劇場公開日 2018年6月8日

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万引き家族のレビュー・感想・評価

全687件中、321~340件目を表示

4.5いい家族

2018年7月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

小湊鉄道!  と思った。

いい家族の話だった、という印象。
家族のそれぞれが、それぞれの技で収入を得る、というところがよい。

一方、フィクションの部分は勿論あるにせよ、根本的なところでは、ここに描かれる層を生む政策を、政府は採っているのだと考えさせられた。

さて、小湊鉄道。この線で海水浴に行くというのは映画の中の世界として、ある程度大きな街に住む家族が気動車で海水浴に行くということがあるだろうか?  時代設定はいつだったのだろう?  と思った。
そうしたら、都バスが出て来て「みんくる」が付いていた。現代の東京か。
都会から気動車で海水浴というのは、1970 年頃に思える。京都や大阪なら、もう少し後まであった?

ところで、PG12 か。

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灰山羊

3.5思った以上に良かった

2018年7月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

この父親は確かに社会的にいけない事をしているが、それによって小さな命が救われたのは事実。
男の子もパチンコ屋さんの駐車場から誘拐したんだけど、もし何もしなかったら亡くなっていたかもしれない。いずれにせよ本当の親よりも愛情に包まれ、二人の子供は幸せだったと思う。
社会のルールに縛られていて、SOSを出している子供を救えないのであれば犯罪でも正義なのでは?と思う。その制度のせいで虐待で亡くなる子供のニュースを聞くぐらいなら、誘拐でも愛情もって育ててくれる方がまともに思える。この家族は社会の底辺でも幸せそうだった。ラスト色々な事実が分かり、壮絶だが人間味があり考えさせられる作品です。けど、最後に女の子が親元に戻されたのは残念。ラストの終わり方はもう少し見たかった。

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真理

5.0カンヌ国際映画祭で受賞した意味があります。

2018年7月15日
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自分も最後まで観てきました。この作品がカンヌ国際映画祭で受賞した事も意味があります。

遺産相続問題、一人親世帯、単身世帯増加、孤独死問題、年金問題等世界中で課題になっている事や、先が見えない中でどうすべきかを考えるを問う物です。

お薦めします。

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wakakusu

4.0信じたい

2018年7月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

なにかとても美しいものを観た気がする、なんなんだろう。
ストーリーを思い返せば、薄汚いものばかり見せられていたんじゃないかとも思うんだけれど。

こんなはずじゃなかった人生の吹きだまりに、立ちのぼった陽炎のようなものだからでしょうか。必死で目を凝らして見つめてしまった。

ゴミ袋を一人で蹴って、そして立ちすくむ。たまらなく胸に迫りました。
それぞれの本当は欲しかった人生が、陽炎の中でゆらめいて、やっぱり消えて。
でも、そこでしか育むことのできなかったものは確かで力強い。そう信じたいのです。

キャストが見事にハマってました。子ども達が素晴らしかったし、当代一の女優さん達の競演は見応えありました。
樹木希林はもとよりですが、安藤サクラ×池脇千鶴、すごかったぁ。
アキの母親、森口瑤子も絶妙でした。

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グッドラック

4.5さすがパルムドール

2018年7月15日
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鑑賞方法:映画館

見る前から嫌が応にも情報が入ってきたこの映画。
見終わった感想は、とても考えさせられる作品でした。
やっていることは悪いことなんだけど、全ては悪じゃないというか…非常に世の中を斜めからフォーカスしたメッセージ性を感じました。

見る人にとって捉え方が違う作品のようにも思えました。
こんな現実があるんだけど、みんなどう思う?みたいな。
なので評価が別れると感じます。

是枝監督の作品で個人的に好きなのはアングル。
万引き家族全員で花火をみているシーン。
安藤サクラが何と呼ばれていたか警察から聞かれたシーン。
挙げればキリがないですが、とても印象に残る描写が多かったです。
個人的には少ない人数で見る事をオススメします。

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ケーケクン

5.0万引き家族は本当の家族でないけれどアットホームな感じでこれが理想な...

