九月の恋と出会うまで

劇場公開日:

九月の恋と出会うまで

解説

松尾由美の同名人気恋愛小説を高橋一生、川口春奈の主演で映画化。あるマンションに引っ越してきた志織は、新しい部屋で「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」という不思議な声を耳にする。その声は強盗殺人に遭うところだった志織を助けるため、未来から届いた誰かの声だった。志織からこの不思議な出来事の相談を受けた小説家志望の隣人・平野は、志織が本来遭うはずだった強盗から助かったことにより、タイムパラドックスが生じてしまうことに気がつく。それは過去の出来事を変えたことで、1年後に志織の存在が消えてしまうことを意味していた。平野役を高橋一生、志織役を川口が演じるほか、浜野謙太、中村優子、川栄李奈、古舘佑太郎、ミッキー・カーチスらが顔をそろえる。監督は「グッモーエビアン!」「わたしに××しなさい!」の山本透。

2019年製作/105分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2019年3月1日

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(C)松尾由美/双葉社 (C)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会

映画レビュー

3.5シラノはシラノ・ド・ベルジュラックとかけてるのかな

2024年10月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

難しい

監督と脚本は『探検隊の栄光』『わたしに××しなさい!』『有り、触れた、未来』の山本透
脚本は他に山田麻以と『世界でいちばん長い写真』『彼女が好きなものは』の草野翔吾

タイムパラドックスを絡めたSFファンタジー

粗筋
元絵描きの権藤がオーナーのマンションに引っ越してきたばかりの北村志織
同じマンションの隣人の平野進の一年後の未来と名乗る声が自分の部屋から聞こえた
一年後の未来とは2019年の9月27日
未来の声は今の平野進を尾行してくれと懇願
しぶしぶ引き受けたが北村の部屋にも侵入した空き巣犯が逮捕されると声が聞こえなくなった
北村はその不可解な顛末を平野に話すと彼はSF小説志望の観点からタイムパラドックスを提唱
未来の平野は平野とは別人と断定した平野は未来の平野をシラノと名付けシラノを見つけて北村が消えないよう辻褄をあわせることにした
そんなある日に北村の茅ヶ崎転勤の話が持ち上がる

未来の平野と名乗る声は明らかに平野を演じた高橋一生の声ではなかった
それは平野の声を知らなかった北村より先に干渉する側がその違和感にすぐ気づく
だが結局のところその声は平野の声だという
これを受け入れることができるかどうかが分岐点だが僕は受け入れた
こんなわりと雑な自分だから楽しめる映画の幅が広がるんだらう

高橋一生や川口春奈のファンからおすすめという意見が多く感じる
話がよくわからないとか難しいとかいう意見も目立つ
理解できないからつまらないという意見も
僕は高橋一生という俳優を好きか嫌いかと言えば好きな方
高橋一生は独特の味あるから
川口春奈に関しては美人は認めるが取り立てて好きでも嫌いでもない
タイムパラドックスの設定に関してはわりとスッと受け入れらことができた
空想科学読本の作者のようにSFについて深く追求するオタク思考はあまりないせいかもしれない
ラブストーリーとしては物足りないという意見もあるがおそらく原作者はそういう具体的な描写が苦手なんだろう
タイムパラドックスの件で恋に発展するのは所謂吊り橋効果かもしれない
浜辺での展開というかネタバラシは少々強引で合理的思考の人たちには納得がいかないかもしれない
僕はそれほど頭が良くないせいかこのジャンルが相性がよっぽど良いのか少なくとも星一つとか二つと酷評することができない
浜辺での2人の演技力とキスシーンで押し切られた形

あと北村志織の写真撮影が趣味という設定は弱すぎる

倉を演じた浜野謙太や祖父江を演じた中村優子はわりと出番が少ない
余談だが浜野謙太はミュージシャンとしての一面もあるが不細工がチェロ奏者を演じると様にならない

配役
小説家志望の会社員の平野進に高橋一生
平野と同じマンションに住んでいる旅行代理店勤務の北村志織に川口春奈
平野と同じマンションに住むチェロ奏者の倉に浜野謙太
小さな劇団に所属する売れない俳優の祖父江に中村優子
北村の職場の後輩の香穂に川栄李奈
北村が大学時代に付き合っていた元カレで権藤は母方の祖父の森秋真一に古舘佑太郎
平野が住むマンションのオーナーで真一の祖父の権藤にミッキー・カーチス

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野川新栄

3.0高橋一生と川口春奈はとても良かったが

2024年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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iron

4.5好みを突かれた。やっぱりハッピーエンドがいい

2023年11月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

すごく好きだった。
このお話自体も好きだし、登場人物の人柄も好き、建物やインテリアも可愛くて見ているのが楽しかった。
結末はこうなんでしょ、そうでしょ?と分かっていながらもやっぱりそうだった時には感動して泣いた。特に写真が置いてあったのがたまらなかった。一年前の彼女が彼を信じた証拠が、一年間ずっとそこにあったというのが良い。
星の数を見るとそれほど評価されていないようだけど、私はとてもすっきりした気分で終われた。川口春奈ちゃんも高橋一生も癖のない演技で、素直に見られて心地よかった。

元が小説のようなので、この作者さんの他の作品を読んでみたいと思った。セリフの細かい部分や雰囲気も好きだったので、多分自分の趣味に合っているんだと思う。

メインではない人物の掘り下げなどは浅く感じたけど、映画の中にまとめるため大元の筋に不要な部分は削られているのかな。

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jellyfish

4.0ハッピーエンド大歓迎

2023年2月25日
PCから投稿

暗い話が大好きで、明るい話を作るのが苦手な邦画業界
よくぞハッピーエンドにしてくれました。

でも終盤で少しハードルを上げて、矛盾を作っちゃいましたね。
描かれていない最初の奇跡の時、平野が志織が住んでいた部屋に
入る根拠も動機も希薄な点。それと、住人が部屋を移動することを
原則認めていない方針の大家をどう説得したのか。
さらに二人の接点がほとんどない状態で、最後のトリガーの写真
もなく、奇跡を起こせるか。

条件が厳しくなければ、たまたま部屋を移動した平野が、偶然
時空がつながって助けることができた。となったかも。
矛盾点が無いだけが全てじゃないけどね。

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ビン棒