ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男のレビュー・感想・評価
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言葉を武器に奮い立たせる姿には圧倒されました
美化している感が強く賛否ある映画だと思いましたが、個人的にはとても興味深くあっという間にエンディングまでいっていました。
戦争という特殊な状況下、圧倒的敗戦の色が濃い中で、誇りが折られることを否と立ち向かう気概、言葉を武器に奮い立たせる姿には圧倒されました。
兵士や戦士の個人と違い、政治という駆け引きのなかでの戦い、国を背負い市井の命を預かる重圧、苦しくて重い物語で娯楽映画ではありませんが、素晴らしい映画だと思いました。
信念を貫く力。世界を変えた1人の勇気とは。
【賛否両論チェック】
賛:味方がいない絶望的な状況下で、迷い苦しみながらも、自分の信念の下に民意を変えていくチャーチルの姿が、雄々しくてカッコよく映る。ラストの演説も必見。
否:ストーリーはかなり淡々と進むので、特に世界史に興味がないと眠くなってしまいそう。
劣勢な戦況下で首相となり、まさに四面楚歌の状況の中にあって、時に迷い葛藤しながらも、妻や秘書達の支えを胸に戦い続けた1人の男の素顔が、そこには描かれています。
チャーチルが庶民の声を直に聞くシーンは、彼らの心意気の強さに、思わずジーンと来ます。そして、文字通り「言葉を武器に変えた」ラストの演説は、まさに必見です。
お話そのものはほぼ淡々とストーリーをなぞって進むだけなので、興味がないと退屈してしまうとは思いますが(笑)、世界が今とは違っていたかも知れない決断の行方を、是非ご覧になってみて下さい。
ダンケルクを観てからだと尚更良い気がします。 2時間で次の選挙敗北...
ダンケルクを観てからだと尚更良い気がします。
2時間で次の選挙敗北の顛末までおさめるのは難しいと思いますが、その先も観て観たかった。。
勝てば官軍
ゲーリー・オールドマンの熱演は、さすが素晴らしい。チャーチルの人間らしさを描いたのも、好感が持てます。しかし、チャーチルを美化しすぎでないでしょうか?ダイナモ作戦が成功し、戦争に勝ったから良かったものの、劇場型政治の恐ろしさのようなものを感じました。チェンバレンとか、そんなに間違ってないよね。
歴史に興味を持つ映画
歴史が好きではないので、日本史も世界史もわからないまま本作品を鑑賞した。
チャーチル、ヒトラー、ダンケルク、、断片的には耳にしたことがある単語でしかない歴史を感じるために、知るためにはとても良い映画だし、歴史に興味を持つ大きな一歩になった。
映画なのだから、美化しなければならないところはあるとは思うが、歴史を伝えるためにはそれほど大きな問題ではない。
チャーチルと同じような感情を持つことができて、映画に入り込めればそれでよいのでは?
そういう意味では、とても面白い、良い映画。
ゲイリーオールドマンの演技はいうまでもないが、個人的にはベンメンデルソーンに心を射られた。
鑑
リンカーンをBDで観たときは、何度も寝てしまいそうになりました(実際途中で止めて寝ました)が、今作では、二時間ずっと飽きることなく集中して観ることができました。
特殊メイクを手がけた辻一弘さんの手腕と、ゲイリー・オールドマンの秀演が見事にマッチしていて、まったく違和感がありませんでした。
ストーリー自体も、他作品である「英国王のスピーチ」や「ダンケルク」を観ていたおかげで、無学な自分でもなんとかついていけましたし、チャーチルを取り巻く人物や状況、思惑も、わかりやすくて、政治映画としてはとても観やすいものだったと思います。
20世紀においてもっとも過酷な状況下で首相に選ばれたチャーチルの苦悩。それを、映画を通して少しでも味わえたことは、まさに僥倖といえるでしょう。
日本の政治家は、とにかくこれを観て、強い意志と責任感について、学んでいただきたいものです。
信念の煌めき
いわば消去法で選ばれた男が、国民の心を掴む。
主役の、元の顔もわからなくなるほど迫真で芸術的な演技に引き込まれ、勇気づけられる。
戦争ドキュメンタリーではない。
緊迫する戦況下で葛藤し、打開していく姿は現在の労働という戦争に立ち向かう僕らと何ら代わりもない、一人の男の信念のストーリーだ。
観終わって立ち上がって拍手したくなった
ゲイリーのスピーチのシーンがほんとうにすごい。ダンケルクを描いた作品はいくつかあるけど、チャーチルの視点で観ると、こんなにも緊迫した決断の日々があったのだと考えさせられる。歴史が作られる瞬間に立ち会った気分。そして知らなければ特殊メイクにも気付かず、こういう顔の俳優なんだろうと思ってしまうくらい自然。史実にも興味がわいたので本でも読んでみようかな。
薄っぺらだね
なんだかなー、薄っぺらい映画だなー。「ダンケルク」といい、「英国王のスピーチ」といい、どうしてこうも軽薄で浅薄なんだろう。チャーチルが道化に見えるよ。
音楽が全然ダメだからか。タイピストを狂言回しに使うアイデアが凡庸だからか。地下鉄のエピソードもまあ、ありきたり。テレビドラマだったら許せるレベル。
酔っぱらい宰相が一番輝いた4週間
朝から晩まで鍛錬の為に(本人が国王に申し上げていた)酒を飲んでいた宰相チャーチル。首相就任のシャンパンはポル・ロジェだろうか?
