劇場公開日 2019年8月30日

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのレビュー・感想・評価

全632件中、1~20件目を表示

4.0色濃く描かれるキャラクターとその日常。生み出される因果。

2019年9月1日
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鑑賞方法:映画館
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すっかん

4.0さすがのタランティーノ節。ただし手放しで楽しめない要素も

2019年8月31日
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鑑賞方法:試写会

マーゴット・ロビー演じる女優シャロン・テートをめぐる史実を知ったのは、ビートルズに夢中で関連本も読み漁った十代の頃。カルト教祖チャールズ・マンソンが「ヘルター・スケルター」に触発され信徒らと事を起こした…とまあ、ビートルズつながりで知識があっただけだが、ハリウッド史の文脈で(フィクションを交え)描写された魅力的な彼女に出会い、歴史を学び直した気分になる。

レオとブラピのブロマンス味、マンソンファミリー拠点の農場をブラピが探るシークエンスの緊迫感、終盤のフィクショナルな飛躍など、心が躍り感嘆させられる充実作であるのは間違いない。ただ、ブルース・リーへの敬意を欠くエピソードや、女性への暴力をエンタメとして描くあたりが、ユマ・サーマンが昨年公表した「キル・ビル」撮影中にタランティーノに運転を強要され起こした事故を思い出させ、タランティーノは根が差別主義者なのでは、との思いを禁じ得ないのだ。

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高森 郁哉

4.5ハリウッドへのレクイエムであり、同時にアンセム!!

2019年8月30日
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鑑賞方法:試写会

落ち目の活劇俳優と、彼に影のように寄り添う寡黙なスタントマンを主軸に、1969年のハリウッドが画面に蘇る。映画がTVに浸食され始め、通りを不穏な集団が闊歩する当時の雰囲気を再現しようとする監督、タランティーノのタッチは、愛情に満ち溢れていて、見ていてとても心地いい。それは、たとえリアルタイマーでなくても感じ取れるはずだ。実在するスターの意外な素顔、パーティシーンが醸し出す刹那的なムード、60'sファッション、人気のメキンカン・レストラン、車、整髪料、等々、登場する人物やアイテムが、映画好きは勿論、カルチャーに敏感な人のアンテナを刺激するに違いないからだ。また、この映画を見てロマン・ポランスキーとシャロン・テートについて調べてみたいと思う人もいるはずだ。狂気に巻き込まれた劇的に不幸なカップルのことを。それも含めて、これはタランティーノによる古き良き、もしかして、悪しきハリウッドへのレクイエムであり、同時にアンセムでもある。悲しいほどに無邪気で明るいシャロン・テート役のマーゴット・ロビーもいいけれど、前半は影が薄くて、後半俄然存在感を発揮し始めるスタントマン役のブラッド・ピットが、噂通り凄い。実年齢を超越しているマッチョな上半身を見れば分かる通り、彼はやっぱり究極のナルシスト。これほど俳優に向いている俳優はいない。是非とも、今後しばらくはこの生業を続けていって欲しいものだ。

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清藤秀人

4.5とびきりと映画愛と共に、タランティーノの温かさと優しさが伝わって来る

2019年8月29日
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鑑賞方法:試写会

セルジオ・レオーネの「ワンス・アポン・ア・タイム」シリーズを髣髴とさせるタイトルの一作が、彼を敬愛するタランティーノの手によって放たれた。両者のストーリーにさほど共通するところはないように思うが、ふと登場人物の思い出が脳裏を過ぎる瞬間、映像よりも音や声が先行して聞こえてくるあたり、細かなところで手法を踏襲している箇所もある。

とはいえ、本作の一番の見どころは落ち目のハリウッド・スターと、仕事がないのにジタバタしないスタントマン(モデルはバート・レイノルズとハル・ニーダムだろうか?)の腐れ縁とも言える絆だろう。レオとブラピが奏でる微笑ましいほどの関係性を見つめるだけでも最高の2時間半だし、今回のタランティーノは「弱い自分と向き合う者」への温かさと優しさが際立っている。そんな中、並行して描かれるシャロン・テートの日常がどう関わってくるのかにも注目。これ以上は口が裂けても言わないし、言えない。

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牛津厚信

3.5ブラピが

2025年3月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

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YOTSUBA

5.0映画館にも見に行ったけどまた見てしまった!

