パティ・ケイク$

劇場公開日:

パティ・ケイク$

解説

困難な状況に置かれながらもラップで成功を収めようと奮闘する女性を描き、サンダンス映画祭で話題を集めた青春音楽ドラマ。ニュージャージーで飲んだくれの母や車椅子の祖母と3人で暮らす23歳のパティは、憧れのラップ歌手O-Zのように音楽で成功して地元から抜け出すことを夢見ていた。しかし現実は金も仕事もなく、周囲からは見た目を嘲笑されるつらい日々。ある日、駐車場で行われていたフリースタイルラップバトルに参加した彼女は、渾身のライムで対戦相手を破り、諦めかけていた夢に再び挑戦するべく立ち上がる。そんな彼女のもとに、正式なオーディションに出場するチャンスが舞い込んでくる。「シークレット・デイ」のダニエル・マクドナルドが主演を務め、本作のためにラップを猛特訓。母親役を「エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方」のブリジット・エバレット、祖母役を「レイジング・ブル」のキャシー・モリアーティが演じる。本作が長編デビューとなる新鋭ジェレミー・ジャスパーが監督・脚本のほか劇中音楽も全て手がけた。

2017年製作/109分/PG12/アメリカ
原題:Patti Cake$
配給:カルチャヴィル、GEM Partners
劇場公開日:2018年4月27日

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(C)2017 Twentieth Century Fox

映画レビュー

4.5ミソジニーへの反逆心

2018年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

黒人差別のある社会を背景に黒人の団結や自覚を歌い、ギャング文化との親和性もあり、アメリカ社会の中の弱者からの反抗心の象徴だったヒップホップ音楽も今やシーンの主流。黒人のみならずあらゆる人種に聴かれる音楽となった。

黒人カルチャーのものであったがゆえに、白人のエミネムはむしろそれを反抗心の糧として台頭した。

ヒップホップ文化は人種差別には敏感だ。しかし、ジェンダー差別にはどうだろうか。黒人男性社会は極度にミソジニーが強い。ヒップホップの世界においても女は「トロフィー」のような存在だった。

冒頭、男連中と繰り広げるラップバトルは、主人公は貧困、家庭環境以外にも世間のミソジニーとも戦っていることを示唆する。
最後のライブは聴く者の魂に響く。最高にカッコいい映画だ。

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杉本穂高

4.0最高のラッパー映画

2021年4月2日
iPhoneアプリから投稿

なんだこれ、ぐいぐい飲み込まれていくぞという感じがする
パティも最高だけれど友達もおばあちゃんも最高!

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tete@cinema

3.5夢を追い続けて

2020年11月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

幸せ

私自身はラップに興味はないのですが、楽しめました。
ラッパーを夢見る女子の底辺から這いあがろうとする様には応援したくなりました。
とんでもない母親がいい味出してます。

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たけお

5.0清々しいほどに中二病。

2020年6月24日
iPhoneアプリから投稿

・清々しいほどに厨二病な映像表現と、主人公と、周りの奴ら。
・そんな主人公がオトナと化すラストステージの装いエロし。
・ナナおばあちゃんがまじMVP、MMMVP。
・自分の周りの町や家族やゴロツキたちを否定するためのラップから、自分の人生と生活のすべてをマッシュアップさせた唯一無二な音楽に昇華していくさまが素晴らしい。
・自分に足りていないものばかり目が行っていた視点から、自分は何を財産として持っているかという視点に切り替わっている。
・その自分の財産を最後に「リミックス」させる必要があったから、ラップというジャンルはこの映画には必要だったんだなぁ
・「あたい、スターになれると思ったんよ(泣)」「いやいや、あんたはあたいのスーパースターやで」という孫とおばあちゃんのやりとりが転換点になってる。こういうのとても泣けるよ。
・終始生ぬるくなく、とめどないアウェイ感が主人公を襲う感じが素晴らしい
・家族って仲良しなだけじゃなく、険悪なだけじゃないという感じが非常にリアル。
・一番の鬼門だった母をマッシュアップするさまが素晴らしすぎる。泣けるッッッッ。
・この映画好きだった人は、「ハッスル&フロウ」観てもブチアガれるはず

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