クリード 炎の宿敵のレビュー・感想・評価
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堪能すべきは肉体美
ストーリーはとてもシンプルでした。 そもそも、ボクシング映画で内容に意外性を持たせるのはなかなか難しいでしょう。なので、必然的に、試合の迫力がものをいう映画になると思うのですが、そこはさすが、伝説的な映画の後継作というだけあって、力作でした。 選手2人の仕上がった肉体のぶつかり合いには、とても見応えを感じました。とくに、ヴィクター・ドラゴの圧倒的強者感はすばらしかったです。 ロッキーファンにとっては、クリードとロッキーの関係だけでなく、ドラゴ親子の悲運な半生もプラスされて、より郷愁や感動を覚える内容だったのではないかと思います。
ドラゴ親子〜〜(涙)
このレビューのタイトル自体がちょっとネタバレっぽくって 申し訳ないけど、でも、書かずにいられなかった!! ドラゴ親子〜〜〜(涙) 映画全体は流石によく出来てます。 できればネットで町山智浩氏のこの映画の解説を ちょっと聴いてから観るとオ〜〜って感じです! とにかく年明けだし、気分が上がって スッキリするものをみたい人にはお勧めです! で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては 最近は何やかんや言いながら やっぱ家族映画全盛なんですよ。 SFの形、ホラーの形、パニックものの形 表面のルックは違えども行き着くところは皆家族〜〜。 なのでついに「ロッキー」も家族映画ジャンルになりましたよ! 「ロッキー」シリーズの第四作で、 クリードの父親アポロを殴り殺したのち、 ロッキーに負けて全てを失ったドラゴとその息子。 実はドラゴに勝ったロッキーもまた、 エイドリアンの死後、 実の息子との絆をいつのまにか失っていた〜〜。 アポロの息子アドニス・クリードを通じて 大事な家族を再び取り戻す二人の父親の物語。 ロッキーもさる事ながらドラゴ親子に、ああ〜〜〜(涙) @もう一度観るなら? 「絶対映画館です!ボクシングと映画は相性抜群!」
大きな男の美しい控えめさ
ロッキー・バルボアが病院の廊下の隅に現れるシーンに泣けました。あの大きなロッキーが、こんな風に体を小さくかがめて控えめに登場させるとは、何という演出なのでしょう。
スタローンも、ここにきて良い年の取り方をしたなぁと思います。
ロシアの人達が皆んな傲岸不遜で狭量だという誤った印象を与えてしまう
未熟な若者の成長とその若者を見守る大人の『終わりかけた人生の再生』を果たす物語としては良く出来た作品だと思います。 ジルベスタースタローンの政治信条などは全く知りませんが、ロシア社会やロシアの人達の狭量さを殊更に強調し過ぎだと思います。 一般的なスポーツの世界では、あれだけの死闘を繰り広げたロッキーとドラゴは、その後固い絆と友情で結ばれて、アポロの遺恨を乗り越えるはず。なので、国同士がギクシャクしている中で、米露友好の象徴となるような試合をクリミア(ロシアと欧米が対立する国際問題の地)あたりで行う、などの展開があっても良いと思うのだが、そんな映画だと誰も相手にしてくれないのだろうか。
それぞれの家族
家族を作り父になったアドニス
チャンプの妻としての覚悟を持ち母にもなったビアンカ
息子と向き合ったロッキー
息子と二人三脚で進んでいくドラゴ
血の繋がらないアドニスを実の息子のように愛するメリー・アン
皆がそれぞれの絆を育てていくのに
でもドラゴの元嫁だけは妻であったことも母であること否定してただの女として着飾り美貌を保とうとしてるのが印象的だった
結局何のために闘ったんだ?
ドラゴを何で今出すのかがわからなかった。
だって1番の仇でしょ。
それを2段目にぶつけるなんて。
そんなことを想いながら。
前回だと、アポロの弔いって側面あったけど
完全にアメリカvsソ連の代理戦だった。
今回は、各個人の恨み辛み。
もう少し葛藤を色濃く画いてもよかったかも。
親父になったアドニス。
それらの葛藤。
ドラゴ親子の4からのアナザーストーリー
どれもちょっと薄いかな
(ドラゴ親子の話は映画化できるかも)
ロッキーも親子の軋轢に苛まれてたんだな。
しかし、どれも中途半端で少し眠くなった中盤。
やられた後のリベンジに燃える段階をみたいのに
何故ニューメキシコのシーンはトレーニングのみなの?
あそこで、星空の下ロッキーと話でもしてからの
ドラゴ再挑戦ならワクワクしたかもね。
それとドラゴの息子とは闘い後のストーリーも
有って良かったかも?
(握手するとか、バックヤードで話すとか?)
1stが良かっただけに、ちょっと残念だな。
どうせ仇討ちシリーズなら、トミーガンの息子とか
大暴れ為てからのドラゴで良かったカモネ?
最後はロッキーが息子に会いに行く。
主役はやっぱりロッキーだったんだね。
何か色々考える2作目だった。
惜しい
ビアンカとの結婚や娘の誕生などを経てアドニスが成長する王道ストーリー。流石の安定感。
ただ、宿命の敵であるヴィクターの内面の描き方が大味で残念。単なる勧善懲悪にはせずヴィクターにもヴィクターの物語を入れようとした意欲こそ感じるが、母親が帰った瞬間メンタル負けするなんて、ビアンカや母親が見守るアドニスとの対比としてあまりに安直だ。それに、あの結末じゃあ途中で罵られた通り只のファザコンです。
結局、“最後は正義が勝つ”的なアメリカらしい傲慢さの印象が強くなってしまった。
号泣
メチャメチャに賞賛されたクリードの続編にして、言わずと知れたロッキーシリーズの最新作、本日鑑賞してきました。
ドラゴ親子の人生への感情移入は勿論ありましたが、とはいえしっかりとクリードチームにも気持ちが入るよう上手く演出、また俳優達の顔が素晴らしかったと思います。前作も涙腺緩みっぱなしでしたが、今作は二人がリングに上がる流れで涙が止まらなくなってしまって、「リングに上がるということ」を選択した二人に大拍手でした。
何の為に闘うか?
