万引き家族のレビュー・感想・評価
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凛ちゃんが最後に見たものは?
パルムドール受賞、おめでとう 🎊
是枝監督が、日蔭に寄り添う血の繋がりのない家族をテーマにした新たな挑戦。痛く、切ない物語でした。
格差社会や児童虐待の問題が根底に流れているだけに、カンヌでは、日本のこうした社会問題がどのように映ったのかな…❓
でも、安藤サクラが凛ちゃんを、ぎゅーと抱きしめる場面こそが、世界共通の愛の証なのかもしれませんね。
子役の2人をはじめ、リリーさん、安藤さん、希林さん、演技と思えない、素の表情は素晴らしかった。松岡さんも、ひと皮剥けました。
最後に凛ちゃんが、覗いた先には何が見えたのかな…?
社会問題詰め込みすぎ問題
今世間をにぎわせてる社会問題を詰め込んだだけ
少年だけがこの作品の良心
それ以外は全員社会のはみ出し者
性描写があるため家族というタイトルがついているが家族と見に行くと気まずくなるので気を付けて
キャスティングが神
生まれ変わったら安藤サクラになりたい。物語の終わり方、大々的でなくて逆にハッとさせられた。子役たちが神。池松壮亮の贅沢使い。あの「家族」の空気感。生活感。なんなんだ。松岡茉優もよかった。樹木希林のような往年になりたい。それでも生活は続いていく。
キャスティングが完璧!
この家族は、もうありえんめちゃくちゃな生活してる家族で、家汚くて、血の繋がりもなくて心配事は山盛りなんだけど、なんだろぅ、あったかい家族で… 子供たちも可愛くて…
おばあちゃんの年金を頼りに居候し、ロクな収入もない、まぁだらしない大人たちが悪いんですが、それでも、なんか愛がいっぱいで。
あの女の子を元の家庭に戻して大丈夫なのか?と心配で…
色々考えさせられました。
キャスティングは完璧。中でもとにかく安藤サクラさんが上手かった!母オーラでてた〜
リリーさんも手堅いし、樹木希林さんの柔らかな演技も素晴らしいし、子役の子も上手かったですね。特に城くん、これからが楽しみです。
この是枝(これえだ)監督の作品には「そして父になる」で泣かされて。「潮街diary』も観ましたが、あえて家族のコアな部分にまっすぐに触れるテーマが得意ですね。どれも見応えありますね。
重過ぎて消化し切れない
もっと気軽に感動できる映画かと思ったが、なにやらメッセージが込められており、しかも重たくて…メッセージも読み取れない。
普段から考えごとしがちな自分にとっては、考えごとが増えそうで思いを馳せるのも面倒くさい。
明るい映画。映画は、こうでなくちゃ!
感想は最高です。
是枝作品は今回が3作目という是枝弱者ですが…。
「誰も知らない」で柳楽優弥君の名演技を引き出した是枝監督は、今回も最高の子役使いでしたね。
祥太役の城カイリくん、リン役の佐々木みゆちゃん、最高です。
ラストの安藤サクラの泣きの演技。
ダメ男、適当男を演じさせたら右に出るものなしのリリー・フランキー。
食べ方が凄い樹木希林。
松岡茉優は、「桐島部活…」の時も絶妙の嫌な奴を演じきりましたが、今回もいい子なんだけど褒めれない子、でも、可哀想、という微妙なキャラクターを演じてましたね。
リンに「私も名前が2つあるの。」は、「お前、その話五才の子にする??」とかね。
ファンになりました。
貧困問題、社会保障問題を取りあげて、「こんな恥ずかしい日本の姿を海外に見せるな!」だの、「文化庁から助成金を受けて日本批判をしている。」とか叩いてる人がいるみたいですね。
まず、是枝監督は元々テレビのドキュメンタリー番組を作られていた方だそうで、その時から一貫してテーマは「貧困・社会保障問題」だったそうです。
そして、日本の恥ずかしい姿を見せるなって、事実を隠して良く見せる事を日本がやってしまっては、北の方の国みたいになっちゃいます。
映画や音楽と言った芸術が政治批判しなくなると、つまらないし。(今作品に、その意図があるかは、さておき)
この映画お涙頂戴の感動映画ではないです。
割と笑えたり、明るかったり、幸せを感じるシーンの多いので、それがまた不思議な感じ。
絶対観るべき映画です。
リアル
貧困の描き方もリアルではあるのですが(カップラーメンなど、その場しのぎのような炭水化物が増えていく)、あの世界に生きている、登場人物の空気感が非常にリアルだった。
演者の人々の実力が際立つ一本。
パンデミック
何にせよ、人聞や人気には臨界点があって、そいつを超えれば爆発的に拡がり、超えなければフェイドアウトの憂目に会う。
