ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男のレビュー・感想・評価
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『ダンケルク』観ていてよかったー
歴史を知る術にはいくつかあると思います
勉強は苦手なのですが映画は大好きで子供の頃から見ていました
『遠すぎた橋』『大脱走!』『バルジ大作戦』『戦場にかける橋』そして『史上最大の作戦』
近年ではよりリアルになり『フューリー』『プライベートライアル』『ダンケルク』などなどたくさん見ました
今までその映画達が横に繋がることはなかったのですがこの作品でD-DAYまでとその先が一気に繋がった気分です。
日本国民もあの頃は最後の一人まで戦い続ける覚悟をしていたのかも
自分の先祖を辿れば必ずと言っていいほど戦争に関わり合っているのだと思います、今の時代はいい
裕福で幸せな時代だと思います。
やりたいことがあれば努力次第で叶える事もできる
その事に対する感謝を先人達に贈りたい
これもまた明らかに戦争映画であると断言したい。
これは名作なんて言葉では表せない!傑作の怪作だ!
素晴らしい映画に、また出会ってしまった。。。
映画を見る時には?様々な切り口が有ると思う。
(*ウチのレビューで言うトコの、映画偏差値とか映画経験値てのが、多分そうだ。)
ハリウッド系なら?
①2時間以内②アクション③恋愛(広義で/博愛や家族愛含む)④音楽⑤演者の華やかさ、の五要素とか。だ!
さて。。。
今回のように?
→歴史の史実に基づいて(*今作では地下鉄のシーンは脚色らしい)〜
→民族の魂に訴求するような広大で重厚なテーマを扱い〜
→なおかつ、見事にエンターテイメントに仕立てる!
〜なんてのは、本当に至難の技、素晴らしい事だ。
見事な切り口(チャーチル就任、五月の一ヶ月間の物語)。
素晴らしいカメラワーク(光と影、いや光と闇の対比/遠くと近くの転換/男の脆さと女の強さの提示!)。
心の奥に染み入るスクリプト。
エンディングに向かうにつれ、様々な人々の思惑と打算や保身や矜持が盛り上がっていく様子。
素晴らしいです!!!
名作を超えた傑作の怪作!!!
クソみたいな隣国が居る→島国の海洋国家、と言う点で。
我が日本と英国に共通点は深い。
『勇敢に戦って敗れた国は立ち上がれる。逃げ出した国に未来はない。』
↑の言葉も、今の日本人に聞かせてやりたい。
即ち、カルタゴは何故滅んだのか!だ。
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ヒント】なんては、いつもどこかに転がっているものだが?
答え】はいつも現場に有る。
否!
答え】だけはいつも、現場にしか無い!!!
ラストに向けて、物語が編み込まれて行く。
↓ネタバレでは無いけど↓
ラストの演説シーンを、映画ドットコムの皆さんは評するが?俺的には?その前の〜
地下鉄のシーンが一番だ!と思う。
チャーチルが、自分自身を確信したシーン/自分自身を取り戻したシーン。
素晴らしかった!!!(←*何回言うねん!)
オススメ度】☆⑤
映画経験値】高め!(*事前に『Cファースの英国王のスピーチ』を見る事を、俄然提言したい!)
女の子や中学生以下には勧められない!
二時間ガッツリ、脳を使いますよ?
映画偏差値】高め!(*スカッと爽やか!ハリウッド系!を好む方は、要注意♪)
ゲイリーオールドマン凄い度】☆⑤
リリージェームズかわいい度】☆⑤
奥さん(CSトーマス)の気が利いてる、縁の下の力持ちに感動した度】☆⑤
(証明含む)カメラワーク凄い度】☆⑤(*チャーチルの初登場のとこ、おぉ!てなった。)
伯爵品質保証作品に、紛う事無く認定!!!
漢ならばみるべし!そして咽び泣け!
