IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。のレビュー・感想・評価
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ベン君相変わらず可愛すぎる
原作は子供編と大人編が行きつ戻りつ描写されていてそれが好きなところでもあったので、前編よりは原作の感じに近いかな。原作の本当にヤバいシーンは結局なかったが、まあ妥当なところでしょう。
冒頭のバイオレンスシーンがキツくて、むしろペニーワイズのドッキリ大作戦の方が安心して見ることができた。
ベン君が細マッチョイケメン有能建築家になっていて嬉しいような寂しいような。子供時代のベン君はやっぱりヘタレ可愛い。最後は……うん、うん。
大先生登場にニヤニヤ。大サービスですな。
まあこんなもんでしょう。
観たときはすっかり忘れていたが、そういえば冒頭のあの人グザヴィエ・ドランだったわ、出るって映画.com のニュースで見てたのに、おお。
ホラーやスプラッタは苦手だけど案外平気だった
地上波で前編を見た流れで今作を見ました。
ホラーやグロ映像は苦手なのですが見てみたら今作は案外平気でした。あまりひどい映像ではなかったというのもあるのですが、今作が恐怖映画ではあるけど恐怖を乗り越えて過去に決着をつける物語であるというのもあったのかもしれません。主人公達が完全に恐怖を乗り越えて敵を倒す場面はかえって笑ってしまうような流れでしたが。
完全決着をつけ後味の良い終わり方をしてくれたので、自分には丁度良い塩梅の物語でした。
仲間との絆と勇気。
この映画の肝は、仲間との絆と勇気。
怖い映像にビビりながら観ていましたが、でも少年時代の仲間たちと再会してまた絆を深め合うってなんかいいなぁ~(大人になったビバリーはちょっとイメージ違ったけど)。
きっと前作を観ていないと単品ではちょっと面白くないのではと思います。
しかし、最後のペニーワイズの倒し方は衝撃的でした。
CG技術の進化
昔の奴と比べて若干の違いはあったものの、CG技術の進化によって驚くところが増えたなと感じました。
ただ、ホラーというよりはSF感が強かった
面白かったけど、もう少しホラーも入れてほしかったかな
今回も
今回もホラーとしてではなく、コメディー的な感じで楽しめました。長編の割には、そこまで長いなーとは、思わなかったし、そこそこ見所もあって、楽しめた。
前作は、青春織り交ぜてたけど、今回は恋愛映画だったなー。でも、やはり、もう、ホラーではない。
ギャグ×ホラー
笑ってしまうホラー??いやこれはホラーなのか?
っていう映画ナンバーワンですね。
内容にはあまり期待してませんでしたが、
やっぱり子供の時に誓った約束を大人になって
果たすって設定、ずるいですよね。
絶対見ますもん、
でも普通に面白いんですよ。
ホラー映画とかってあまりにリアリティがなくなると
怖さがなくなってしまうんですけど、
これはもうアクションとして見てます。
てかあの’’転校生’’かっこよくなりすぎですやん
あんなん恋に落ちますよ。
それが見えたら怖さも終わり
昔のテレビ版の時も思ったけど、終盤になると、急に怖くなくなるよね。ホラーだったはずが、いつのまにか怪獣物に……w 本当は己の恐怖心との戦いなんだけど、それを視覚化すると、どうしてもああなっちゃう。
ペニーワイズ再び
やっと鑑賞。不気味さが前作よりパワーアップしてましたね。何度も驚かされました。老婆に関してはシャイニングよりも不気味でしたね。幼いメガネのフィン君がまた観れたわ〜。中華料理店で大人になった姿で集まった時は、どうなの?と思いましたが、ラストはみんな童心に戻ってて良かった。やっぱりキング作品は面白いですね。
原作未読、映画だけ観た感想です
前作と今作と観ました。
原作を読んでいないので、映画だけ観た感想です。
"全てがわかる"ということで、私なりに解明した結果を書きたいと思います。
この映画には二面性があると感じます。
まず第1点目、"ペニーワイズ"という迷信に子供たちが真の意味で打ち勝ち、成熟する物語。
前作は、結論から言うと、負け犬の烙印を押された7人の子供達が"パニーワイズ"という悪役を撃退し絆を深める話。子供たちの様々な体験や家庭状況が描写されています。
今作は前作を踏まえて、27年ぶりにルーザーズクラブが集結するというもの。マイク以外はデリーを出ていました。
