ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
全480件中、1~20件目を表示
難病ものをユーモアで描く
「最強のふたり」以降、難病ものを感動ものとして単純に描く作品は減り、代わりにユーモアを交えて描く作品が増えた印象を持っていたが、本作もまさしく新タイプの作品。お涙ちょうだいよりも、やさしい笑いで作品全体を包んでいる。
顔が生まれつき歪むトリーチャーコリンズ症候群を抱える少年、ジェイコブが初めて家庭以外の社会、すなわち学校に行くことで起きる様々な障害、葛藤、そして友情を描いている。イジメはもちろん起きるのだが、彼の持ち前のユーモアと優しさで少しずつ友達が増えていき、楽しいスクールライフを送れるまでになる。
この映画は悪人が出てこない。いじめっ子はいるが、彼らとも和解する。おそらく現実はもっと冷たい悪意があるのかもしれないが、こういう世界であってほしいという作り手の願いが優先されているようにも思う。でもこの映画はそれでいいんだろう。世界のどこかに優しさがある、と信じる力になれるのだとしたらこの映画はそれだけで価値があるはずだ。
互いに照らし合い、輝き合う。登場人物らが織りなす有機的で澄み切った関係性に自ずと涙がこぼれた
こんなに心からの涙が流れたのは久しぶりだ。何も泣けることだけが作品の基準ではないが、主人公のみならず、彼を支える家族や友人の側からも独自の章が語られる時、それぞれが互いをしっかりと照らし合って生きている現在進行形の姿がとても輝かしく胸を貫いたのだ。ああ、この登場人物は、口では言い出せなくても、内面ではこんなことを思っていたのか・・・その心の内側の混ざりっ気なし、純度100パーセントの感情に触れられる幸せ。これほど人間の明るく肯定的な側面に光を当てた映画は、最近では珍しいかもしれない。
人間関係は決して一方通行ではない。我々は時に太陽になったり、惑星になったり、月になったりしながら、支え支えられ、照らし照らされつつ、生きている。こういったテーマを決して説教くさくならない等身大の視点で、爽やかに描ききっている部分が本当に素晴らしい。『ウォール・フラワー』の逸材は又しても傑作を作り上げたのだ。
人となり
障害を持ち顔の形が普通でないオギーが入学する話
それぞれの人物が悩みや葛藤を抱えながらも、互いに関わり合って日々を過ごしている。オギーは挫けそうになりながらも乗り越え、学校で最も貢献した生徒として表彰される。そして「誰もが一生に一度はスタンディングオベーションを受けるべきだ」という想って幕を閉じる。
優しい世界を感じる作品
トリーチャーコリンズ症候群を見ると拒絶的な反応になるのは仕方がないことだし、多くの場合見た目で判断される。
「相手を知りたかったらやることはひとつ。よく見ること」とは外見だけでなく相手の内面を知ること。
ジュリアンも救われべきだとは思う。
爽やかな気持ちになれる
寄り添う幸せ
スピンオフの『ホワイトバード はじまりのワンダー』から
こっちへ来た珍しい逆パターンだけど、観て良かった
「トリーチャー・コリンズ症候群」初めて聞く名前だった
実話でこそないけれど、いくつもの症例を取材し完成したそうなので
”創作”というよりほぼ、実話と感じてもいいのでしょうね
ヘルメットをかぶって送る生活 そんな奇想天外なシーンから始まる
想像の世界で、宇宙服を着たオギーが嬉しそうにゆっくりとスキップする姿が
今も頭に焼きついて離れない
途中、物語に登場するそれそれの視点からの現実が語られる構成はとてもよかった
一方の視点からだけで見ていたのでは、なかなか真実は見えないのだと改めて感じた
サイドストーリーだけれど、ヴィアとミランダの友情も ほっこりとさせてくれる
勿論、恋人ジャスティン・ホランダーとの LOVE STORY も花を添えてた
「心は人の未来を示す地図で 顔は人の過去を示す地図」
「行いは あなたの記念碑だ」
「世界は、素晴らしすぎて気づかない」
「最も偉大である人は 自分自身の魅力で多くの人の心を 動かす力を持っている」
ホワイトバードの一貫したテーマ『心』と名言がこちらの映画でも展開される
そしてオギーの素直な性格と言動が、周囲の心を豊かに変えていく
まさしく、タイトル通り ★君は太陽★
オギーをいつも出迎えるデイジーのように
またヴィアを「私の宝物なの」と包み込んでくれるおばあちゃんのように
いつもそばで寄り添ってくれる存在が
どれ程幸せや安心をもたらしてくれることか
じんわりと、でも確実に観る人に伝わってくる
勿論オギー役のジェイコブ・トレンブレイの演技も、素晴らしいのだけれど
個人的には、ジャック・ウィル役のノア・ジュプの演技がNO1だった
この疾患だけでなく、偏見に苦しむ人達への希望の光となる作品だと思う
追伸
タイムズスクエアでの新年のカウントダウン掲示板には、
誇らしくも『TOSHIBA』の文字がそこにはあった
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われ始めて
まさに日本企業が最も輝いていた2012年が原作『ワンダー』の舞台
そのTOSHIBAは、今は昔・・・?? 嗚呼!!
