バッド・ジーニアス 危険な天才たちのレビュー・感想・評価
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お父さんのダサさがサイコー!!
何が面白いって、お父さんのダサいところ。
家の中で、ランニングシャツ1枚でいるお父さんは、もう見るに耐えない程にダサい。カッコ悪い。
お父さんは学校の先生らしいが、表面的な正しさを娘に押し付け、金の匂いがすると気軽になびく。そして、入学寄付金。
諸悪の根源は金持ちが学歴優位になれる社会かもしれないが、その社会を作っているのはお父さんを含む教育側の人間だし、お父さんも寄付金等の形でその片棒を担いでいる。
もう、ダサダサすぎるよお父さん。
サイコーにダサい!!
貧富の差が激しすぎるタイ
『ザ・カンニング』は完ぺきなコメディだったけど、このタイ産の作品は青春モノ。自分のカンニング経験といえば、大学時代の第二外国語。フランス語なんて2年間でちょこっと勉強したくらいじゃ何にもならないと思い、ついカンニングを・・・というか、真面目な女の子が模範解答を全員に回してた・・・今思えば大胆!懐かしい。
さすがに国際的な試験で大がかりなカンニングするのは倫理的に許せないし、高校時代の可愛いくらいのカンニングシーンだけは良かったと思う。ピアノ曲を弾いて、その指使いで4択マークシートを埋める作戦。しっかりと4問中3問までしか教えないという徹底ぶり。それなら個人的に勉強教えて授業料貰った方がみんなのためになるのになぁ・・・などと、しっかり試験監督目線で観てしまいました。
貧富の差をもっと描いてくれれば良い作品になったであろうに、ちょっと勿体ない気もする。ハラハラさせる展開は面白いし、映像、編集などもしっかり作られてます。初めての海外オーストラリアに二人で行っただけでもいい思い出になるだろうな~恋愛ものに発展するかと思いきや、金にこだわる男になってしまったバンクの姿もなかなか現実味があって良かった。
教育という一大ビジネスの可能性と闇
予告編でカンニングサスペンスというのは見聞きしていた。
オープニングすぐ、主人公リンが合せ鏡に写る姿が映され、尋問を受けるシーンが描かれて物語が始まる。尋問らしく、その室内は暗く、重苦しい雰囲気が漂っている。
この尋問は、カンニングがバレたから?と不安に駆られるが、尋問される登場人物たちは皆一様に強気な姿勢だ。
尋問の真意は分からぬまま、リンたちの学生生活が映し出され、消しゴム、指使い、スマホを巧みに扱いつつ、スリリングなカンニングシーンがとてもハラハラさせられる。
リンの秀才さはわかっていつつも、やはり行為のリスクの高さは明白で、用意周到なリンたちの完璧さと閉ざされた静寂な試験室で巻き起こる熱量の高い(実際額に汗している)カンニングスペクタクルに息を飲んだ。
そして、その合間合間に、例の暗く恐ろしい尋問シーンが挟まれるのだ。
1人の友人間で始まり、クラスのほぼ全員がリンをカンニングしているという一種のカオスと化した空間は異様に映った。
学歴社会の中で、同じ土俵に立っているが故に成り立つカンニングビジネスを始めた。"教育"は経済学上では便宜上、投資ではなく、消費の部類に入るらしい。つまり、カンニングも勉強を教えることでお金を得ることも、目的が"試験に受かること"のみであれば、大雑把に見れば一緒と言えてしまうのかもしれない。
リンと同級生で正義感が強い秀才バンクは、リンの回答をカンニングする友人を告発し、リンの海外留学の資格を剥奪してしまった。そんな彼自身も、海外留学の試験前日に襲われ、試験を受けられずどん底に陥る。
そして、リンからの誘いでカンニングで教える側としてリンと組むことになるが、バレて捕まってしまう。
その後、リンと再開した彼は随分と人が変わってしまって、リンを失望させる。
ここで、オープニングとは対照的な清廉潔白の象徴のように白一色の部屋で、リンが大学の希望学部を語っている。
カンニングに懲りたリンがバンクに見たのは、カンニングを始めたころの自分だったのかもしれない。
全篇を通して、スリリングにあふれ(シャー芯がなくなることですらこんなにハラハラするなんて)、またリンとバンク、友人たちの絆や裏切り、ゲーム理論的要素も組み込まれ、行為としては大きいものではないが、世界を股にかけた世紀のカンニングスペクタクルが、新鮮で斬新でとても楽しく仕上がっていた。
初タイ映画
二本立て一本目。タイ映画?おもろいんかいな?めっちゃおもろかった。...