27年ごとに大事件が起こる、といった奇妙な街が舞台でしたが、その事件を巻き起こす元凶はペニーワイズです。しかし、何故27年ごとなのか?これには様々な要因があると思いますが、政治・国際情勢に左右されて社会が大きく変わる周期が27年ということにします。つまり27年に一度、社会が不安定になることで犯罪が増加したり、全社会を巻き込む大きな変化が起きたりする。その際に犠牲になるのは子供たち。彼らは、未熟ゆえにその原因を"ペニーワイズ"という得体の知れない不気味な存在のせいだ、という事にしているのです。
根拠は大人にはペニーワイズが見えない事、子供たちが下水道や暗闇の中でペニーワイズやゾンビなどを見る事でしょうか。
前作ではそういった不気味な存在を認知し、倒しに行きましたが、結局消し去ることはできなかった。これは彼らがペニーワイズの存在を幻か現実かの区別を最後までつけられない中で、打ち勝つ努力をしたものの、未熟さゆえに正体を解明できなかったのだと思います。
今作ではスタンを除く一人一人が、思い出の場所に出向き、記憶を探り出してますよね。そして前回とは異なる様々な不気味な体験をしています。これは彼らがまだ大人になりきれていない、または過去のトラウマ(これが有力)によりペニーワイズやゾンビといった非現実的な存在に出会う幻を見るのです。実際に気付くと目の前には何もいないので、彼らは27年経っても論理や科学など現実的に実証できないものを信じている事になります。
彼らがこういった体験するのには理由があります。ずばり家庭環境です。エディーは過保護な母子家庭、ビルは弟を失い父親からその存在自体消された家庭、マイクは両親が薬物中毒(と言われています)、ビバリーは虐待する父子家庭、リッチーは外でゲームばかりする元気少年のように見えますが育児放棄などの問題ある家庭だとします。またベンは本当はロック歌手が好きだけども、大衆の娯楽を制限される家庭で、図書館で勉強ばかりしているのだと感じました。
しかしベンは本を読むのが大好きで、デリーの歴史を勉強するのに熱心なのにも拘らず、何故得体の知れない存在を信じるのか?それは前作の地下で体験した出来事からステレオタイプに支配されたのだと思います。トラウマになったのでしょう。
今作での話の根幹部分はこういった過去の体験を打ち破る事がメインではないでしょうか。最終的に、マイクが文献で調べたり先住民から聞いたりしたオカルト的なまじないでもペニーワイズに勝てませんでした。むしろルーザーズクラブは幻想(実際には地下で溺れるなど自然の力?)を見る事になります。何故再び幻を見たのか説明がつきません。これは"ペニーワイズ"という存在に立ち向かう方法が非現実的であったからだと解釈しています。子供時代は勇者のように力で立ち向かう、という子供らしい方法でした。しかし27年後はマイクの調べたオカルトにすがる、というもの。どちらも現実的ではありません。なぜならペニーワイズという非現実的なものを説明するのに、非現実を当てはめたのでは、幻のままになるからです。
結局"ペニーワイズ"を撃退した方法は、彼をただのピエロ、おばあちゃんやお父さんなど各々のトラウマだと決め付けることでした。これがやっと存在を幻だと判断した時です。つまりルーザーズクラブは実体のない者の存在を否定し、成熟したのです。
これはエンディングであるマイクの両親が漏電による火災事故で亡くなった、という記事が載っていたシーンと繋がり、現実を認知し始めます(前作ではマイクが両親はピエロに殺された、と発言していたと思います)。
ルーザーズクラブの成熟ばかり記述しましたが、バワーズは対比的に描かれています。彼はルーザーズクラブをいじめていただけではなく、父親殺害により逮捕され、27年後も自立していませんでした。むしろ精神錯乱し、隔離されてもホックステッターの幻想を見て、再び非行に走っています。
第2点目は、薬物中毒による"ペニーワイズ"という幻想に打ち勝って、正常に戻る人達の物語。
これは説明に無理があるかもしれません。
デリーという舞台は明らかに治安が悪いところです。それゆえ薬物が蔓延していてもおかしくない。
それゆえルーザーズクラブ達も薬物をやっていて、"ペニーワイズ"という幻想を見ているのです。
薬物をやっている、または誰に影響を受けたのかを説明します。
