マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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大人の恋も切ないです!
大人の切なく胸が苦しく熱くなるラブストーリー、随所で泣けました。石田ゆり子さんのここのところのご活躍、やはりさすが!とうなづける見事な演技です。WEBカメラ越しに泣きそうな状態から聡史のジョークに心がほぐれての表情の変化、まずはやられてしまいました。 逃げ恥の百合ちゃんのあたりからメキメキ、テレビ・CMの露出が増え続けているだけのことはありますねー。黒田総理じゃないけどタイプです。 福山さんもイケメン(死語⁈)ならではというか彼じゃなければ絶対言えないような台詞が違和感なく流れて心地よいくらいでした。 また非常に重要な役どころの早苗(桜井ユキさん)が許されないことなんですが犯してしまう罪には少し同情してしまう部分もあったりします。いい演技でしたね。まるで東京ラブストーリーのおでん女(有森也実さん)を思い出しました。わかる方はマチネ世代ですよね、 原作未読なので疑問なんですがスマホメールでの行き違いは原作ではどのようになっているのでしょうか?それにしても切なすぎます! ラブストーリー映画不毛の最近ですが良質な作品をたくさん作っていただきたいですね。ラストレターにも期待してしまいます。 観客は熟年カップルばかりで少し居心地が良かったです。
メッセージが込められている素敵な恋愛ストーリー
恋愛ものは久しぶりでしたがただの恋愛ものではなく、深い深いもので、頭もつかいました。 音楽が特に素晴らしく、ひきこまれました。 二人の演技も心情をうまくあらわしていました。 ただ感情の起伏だけで、表さない、そんな映画でした。
んー
石田さんの素敵女性と素敵音楽は良いのですが、これ、やったらあかんやつやん!と途中から、ストーリー見に入らず。 ヨーロッパの街並みやら、風景の美しさと刹那い恋を音楽に乗せてかと思いきや、思いっきりどろどろなヤツでした。。
ヒロインが初老のおばさんなのが残念
50歳のおばさんに来月結婚するの、とか言われてもピンと来ない。風俗のババアが年齢ごまかす時によく使う手だわ。それは置いといて、途中はまったく面白くない。アクション映画のほうが良かったなと思っていたが、一番最後のほうは良かった。ヒロインがとにかく老け顔なのが気になった。音楽とストーリーが良かったので星3.5です。
静かに燃える本能
アコースティックギターだけのメロディってなかなかいいもんなんですね。癒されます。 そんな旋律から始まる蒔野と洋子の出会い。最初に紹介された時から、何かしらこの人だと惹かれるものがお互いにあったのでしょう。 途中の2人を引き離そうとする早苗の携帯の作戦のことや、別れたはずのリチャードと結婚してるとこなど、ちょっとストーリー性を考えるとあららと思うとこもありますが… 福山雅治と石田ゆり子のお2人はビジュアルが美しい。50代の恋愛がこんな綺麗なものに仕上がるとは。 ただ、恋愛をテーマにした作品ならば、もう少しお互いに心に渦巻く情熱を表現してもよかったのではないかと。どうしても、最後まで上品な作品にしたかったのかもしれないが、性的な描写ではなく、途中の燃え上がっていく過程でそれを表情や仕草、行動で表してほしかったな。 マネージャーである早苗の気持ちがとても切なかった。彼女の蒔野を思う気持ちも強い確かなものだった。それだから、良心の呵責に苦しむことになったんだね。 こんな無意識に求めあってしまう誰かに巡り会うことが本当に奇跡だなと思った。そして、そんな誰かに会えたらなと…
原作に流れる雰囲気が変わらず美しい
原作ファンです。 原作通りに進んでいく安心感と 映画でもやっぱりこうなんだという 微妙な失望感がありました。 若い子たちが 「でもあの携帯番号は気づくだろ」と 帰り際に話してるのを耳にして 理解もできるんだけど そこは、ストーリーだから仕方ないよね、と ちょっとだけ微笑ましく感想を聞いていました。 誰かの心をモノにしようと思っても 絶対に、悪い企みをしてはダメだと 感じます。 いい映画。