クライム・カンニング
シャーペンの芯の出し入れ、マークシートの塗りつぶしなどをスタイリッシュに写し、試験管の目を反らし欺く行為、コミュニティ内独自のハンドサインなど「集団強奪」映画のような鮮やかなカンニング行為が全般の白眉。
時には不正行為が発覚しそうになるも臨機応変に対応し回避するスリリングなシーン。試験現場に適した状況の打ち合わせなど映画的誇張であろうが、考え抜かれた脚本が見事というしかない。
カンニング首謀者である主人公リンが抱える家庭の事情や、各々キャラクターが抱える問題にスポットを当てている箇所もまた見所だ。
学歴社会であるタイの社会情勢、普段日本人では知り得ないシビアな競争社会を覗くことができる。
騙すか、騙されるか、カンニングを題材とした、高校生版「 Mission in possible 」といっても過言ではない。
悲しい
リンが悪い方向にバンクを変えてしまった
あんなに正義感に溢れて実直だったのに…リンと金持ちの友達に人生を狂わされて…あんなゲスになるとは
悲しい映画
リンは最後全てを告白する
タイ映画初めてみたけど、みんなが言っているようにスリリングなカンニング劇と社会派映画
誰も幸せにはなれません
後半まで我慢…
前半のカンニングキャッキャ時間はほんとに苦痛…。
そもそも他力本願で金で解決する輩が生理的に苦手なので映画だとわかっていても胸糞悪くなった。
ただグレースの自分の可愛さわかってるし、それにお金をプラスすれば最強でしょ♡って演技はとても上手。(死ぬほどムカつくけど。)
ピアノの鍵盤カンニング方法も物理的に無理でしょ。
でもこれが後半に効いてくるんだけど、それでも冷めてしまう…。映画だから、映画だし…と我慢した結果!!
後半の時差を使ったカンニング開始からの、バレちゃうからの、地下鉄まで追跡、まではハラハラする!
ここまで見る価値ないわ、とすら思ったけど急に面白くなった!
最終的に、正義感も優しさも実直さもピカイチだったバンクが悪事に目覚め、頭の良さをそっちに使おうとしてしまうのが悲しかった…。
こんなことになったのも、全てリンが始めたこと。
最後の告白シーンで、バンクのことをちゃんと説明してバンクが名門大学に進学できましたーってなってるといいな。
スピィーディな展開
世の中は、絶対に不公平だ。
バカだけどいい学校に行けて
いい会社に入れる。
家に金があればな
勉強ができても金がなければ
冷や飯を食わなくてはならない。
リン役の方が脚が美しく
魅力あるね。
新鮮な驚き
カンニングは割に合わん
前半は、カンニングと言う
どう見ても悪い行為を正当化するような作りで、
いやいや熱弁されても騙されんぞ!
と思ったけど、
全体的に観て、カンニングは悪、
裁きが下るし、どれだけお金を積まれても割に合わん
と言う作りになってるので、まぁまぁ楽しめた。
主人公がどのテストも満点取らないと無理な話じゃ
ないか?とかよく見たら突っ込みどころ満載な
気もするけど、
最後の試験での、やり過ぎでしょ!と思うくらいに
次から次へと災難が振りかかってくる作り、
物蹴って足を引き摺るとか、そこまでやらなくても
と言うドラマを盛り上げる演出は勉強になった気もする
オチはとても良かった。悲しいけど、
交わらない二人の想いが青春だなぁと感じた。
たぶん観た人全員が思ってると思うけどグレース役の
コが超可愛い。
微妙…
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