エディーは過保護な家庭であり、喘息の薬を飲んでいましたが、前作の後半で偽薬だと判明します。偽薬とは薬物の事ではないでしょうか。また彼の持っていた吸引器は大麻を吸う時に使用する物だとすると…。
べバリーは今作で度々タバコを吸っています。あれは大麻っぽく見えますし、紙に覚醒剤を入れて炙って吸ってるようにも見えます。
ビルは薬物を使用しているようには見えません。しかし前作でジョージと遊ぶのが嫌で仮病を使って雨の中ひとりで遊ばせたことは、薬物をやるために弟を一人でどこかに行かせた。またはジョージが消えた後に父親が「ジョージはもういない、死んだんだ」と発言していることから、父親の影響で薬物をしているようにも見えます。ジョージは"ペニーワイズ"に殺された、と思っている事から、薬物による幻覚症状が現れているようにも思います。(実際ジョージの死因は不明だが、ペニーワイズは幻想である事から殺人か転落事故が有力でしょう)
ビルは、バワーズに「両親ヤク中」と言われており、前作では1番初めに幻想を見る事から、両親の影響でやっているでしょう。
スタン、リッチー、ベンは不明なので友達の影響とします。
このような薬物中毒を前提条件とすると、脇役の立ち位置も変わってきます。
まずはバワーズ。彼は前作では薬物中毒ではありませんでした。何故なら警察である父親の厳しい目があったからです。彼が暴力を振るうのは素行が悪いからであり、ただの不良だったのです。
前作では無くしたはずのナイフが返ってきましたが、あれは現実で実際に父親を殺しました。その際に、テレビで子供やお姉さんが殺せ!殺せ!と言っていましたが、あれは父親が憎いゆえの幻想とします。
今作では精神病棟?刑務所?に入っていて、赤い風船が見えたことから、27年後は薬物中毒であったと思います。赤い風船に異常反応していたからです(ナイフが返ってきた時と同じ赤い風船ですが、この時とは違う幻覚という事にします)。
精神科医によって隔離室に入れられた際に、ベッドの下にあるナイフとゾンビになったホックステッターと一緒に逃亡しますが、このホックステッターは薬物による幻想であったのではないでしょうか。エディー達と再開した時にホックステッターはいませんでした。(ちなみにホックステッターはゾンビを見ていることから薬物中毒と仮定しています。前作で"ペニーワイズ"に殺されたわけではなく事故だった。理由は今作のルーザーズクラブの地下での戦いと同じ自然によるもの)
この流れでいくと、彼がルーザーズクラブを「負け犬」と言っていじめていたのは、正義のように思います。
またべバリーの父親。家庭内虐待として描かれていましたが、父親の発言が全てベバリー目線の幻想であればどうでしょうか?彼女が外で薬物をやる事を恐れて、監視下に置こうとしたのであれば、正しい道へ導いていこうとしていたように解釈できます。
例外はエディーの母親です。子供に偽薬を与えてかつ外出制限をしていたため、偽薬が薬物なら家庭内薬物汚染を助長していた事になります。
またエディー行きつけの薬局は薬物を提供していた事になります。そこにいた娘?はベバリーをいじめていましたが、これが薬物しているからという理由だとバワーズと同じ立ち位置になるかと思います。
薬物中毒を前提とすると、話も変わってきます。まず前作ではルーザーズクラブを結成し、メンバー全員が薬物を始め、その中でもべバリーが1番の薬物中毒だとします。子供達は様々な幻想を見る事になり、「ピエロ退治」=薬物をやめるという話になると、「付き合いきれない」という子がチラホラ。その後べバリーが"ペニーワイズ"に拐われた事(=幻想による彷徨で行方不明)で助けに行きます(=薬物中毒で死にかけのベバリーを救出)が、その時も子供達は姿を変えた"ペニーワイズ"(=各々の幻想)に襲われます。最終的にいかにも子供っぽい「武力」によってペニーワイズを鎮めます(=一応は試行錯誤で薬物克服、"ペニーワイズ"が完全に消えなかった事は再発の可能性を含んでいたと解釈しています)。
