劇場公開日 2018年5月11日

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モリーズ・ゲームのレビュー・感想・評価

全127件中、41~60件目を表示

3.5どうして私ばかり、

2019年1月27日
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こんな目に遭うの…?
と、言いたくなるような出来事が続いても、主人公は決してそれを口にはしない。
ただ歯を食いしばって、自分が奪われたものを取り返そうと足掻くのみ。
まるで運命とか天とか父なる神とか、そういう大きなものに挑戦して、復讐を企てているかのよう。

才覚も知性もあり、それなりの成果も得られるものの、彼女の心の空隙を埋めることは叶わず、どんどん危険な領域へと足を踏み入れていく。

舞台も主人公もまったく違うけど、ハートロッカー(苦痛の箱)という言葉が思い浮かぶ。
彼女は観客(の代理である弁護人)に動機については黙して語らず、ひたすら拷問具のような過酷な状況に進んで立ち向かっていく。
なぜそこまでするのか、なにがそうさせるのか…? それが作品を通じて最大のフックとなる。

オールドスクールなキャスリン・ビグローも含め、過去のハリウッドならば寡黙な男性主人公として描いていたようなパーソナリティを、この作品では華奢な女性が演じている。
つまりこの主人公はある意味ダンディなんだと思う。

※以下、「市民ケーン」「ソーシャルネットワーク」「スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー版)」のほんのりとしたネタバレあり

脚本家アーロン・ソーキンはこれまで、ザッカーバーグやジョブズといった現代の市民ケーンたちを主人公に、彼らの求めても得られないものについて語る時に語ること、つまり「バラの蕾」を描いて成功を収めてきた。

彼が初めて監督を務めた今作では、同様のストーリーでありながら、主人公をそれほど名の知られていない元アスリートの女性にしたことが、地味ながら大きな違いを生んでいる。
そのことが終盤、既存の主人公との差異としてはっきりと現れる。
ある人物との一見静かな対話シーンに、彼女の抱える謎の正体と、彼女だからこそ得られた成果とが同時に現出し、じわじわと救済とカタルシスが押し寄せる。
(まあジョブズも「かっこいい製品を作ってやる!」とは叫ぶわけだけど…)

そこで初めて、なぜ導入がああいう方法だったのか、脚本の仕掛けにも気がつく。
目につくようなどんでん返しではないけど、寄り道なしで結末に向けて一直線に集約していく全体像がはっきり見えてくる。
地味でパーソナルなドラマを力技で押すのではなく、あくまでしっかりとした構成の力で観客を導いていく。こういう脚本に私は本当に弱い。

この新しくて強いヒロインの苦闘は、あくまでマイナー志向ではあるが、そのぶん刺さる人には深く突き刺さるドラマだと思う。

正直、同時期に公開された「アイ、トーニャ」ほど注目を集めはしなかったが、実際のところあの作品が元気がよくて愛嬌のある妹とすれば、今作は静かだが端整な姉みたいな作品だと思う(妹の方が持て囃される理由もわかりますが…)。
こと家族の中で「期待の息子」ポジションを内面化し、華やかな毒親界隈の末席でひっそりと自分を持て余す人たちにとっては、きっと大切な一作になると思う。

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ipxqi

4.0人柄に惹かれる

2019年1月21日
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ひょんなことから、華やかで魅力的なポーカーパーティの世界に飛び込んでいった女性の話。

勇気をくれたり、理不尽な社会に立ち向かう力をくれる映画は数あるが、
この映画が琴線に触れるのは、モリーがいつでも良識に基づいて行動している点だと思う。
失敗しても攻撃されても財産がなくなっても短絡的にならない彼女の判断基準が、自身の未来を変えていく。
決して卑屈にならず、窮地でもスマートに相手に接することで、大衆の目も変わってくる。
噂は怖い…誰かが大騒ぎすれば作り話がリアルになる。
何が本当かなんて分からない世の中だけど、自分を信じることの可能性を感じさせてくれる映画だった。

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miox

3.0途中で寝た。

2018年12月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

ので
最初から見直した。

波瀾万丈やなー。
最後が良かった。

人生いろいろ。

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コンブ

2.5ジェシカが若い頃を演じるのには無理がある。

2018年12月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

モーグル選手からポーカールーム経営者に転身し、FBIに捕まってしまった実在する女性モリー・ブルームの物語。
「女神の見えざる手」のジェシカ・チャステインが主演なので期待して鑑賞していたのだが。。

話の内容をすると、彼女の過去話と裁判の話が淡々と進む。ポーカーの面白さが伝わって来ない。
面白くなったのはマフィアが出て来てから。

またモリーの半生を語るのだが、前半から「ここの年齢はジェシカが演じるのは無理がある」と思ってしまっていた。

モリーを演じたのは3人、幼少期の少女Aと成人間近の女性 B、そしてジェシカである。
ジェシカはモーグル選手時代の22歳頃から演じているのだが、どう見えてもおばちゃんである。(彼女のファンには大変申し訳ないが、)
モーグル時代とカジノに関わった時期26歳頃ぐらいまでの役者はどう考えても成人間近の若い役者Bさんの方が断然良かった。

モリーズ・ゲームと言うよりかは、「マフィア絡みのネタに勝手に巻き込まれちゃいました。てへっ(*´∀`*)」の様な映画でした。
長い割にはう〜んいまいち。

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巫女雷男

4.0知性を感じるジェシカチャスティン

2018年12月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

4.0ジェシカ・チャステインが演じたのは、元アスリートだった女性がギャン...

