ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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外見というメッキ
中身のない外見ほど脆く儚いものはなく、歳月とともにメッキは剥がれ落ちる。
外見みたいな表面的な価値は、内面に従属するもので、本物の価値は内面にある。
外見のハンディキャップは内面でカバーできる。このことに説得力をもたせている実例が本作や乙武さんである。
涙が止まらない
何度も何度も泣けました😢
それぞれの登場人物の立場になって考えられる
ストーリー展開になっていて
それぞれのことを思うとその度に涙が出ました。
人とは違う10歳のオギーは本当に特別で
太陽みたいな存在である彼がいるから
みんなが輝いているんだと感じました。
個人的にはノア・ジュプが演じる演じるジャックが
結構好きです💓
人の優しさと勇気と強さを強く感じる作品でした。
#choosekind
学校や家族内で、誰もが1度は抱いたことのある感情がそれぞれの立場から受け取れる気がする。
物語はオギー中心に進んでいくが、友達の視点、姉の視点、それぞれに悩みを抱えていたり、それぞれの考え方も描かれていて、決してオギーだけの、自分だけの世界ではないことに気づかせてくれる。
子供の頃は特に周りと違うことを恐れたり、権力のある者に従うことが多い、狭い世界だと思う。だが、大事なことはやはり、見た目ではなく中身であって、オギーの怯まない強い心やユーモアさ、そして優しさにみんなが心を動かされ、変わっていった。
また登場人物それぞれに、違った形の優しさで溢れていた。オギーを気にかける生徒や先生、弟のことは大好きだが親を独り占めするオギーに嫉妬してしまう姉、人を笑顔にすることが得意な父、そして、オギーが笑顔で学校に行くことを1番に願っている母。自分がどれだけ友人や家族に大切に思われているか普段は気づかない。だが、それは確かにある。"誰もが人生に1度は称賛されるべきだ"というオギーの言葉は本当にその通りだ。誰もが誰かにとっての称賛されるべき人で、優しさを選択した人である。
大事なことをたくさん教えてくれた映画。
複数の視点から描くヒューマンドラマ
友人と思っていた人が、違う友達の前では酷いことを言っていたり、高校デビューしても馴染めず元の関係に戻りたがる人がいたり、なんとなく心当たりのある光景を見て子供の頃の青さを思い出した。
ただ、いじめっ子が完全に悪者となっていたが、自分があの状況で少しでも似たようなことをしなかっただろうか、と思うと自信がない。
主人公よりも周囲の人たちの行いから感じることの多い映画だった。
主人公の男の子は、生まれつき顔に障害があり他の子とは違う。子どもと...
主人公の男の子は、生まれつき顔に障害があり他の子とは違う。子どもという正直な時期だからこその映画だなと感じました。
見た目で人を判断するなって昔から言うけれども実際には、その人の事を見て判断しなければいけない時もあるし、そういう風に考えてしまうと思う。だけれど、少しだけ向き合っていければ、自分の見方を変えれば自ずと何か変わるんじゃないかと考えさせられました。
主人公の素直で素敵な姿に感動しました。
これが感動ポルノ?冗談じゃない!!
確かに全編にわたって優しさで満たされた作品で、「甘い」という感想が聞かれたり、障害をネタに感動を煽る「感動ポルノ」との批判が出るのも(100歩譲れば)分からないわけではない。しかし、この作品のもたらす感動がそんな安っぽいものだとは私には到底思えなかった。主人公だけでなく、主要キャラクターの心情を実に丁寧かつ繊細に描きながら、人と人が関わり合って生きていく時に普遍的に大切なことを、どこまでも真っ直ぐに描いた正真正銘の大傑作だと思う。障害者を描いた感動モノというところに拘らず、登場人物たちに起こっていることは私達の毎日の生活で起こっていることと同じじゃないか!というところに気づけば、素直にこの作品の良さを享受できるでしょう。
クリスマスに是非!!
よくある、子供をダシにした映画(有名作「ルーム」の少年なだけに)だったら嫌だなと公開時から敬遠していましたが、序盤からもう引き込まれました。知的で温かみがあり、意外にも何か気楽に観れたのは、作り手が上手いのだと思います。各キャラクターをメインに据えたチャプター構成や、全体のバランスにも目が行き届いていて、幸せな時間を過ごす事ができました。劇場で観れば良かったです。母親役がジェシカ・チャステインだったら知的な映画なんだろうなときっと身構えてしまいましたが、ジュリア・ロバーツなのがまた自分にとっては新鮮味があって良かったです。私は特にやりたい事もなく、政治も酷いし病気と怪我(オギーのように、会う人は親切な人とゴミ人間に二分されます)で死にたいとやんわりと思っていましたが、周りの人との知的で愛のある交流で、それらはあまり気にならなくなると感じました(が日本だとなかなか難しいですね。また学校だから奇異の目で見られ、正論が通って守られている部分も両方あると思います)。お父さんは調子が良くて物足りないですが、丁度良いのかも知れません。登場人物の中ではジャックが熱くて良かったです。
鑑賞後心洗われる傑作!
感想
人とは違う見た目からイジメや偏見に遭っていた少年が心の底の優しさ、暖かさで周りの人々を変えて行くという一見ありがちな話だが、この映画は少年(オギー)だけにスポットを当てず周りの人々にも当てているとこが素晴らしい!
オギーだけが特別苦しんでいるわけではなく、ひょんなことから人間皆負い目を感じて苦しみ始めるのであるということをとてもリアルに描いているため見ていて心苦しくなる場面がいくつもありました。よって、今作の何処かしらの場面が自分にもあるような気がするって思えると思います。
そして、苦しい環境の中それを支えている両親はもう無敵ですね!度々感動させられました。
オギー自身も最初は社会から身を遠ざけていましたが、人を惹きつける魅力を発揮していきます。本当に真の強い男の子で感動してしまいました。
とにかく、気になっていたら是非観て欲しい傑作です。
総評
友人を大事にしていこうと思える傑作だった。見終わったあと心温まること間違いなし!
見た目ではなく心が大事なのだ!という一見当たり前なことを、当たり前にできているのかということを改めて突いてくるテーマには感服いたしました。
難病者?これをジャンル映画と捉えていいのか
難病者?
もっともっと普遍的なものを描き切ってる秀作だと思いました。
細かい伏線の回収も素晴らしいが、もっと驚かされるのは人称が変わっていくところだと思います。特にジェイコブの名前がスクリーンに出てきたときは「おおー!!!きたーっ!!!!」って感じになりました。
うっざい演出もないし小物1つで何がどうなってるかを語ってるし、無駄なく2時間に納めてるのが素晴らしい。
あと、始まってすぐ涙腺決壊して、何度も決壊するy
【愛息子の外見による世間の偏見に家族一丸で闘ったブルマン一家の姿に深く感銘を受ける】
<ヒューマンファミリードラマの傑作>
遺伝的な要因で生まれてから27回整形したオギーを演じるジェイコブ・トレンブレイ君と母イザベル(ジュリア・ロバーツ)父ネート(オーウェン・ウィルソン)。
ブルマン家はオギー中心に回っていると言い、優等生として頑張る(でも悩みもある)姉オリヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)の家族の結束力の在り方に瞠目させられた。
この作品では、数々の泣かせるセリフが語られるが、ネートが息子にかける”君が自分の顔が好きじゃないのは知ってるが、パパは君の顔が好きなんだ”などという言葉を聞くと涙腺が崩壊する。(女性はイザベルの言葉に涙するのではないかな)
<2018年6月15日 劇場にて鑑賞>
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