な世界はしばらく続くんだろうなぁ

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とえ
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