宮廷での国王とのランチミーティング時のシャンパンはボランジェだった!そんな切り口で見るのも楽しかった。もちろん、ゲイリーオールドマンのアカデミー主演男優賞作品であり、辻さんのメイクアップを見るのが一番の目的であったが、演説の魔術師と言われていた彼の喋りを演じたオールドマンの演技は感動的だった。秘書役のリリー・ジェームスの演技もBSドラマとは違った新鮮さがあって魅力的だった・
奇跡は、強い意志が起こす!
不可能は可能にできる!
奇跡は起こすもの!
という、神からの強い啓示を頂きました!
行き詰っている、政治や、財界(社長)などの孤独なリーダー方へ
ぜひ観て頂きたい!
「正しことを貫け」と神託のようで、大きな勇気が沸きます!
強い意思が、逆転を起こす
「自己犠牲してでも、人々の幸せに行動するとき、神の助けが入る」と聞きましたが、本当に強いパワーをもらいました。
ダンケルクの裏側
全くノーチェックの映画だったんですが、このポスターの男の方がゲーリーオールドマンだと知って、俄然興味がわきました!!
ダンケルクで予習しておいた方が良いとも聞いて、ダンケルクもバッチリ見てから、参戦しましたが、ゲーリーオールドマンすごい!!の一言に尽きますね。
上映時間の8割は、ゲーリーオールドマンの台詞だったんじゃないか?!ってくらい、ゲーリーオールドマンの独り舞台やし、もはや、ゲーリーオールドマンの原型は目のまわりだけなんですが、特殊メイクさえも自分のものにしてる!!
民間船のシーンが出た時は、ダンケルクの漢なおじいちゃんを思い出して、思わず涙してしまいました。ダンケルクで、カレー部隊の話でてきたんかな?ダンケルクとウィンストン・チャーチル連続でもう1回見直したい!!
さすが戦争屋!
サブタイトル~ヒトラーから世界を救った男
そこまで「上げる」必要があるのか?と思わなくもないのだが。
見方を変えればヒトラー以上の戦争屋。
一歩間違えれば?日独伊が勝てたのかもと思わせる状況。
ラストはヒトラーより役者が上だなと思わせる。
演技に映像に引き込まれた。ヒトラーと戦うチャーチルのお話
とても素晴らしい映画でした。飽きの来ない映像に見応えある役者の演技。そして音楽。どれもすばらしかった。観る前は閣議を行うシーンが多めで飽きそうかな、とか思ってたのですがそんな事はなく、俯瞰して見たようなアングル、タイプライターの軽快な音、カッコイイ字幕、構図、作り込まれたイギリス王室の背景など絵的な面白さ満載。飽きずに最後まで見れました。
戦場の描写はすべて俯瞰で描かれていたのも印象的でした。地図や情報を元に作戦を決めていく政治家達のような視点ということなのでしょうか?その辺も色々と考えさせられました。
絶望的な状況に追い込まれたイギリス。
最悪のタイミングで首相になってしまったチャーチルが葛藤と苦悩をしながらドイツに降伏しようとしていたイギリスを如何に救ったかというのが全体的な流れです。ただ結局チャーチルはどのような策でドイツを追い込んだか?というのが分からなかったのでちょっと残念だったなぁと思いました。
普通のゲイリーが見たい。
わかっていたことではあったが、基本的に室内劇で、ジョー・ライトはそれが得意。ということも予測できていたのに。
チャーチル(ゲイリー・オールドマン)が首相に就任してから、ドイツに対して徹底抗戦を宣言するまでの苦悩の期間を描く。
本作はゲイリー・オールドマンの独壇場で、ひとり芝居といってもいいくらいであった。
が、室内劇であることとあいまって、映画的ダイナミズムに欠けることになった。
室内劇なら群像劇にすべきであった。そして、群像劇に不可欠なのは豪華キャストである。
辻一弘がメイクアップでオスカーをとり、ゲイリー・オールドマンの演技もオスカーに値する素晴らしいものであった。
でも映画としてはもうひと工夫ほしかったかも。
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