過大評価と過小評価が生まれる構図は単純なれど、制御不能であることはみんなよく知っている。
ちょっと拡がり過ぎかなぁ。
アットホームの判りやすさではダメだったのに、パルムドールの意味も知らない人たちが受賞作品に群がる。決して批判しているのではない。とにかく劇場に人を集めるコンテンツは貴重だから。
パルムドールと聞いて、どんなに素晴らしい映画かと思っていたのに期待ハズレだった、と言う人も多いでしょう。終わった後の顔を見れば分かるが、これは良い映画だよ。
松岡茉優を見直した一品でもありました。手脚の動きで心象、痛みまで伝わるもんなんだ。時間で性を切り売りしている時。時間を惜しみ痛みを共有しているとき。その違いは、素振りだけで、高い浸透圧で胸に染み入って来ます。見直しました。良かったです、凄く。
ほんものとは何か
本物とは何だろう、正しさとは何だろうと思う。薄い板切れの上で、細い糸を皆で握り締めながら穏やかな海を漂っているような時間が流れていく序盤。正しいとは言えない家族の形が、ひたすら優しくて、けれどそれが周囲から孤立して成立しているものだと思うほど哀しかった。中盤以降はずっと涙が止まらない。切なくて苦しいのに、主要人物たちの優しい温度が残っているままラストへ向かっていく。語っていることは少ないのに、多くの感情が散りばめられていた。心のどこかで「救われた」と思うのはなぜだろう。
貧困 家族 親子
東京下町の家族。
是枝監督作品は「そして父になる」のみ鑑賞済。それに比べると、単調にも思えた。上映時間の大半が彼等家族の日常を描いたものと考えれば、当然かもしれない。
現代日本における貧困を描いた作品。貧しさ故の家族の繋がり。そこには金銭等の打算的目的だけではなく、寂しさや愛情も含まれていたと思いたい。
後半の正論、そして終幕が胸に響く。その論理は確かにほとんどの家族に当てはまるだろうが、例外をどう補うのか。あぶれた方達を、どうケアするのか。
単純な「面白い」ではなかった、問題提起的作品。
家族を作りたくなった
孤独に生きて行く自分の将来を想像してしまい怖くなった。
恋愛や結婚ではない新しい型の家族が話題になっている昨今、こんな家族も楽しそうだなと思わされて私も家族を作りたくなった。
松岡茉優ちゃんと樹木希林さんのシーン良かったなぁ。
家族とは居場所
違い例え繋がっていなくても、
そこに居場所があることが、家族なんじゃないかと、気付かせてくれる作品。
ストーリーは淡々と進んでいき、驚きの展開やオチを求めて見てしまうと、ちょっと物足りなく感じるかもしれないです。どういうことだろう?と疑問をいだきながら、最期までちょっとしたモヤモヤが残ります。笑
途中の描写は、家族そのものでした。
映像の中では、季節が何回か回っていて、確実にそこにいる人が変化しながら、元には戻らない時を過ごしている寂しさや、やるせなさを感じます。
特になんてことのない映画なんらケロ、オモシロイお(っ´ω`c)もう...
特になんてことのない映画なんらケロ、オモシロイお(っ´ω`c)もう思い出せないくらい淡々としたストーリーらケロ、見ている間、家族のひとりになったような幸せを味わえる映画れすよ(∩´∀`∩)
スイミーの強度、儚い個の集まり
スイミーは何故、仲間と集まったか、知ってる?
この祥太の言葉が、この作品の本質を表す。
スイミーを読み返してみると、スイミーは、外界の脅威に怯え小さな洞穴にじっと身を潜めて暮らしていた仲間に、自らが外の世界で見てきた美しく、雄大な光景を見せてあげたい、その思いで集まって大きな魚となる事を提案していることがわかる。
繋がっていないからこそ繋がろうとするのである。
血の繋がりはない。だが、似たような境遇で、1人では世の中から掻き消されてしまうような儚い存在...そんな彼らだからこそ、互いに繋がろうとし、自分だけでは知り得なかった世界を経験する(させる)のである。そのつながりである「悪」によって、彼らの「善」が明るみになるのである。
個では何とも儚い存在である彼らが、集まって擬態することで、実際以上の強度(繋がり)を持つ...これがスイミーの主題であり、『万引き家族』の主題である。
家族より家族らしいなら異常だっていいじゃないか。
幸せすぎては見えない、明るすぎては見えない。異世界における豊かさ、陰の中にポツンと煌めく幸福こそ、平和すぎて盲目となっている現代に響く普遍的主題だ。
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