2025年3月2日
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CS放送でたまたまやっていて、2回も映画館で見たのに、また見てしまった!!!
大好きです。この映画のブラピが一番好き!ブラピカッコ良すぎるし、ディカプリオはキュートすぎるし。
ラストのヒッピーなぶり殺すシーンは賛否あると思いますが、実際のシャロンがヒッピーに殺されたという史実に対するタランティーノの怒りが表現されていたと思うと、ホントやっちまえー!と単純な私は思うのです。
なんといってもあのイヌにサイン出して、イヌがヒッピーにかかってくとこ、最高カッコいい!!!
ディカプリオ演じる落目俳優がとっても人間らしくて大好き。散々NG出して自信失いかけるけど、バシッと決めたあと、子役俳優の子に褒められて涙ぐむシーンなんてもう…
最高です何度でも見たい映画。まさにエンターテイメント✨

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もけけ

0.5タイトルなし

2025年2月23日
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鑑賞方法:映画館

ありえないくらいつまらない。
ブラッドピットにレオが、さらにアル・パチーノが出ていて中身がないなんて‼️
初めて半分寝ました😵
女の顔面血だらけになるのがお決まり。
二度とタランティーノ作品は見ません。

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とも

4.0現実では叶わなかったことを映画で叶える

2025年2月4日
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本映画を見る前に「シャロン・テート事件」という内容を事前にネットで調べる必要があります。
調べてからこの映画を見るのと、調べないで見るのとでは全く感想が変わるからです。
さらに「サイレンサー 破壊部隊」という映画を見るともっといいです。

「現実では叶わなかったことを映画で叶える」って素晴らしいですね。

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みる

3.0いいところ 右肩下がりの俳優にそのスタントマン長い付き合いで、信頼...

2025年1月14日
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鑑賞方法:VOD

いいところ
右肩下がりの俳優にそのスタントマン長い付き合いで、信頼関係があるいいコンビ。
子役の女の子がしっかりしていて、デカプリオとの会話の時に、子供は理想が多く、大人は現実と向き合いと言った感じで話していて、少し共感した。
スタントマンのプラットのアクションシーンが容赦なく、ハリウッドは強者の場所なのかと思った。
プラットが、デカプリオを送りさった後自分の車で家を去る時の運転がスタントマンなのだと思わせる運転でカッコよかった。
デカプリオのモーターホームでの自分に嫌気がさしてイラついているところは、自分が仕事で挑戦して、失敗した時の感情に似ていて共感した。その後自分を奮い立たせるシーンもデカプリオらしい演技で良かった。
酒場での娘を攫って脅迫シーンが成功して、感激するシーンで、上記のことがあったから一緒に喜んだ。
女優のマーゴットロビーは映画館に主演者として入ろうとして誰かわからないと揉めているシーンは涙が出そうになる。が、上映中本人が演じているシーンで、お客さんが楽しんでいるのを聞いて喜んでいるシーンは、嬉しそうだった。

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水谷亮平

2.5つまらない

2024年11月23日
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鑑賞方法:その他

難しい

藤本タツキ、ルックバックのモデルになった映画と聞いて見てみたがつまらなかった。わたしの理解力がないのか何を言ってるのかよく分からなかったし何を伝えたいかもよく分からなかった。最後の30分ヒッピーに襲われるシーンはちょっとだけ楽しめた。結論藤本タツキ最高

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りり

3.5鑑賞前に予備知識必須!

