劇場公開日 2018年3月30日

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「これは名作なんて言葉では表せない!傑作の怪作だ!」ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 えびかに伯爵さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0これは名作なんて言葉では表せない!傑作の怪作だ!

2019年1月21日
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泣ける

興奮

知的

素晴らしい映画に、また出会ってしまった。。。

映画を見る時には?様々な切り口が有ると思う。
(*ウチのレビューで言うトコの、映画偏差値とか映画経験値てのが、多分そうだ。)

ハリウッド系なら?
①2時間以内②アクション③恋愛(広義で/博愛や家族愛含む)④音楽⑤演者の華やかさ、の五要素とか。だ!

さて。。。

今回のように?
→歴史の史実に基づいて(*今作では地下鉄のシーンは脚色らしい)〜
→民族の魂に訴求するような広大で重厚なテーマを扱い〜
→なおかつ、見事にエンターテイメントに仕立てる!
〜なんてのは、本当に至難の技、素晴らしい事だ。

見事な切り口(チャーチル就任、五月の一ヶ月間の物語)。
素晴らしいカメラワーク(光と影、いや光と闇の対比/遠くと近くの転換/男の脆さと女の強さの提示!)。
心の奥に染み入るスクリプト。
エンディングに向かうにつれ、様々な人々の思惑と打算や保身や矜持が盛り上がっていく様子。

素晴らしいです!!!
名作を超えた傑作の怪作!!!

クソみたいな隣国が居る→島国の海洋国家、と言う点で。
我が日本と英国に共通点は深い。
『勇敢に戦って敗れた国は立ち上がれる。逃げ出した国に未来はない。』
↑の言葉も、今の日本人に聞かせてやりたい。

即ち、カルタゴは何故滅んだのか!だ。

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ヒント】なんては、いつもどこかに転がっているものだが?
答え】はいつも現場に有る。
否!
答え】だけはいつも、現場にしか無い!!!

ラストに向けて、物語が編み込まれて行く。

↓ネタバレでは無いけど↓
ラストの演説シーンを、映画ドットコムの皆さんは評するが?俺的には?その前の〜
地下鉄のシーンが一番だ!と思う。
チャーチルが、自分自身を確信したシーン/自分自身を取り戻したシーン。
素晴らしかった!!!(←*何回言うねん!)

オススメ度】☆⑤

映画経験値】高め!(*事前に『Cファースの英国王のスピーチ』を見る事を、俄然提言したい!)
女の子や中学生以下には勧められない!
二時間ガッツリ、脳を使いますよ?

映画偏差値】高め!(*スカッと爽やか!ハリウッド系!を好む方は、要注意♪)

ゲイリーオールドマン凄い度】☆⑤
リリージェームズかわいい度】☆⑤
奥さん(CSトーマス)の気が利いてる、縁の下の力持ちに感動した度】☆⑤

(証明含む)カメラワーク凄い度】☆⑤(*チャーチルの初登場のとこ、おぉ!てなった。)

伯爵品質保証作品に、紛う事無く認定!!!

漢ならばみるべし!そして咽び泣け!

えびかに伯爵