2018年12月8日
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怖い

ジェシカ・チャステインが演じたのは、元アスリートだった女性がギャンブルの世界を仕切きり、やがてFBIに逮捕されるという実話像。
一筋縄ではいかない役が彼女にはぴったり。

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miharyi

5.0映画もまた、

2018年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

幸せ

2919/08/10
会話のスピードがいい。頭の良い証拠だ。無駄がない。きちんとしたフレームで話しをする。
次に、最初に計画がある。それを実行する。失敗があればそのつど修正する。計画そのものを修正する必要があれば再度Re-planする。
そして基本的な彼女のルールが優先する。
ひとは失敗から学ぶ。
ただの感情的なひとは必ず何度も失敗する。なぜなら自分で修正できないから、失敗の原因を外の「会社が悪い」「政府が悪い」、そして「自分は悪くない」と話す。
だから仕事の中で原因を問い詰めていくと切れて暴力を使う。
ことばであれ手であれ。

2018/11/24
スピード、映画的リズムもいい。
「勝ち続ける」ために必要なことがたくさんある。それを素質といってもいい。努力や勉強で手に入ることはない。
残念であるが、それが社会だ。
そうしたリアルな認識をベースにもってくることはすきだし、正答だと思う。

「映画を観る」のはとても個人的なことだ。
それも真実。
・・ だと思う。

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そんぼの本棚

4.0栄光も転落も、これが私のしぶとい生きざま

2018年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

萌える

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近大

5.0しぶとい、いい女!

2018年11月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

どの世界でもトップに登りつめる人材は、鋭い観察眼とたゆまぬ努力と揺るぎない信念を持っているんだなぁ。

何度でも立ち上がる姿はかっこいいし、美乳すぎてスタイルの良さにも痺れる!!!

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soleilヾ(´ε`○)

3.5今、また再びケビン・コスナーが好き

2018年11月4日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.8
厳しいケビン・コスナーが演じるお父さん。よかった・・。
昔の全盛期より今のケビン・コスナーの方が好きです。
最終的に私が感じとったこの映画のテーマは、お互いにとってツンデレな父娘の愛情の雪解けのように感じました。着地点がそうであれば、ストーリーはやや長く感じられましたが、いい映画でした。

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カメ

3.0ジェシカチャスティンのエネルギー

2018年11月4日
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鑑賞方法:映画館

女神の見えざる手の面白さを期待していると、それは残念ながら手に入らない

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WALLE

4.0ジェシカの個性が輝く秀作

2018年9月29日
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鑑賞方法:映画館

タイプでもないのだが、いつのまにかマイ女優ランキングのトップにいたジェシカ・チャステイン。「女神の見えざる手」の想像を超えた感動のせいだろうか。

今作は有名人たちも絡む高額なポーカーゲームを仕切ったモリー・ブルームの回想録を脚色したということだが、これが実に面白い。140分という長尺だが、あっと言う間に感じた。

ジェシカは依然好調。但し、作品としては「女神・・」と比べると落ちる。

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エロくそチキン

3.0見応え

2018年9月6日
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こういう世界もあるんだね 頭脳明晰、容姿端麗、心に一本の芯 いい女だねー

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dong

2.5そこそこ

2018年7月25日
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鑑賞方法:映画館

ストーリーも展開もそこそこ楽しめる内容でした。

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aki007

2.0説明が多過ぎる印象

2018年7月3日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

内容がよく分からず途中は退屈でzzz…時間も長く感じた。
2018-122

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隣組

3.0ケビン・コスナー

2018年7月1日
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鑑賞方法:映画館

内容詰め詰めの早口な作品。隣のカップルが「あれ?ケビンコスナーって、どこで出てた?」…結構がっつり出てたんやけどな〜(^^;

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shige12

4.0裁判官が立派

2018年6月6日
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鑑賞方法:映画館

お金は怖い

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308gtsi

4.0観終わった後の爽快感

2018年6月5日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

観終わった後の爽快感。カッコいいスーツを纏い、力強いビジネスウーマンを演じさせたら今やジェシカ・キャスティンという大好きな女優、とにかくクール。同監督の『ソーシャルネットワーク』さながらのスピードテンポも軽快。カジノは詳しくなくともビジネスマンならば惹きつけられ、のめりこむお薦めの実話。

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masayoshi/uchida

4.0ポーカーより生き様です。

2018年6月5日
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鑑賞方法:映画館

少しずつ明らかになっていく、真相とモリーズの過去。
少し難しいけど良い話でした。

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takaeiga

3.5男社会での闘い方 アメリカ編

2018年6月1日
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北のやまさん