今作では、マイクがルーザーズクラブを招集(=デリーに残っていた事で、薬物を完全に断ち切れていない。幻想を見続けてルーザーズクラブに連絡。同性カップルの一人が河川で死亡した事により「形が変わった」感じたのが、偶然27年後だったのでしょう)。その前にスタンが浴室で死亡(自殺だったと思う。理由はマイクから連絡きた事で再び薬物をやるのが嫌だったか、家族に迷惑をかけたくなかったかだと解釈しています)。デリーのレストランで食事をしている際に、幻想に遭遇(実際に何もないのにマイクは椅子で机を叩いて壊しています)。その後マイクがペニーワイズ(昔の幻想)を研究し、撃退方法をビルに伝えます。その時にハーブ?か何か入った水をマイクに差し出しますが、高濃度の薬物入りの水で、ビルは再び幻覚症状に陥ります。ベバリーはタバコを吸っているため、薬物を断ち切れていない。エディーも吸引機を未だに持っていて、薬物をしているように見えます。そこから、思い出の他に出向くと数々の幻を見るようになり、ペニーワイズを本当に撃退しようとします(=薬物を断ち切ろうとする)。最終的に思い出の品を燃やす事で、薬物をやっていた記憶も消し去ろうとしていたのではないでしょうか。エディーは吸引機を燃やしています。ビルはジョージの船を燃やしていますが、既述の過去をなかった事にしようとしてるように見えます。撃退方法はあまりに恐ろしい"ペニーワイズ"を各々見た幻想通りに決めつける事で克服するという単純な方法で筋が通りませんが。
その後は現実をしっかり認知できるようになっていますので、薬物中毒説も一理あるかと思います。
この物語の核心は、仲間と一緒に困難を乗り越える事をホラーにしているだけかと思います。随所に社会問題などを散りばめていて、非常に興味深い作品でした。ただまとめ方が良いだけに、ホラー要素と設定が上手くかみ合っていなかったのが残念だったので★3をつけました。
モデルとなったジョン.ウェイン.ゲイシー事件の知識が有れば、十分楽しめる映画
モデルとなったキラー.クラウンの異名を持つジョン.ウェイン.ゲイシー (6 年間で犠牲者数 33名、1978年12月 逮捕)の予備知識が有れば十分楽しめる見易いナチュラルなホラー映画と言った感じでしょうか。
ジョン.ウェイン.ゲイシー
パーティー等でピエロに扮して子供の人気を誘い、自宅に誘い込んで性的暴行、拷問を加え殺害。自宅の床下に遺体を埋めて、雨が降って来た時とかには床下が泥濘んで遺体が浮いて来ていたそうだ。
劇中で、「浮いてみる?」と言うセリフは、ここから来ていると言われています。
ハリウッドスター ジョン.ウェインの名前を付けられ期待されていたジョン.ウェイン.ゲイシーだったが、先天的な心臓疾患が有ると分かると父の期待は失望へと取ってかわり、ジョン.ゲイシーは父から虐待を受けるようになる。
父からの「クズ」、「マヌケ」、「お前はホモになるのさ」等の罵倒、日常の虐待のおかげで心臓の発作ばかりかパニック障害も患うようになる。
ジョン.ゲイシーのこの様な生い立ちが、同性愛、拷問、虐殺へのきっかけになったと言われている。
因みにジョニー・デップ(現在56 歳)も原作者 スティーブン キングもピエロ恐怖症との事。
アメリカを震撼させたこの事件がニュース報道された頃、その年代のアメリカ人はピエロ恐怖症の人が増えたのでしょう。
関連映画 スパイダーマン ホームカミングの監督の「クラウン」、映画「ジョン.ゲイシー」
Amazon Primeビデオで視聴可。
今作も興行収入は良い様なので、「IT それが見えたら終わり ビギニング」の今後の制作に期待したい。
お前のせいで僕は死んだ...
今更ながら鑑賞。
初のR作品に挑戦。しかもこのIT。
この映画は怖いではない気がした。
言い方があまり良くないが、気味が悪い感じ。
ペニーワイズを殺すためにどんどん団結力が高まっていくルーザーズは一人一人悲しい人生を送っている。
手に汗握る数々の恐ろしいものは何故か興味深く、面白い。ホラー映画ってこんなのなのか。
これがホラー映画なのか、
「怖い、、、見てられない、、、」っていうよりも
「やめたげてよ、、、」って感じ。
予告を何回も見てて鑑賞したが、予告はあまり見ない方がいいかもしれない。
もちろん、見ても楽しめるが、見ない方がゾクゾクすると思う。
しかしながら、2回目見ようとかこういうこと学べたなとかはない。自分にはホラー映画合ってないのかな。
ある意味、すごい
キング原作の映画は、恐怖の対象が「宇宙人」になった瞬間、ズコーとなる気がしています。
前作のITも、ピエロがあり得なく怖い事するから良かったのに、ラストの宇宙人化でガクッとなりました。
今回は効果音うるせー、恐怖の作り方ワンパターン、一人一人を細かく描き過ぎ、子供が見たら(指定ついてた様ですが)トラウマ級のグロさにも辟易。ホラーが見たいのであって、スプラッターが見たい訳ではないんだが。(キングはホラー&SFだと思うんだけど違うのか?)
