マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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ひとときを夢の中で過ごせました
夢心地になれて、とても幸せな時間でした。 桜井ユキさん。なかなかの好演でした。 あのマネさんが居たから復活できたのかも。 富裕層に住む人のラブストーリー。 私の住む世界ではあり得ない話です。 だからこそ、夢心地にさせていただき現実を忘れさせてもらいました。 しかし、キラキラ映画とは違い、しっかりと描かれていて大人の鑑賞に堪えうる作品でした。 「ジョーカー」と、客層が余りにも違うので苦笑してしまいました。
少し前のフジテレビ
予算のあるTVドラマを観ている感じ。 いつもの出演者がいつもの芝居をいつものように いつもの演出で、既視感満々。とくに前半は如何にも如何にもの連続。なんか全部が中途半端な作品?でした。
これはもう
石田ゆり子さんのための映画でした。
福山雅治さんは、他の方でもやれなくはないけど、石田ゆり子さんは、外せないと思います。
このキャスティングは絶妙です。
彼女のいろんな表情を引き出した監督、脚本家に敬意を表します。ちゃんとそれぞれの伏線も回収していたし、わかりやすい作りでした。
音楽がとにかく良かった。
あとで調べてたら、すごくたくさん印象に残る音楽を担当されている方でした。PSYCHO-PASSとか、、。
多少の唐突感があったり、演奏会で途中で弾けなくなるというのは、ちょっとあり得ないかなと思ったのと、携帯メールを代わりに打つあたりは、高校生違うんやからとちょっと危なかったところもありますが、全体的には良かったです。
エンディングがモヤモヤするという方もいるかもしれませんが、私はいい終わり方だったと思いました。
もちろん、グッドエンディングです。そして、これまでして来た選択の結果を振り返って、全ての全体像がわかる。そして、これからの選択していく。いいお話でした。
穏やかな大人の恋
最初から最後まで貫くテーマの「未来は常に過去を変えている」はとっても素敵。確かに過去の現象は変わらないけれど、結局その起きたことをポジティブに捉えられるか、それともネガティブに捉えるかによって、未来は全く違う景色になるし、未来が変われば、過去はやすやすと輝かしい奇跡になると思います。
福山が復活し、石田が人生を吹っ切ることによって、未来は変わり、過去の秘書による裏切りはかえって二人の絆を強固なものにしたような気がします。人生はやはり苦しみを味合わなければ、醍醐味を得ることができないのでしょうか?
にしても、あの秘書の裏切りには、超頭にきて、そのシーンから怒りのようなものがフツフツ。最後まで一気に走り抜けてしまいました。
あと、青春時代の激しい恋とは違う、おだやかな情熱の爆発に対しては、涙がじわりじわりと滲み出ました。^_^
終わり方は、それぞれ…
音楽がよかった 聞きに行ってみたいなぁと思いました 終わり方は、それぞれにお任せします的な… わたしは、最後にお互いの気持ちをわかり合い、それぞれの人生に戻っていく そんな結末にしました
ピュアな愛
大人の愛だっていう人が多いけど、僕は全然違うと思った。 この映画はとてもピュアな愛を描いている。 生きていてもなぜか不全感がある。 それを強く感じるアーティストとジャーナリスト。 そんな二人がこれこそ、愛なんじゃないかという人に出会う。 年齢や環境の違いに迷いながらも惹かれ合う。 この引力のような愛。 それは瞬間的かもしれない。 でも、未来が過去を変えるように、 いまのこの思いを変えることは二人にとって死を意味する。 そんな純粋度の高い愛がここにはあった。 僕はこの映画の原作を読んでいる。 これはとても珍しいことである。 小説といえば村上春樹くらいだから、 ごく一般的な活字離れの人だ。 だから、あの小説をどんな風に表現するのか? 興味があったのだが、2時間にうまく収めたなと感心した。 役者も福山雅治は適役だと思っていたが、 石田ゆり子は国際ジャーナリストとしてはどうなんだろう と感じていたが、積極的というよりは、分析型の記者にはあっていた。 だんだん美しく見え始めたからね。 それにストーリーのキーポイントとなるマネジャー役の桜井ユキ。 難しい役どころをよく演じていたと思う。 ママになって、すごく綺麗になった。 でもあのことは彼女の心にず〜と残っていた。 結論的には想いのこもった良質な作品だった。 最後の場面 それからどんな展開になるのか、僕の予測 ふたりは思いを残しながら、 元の世界に戻るのではないかな。 ピュアは一瞬であり、まぼろしのようだから。 それを知っているから。
水中毒
ペットボトルやら水道水やら、やたらと水が出てくる。なにかのモチーフ?まあ、煙草をバカスカ吸うよりいいけれど。
結局、福山雅治はなんでギターを弾けなくなったのか?恩師の追悼のためなら回復しちゃう、その程度の病気だったのか?