2024年10月20日
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鑑賞方法:映画館

良くも悪くもタランティーノ監督の世界観たっぷりな映画でした!
本作はタランティーノ監督が子供の頃だった1969年のハリウッドの様子を、ほぼ全般で描いた作品となります。特にマシソン・ファミリーの事件を知らないと分からないことだらけになってしまうのでしっかり予習して臨むことがお勧め。

映画は161分でラストの数十分で強烈なタランティーノ節が炸裂でございます。当時の車や街の様子や服装、そしてヒッピー文化といったように、まさしく1969年の光と闇が描かれてます。

映画で中心になるのは、レオナルド・ディカプリオ演じる落ち目俳優リックとブラッド・ピット演じるスタントマンのクリフの友情を描いています。ちなみに二人は初共演みたいです。もう、映画の9割がたは二人の渋い演技を楽しむ映画なのです。なので、ファンにはたまらない作品となります。

タランティーノ監督が、この映画でどうしても描きたかったこと。それは女優のシャロン・テートでした。現実は、残念ながら惨殺されてしまいましたが、監督は彼女が生き生きと人生を楽しんでいるところを見てほしかったと言ってます。劇中では、彼女が笑顔で明るく楽しんでいるシーンが沢山出てきますし彼女の魅力がたっぷり描かれています。演じるのは、マーゴット・ロビーですが、いやほんとに似ている!そして美しいです。まさに監督有言実行です!そこにはシャロン・テートが生き生きと人生を楽しんでいる様子が映し出されていました。

劇中には、ブルース・リーも出てきます。なんで出てきたんだろうと思ってましたが、後で調べるとシャロン・テートやロマン・ポランスキーと深いつながりがあったんですね。そこまでは私も知らなかったですので、映画観る前にブルース・リーとの関係も調べておくと面白いかもです。

俳優といえば、何気にものすごいビックスターも出演し大変豪華な顔ぶれです。しかもチョイ役でしか出ていなかったりしますので、映画を観ながら見つけてるのが面白いかと思います。私は出演している俳優を事前に見てなかったので、あ!アル・パチーノやカート・ラッセルや!って心でつぶやきながら楽しんで観てました。

そしてやってくれますタランティーノ監督!ラストの数十分で大爆発!!!これですこれです、タランティーノ監督が描く世界は!実際、映画観てもらって体験してもらった方がいいかと思いますので多くは語りませんが、この感覚は、同監督作品の『デス・プルーフ in グラインドハウス』でも体験した感覚でした。いわゆる静から動へガツン!って変化する感じです!

ただ、この映画は恐らく万人受けしないだろうなって思う映画でもありました。

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いちごだいふくもち

5.0ハリウッド映画に詳しい人のための映画

2024年10月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

実在に事件に遭われた方をディカプリオさんとブラピさんが助けます。
「こうだったら良かったのにな」というタランティーノ監督の気持ちが感じられます。

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けだま

4.5私は好きな映画でした

2024年10月7日
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aaa

2.5率直に言って期待はずれ

2024年9月9日
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鑑賞方法:映画館
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うそつきかもめ

3.5長いけど飽きない作品

2024年9月8日
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asa89

2.5かっこいい二人を眺めているだけの映画

2024年9月5日
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鑑賞方法:VOD

最後だけおもしろかった

場面の切替やBGMはタランティーノそのものでしたがつまりどうしたいのかいまいちピンときませんでした。

タランティーノ映画は吹っ切れてないと面白くないです

かっこいい二人を眺めているだけの映画

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高い坂

4.0感想メモ

2024年8月29日
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ヒラめ

5.0迫力満点

2024年7月18日
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鑑賞方法:VOD

興奮

オシャレなものだらけ。
クルマも服もBGMもちゃんと1960年代。
ブラッド・ピットがカッコ良かった。
レオナルド・ディカプリオの魅力も引き出されていた。
8歳の俳優も良かった。
ダコタ・ファニングの出演も嬉しい。

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どん・Giovanni

5.0【暴力で現実を捻じ曲げるIFの物語】

2024年7月13日
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鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

最近映画鑑賞が趣味になった自分としては、ブラピとデカプリって共演してなかったの?!と、先ず驚きました笑。
このスター二人の共演を実現させてくれたタランティーノ監督に、大袈裟に脇を上げた敬礼を送りたいです!