終わりの始まり
『マチネの終わりに』(2019年) 男は大人の振りをした少年であり、女は少女の振りをした大人である。 分別弁えた四十路の男と女の、驚くほど初心で不器用な恋愛模様、それは恰も思春期の少年と少女のような、一気に燃え盛る、理屈のないときめきと迸る恋愛感情が滾る、将にBoy Meets Girl ストーリーです。 芥川賞作家・平野啓一郎の原作小説を忠実になぞるかのように、本作は、明らかに映画に現れない第三者の語り部による三人称で描かれています。そのために寄せカットは殆どなく、引いた画が多いので、ラブストーリーにも関わらず主役の男にも女にも、どこか突き放した冷めた眼で距離を置いて客観視しているカメラ視座を感じます。 高名なギタリストと精力的な国際ジャーナリストという二人の恋愛は、東京、パリ、ニューヨークに跨り、如何にも都会的で洗練され瀟洒で洒脱な空気感を常に漂わせながらも、終始プラトニックに淡々と静かに進められます。 男を演じる福山雅治は専ら仰角カット、女を演じる石田ゆり子はやや俯瞰ショットで撮られているように、少年のような直向きさで、己に自惚れた男が主役の如く映ります。小気味よいカット割りでのテンポ良い展開によってスクリーンには惹きつけられますが、ドラマそのものにはリアリティーに欠けやや実感に乏しい浮揚感が靄のように覆います。 但し延々と続く過去のフラッシュバックというプロローグを経た、時制が現在になった途端に映像に血が通い始めます。男が舞台で演奏した狭義のマチネが終わった後に、この物語の本編が漸く始まります。いわば本作は、長年月に及ぶ男と女の愛憎劇という「マチネ」の終わりの始まりだったことが、観客には初めて明らかになるのです。 マンハッタンのセントラルパークからのBoy Re-Meets Girl“終わりの始まり”は、多分この物語の語り部も与り知らない未知の世界です。 第三者視点で描かれているゆえの、どこか牴牾しく訥々としたスジにも関わらず、最後まで観客の興味を掻き立てた大きな所以は、アコースティックギターによる哀愁を帯びた音色、その流麗に奏でられる耳に心地良く響くメロディとリズムによる、シークェンスの切れ目毎に流れる印象的なBGMのせいでしょう。
本当に切ない
「大人の恋」を描いた映画でした。 ストーリーの流れに少々ツッコミたいところもありましたが、それぞれの役者さんたちの熟練味ある演技でカバーしてくれています🙆♂️笑 私は、特に桜井ユキさん演じる三谷の蒔野を思う気持ちに惹きつけられました。確かに彼女のしたことは許されないことかもしれないし、彼女の全てである蒔野を傷つけることだったかもしれないですが、彼女の蒔野を思う気持ちは、蒔野が洋子を思う気持ちに決して負けない強い思いだったと思います。本当に素晴らしい演技でした。 映画全体としては、冒頭に申し上げたとおり展開に少し気になるところはあるので、この評価としますが、鑑賞後に、大切な人を大切に思う気持ちを今一度呼び起こしてくれる映画だと思います。
愛になったその先
この映画で素晴らしいのは桜井ユキさんの演技、 あと音楽、菅野祐悟さんのとても繊細な音。 福山さんの役も石田さんの役も魅力的で、 綺麗な映画でした。 物語の最中は感情が忙しくて、でも エンドロールが流れてからハラハラと サラッとした涙が不思議と落ちて、 込み上げてくると言うよりは、 流れてるかんじ。 心に深い傷をおっても、 道を間違って後悔しても、 大切を超えた存在が力になる。 恋から愛に変わって、愛が情になっても、 特別な人ってずっと心に住んでる。 アナタが死んだら僕も死ぬよ そう思える相手がいることがどれだけ尊いか。 その人が別の人と結婚して、 子供もいて、家庭があったとしても、 変わらない。特別。 不倫とか、そんなんじゃなくて、 心に住んでるんだなと思いました。 最後、会えて良かったけど、 何も始まらずに、親友になってくれると嬉しいかな。
無題
ラブロマンスものでした。
しかも若者向けではなく、40代の大人向けな感じ。
なんかこう、もどかしいんだけど、結局元の通りに戻りかけたけどでもどうしてもな展開に、気持がよく分かるストーリーでした。
大人にもラブロマンスが必要だ!!