尺長すぎてお尻痛くなるし、うるさいから寝る訳にも行かなくて、見終えた時に面倒くさい仕事を為し終えた時の様な疲労感に襲われました。
顔がカニ化したのは「オマージュ」だったのか。単なるパクリにしか見えんかった。裸体のババアは、画太郎先生オマージュかと思ったけど(笑) オマージュなんてしなくていいから、本編をもっと簡潔に作って欲しかった。お約束の宇宙人化も飽きたよ。あと、マイナスな言葉を投げつけたら弱体化するITメンタル弱すぎだろー。
ホラー、SF、スプラッター、友情、回顧、そしてラストの長過ぎる「感動しろよ」的な手紙。大風呂敷広げ過ぎて回収できず。あれを商業ベースに乗せたのも凄いけど、割と評価高い人が多いのもすごい。
個人的には、ITはまだ読んでない原作を読むべきで、映像で見てはいけないのだと思いました。
80'sホラーへのリスペクトに彩られた、泣けて泣けてしょうがないジュブナイル
前作から27年後、あの惨劇があった小さな町デリーでまた児童失踪事件が頻発していた。そんな折ゲイの青年が不良グループに惨殺される事件が発生、現場には“帰っておいで”というメッセージが。”それ”ことペニーワイズと果敢に戦ったベバリーら“ルーザーズ”のうち、一人デリーに残っていたマイクはそのメッセージはペニーワイズが残したものと直感し今はバラバラになったメンバーに招集をかける。奇妙なことにあれだけの恐ろしい経験をしていながら当時のことをぼんやりとしか憶えていないメンバーは半信半疑でデリーに戻るが、そこでは既に惨劇が始まっていることを思い知らされる。
27年前と現在を行ったり来たりしながらルーザーズとペニーワイズの攻防を描く本作、ルーザーズのメンバーそれぞれの現況と過去のトラウマをじっくり時間をかけて描写しているのでほぼ3時間の長尺となっていますがダレ場のないスリリングな仕上がり。あの手この手で襲い掛かってくるペニーワイズの存在が暗示しているものが何かが明らかになった時、彼らの物語が決して他人事ではなく、日々自分が身を置いている現実と地続きであることに戦慄しました。さりげなくカメオ出演しているスティーブン・キングの怪演も楽しいですが、前作同様80’sホラー映画の傑作群へのオマージュをちりばめながらキング自身が執拗に著作に滲ませる自身のトラウマもしっかり拾い上げている脚本も見事。オフビートなギャグと凄惨な殺戮が綯い交ぜとなったホラー映画でありながら実は至極真っ当なジュブナイル、子供の頃に散々いたぶられた経験がある人は泣けてしょうがないんじゃないかと思います。ちなみに私は号泣しました。
見えちゃう恐怖
スティーブン・キングの名前で見ちゃいますね。それは置いといても、前作はなかなか良かったので気になってたのですが、ついつい後回しにしてたら公開後3週間。少し焦って見に行きました。
前作の予想のつかない展開からすると、今度は前知識がある分恐怖感は少なく、さらには相手がわかってるし、ルーザーズも大人になってるので、その点でもさらに怖さ半減。思ったより精神的に来る恐怖は無く、少し残念でした。
それでも、日常に潜む幻想的な面を引き出した映像や、ドッキリ演出は、そこそこ楽しめたかな。
でもやっぱり、よくわからない得体の知れないモノに対する恐怖感には敵わない。見えそうで見えない感じがもう少し欲しかったかな。
紅一点のベニーが、成長してジェシカ・チャスティンというのは少し違和感があった。ビル役のマカヴォイは、まあまあイメージはついた。それぞれが大人になって、いろんな職業についていて、同窓会っぽいところはよかったかな。
ま、いろいろ謎が解けてスッキリしたから良かったなー、という感想です。
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