フランスの映画監督を義父に持つ海外在住のジャーナリストとは、もうその時点で平民の私には鼻持ちならない話。風吹ジュンは長崎に残った蝶々夫人?それならもっとそれなりの絵があったのでは?ただの農家のおばさんになっている。
クラシックが原作者好きなんだね。アイネ・クライネ・ナハトムジークの伊坂幸太郎もそうだけど、男の作家って、自分の趣味を入れちゃうんだよね。クラシックは私も好きだからいいけれど。そういう西洋のハイカルチャーのなかで活躍する日本人という設定、白人から喝采を浴びたり、押しのけて取材したり。昭和の白人コンプレックスにどっぷり浸かって育った私には背伸びと虚栄にしか見えない。
石田ゆり子はフランス語はまずまずだったが英語が下手だった。
「走ると幸せが逃げる」とか言う急がない女がジャーナリストできるだろうか?設定とキャスティングに問題が。
「月曜から夜更かし」で桐谷さんが演歌歌手に会った最初の日に結婚を申し込んで引かれたらしいが、会って2回目で「あなたが死んだらぼくも死ぬ」と言えるのは福山雅治だからか。
カメラ(ウー)マンがけがをして石田ゆり子の家に転がり込んでいるときに福山雅治が訪ねていくのがよくわからない。ギターを弾かせるため?コンサートで弾けなかったその晩にそのカメラ(ウー)マンのために弾ける?訳わかんないし、その前のスープを作る件要るか?キューピーの宣伝?キッチンにもの多すぎるし。
極めつけはすれ違い。
かつてのトレンディドラマ隆盛時代の必殺技。携帯電話の登場で封印されたが、なんと、それをなくすということで復活。大事な日に、大事な人と唯一連絡を取る方法を、よりによって事件が起きて外出するときにタクシーに忘れるなんて、「間抜け」としか思わない。そんなドジな男、桜井ゆきに邪魔されなくたって三行半でいい。
なんだって3時間の手術、いても役に立たない福山雅治がいなくてはいけないのか?木南晴夏の子守の手伝い?なぜ救急にまで、あるいはその後の病室にまで赤ん坊を?いくら個室とはいえ。旦那はいないのか?急逝でもしたのか?シングルマザー?その子育て設定要る?
とまあ、原作の問題なのか、映画化のときにでたゆがみなのか知らないが、これだけ現実離れしたことがあると、どんなに目をつぶりたくても感情移入できない。
桜井ゆきが嘘を告白するときも、贖罪なんだろうけど、「子供が大きくなってきたのに旦那が4年も働かない。離婚してもいいから子供の養育費稼いでもらわないと……」という意地悪なストーリーを考えてしまう。コンサートに来て欲しいんならチケットくらい渡せばいいのに。
そんな散々なストーリーだったが、久々にきいたクラシックギターの音色とともにラストシーンで辻褄があうのが驚き。サントラ、ダウンロードしちゃいました。
福山雅治も石田ゆり子も歩く姿勢がとてもよい。
石田ゆり子、PTSDで過呼吸。福山雅治、桜井ゆきの嘘を聞いて過呼吸。桜井ゆき、福山雅治をニューヨークに送り出して過呼吸……まではいかないか、深呼吸。
金貨最後にもででましたが、なにを買うかキーになるものありましたかね?