怪演
ゲイリーオールドマンの役作りや演技に圧倒された。
ゲイリーオールドマンが演技をしてると知らなければ気づかないかもしれない。それほど本人になりきっていたようだった。
ただそのためか他の役者の影が薄かった。
チャーチルをそこまで英雄視せず、等身大に描いたのも良かった。
お酒と葉巻はほどほどに。
苦悩しながらも成し遂げた国のトップ、チャーチル
民衆の声を聞きに行き、民衆の声を聞く場面、、感情が昂りました。
国民の強さ、団結さ、迷いのない立ち向かう勇姿に感極まり、涙しました。素晴らしかったです。
チャーチルがそれまで出せずにいた決断が一瞬で固まり、国が一つになった瞬間には最高潮に達し、感動しました。
激動の時代に指揮を執る、しかも独裁者と戦いながら・・息が詰まりますね。。
そこにゲイリー・オールドマンはいなかった
観る前は「ゲイリー・オールドマンの演技が見もの」だと思っていたけど、この映画の中にゲイリー・オールドマンはいなかった。
チャーチルが叫び、怒り、笑い、泣いている姿があるだけ。
辻一弘氏の特殊メイクで、完璧な風貌を手に入れ、話し方も声も完全にチャーチルが乗り移ったようなオールドマンにただ圧倒され、観終わったあと、本物のチャーチルの演説をYouTubeで聞いて、さらにビックリした。
ゲイリー・オールドマンが主演で しかも特殊メイクでチャーチルを演じ...
ゲイリー・オールドマンが主演で
しかも特殊メイクでチャーチルを演じるという事で
気になっていた作品。
ゲイリー・オールドマンには見えない素晴らしい演技とメイク、
演説のシーンも圧巻でした。
戦争で侵攻してくる敵国に立ち向かうというのは
戦争経験がない私には到底わからない勇気だと思いますが、
戦った国があるからこそナチスを倒すことが出来た
世界を救ったのだなとしみじみ感じました。
特殊メイク観たさに、、、
辻一弘さんの特殊メイク観たさにレンタルしました。
恥ずかしながら歴史は疎く、内容は私には難しかったです
ゲイリーオールドマンはハリポタのシリウスブラックのイメージがあったので、特殊メイクをしたゲイリーは全く別人でした
もう少し歴史に興味さえあれば、内容に入り込めたと思うがそれも出来ずで自分が情けなかった(笑)
ただ、、
リリージェームスはマンマミーアやシンデレラなど、歌って踊っての華やかな役が似合うのに今回の役はちょっと合わなかったような、、
彼女の魅力が最大限に惹き出されてなかったのが残念っ
決断
映画としてとても面白かった。
常にプレッシャーにさらされ、重大なことを決断するという人間力の描き方が素晴らしい。
勝てば官軍というのは確かにそうだが、何が正しいのかなんてやってみないとわからないことがたくさんある。
そのなかで決断し、自分の意思を貫き通し、言葉の力によって議会と国民をひとつにしたチャーチルは、チャーミングで男らしかった。
強きリーダーも同じ人間
ダンケルクの奇跡を起こした強きリーダーも、
時には悩み葛藤し、涙し、それが同じ人間だと好感が持てる。
それでも民の意見に耳を傾ける、
今もそんなリーダーがもとめられる。
ゲーリー・オールドマンの変わらぬ演技にも感服。
バイオグラフィー
第90回アカデミー賞で、主演男優賞と、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。
今作で取り上げたいことは、バイオグラフィーというジャンルについて。
この作品は、第二次世界大戦ごろのイギリスで国を率いて戦争を勝利に導いた総理大臣ウィンストンチャーチルのお話です。
これまでも、#ダンケルク や、#イミテーションゲーム #英国王のスピーチ などで取り上げられた時代と同じものです。それらに出てきた歴史的史実もたくさん出てくるので、続けて見ても、かなり面白い作品です!
