メリー・ポピンズ リターンズのレビュー・感想・評価
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チムチムチェリーを聴きたかった🎵
1964年と比較しないで!
本日2月1日公開の当該作品は、1964年の続編です。
1964年の前作は、ジュリー・アンドリュースが主役をやり
アカデミー賞で13部門でノミネートされ5部門で受賞しました。
彼女は、映画デビューのこの作品でアカデミー主演女優賞を獲得し
翌年1965年の「The Sound of Music」の主演女優となります。
1964年公開の"Mary Poppins"は、「実写とアニメの合成」という手法が
用いられました。まさに、ファンタジーでした。
本日公開の当該作品は、すでに、米国では12月に公開されており
興行収入は、300億円を超えています。
さて、今回の続編ですが、昨年から待望していたのですが、
実際は、期待以上でした!絶対お勧めです!!
流石、Disney!!!
最後は、「幸福感」でいっぱいとなり、涙が出できました。
長いエンドロールの間、立ち去る人は誰もいませんでした。
「肝となる部分」は、1964年の作品を踏襲しながらも、
ストリー的には、今作の方が練られていると感じました。
もちろん、最新の技術を駆使しているので、
益々、ファンタジーになっています。
ただし、
「1964年の作品と比較しないで!」と言いたいです。
だって、Emily Blunt(35)も、Julie Andrews(83)には、かないません。
でも、かなり歌が上手でした!
最後に、前作でメリーポピンズの相棒的な「バート」を演じた
Dick Van Dyke(93)が、ミスター・ドース・ジュニア役で出演したのには
ビックリしました。
前作を観ないと解らないジョークも言っていました。
こんなに幸福感を感じさせてくれるDisney Musicalを
是非観てください。
Michi
[PS]
Disneyが提供する「本格的なミュージカル」
1964年の作品を知らない人達にも、受け入れられるといいなぁ。
変わる事のないスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!
あの『メリー・ポピンズ』に続編が作られると聞いた時、耳を疑った。
『メリー・ポピンズ』? 今更? 50年も前だよ? 需要性あるの…?
そう思った人は少なくない筈。
でも、実際に見てみたら…。
とにかく、ただただ楽しい楽しい、至福のひと時。
魔法使いの乳母が帰って来た!
昨今のミュージカルは現代的なセンスを取り入れた作品が多いが、本作はそれに逆行。
悪く言えば古臭い、でも良く言えば、昔懐かしい。
ハリウッド往年のミュージカルと再会したような、この雰囲気が堪らなくいい。
そこに、オリジナルを彷彿させるシーンや展開、オマージュの数々。
バンクス家とロンドンの街並み、提督の時報大砲、凧に2ペンスの話、義足の男の話…。
マイケルと3人の子供たちの親子関係はかつてのバンクス親子そのもの。
正直自分は、『メリー・ポピンズ』のメッチャメチャ大ファンって程ではない。普通に好きって程度。
それでも、これらオマージュには素直に嬉しい。
オマージュの最たるはやはり、『メリー・ポピンズ』と言ったらの実写とアニメの融合シーン。
オリジナルもワクワク楽しい見事な名シーンだったが、今回は技術がさらに進歩。
絵の中でなく、陶器の中へという凝りよう。スリリングな列車アクションも。
そして、『メリー・ポピンズ』の一番の醍醐味とでも言うべき、劇中彩る楽曲の数々。
正直楽曲は、オリジナルの方が好き。こればっかりはしょうがない。オリジナルはいずれも名曲で、言わばパイオニア。
でも、今回の新曲だって魅力的だ。
クライマックスの超ハッピー・ナンバーもいいが、個人的には、ジャックら点灯夫たちによるナンバー。アクロバティックなダンスも含め、圧巻であった。
欲を言えば、『チム・チム・チェリー』や噛まずに言えたら凄いあのチョー長い言葉のナンバーなどオリジナル楽曲ももっと使用してくれたら…と思ったが、オリジナル楽曲には頼らず、ほとんど新曲で勝負したのは好感。だって本作は、新しい『メリー・ポピンズ』なのだから!