2018年7月14日
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鑑賞方法:映画館

万引き家族は本当の家族でないけれどアットホームな感じでこれが理想な家族だな思いました最後はいろいろと考えさせる内容だったけれど凄く感動しましたそれに是枝監督作品の中で一番バルムドールに相応し作品だと思いました

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たんちゃん

3.5何が幸せなのかを問われている気がした。捨てられないモノにあふれた汚...

2018年7月14日
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鑑賞方法:映画館

何が幸せなのかを問われている気がした。捨てられないモノにあふれた汚れた家、素麺の食べ方など、隅々までの細かい描写に生活感が溢れ、虚構の家族がより現実的に感じられた。

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tsumumiki

3.5血の繋がりが心の繋がりとはかぎらず、とは言っても血の繋がりほど濃い...

2018年7月14日
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血の繋がりが心の繋がりとはかぎらず、とは言っても血の繋がりほど濃いものもないと、何とも反発する二つの間を行ったりきたりしてしまう感じ。多くを語らず進む世界は色々考えさせられた。
何に驚いたって池松壮亮の出番が一瞬過ぎてまじ‼︎ってなったよー!ww4番さんーー‼︎

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uzumoti

4.0何が正しいかなんて分からない

2018年7月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

立ち位置、見え方で色々なものや思いや考えが変わる。
頭では分かっていてもやはり多角的に見ようとしなければ中々見えないし、気付かない。
それくらい人って普段は一面しか見えてないと思う。
自分からしたら治なんてマジでクズで馬鹿で嫌悪感しか抱かないタイプの人間だけど、信代にとっては愛おしい人であるし、祥太やりんにとっては助けてくれた恩人でもあり、父親らしい一面も見せている。
あのあと、果たして誰がどういう風になるかは分からないけど本当に良かったと思える人は誰なんだろう?と。
願わくばせめて祥太とりんが不幸にならないで欲しいなと思わずにはいられなかった。

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moto

4.0是枝ブルー

2018年7月14日
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是枝監督が作る画の、なんとも言えない雰囲気が好きで、是枝ブルーとでも言うんでしょうか、いいなぁ。

さて、話題の映画はひたすら闇を描いて話が進んでいく。
もう笑っちゃうほど闇しかない。一層R指定なんかせずに、教育現場でも流して、コレがジャパンだよ、って事を子供にも教えたらいいと思う。港区あたりで生活してる人はほんのひと握り、こんな家族だって意外と近くにいるかも知れないって。

絶望的な話が続いていく中、一瞬垣間見える父性や母性に気持ちが救われる。ラストの演出も心揺さぶられる。
昔は貧しくても慎ましやかに生きられた。今は貧しく慎ましやかにしてたら社会に気づいてすらもらえない。
切ない映画だった。

でもとても長い。途中退席したくなければ直前にトイレを済ませて欲しい。

しかし、是枝監督はいい子役つかまえるなぁ。
この子役達が数年後、また驚くような芝居を見せてくれることを期待してます。

それと、レビュー見てて怖いなって思った。
自分は映画の感想や備忘録に使ってるんだけど、“許す”とか“許さない”みたいなのが混じってて、そう言うのに触れると残念な気持ちになるんだよね。観ない選択だってあるじゃない?それでよくない?

