モリーズ・ゲームのレビュー・感想・評価
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ジェシカ・チャステインの真骨頂!!
出だしからぐいぐい引き込まれ、最後まで一気に観る事ができました。生物的にも元々優秀な上、少し習っただけでビジネスを自分のものにしてしまう姿は本当に憧れます。顧客も癖があり、抜群の洞察力で見抜いていました。有能なのに絡まれまくるので、私ごときがよくパワハラに逢うのは普通の事なのだと思えるようになりました。知的な映画を好むジェシカ・チャステインの真骨頂と言う感じで、ディカプリオの「ウルフ・オブ・ウォールストリート」とはまた違うスリルがあって楽しめました。欠点があるとすれば、結末の印象がごく普通という事くらいですが、名簿を渡して生活が破綻する人の事を度々気遣っていました。個人的には、何かとマウントを取りたがる「女神の見えざる手」より本作の方が抜群に良かったです。
自分の名前の重さに気づく
モリーズゲーム
これが実話を基にした作品ということに驚き。
以前に鑑賞した『女神の見えざる手』ですっかりジェシカ・チェステインのファンになってしまいました。
一本芯のある知的美人を演じたら無敵だな。
共演しているイドリス・エルバとの掛け合いも小気味よく、トントンと進んでいく展開が見ていて楽しかったです。
オリンピック選手という夢が怪我によって断たれ、その後は自分の才覚だけで裏カジノのオーナーになるって普通では考えられない人生ですが実話。
出版社にカジノの顧客名簿を明かせと迫られても断る。
弁護士に勝訴できるからと言われても断る。
FBIに脅されても断固として顧客を明かさない理由がすごい。
自分のしていることの重さや責任を承知して腹を括っている潔さ。意志の強さが感じられる作品でした。
物語の後半ではトラウマである父親との対話と和解が描かれるのですが、その場面が号泣してしまうほど良い。
自分が生きていることを認めて欲しい。自分の真意を知っていて欲しいという願いが演技に込められていた最高の場面でした。
蛇足ですが
ポーカーとかギャンブルって日本では馴染みがないのでルールはチンプンカンプン。横浜にカジノができる前に、せめてポーカーの上がり手くらいは勉強しておこうと思いました。
素晴らしい
平野ノラに見えてしまう…
13歳でモーグルの選手生命を断たれるような大ケガ。
からの、全米3位で迎えたオリンピック選考大会でのアクシデントでリタイア。
からの、思いもしないキッカケで自らの才覚で作りあげたビリオネア相手の賭博場運営で大成功。
からの、苦悩と好まざる圧力の恐怖に、ガサ入れ逃亡の末に2年後逮捕。
これが実話ベースっていうんだから、なかなか
刺激的。
どうなっちゃうのって思ってたら、突然の親子愛に少々肩透かしでしたが…。
アメリカは手数料を取らなければ、個人でもカジノ運営が出来るんですねぇ。
しかも動いてる金額はカイジの世界だもんなぁ。
有罪を主張してまで、顧客メールの提供を拒否するアイデンティティと職業倫理。
自分だったらホイホイ提供しちゃうな。
ともかく、「女神の見えざる手」も観ましたが、知的で意思の強い役がハマってますね、この女優さんは!(何故か名前が覚えられない。そして時々平野ノラに見えてしまう…)
そして、久々に観たケヴィンコスナーはスター感が枯れてきて、いい感じになりましたね!(どこ目線…)
「父」が与える影響
社会派ドラマ?