そして、歴史上の人物について語るジャンルのことをバイオグラフィー(伝記)といいますね。
バイオグラフィーも映画のジャンルの中ではとても大きなもので、アカデミー賞常連のジャンルになっています。
しかし、失敗作も多いのも現実。
では
「その失敗作と映画賞受賞作の違いはなんなんでしょう?」
それは、私にとっては、ズバリ言ってその人物のキャラクターを絞りきることができるかということです。
みなさんも、たとえば、自分の家族や友人のバイオグラフィーを書こうと思って見ても、その人のキャラクターを一言で片付けることもできなければ、2時間の映画で収めることも不可能だと思います。なぜなら、その人にはいろんないいところ、悪いところがあるし、起きた出来事も一つではないからです。
それは、歴史的有名人であっても、ウィンストンチャーチルであっても同じこと。
映画賞受賞作はそのキャラクターの描き方が、2時間の映画を観る人のために作ることができているということです。
たとえば、今作でいうと、描かれているのは、1940年の5月、その1ヶ月で起きた出来事を描いています。
もちろん、この1ヶ月を描いた2時間の映画で、彼の人生のすべてがわかるわけではありません。むしろ、彼の人生全てを知ることが映画でいうバイオグラフィーの目的ではありません。
映画というのは必ず、作り手の意思が反映されているものです。その意思が反映されているのが、キャラクター。
起きた出来事、もしくはセリフは史実に基づいた実際のものかもしれませんが、キャラクターというのは、その人自身が決められるものでもなければ、全員が抱く印象が一緒だとは限りません。だから、そのキャラクターの描き方で映画の良し悪しは決まってくるのです。
じゃあ、今作はどうだったかというと、めちゃよかった。
#ゲイリーオールドマン の演技もしかり、#辻一弘 さんのメイクアップもしかり、撮影もしかり、脚本もしかり、すべてがとてもまとまっていました。
もっと具体的にいうと、ウィンストンチャーチルを政府内でいう異端児として描くことは、よくあることですが、そのなかに描かれるユーモアがとてもユニークでした。
何度も笑う部分が出てきますが、それが出てくることによって、ウィンストンチャーチルが悩んでいる時、真剣に考えている時、また誰かを助けようとしている時など、ユーモアが出てこないところの感情が色濃く描かれていました。
人を笑わせるというのはとても難しいことですが、イギリス映画特徴のダークな雰囲気な照明と、ウィンストンとともに動くようなカメラワークのギャップが、ユーモアさを引き出していたことがとても好き。
このように、キャラクターを上手く描くことができれば、そこからテーマや社会情勢を描くことが可能なのです。
映画は常にキャラクター。キャラクター。
メイクアップが凄い❗作り物とはわからん
メイクアップが凄い❗作り物とはわからん?当時のチャーチルの立場を初めて知ったね。チャーチルが頑張らなければ、ナチスが続いていたかも。またアメリカの参戦を促さなければ、日本も、、、
英国首相のVサイン
ゲーリー・オールドマンが英国首相ウィンストン・チャーチルを演じ、本年度アカデミー賞主演男優賞を受賞した話題作。
日本人にとってそれ以上の話題はやはり、メイクアップアーティスト・辻一弘の同ヘアメイク賞受賞!
作品自体も興味深いが、まずはこの両名について語りたい。
全編ほぼ出ずっぱり、さながらゲーリー・オールドマン・ショー!
生のチャーチルや肉声は知らないが、相当な役作りやリサーチを重ね、クセのある言動など完コピなのだろう。
幾度も奮う熱弁シーンは圧巻!
変わり者で、ユーモラスで、人間味たっぷりに。
この名優が遂にオスカー俳優になったのはとても嬉しい。
でも個人的には、本作での大熱演も素晴らしいが、『裏切りのサーカス』での渋い抑えた名演が捨て難い。
そんなオールドマンをチャーチルに変貌させた辻氏の驚異的なメイクアップ技術!
安西先生を彷彿させるような頬や顎やお腹のたぷたぷプルプル具合は、とてもとても作り物とは思えない!
実際のチャーチルの画像と比較しても、その再現度の高さに驚き!