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にゃす

4.0強い女たち

2018年7月13日
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この作品に登場する女性たちは、皆強い女たちだった。昨今の顔だけよくて芝居はてんでダメな女優とは比較にもならない。それほどの強さを感じる映画だった。
安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林の三者は素晴らしい強さを見せつけ、各々の女魂を見せてくれた。「ああ、これが女優だな」と改めて感じさせてくれる演技。それぞれ世代の違う女たちが、それぞれの個性を最大限に生かしていた。
そんな彼女たちの最後に待っているのは、理解はできるが納得のいかない、当然の結末。
安藤サクラと松岡茉優の池脇千鶴を睨み付ける眼に注目しつつ、女性の強さを感じる映画。

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smallville

2.5深すぎてわかんなかった

2018年7月13日
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映画を見終わったあと意味がわからなくて感想などを見る中で意味を理解しようとしています。。
社会問題を集めた映画だったんですね
この映画を否定する人は心無いって言ってる人がいるけど、少なくともその人達も映画を見ることができている富裕層の中の一人で、ホームレスを横目に通り過ぎているのだからあんまり人として変わらないんじゃないかなー

社会問題って誰が解決するんだろうー

というところまで考えて何かボランティアでもしようかな、という気持ちにさせられたのはこの映画を見たメリットだと思います。

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みー

4.5いつまでも胸に残る作品でした

2018年7月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

パルムドール受賞もあって、少しのんびり目での鑑賞です。
まずリリー・フランキーを始めとするキャスト達が実に絶妙。彼らの芝居を見ているだけで楽しいのです。
中でも安藤サクラが素晴らしく、ケイトブランシェットが絶賛していたのも納得の演技でした。
そして樹木希林。彼女の芝居には化け物じみたものさえ感じました。実に自然なのに存在感がものすごいんですね。
美術面でも細かい配慮が感じられ、とてもごちゃごちゃした家の中も、なぜか居心地の良い美しさを感じます。是枝作品に見られるあの色使いも良いんでしょうね。
また本当に無駄なカットがなく、最初から最後まで実にきれいに収まっています。ラストの止め方も美しく、全体的にカメラがとても上手だった印象です。
根底には万引等犯罪が横たわっているものの、彼らには家族の絆をとても強く感じ、歪ながらもその家族像には愛おしさすら感じるのです。
どこから見ても優しさに溢れた家族が、この作品では描かれていました。

「捨てたんじゃないです。誰かが捨てたのを拾ったんです」

劇場を後にしてからも、このセリフがずっと胸に残っています。
美しくて、本当に素晴らしい作品でした。

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白波

4.5現代のこの国に生きる私たちに向けられた優しさと厳しさ

2018年7月12日
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悲しい

怖い

難しい

是枝監督の映画を観ていると不思議と今まで自分が生きてきた中で出会った誰かを思い出す。
あるとき突然夜逃げしていなくなった近くに住んでいた一家の事とか、給食費が払えず学校になかなか来なくなった同級生とか。
ある時まで一緒に普通に過ごしていたはずの子の家庭が少し道を逸れて、普通の生活が出来なくなってしまう。でも、彼らはその後もどこかで生活を続けていて…そんな人たちの事を思い出す映画だった。
そしてこの映画を観て思うのは現在も現実の社会で続く痛ましい事件の数々。犠牲になるのは罪もない人たち。
育ってきた環境や、ふさぎ込まれた世界の中でしか生きてこられなかった人たちがこの社会のどこかにいて、何かのきっかけで爆発するときがやってくるのだろうか。
身内の支えがなくなったとき、辛い状況に置かれた人々はどう生きて行かなきゃいけないのか、同じ時代に生きる者として深く突き刺さる作品だった。

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OKOYA

1.5私には良さが全く分からない

2018年7月11日
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キャストの演技が上手い。
良い点はただそれだけ。
何も残らない。
何も感動しない。
伝えたいことは分からなくもないが
個人的には、
伝え方が中途半端だから
感情移入できないのかな
そういった印象の映画だった。
…不完全燃焼感が…なんというか…。
終始イライラ…こんな映画は今までにない。
好き嫌いは別れるかも。
以上。

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ベス公

3.5こんなにエンドロールに違和感のある映画は初めてだった ミッドタウン...