学業も優秀で元オリンピック・クラスの花形アスリートが裏カジノの胴元とは興味深い、事実は小説より奇なりということか。主演のジェシカ・チャステインは原作者のモリー自身の要望だったらしいが「女神の見えざる手」同様、個性的な才女をやらせたらぴかいちですね。
顧客情報を漏らさないのは映画の中では綺麗ごとに語られますが、漏らしていたら報復されるリスクが高いことを強盗事件で身に染みていたのかもしれませんね。彼女が裏稼業に走ったのには父親の影響があることは描かれるエピソードで十分伝わるのですが臨床心理学者の父親(ケビン・コスナー)が娘の動機の心理分析をやってみせるくだりは大スターを単なるヒール役で終わらせるわけにいかないというアーロン・ソーキン監督の配慮にも思えます。
回想録の映画化ということもあるのでしょう、逮捕に至るまでをナレーションを交えたエピソードで綴るのですがテンポもあり惹きこまれました。ポーカーゲームは遊びでしか知りませんが大金が飛び交うさまは凄まじい、クスリ同様ギャンブルも依存症、深みにはまってゆく怖さが伝わります。親の過度な期待や圧しつけ教育で壊れてゆく子供の事件は最近も耳にしました、そういう意味では興味本位のタブロイドものではなく説教臭のない社会派ドラマかもしれませんね。
絶対にはずさないジェシカチャスティン
絶対にはずさないジェシカチャスティン。ここのところ良作ばかり。
このシナリオのどこに見どころがあるのか、的確に理解していないと演じれないし、この完成度にはならない。どこで、主人公の感情が大きく揺らいでいるのかが強く伝わる。たとえば恋愛は経験値として演者の誰もが持つものだから、だれでも感情的に演じれるが、プラスアルファで人間関係の奥深い部分や作品ごとの専門分野をインプットとして備えて臨んでいる。勤勉さによるものなのか、もともと頭がいいのか。(良い時期のジョディフォスターみたいでもある)
作品としては申し分ない出来だと思う。単純な内容ではないので、好みはわかれそうかな。
「女神の~」同様マイナー感があるが、これは見てもいい。
傑作 チャスティンの存在感がすごい
タイトルなし
強い女の象徴
【ジェシカ・チャステインと名脚本家アーロン・ソーキンが組んだ傑作。】
ジェシカ・チャステインと名脚本家アーロン・ソーキンが組んだ傑作。
早いテンポでストーリーが破綻なく続く。
一人の稀有な才能を持った女性の華麗なる人生を描いた作品。
飽きることが無い。
<2018年5月11日 劇場にて鑑賞>
<2018年5月18日 劇場にて個人的に最速での再鑑賞>
作品の余りの面白さとテンポの速いセリフに、初見の際一部ついていけなかったところがあり、一週間後に同じ劇場で再鑑賞した。
面白さは変わらず。いや、一度見ていた分、面白さ、細かい部分まで確認でき、大満足で劇場を後にした。
再見に耐えることの出来るレベルの作品である。
■<2020年4月2日 追記>
今作を鑑賞している方は、ジェシカ・チャスティン主演の「女神の見えざる手」を鑑賞している方が多いとは思うが、未観賞の方は是非、鑑賞をお勧めしたい。
私は映画は”自分で色々事前に調べて”、鑑賞すべきと思っているが、”その禁を破ってでも”もし、未鑑賞の方がいらっしゃったら観て頂きたい作品である。
公開後、暫く経ったので、このような感想も許されるだろう。
140分はムダに長い。
ギャンブルの駆け引きや、ライアーゲームのような騙し合いでどんでん返しのスリリング系かと思ってたら全く違ってた。
スキーの選手だったが、怪我で挫折、ロースクール入学までの数年間でギャンブルの経営にハマっていき、そこからギャンブルでの違法行為とドラッグで転落人生。
裁判で何とか収監こそ免れたという話。
そこまで長くする必要も感じないし、説明的な場面が多く、映像的にも面白くない。★も限りなく0。
ポーカーは「運」じゃない。スキルが必要よ
映画「モリーズ・ゲーム」(アーロン・ソーキン監督)から。
「トップアスリートからポーカールームの経営者へと転身した
実在の女性モリー・ブルームの栄光と転落を描いたドラマ。」とある。
ストーリーはその通りだけど、監督は私達に何を伝えたかったのか、
観賞中にメモした台詞からは、あまり理解できなかった。
彼女の波乱万丈の人生を伝記のように回想したかったのかも。
私の興味関心は、ポーカーが「ギャンブル(賭博)」かどうか。
冒頭、彼女がFBIに逮捕されるシーン。
FBIはこう叫んだ。「容疑は違法賭博の運営だ。分かったか」
違法かどうかは別の問題として、ポーカーは賭博と判断されている。
しかし、こんな会話が登場する。
「連邦法1955条に、ギャンブルは『運のゲームに掛ける』ことと。」
「ポーカーは『運』じゃない。スキルが必要よ」
ルーレットやスロットマシーンのように、単純ではないし、
勝負する相手がいることなので、運のゲームとは言えない。
だから「ポーカーはギャンブルじゃない」という彼女の主張は、
ごもっとも・・とメモをした。
日本の場合は、どう定義されるだろうか・・ちょっぴり気になる。
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