日本人の技術がハリウッドの栄えある賞を受賞したのは本当に誇らしい。
独学でメイクアップ技術を学び、ハリウッド映画で手腕を奮ったものの、そのほとんどがSFやコメディばかりで、本当に自分がやりたいものとは違うと苦悩し、一時ハリウッドから距離を置いたという辻氏。
そんな辻氏に直々にオファーしたオールドマン。彼が引き受けてくれなければ、自分もこの役を降りると言ったほどのたっての願いで。
辻氏を信頼したオールドマン。オールドマンの願いに応えた辻氏。
オスカー受賞は、2人の固い絆へのご褒美。
さて、作品の方は、実在の政治家の実録政治劇。
…と聞くと小難しそうに感じるが、思いの外分かり易く、エンタメ性もあった。
言うなれば、苦難に立ち向かった一人の男の物語。
前首相の辞任により、新たに就任したチャーチル。
それは、マイナスからのスタート。
戦局真っ只中。ナチスの脅威が英国にも迫り、侵略の危機すらも。
有事の際の首相就任なんてつまりは全責任を負わされる事になる。
変わり者の性格故、与野党から毛嫌いされている。
さらには、国王からもあまりよく思われていない。
欠点や失策も多々。
国家の窮地に彼のような異端児で務まるのか…?
チャーチルと周りの政治家連中との大きな溝は、考え方の違い。
周りは、ナチスとの和平交渉を主張。
和平交渉と言うと聞こえはいいが、言うなればそれは、人類史上最悪の独裁者に頭を下げ、膝を屈するという事。
英国を侵略と危機から救うには、それが最善策。仕方ないかもしれない。
が、チャーチルの考えは、徹底抗戦。
絶対にあの独裁者とナチスには屈しない。
例え和平案が英国にとって良きものであっても。どんな犠牲を払ってでも。
実際、ダンケルクでは30万人の兵士が追い詰められている。
彼らの救出も無理難題。
国の外にはナチス、国の中には対立する政治家たちという内外に敵だらけ。
立場はダンケルクの兵士たち同様、孤立無援。
こんな苦境に、チャーチルはどう立ち向かったのか…?
こんな苦境だからこそ、強靭なリーダーシップを発揮すべきだが、チャーチルは決してそうではなかった。
苦悩、葛藤の連続。
抗戦か、和平交渉か。
迫られる究極の選択。
抗戦を訴えたが、果たしてそれで正しかったのか…?
ブツブツブツブツ、自分でも何を言ってるのか分からなくなり始める。
あまりにも悩みに悩み、周りに押され、和平交渉案を受け入れようとも…。
そんな揺れに揺れていた時、彼に味方が。
国王。
当初はチャーチルを嫌い、ソリが合わなかったが、何より英国と民の為にナチスに屈しない考えは同意。これまでの微妙な関係が嘘のように信頼で結ばれ、全面的に支持。
そして、チャーチルが最も耳を傾けなければならない者たち。英国市民。
彼らのほとんどの考えも、ナチスには屈しない!戦うべき!
チャーチルが公用車を突然降り、一人で地下鉄に乗り、市民と直に話をし、耳を傾けるシーンはおそらく脚色だろうが、非常に印象的。
安直な和平交渉なんて、結局は政治家連中の身の保全にしか過ぎない。
そしてチャーチルは、決意を固める…。
以前『ローマンという名の男 信念の行方』のレビューでも書いたが、確固な信念など無い。
苦悩し、葛藤し、培われたものが、確かな信念となる。
そして下した決意、選択。
我々と同じ一人の人間としての脆さや芯の強さが、チャーチルを伝説のリーダーとした。
邦題は“ヒトラーから世界を救った男”だが、“ヒトラーと闘った男”の方がいいと思う。
手の平を裏返したVサイン(=クソくらえ)と共に。
チャーチルじゃない!
チャーチルを全く描けていない!
これでは、ただの頑固者の老害として映ってしまう。
チャーチルの言葉に、「10のうち9を譲っても、欲しい1は勝ち取る」というものがある。彼は基本、妥協を良しとする人物だ。
では何故、ナチスとの交戦を選んだのか?
それは、彼が未来を見据える力を持っていたからだ。
驚くことに彼はコンピュータ、そしてAIの存在も予見していた。その神眼は、ナチスを野放しにした人類の未来を見据えていた。彼にとってナチスを打倒することは、譲れない1/10だったのだ。
柔軟でありながら秘めた真を持つ、そうした人物像と真逆の描き方がされている。故人に対する侮辱的作品
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