2018年7月11日
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こんなにエンドロールに違和感のある映画は初めてだった

ミッドタウン日比谷で見たけど、こいつらはどんな気持ちでみてんだろ
まあ、私含め

映画の中も外も私もみんな自分のことばっか考えてた

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須磨

3.0せつない。

2018年7月11日
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悲しい

幸せ

悲しいというか、せつない。

何のつながりをもって
「家族」というのか。

血の繋がりだけが「家族」じゃない。
勿論、殆どの場合、それが「家族」ではあるのだけど。

私はこの万引き家族は「家族」と思った。
特別「家族」らしいことはしてないけど
それこそ「家族」なんじゃないかと。
「産まなきゃよかった」と思うなら、
殴って寒空に出しっぱなしにしとくなら
もう、それは、「家族」ではないんじゃないかと。
いろんな「家族」の在り方があるとは思うけど、
結局、助け助けられお互い成長しながら「家族」って造られていくのだなぁ。

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kyaroline

5.0なんとも言えない人間ドラマ

2018年7月11日
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なんていう一言ではまとめられない作品。
本当に是枝監督は人間模様が絶妙で惹き込まれる。

そしてキャスティングが逸材。
皆さん素晴らしい役者さん達だけどなんといっても安藤サクラさん。
終盤の事情聴取を受けながら泣くところは本当に素晴らしい。
松岡茉優ちゃんもいっきにファンになった。
ところで松岡茉優ちゃんは本当の家族の元へ帰ったのだろうか..

賞を取りこんなに話題になる前から観たくてたまらなかった作品。
ようやく観れて良かった。

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cocoまる

4.0安藤サクラと松岡茉優、それに樹木希林

2018年7月10日
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泣ける

知的

難しい

安藤サクラのよさの全てが出ている。松岡茉優が風俗嬢を演じている。これに、真冬に外にいたので拾ってきた5歳くらいの女の子ゆり/りんが入るのだが、樹木希林が凄みのある老女を演じている。四人の女性たちと二人の男。タイトルは万引き家族、全編ほぼそのような物語なのだけれど、この家族がどのように出来上がっていったかを知るとより深みは増すだろう。長い時間をかけて撮っていったのではないかという気がする。柄本明が出ている。

暴力シーンはほぼない。しかし、傷ついた人々ばかりがいる。暴力シーンが隠されているために迫力に欠ける部分はある。想像力で補うしかない。

是枝裕和がこれまでテーマにしてきた現代日本の抱える諸問題が、つねに提示され、居心地はけしてよくない。翔太という名前がキーワードか。

万引き、誘拐、死体遺棄等々、犯罪のオンパレード。「誰も知らない」の別バージョンとも言える。

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akkie246

4.5賛否両論の代表作

2018年7月9日
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泣ける

悲しい

難しい

まず、終わり方がすっきりしないので何も考えずに観る方にとったらお金無駄にした、と思うかも知れません。
しかし、さまざまな可能性を考えていく方にとったら深く余韻に残る映画となっていると思います。

好き嫌いはとてもはっきりする映画だと思います。
私はとても好きの部類でした。
それは、この映画を正当化している訳でなく、日本の社会や人との絆、罪など様々な問題が上手く取り上げられており、有るべき作品だと感じたからです。

また、監督と演者とで作品を作り上げているのがとても伝わってきており、演技力のある役者さんばかりだったので人物にとても惹き込まれました。
子役の使い方も上手く、ある意味子供が主人公のようにも感じられます。

この映画を否定する人は心がない、とかでもなくこの様な家族の在り方や問題の投げかけ方が人によって好みがあると思います。

理解し難い現実を描いているからこそ、今まで社会とどう付き合ってきたかどのような考え方を持っているのか、そのような人々によって評価は大分別れます。
恐らく、仲の良い友人同士で観に行っても真逆の感想になることもあるかと思います。

私は、映画館で観て良かったです。
集中してこの作品に向き合うことが必要であったと思うからです。

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漆黒の翼