『シカゴ』『NINE』『イントゥ・ザ・ウッズ』などミュージカルに手腕を発揮するロブ・マーシャルは勿論、オリジナルの大ファンだとか。
やはり愛あって手掛けると、違うね。それが伝わり、見てるこちらも幸せな気分に浸れる。
明るく楽しく、ハッピーにファンタスティックに、歌とダンスに彩られ…。
とことん、ミュージカル×ファンタジー!
世界観はその後。
メリー・ポピンズと再会したマイケルとジェーンは、「歳を取らない」「変わらない」と言う。
いやいや、ジュリー・アンドリュースじゃないじゃん!…と思うなかれ!
エミリー・ブラントが違和感なくメリー・ポピンズになっている。
ハリウッドの女優たちにとってメリー・ポピンズを演じるなんて夢であり、憧れ。と同時に、ジュリー・アンドリュースとの比較は避けようがなく、恐れ多い。プレッシャーや苦労は相当なものだろう。
そんな超プレッシャー難役を見事自分のものにしたエミリー・ブラントの魅力は、それこそ魔法のようだ。
歌やダンスは『イントゥ・ザ・ウッズ』でお披露目済みで何の問題ナシ。
“ジュリー・ポピンズ”と違ってちょっとツンとした感じの“エミリー・ポピンズ”は、何だか原作者のトラヴァース夫人をも彷彿。
厳しさと優しさを併せ持ち、ただ受け継いだだけじゃなく、新たに造り上げたメリー・ポピンズ像。
『プラダを着た悪魔』の助演で注目され、その後、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『イントゥ・ザ・ウッズ』『ボーダーライン』『ガール・オン・ザ・トレイン』『クワイエット・プレイス』と快進撃止まらぬエミリー・ブラント。
そんな彼女に、決定打的代表作誕生!
ジュリー・アンドリュースのように、メリー・ポピンズの人と長く親しまれるだろう。
オリジナルのディック・ヴァン・ダイクのポジションのリン=マニュエル・ミランダが、歌とダンスとナイスな役回りの好助演。
3人の子役たちも愛らしい。
嫌味な役所のコリン・ファースや出番はワンシーンだけだがインパクト充分のメリル・ストリープらも楽しそう。
ラストには、オリジナル好きには嬉しいサプライズであの人登場! まだまだご健在!
こうなってくると、ジュリー・アンドリュースにもゲスト出演して欲しかったの声がちらほら。
ディズニー側も出演オファーをしたが、断ったという。
今回はエミリー・ブラントの映画なので、自分が出たら邪魔になる。
大先輩の粋な気配りに拍手!
ストーリー的には予定調和のハッピーエンドで、ちと弱い。
でもしっかりと、メッセージやテーマは込められている。
大恐慌時代。人々は日々の生活に困窮。
時は瞬く間に流れ去り、子供は大人に。
不幸や問題に直面。
単なるハッピー・ファンタジーだけではなく、時代設定が昔であっても、私たちが生きる“今”とリンク。
そんな時だからこそ、今再び、メリー・ポピンズの幸せの魔法を…。
子供の頃はあんなにメリー・ポピンズの魔法を楽しんでいたマイケルだが、いつの間にか心の狭い大人になってしまっていた。かつての自分の父のように…。
オリジナルでもそうだが、メリー・ポピンズの一番の魔法は、大人に忘れ去った心を思い出させる。
また、子供たちの世話が専らの仕事だが、押し付けるのではなく、自分たちで行動させる。
家族の絆を見つめ直させる。
家族がそうなった時…
オリジナルもそうだが、ちょっと切ないが、役目は終わり。
風が変わるまで。
無くならないものは無くす事はない。
変わらないものも変わる事はない。
魔法使いの乳母が届ける奇跡と幸せ。
言わずにはいられないこの魔法の言葉と共に。
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!
うちにも来てほしい!メリーポピンズ。
見方を変えれば世界は変わる
誰でも楽しめる!