T-REX。いい答でした。
シジミのしーちゃんとタケオ君はどうなった?教えてシルブプレ
先日新幹線に乗ったときに前の座席に坂本龍一が座っていた。「大ファンです!よければサインください」などと、どう声をかけようか迷っていて、よくよく見たら全くの人違いだった・・・(完全にネタです。新幹線にも乗ってません)。 自分の人生がすれ違い恋愛ばっかりなものだから共感しまくりってこともあるのですが、終わってみると切なすぎるこの映画。どうせ『卒業』のパターンなんだろ!と高をくくっていたこともあって、まさかの展開となってしまいました。ただ、このパターンは50~60年代のメロドラマの定番だった気もするし(はっきり思い出せません)、その王道を日本的に現代的にアレンジしたかのようなドラマかと思います。 そうしたプロットの中、「未来が過去を変える」などという裏テーマも存在して、蒔野が一目惚れした洋子のシーンがテロが起きまくっていたパリという2014年。そして2年後には大きな「すれ違い」が起きるのですが、タイムパラドクス作品のように過去を変えるんじゃないかとも期待させる現代パートへと変遷します。また、『卒業』→サイモン&ガーファンクル→NYセントラルパークという奇妙な符号も発見し、最後の最後で観客を過去へ妄想させる演出となっていました(あくまでも個人的な感想です)。 クラシックギターという設定も、ギターを弾ける福山雅治が演じることで深みを出していたし、雨降り、水といったシーンでは名曲「アストゥリアス」が流れます。この曲は付け爪をしなくては弾きづらいクライマックスがあるので断念した経験もあり、懐かしさとともに重要なシーンで使われるために胸に響いてきました。ちなみに「アルハンブラの想い出」も断念しました。ちょっと弾けるぞ!とギターを弾いたことのない女の子の前でアピールするには「禁じられた遊び」を完璧に弾くのがよいでしょう・・・ さて、そんな福山さん。凄くいいと思ったのはビブラートの掛け方ですね。指使いもほぼ完全だったようですし、あとは心に響くビブラートです。大げさに弦をフレットの横方向に震わせるように弾けば、女の子のハートはメロメロになること間違いなし!セーハってなーに?などと言わずに好きな子のハートを制覇してください・・・何言ってるのかよくわかりません・・・
鑑賞前後で
鑑賞前に色々なレビューを観ていたのだが、その時はなるほどなるほどと思っていたことが、鑑賞後見直して、全然なるほどじゃなかったー!と思った。 全然分かっていなかったのだ。 石田ゆり子さんの表情がなんとも言えず、素敵だったなあ。 福山さんの水道のシーンも。 自分の思いの丈を吐き出すわけでも、乱れるわけでもなく、すんとした表情で、大人になると全部を言葉に出来なくなるのかな。 今は言葉できちんと伝えることが自分の中の正解になっているけれど、それが正解じゃなくなる時が来るのかな、と思った。 ラブストーリーだけど、パリでの出来事とか色々考えさせられるところがあった。
そしてお姫様と王子様は幸せに暮らしましたとさ
自分の演奏に自信が無くなった格好いいバイオリニストが、美しい女性と巡りあって結ばれそうになるもいぢわるなマネージャーの策略などによって、すれ違ってまた巡り会う話。 パリ、ニューヨークの美しい風景と美味しそうな料理と意味はよくわからないけど耳ざわりのよい台詞が堪能できますぜ。 登場人物の悲しみや喜び、ドロドロした感情はキレイな世界には不要なので漂白、脱臭済みなので安心して観る事が出来ます。
素敵な映画でした
風景と音楽が素敵で、そして良い男と良い女の同年代の大人のピュアな恋愛に共感しました。未来が過去を変えるという言葉にも自分の経験などを照らし合わせて、納得できました。
早苗の嫉妬心が起こした行動で2人の人生が大きく変わり、その中でも洋子が離婚して親権も失うなどとにかく八方塞がりに可哀想すぎて、この上またテロでも起こったら最悪だなと思いながら観ていましたが、そのようなことも無く、最後は再会が叶い、彼女の為に贈られた演奏に泣けました。大人のピュアな6年越しの恋もさる事ながら、脇役の早苗が、最後は自分の過ちを自覚し過去に対して覚悟を持って向き合えた愛情の描きかたも、並行して評価できる映画だったと思います。
マチネの終わりにを観て
まるで絵画を観ているような映画 未来が過去を変える、とても考えさせられるテーマでした。 まるでフランス映画を観ているよう! これ程心揺らす映画 最近は観てなかった。 終わっても「幸福の硬貨」のギター音が心地よく耳に残っている 秀逸な映画です。
まさしくメロドラマの王道!! 久しぶりに福山さんを観ましたがやはり...
まさしくメロドラマの王道!! 久しぶりに福山さんを観ましたがやはりステキです!!
最後に
主演の2人と同じ年なので、年齢に相応しいいい感じの恋愛ものかと思ったら、途中で韓国ドラマみたいなあり得ない展開に。じわじわときて最後、クレジットロール見ながら号泣させられました。石田ゆり子が可愛いですね。この二人のような年の取り方したいですね。
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