無知を晒し恥ずかしいばかりなのですが、この映画を鑑賞するまで、シャロン・テート事件について、なんの予備知識も御座いませんでした。なので、僕のように事件の詳細自体を知らない人からすると、「ずっとなんの話しをしているんだ?」という意見になるでしょう。
そういう方々には、鑑賞後、僕のように解説動画をYouTube等で見る事をお勧め致します。作品への理解度がグッと上がり、作品への向き合い方も変わる事でしょう。

やはり、タランティーノ監督はキャラクターを描くのが非常に上手ですね。この映画の主演と助演の『リック・ダルトン』と『クリフ・ブース』。この二人がとても対照的に描かれていたのは、一目瞭然です。
華麗なる功績をTVシリーズに残し、良くも悪くもその過去が、現在の自分の俳優人生にまで尾を引いている『リック』。兵士としての役目を終え、スタントマンとして第二の人生を謳歌する『クリフ』。二人とも過去に素晴らしい業績を残しているが、二人の間には、過去に柵が有るか無いかの対比があると、僕は考えています。
序盤で『リック』を高級そうな車で送る『クリフ』。豪邸の前にある坂も緩やかに、丁寧に登ります。その後は『クリフ』がオンボロな私有車に乗り換え、豪邸前の坂を勢いよく、乱雑に降ります。
ここのシーンは凄く印象に残りましたね。
自分の持ち合わせている語彙力では細部まで表現出来ませんが、親友であり、そしてボスでもある『リック』を丁重に扱う、『クリフ』のプロ意識が伺えた瞬間でもありました。
二人から醸し出される渋い漢のフェロモン。内容を理解していなかろうが、この雰囲気だけでも溺れてしまえるくらいに、ブラピとデカプリの相棒劇は最高でした。

《何故このようなIF物語を作ったのか》
現実で起きたシャロン・テート事件も、創作物に敵対心を持ったヒッピーが事件を起こします。今作で起こる事件も同じ理由です。ですが、結末が違う。
今作はそんな悲しい事件を、創作の力を使って、血で塗り替えました。過激な暴力シーンが苦手な方や、現実世界に重きを置いている方等は、酷く避難される事でしょう。
しかし、完全に個人的な意見ですが、これこそが映画の真髄だと、僕は思います。
悲しい事件や、自分の身に起きた散々な出来事。それを創作物で気を晴らす。現実では暴力はしてはいけない事だけれど、創作にはそんなルールありゃしない。
このタランティーノ監督の姿勢に、僕は非常に感銘を受けました。
殺人や暴力をコミカルに描く“タランティーノ節”は強烈なもので、それまで真剣に見ていた僕も、ラストシーンでは思わず笑ってしまいました。

ヒッピー文化に対するアンチテーゼ。映画文化を肯定するタランティーノ。現実と創作を同じ世界に閉じ込める人々を好ましく思わない僕からすると、今作のハチャメチャにぶち壊すその様は、非常に見応えがありました。

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芥

3.5なーるほどね

2024年7月3日
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鑑賞方法:VOD

怖い

単純

今日は平日休み
年を取ると休みと言っても、ゆっくり眠れず
いつもの時間に起きてしまう…

そして今日は激暑なので、ゆっくり家で映画を鑑賞。早めに起きたので長尺のこちらにした。

元々、こちらは公開時観に行くか悩んだ作品
ブラピ様やディカプリオ様が出演しているけど
SFでもなければ、ミステリーでもないし、
それに長尺過ぎる
と言うわけで観に行かなかったしだい。

皆様のレビューで事件の事は予習しておいた方が良いとの事で予習済み

予習しなければ意味合いが全然違いますね。

内容はやはり、SFやミステリーでもないので
好みではないですが、
お二人がとてもチャーミングでした。

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seiyo
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