なんだかんだいっても、ラストが切ない
評価とか理屈じゃなくて、やっぱりこういう映画って必要なんだろうなぁ。あー、良かった‼️
鑑賞後、そう思って大満足している自分がいるはずだったのですが、作品の出来の良し悪しとかの感覚よりも、正体不明の違和感が残りました。
不明ながらも思いつくところをあげると…。
❶ミュージカル映画なのに、メロディとその時のシーンが同時に思い出せるようなインパクトのある楽曲がなくて少なからず衝撃を受けた。
❷前作の兄妹との再会にこだわったためか、妹も家庭を持たない活動家(母の影響も示唆しており、そこまで前作との繋がりを強調しなくてもいいのでは?)という設定で登場させていたが、却って亡き妻の喪失感が薄れてしまったように感じた。
(亡き妻への思いを語る哀切漂うFeed the birds tuppence a bag のような曲が欲しかったです)
❸メリー・ポピンズが子どもの家庭教師であるという設定とエミリー・ブラントのエレガントさとのギャップを活かしたコミカルさやネタが少ない。
なんだかすごく駄目な映画のように書いてしまいましたが、たぶん知らず知らず前作との比較(時間とともにより良い思い出として記憶を保管しておきたくなる人間性の傾向もある)をしてしまうからです。
そうは言ってもラストにやられました。
人のために『ひとつの大きな達成』を成し遂げたエミリー・ブラントの上目遣いの横顔に滲む、決して誰にも言うことのない(言ったら完璧な魔法使いでなくなる!)切なさと寂しさが、実は、とても大きな余韻として残っています。
心を開放する魔法の物語、再び。
どんなに見える世界が厳しくて、今置かれている状況が辛くても忘れてはいけないものをバンクス一家に思い出させるためにメリーは再びこの家へ戻ってくるお話。心に余裕がない人ちょっと観て~!
考えひとつで人生が楽しくなる、と前作同様のテーマで続編を作るというのは不安がありましたが凛とした美しさを持つエミリー・ブラントの作り上げたメリーも大変素晴らしいものでした。
役者さんだと、コリン・ファースが悪い役というのも注目ポイントです。なかなか見れない役どころですよね。
映像面では、現代の映像技術でメリーの魔法が色鮮やかに描かれていてさらにハッピーになって帰ってきてくれたと思えました。
3Dだけでなく2Dアニメと実写の融合パートもあり、古きと新しきが出会ったケミストリーを楽しめます。
昔のミュージカル映画と同じくOvertureが挿入されていたり全体的にクラシカルな仕様も◎。
劇中で聴く分にはエレガントで素敵な音楽!ばかりだったのですが、耳に残るものがなかったのがちょっぴり残念。
カルト性ゼロの劣化度120%
この時代にこの映画を、
特にアジアという視点で見ちゃうと、
ぜんぜんハッピーな気分になれません。
大英帝国、ブルジョア、メイド(ナニー)等という記号が、
盛大に邪魔をして夢なんてとてもとても。
これ見ちゃうと、あ~ディズニーって、
ハリボテだったんだなぁと再認識。
まぁしかしミュージカルのくせして、
見終わった後に一曲も印象に残ってない映画も珍しい。
The Place Where Lost Things Go?
こんなショボイ歌の一体どこがいいんだか。
Mary Poppins Returns
1964年のMary Poppinsは公開当時はまだ小さくて当然見ていませんが、1970年代にリバイバル公開されて、その時に見ました。
自分が最初に本当に好きになった映画で、Julie AndrewsはThe Sound of Musicよりも断然Mary Poppins役が好きです。
なもんで、新作が出来ると聞いて、楽しみにしていましたが、同時にJulie Andrewsを超えることは絶対出来ないだろうし、Emily Bluntにとっては物凄くハードルが高いのに、まあよく引き受けたな〜、と思っていました。
で、見た結果ですが、確かにみんな頑張っていたし、Emily Bluntも、ミュージカルHamiltonで大ブレイクしたLin-Manuel Mirandaも良かったのですが、やっぱり1作目のSherman兄弟の音楽が素晴らしすぎて、それと比べると新作の音楽はだいぶ聴き劣りがします。
キャストもJulie Walters, Angela Lansbury, Meryl Streep一癖も二癖もあるベテランが脇を固めていましたが、やっぱり某氏が最後に出て踊ってくれたのが、1作目のファンとしては一番嬉しかったです。(Julie Andrewsがカメオ出演してくれたら良かったのですが、残念ながらそれは無し。)
Colin Firthが珍しく?悪役で楽しそうでした。
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