原作未読です〜 今や絶滅危惧種のラヴロマンス〜〜 アラフィフになったとは言え、やっぱ福山さんは福山さん それなりにカッコいい!! 石田ゆり子さん、私は正直、それ程、 上手い役者さんとは思ってないですが 今作ではいい感じで頑張ってました。 フランス語、私は解らないけどそれらしく聞こえました。 何と言っても予告編のように福山さんに 「洋子さんが死んだら、僕も死ぬよ〜」なんて言われたら そりゃあジーンとするよね〜 結婚年齢が高くなって、再婚も増えた今時、 40代50代でも運命の恋に出会う可能性がある時代。 ましてや現実社会が殺伐としているので せめて大人にもラブロマンス映画で現実逃避は絶対必要だ!! パリやニューヨークのシーンも美しくて見応えありました。 作中に流れるギターの音色もとても美しい〜 で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては お話は昔から悲恋ものにありがちなすれ違いもの。 携帯電話が発達して昔ながらのすれ違いなんか もう成り立たないと思っていたら 携帯電話に依存し過ぎて、逆にその手があったか(笑) そして、予告編での掴みが テロ事件を取材するジャーナリストと 世界的に活躍するギタリスト! なにかテロ事件に巻き込まれて悲劇に〜〜 まるで今年の夏に公開された「世界の果ての鼓動」 みたいな展開?と思いきや〜〜 あれれ〜えらく古典的な〜 ひっくり返せば普遍的な話だった!なんだよ!!(笑) でも、それはそれで日本人的な思いの深さを感じる。 誰かの不幸を下敷きにしたままでは、 自分だけ幸せには、なれないのかもしれない。 ラストの福山さんの表情が〜 やっぱ惚れるやろ〜〜〜(笑) @お勧めの鑑賞方法は? 映画館か、もしくは自室で一人でワインを飲みながら 静かに観たいな〜。
上質な大人のラブストーリー
パリ・ニューヨークの綺麗な街並み、 クラシックギターの演奏、 上質な大人のラブストーリーという感じがして、 オシャレで素敵な作品でした。 それぞれの登場人物に共感できる部分もあり、 切なくなったり愛おしくなったり、 何だか懐かしい気持ちになったり、 色んな感情が入り混じって、 でもそれも心地良かったです。 上質な大人のラブストーリーと タイトルに書きましたが、 落ち着いているように見えて 燃えるような恋心を持っていたり、 大人だからとか 関係ないなと思いました。 それぞれの純粋な想いに羨ましくなって 懐かしくもなりました。 皆さんの演技力も素晴らしかったです。 個人的に、石田さん桜井さんほんとに良かったです。 伊勢谷さんの全編英語もかっこよかったです。
ビターなラブストーリー
まず「ガリレオ」シリーズと毛色が全く違うので、そこにまず驚きました。 物語は大人のラブストーリー。 一番は桜井ユキの置かれた役所と、その芝居がとても印象的だった。 彼女というキーがなければこの作品は成り立たなかったであろう。 それにしても主演の二人は役所がぴったり、あの静かに作り出す空気が良いですね。 音楽も美しくとても心地良い、それが登場人物の心情を良く現していました。 また言葉の一つ一つがとてもきれいで、特に大事にしているんだろうな感じましたね。きっと原作も素敵なのでしょう、興味が湧いてきました。 二人のすれ違っていくトリックには少し荒いというか思うところがあったものの、実際動き出したらこんな風に流れていくのかもしれませんね。 大人のラブストーリーなので展開に少し重いところもありますが、それでも物語として楽しめました。 特にラストシーンの止め方はとても良かったです。 マチネが終わり、ソワレが始まるのでしょう。
マチネの終わりに
こんな 芸術感溢れ映画は久方ぶり。浅くも深くも取れるようになってますね。ギター音楽と共に秋堪能できます。2回行って2度目の方がラストに号泣してしまった。最低6回は観たい 本を読む度に早くまた観に行きたいと猛烈に思ってしまう。福山雅治が美しくて驚いた。
う〜ん....
特段悪くもなく良くもないストーリーでした。 石田ゆり子さんのファンなので観に行きましたが、石田さんの演技がどうもしっくり来ない感じがしてしまいます😓 個人的に映像のフィルターは好きでしたし、全体的な雰囲気は良かったです。
あまりにも身勝手、だけど美しい恋
満点です。 何が満点ってそりゃ石田ゆり子です。 年を重ねても美しさ可愛さが一切なくならない。そりゃ運命感じるわ。 内容については賛否両論あると思う。 登場人物みんな身勝手だもん。自分の運命を信じすぎ。 メインの2人の恋を素直に応援したいとも思わないけどなんていうか美しいんだわ。 何がそうさせるのかわからないんだけどすごくキュンキュンするんだわ。 これは言葉ではちょっと表せない。 ぜひ観て欲しい。 あとは楽曲がすごくいい。 ストーリー上ヨーロッパのシーンが多いからか、洋画のようなオシャレさまで感じる。
映像と音楽が良かった
中盤途中、蒔野が洋子に電話するシーンから迂闊にも寝落ちしてしまい内容が充分理解出来ないままでした(泣) ただ三度しかあった事のない女性に恋してしまうと言うのが私には理解出来ませんでした。 終盤の展開は意外でしたがラストは二人が結ばれる事を予感しました。 挿入曲と映像はとても綺麗でした! 今後ば絶対、寝落ちしません!
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