今回はチャンピオン、挑戦者、セコンドのそれぞれの事情の気持ちが入り、いつものように最後はスッキリ!とは行かない。 勝てば天国、負ければ地獄 ロッキーはそれを知って反対したし、再戦はセコンドに着いたのだろう。 未だにロッキーは真のボクサーだ! それがボクシングの世界だ ドラゴ親子の心情が控え目に描写されてたが、気持ちの分かる人なら、同情するだろう。 何の為に闘うか? 憎しみとか復讐の為に闘ってはいけない ドラゴも最後のあの瞬間に気付かされたのではないだろうか?
変化球は一切なし!どストレートな感動作
あのアポロ・クリードの息子アドニスと父親を葬ったイワン・ドラコの息子ヴィクターとの因縁の対決。アポロの盟友であったロッキーがアドニスをサポートする。 究極の予定調和というか、全編思ったとおりの展開ながら、まさかの大感動に自分自身驚いた。これは一体どういうこと? スタローンには悪いが、正月早々「今年一番の拾いもの」に出会ったような… それにしてもスタローンが渋かった。個人的には過去一好きかも。アドニスとビアンカのラブストーリーもいいじゃないですか。ビアンカ役のテッサ・トンプソンはミュージシャンでもあるのですね。彼女の歌がいいアクセントになってました。
ロッキーsongを聞く🔥熱くなる❗❗❗
30年?ぶりにロッキーを映画館で鑑賞💕 最後に見たのは、ロッキー4、今回はクリード2。主役は違うが、ロッキーsongを聞くと🔥熱くなる❗❗ ロッキー(スタローン)も私も、あの頃に比べたら、だいぶ老けてしまったが、まだまだ頑張れる、頑張りたいと思える作品でした。 ロッキーsongは、何度聞いても、いつ聞いても、時代を越えて、🔥熱くなるよ🎵
ファンの不安を吹き飛ばす見事な続編
初めてクリード2の情報を知った時は正直に言うとかなり心配だった。 というのも個人的には前作が余りにも傑作だったために これ以上続けるとストーリーがマンネリ化してチープなものになると思ったからである。 また、続編の敵がドラゴの息子というのもなんだか安易過ぎる設定だと感じていた。 しかし蓋を開けてみれば本作は前作に引けを取らない大傑作で、自分の心配はただの杞憂であった。 本作は良い意味で実に「ロッキーらしい」ものである。 コンラン戦での敗北後、怒涛の快進撃で一気にヘビー級チャンピオンになったアドニス・クリード。プロポーズも成功させ、子供を授かり彼は今やまさしく幸せの絶頂にいた。 だが、その前に父イワンに徹底的に鍛え上げられたハードパンチャー、ヴィクター・ドラゴが立ちはだかる。 ドラゴに完膚なきまでに打ちのめされたアドニスは一転して絶望のどん底に叩き落とされてしまう。彼はいかにして這い上がるのか、何のために戦うのか、それはぜひ 劇場で観て欲しい。 ロッキーシリーズではいつもどん底にいる人々が必死にもがいて這い上がろうとする様を描いてきた。 本作はそういったストーリーの肝をしっかり抑えて見事に表現している。 前作と変わらず音楽のセンスもピカイチで「ロッキーのテーマ」こと『Gonna Fly Now』の流れるタイミングでは思わず胸が熱くなる。 観て絶対に損は無い。年初めの1本にどうだろうか。 また、事前に『ロッキー4』も観ておくとより深く本作を楽しむことができるだろう。
あの"殺人マシーン"も…
まず今回の続編決定にあたり、
「前作が豊作だった2015年の映画の中でも一番と言ってもいいほど面白かった」
「その時の監督であるライアン・クーグラーが(スケジュールの関係もあり)監督を降りる(製作には携わっているそうです)ことになった」と聞き、不安を抱いていました。
しかし、きちんと前作でも好評だったカメラワークや音楽の導入など「若々しい感性の演出」を一部引き継ぎつつ、前作よりもエンターテイメント性の高い仕上がりになっており、ファイトシーンは前作とは違うベクトルの迫力も感じました。
前作よりも「泣く」という要素は減っているように感じましたが、それでも最終決戦後のロッキーの後ろ姿や言動には目頭が熱くなりました。
この映画は親子の「因縁」や「2世対決」にフォーカスが当たりがちですが、各キャラクターとの「絆」も見所でした。
偉大なる父の影の大きさに悩み、また今作では自身も父として苦悩しながらも前に進み続けるドニーと正しき道へ導こうとするロッキー、それを見守るビアンカ、メアリーアン。
そしてロッキー自身も、過ちと今一度向き合い、彼もロバート・バルボアの、そしてアドニス・クリードの「父」として成長していく様に感動しました。
また、ロッキー4では勝っても「冷徹なマシーン」、怒りを露わにしても「エラーを起こしたマシーン」、負けて愛想をつかされても「廃棄処分が決まったマシーン」という感じで徹底して無機物的に描かれていたイワン・ドラゴですが、今作は1人の人間として、また厳しく(時に八つ当たりにすら見える)も自身と同じ道を歩ませまいと必死にもがく「父親」として描かれており、それに応えようと過酷なトレーニングに挑むヴィクターとの親子愛に、敵役ながら「思わず」感情移入してしまいました。
新年に自信を持ってオススメできる一本です!!
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