先入観で光がダメだと思ってた。
今まで見てこなかったのが本当に失敗。この映画は子供の残酷さ、友情、デイジーの死、親の愛沢山沢山描いたものだった。本当見て良かった。
ジュリア他のキャスト皆自然体であっぱれでした。
彼女が母親役なってからも存在感はきちんと残す、ジュリアロバーツ凄いな。
皆、孤独を抱えて生きている
人は誰しも、コンプレックスを抱えて生きている。見た目、親からの愛情、性格、家庭環境、経済力…周りと比べ、普通から外れることを恐れ、嫌悪する。子どもの世界では特に、だ。
主人公は生まれつきの見た目のことで、最初は他の子ども達から煙たがられてしまう。「いじめられるくらいなら学校に行きたくない。」集団の中で感じる孤独は、とても辛いものだ。しかし、学校に行くのをやめた時、人間関係を諦めてしまった時、主人公は本当に孤独になってしまうのではないか。すれ違いや衝突を繰り返しながらも、諦めずに言葉を交わす先にある「孤独の克服」こそが、社会を生きていく上で必要な経験であり、喜びなのだと思う。
劇中では、数々の登場人物の視点から見た世界を知ることができる。それぞれが孤独の克服に向かって、ぶつかって、支え合って、勇気を出して生きている。皆、陰ながら闘っているのだ。その闘いに上下関係は存在しない。だからこそ家族、友人、恋人、誰でもいい。分かち合える者同士で、各々の健闘を讃え、労り合おう。その時間こそが、幸せなのだと思う。
優しい気持ちになれる作品
「なぜもっと早くこの作品を見なかったのか」と後悔しました。
外見で人を判断してしまう世の中が憎いです。でも、最初から内面だけを見られる人なんていないとも思いました。
私も最初は、宇宙服を着た可愛らしい子だと思っていました。けれども、実際は顔に違いを持つ子供で、ぱっと見では“可愛げがない”と思ってしまった自分がいました。
でも、彼の中身は本当に普通の子供で、楽しいことも悲しいこともある。みんな同じなのに、外見が違うだけでこんなにも判断されてしまうのが悲しいです。
オギーは苦しい思いをしながらも、諦めずに頑張っていました。だからこそ、本当に信頼できる友達ができたのだと思います。彼はとても強く、立派な子です。
そして、オギーの家族にもちゃんと光が当たっていて、それがまた素敵でした。みんな本当に良い子で、誰もが賞をもらっていいくらい頑張ったと思います。
また、映像の描写がとても綺麗で、色合いも優しく、誰でも見やすい映画だと感じました。重いテーマを扱っていても、全体が温かく包まれていて、安心して見られます。
見終わったあと、心が温まり、優しい気持ちになれる作品でした。
とっても温かい映画!
学校教材にしていいくらい、全方位的に良い映画。
調べたら、主人公は『ルーム』のあのコか!表情がちゃんと表せないキャラクターなだけに、演技が大事だと思っていたが納得。
人間は誰だって独りでは生きていけない。
いろいろな支えを得ながら、それぞれの立場でそれぞれの苦悩や葛藤を乗り越えて、一歩一歩成長していく。
この作品では、主人公の苦しみや成長だけでなく、それを囲むいろいろな登場人物の視点で描いたのは上手い。それぞれをちゃんと一つの成長譚としてフィーチャーしてるのは、映画により深みを与えてる。
悪意のある私の様な歪んだ観客には、多少「本人の頑張りというより周りの理解に助けられすぎ感」と「いい人ばっかり残る感」は否めないものの、それでも温かい気持ちで映画館を出られるハートウォーミングムービー。
たぶん「親」という立場で観る人はまた違う見方もできるんだろうな。
家族で観て、感想を言い合うってのもいいんだろうな。
タイトルなし(ネタバレ)
オギーは強い。私だったら不登校になって終わり。家族の期待、自分の気持ちは他の人には分からないだろういう気持ちがありながら、塞ぎ込まず友達が増えていく様子に感動した。思春期ゆえの同級生の感情も共感ができた。ハブられるのが怖くて本音を言えなかったり、反論しないことをいいことに相手が傷つく言葉をかけたり。
最初は偏見をもっていても、その人自身を知っていく上で最初の自分を後悔することもある。
自分の経験と重なった。
自分も誰かの心の拠り所でありたいなと感じた。
そして、辛い思いをした過去があるからこそ仲間が集まるような素敵な人間なのだということを忘れてはいけない。心の傷は深いから完治はしないけど。
私に子供がいたら絶対に見せたい作品だった。
あらゆる視点から物事を見るということ
障害を持って生まれてきた男の子のお話。
揶揄ったりいじめたり残酷な言葉を投げかけるるのはとても簡単だ。
自分がまるで当たり前、普通の代表であるかのように。
でも平然といつも通りの姿に見えたって、どこの誰でも悩み、辛さ、苦しみを持っている。
主人公だけでなく周りの登場人物のストーリーも見せてくれたことで、とてもわかりやすくそれらが表現されていた。
家族や友達、先生、いじめっ子など色んな人とのコミュニケーションがあるが、人に親切であること、誠実であることが何よりも大切だと教えてくれる。
日本では親子共に察する、背中を見る接し方が多く見られるが、海外の子育てを見る度に自分の気持ちや状況をきちんと言葉に出来るって素晴らしいなと思う。
また自分を見つめ直す時に見たいと思える作品だった。
2度目は小3の娘と鑑賞
評価の高い映画で障害を持つ子供が主役で父親がオーウェン・ウィルソンって泣ける感動物ね。と思って観ましたがその通り。
視点が姉のヴィア、友達のジャック、姉の親友のミランダに変わるシーンがとても良かった。なので最後にオギーが表彰されるシーン、私はいらなかった。ガマンばっかりで、優しいヴィアも
友達と仲直り出来たジャックも、とっさに主役を譲ったミランダも、助けに入ったクラスメイトも
みんな一等賞だったよ!
いじめっ子の母親が「オギーは子供には荷が重すぎる」と言うシーンがある。頷ける。
私も娘とこの映画を観ようかちょっと迷ったから。
はじめはオギーの顔を見て「えっ…」と驚いてたけど、娘はオギーの顔よりも
2週間明けたら元親友になっていたミランダに全て持っていかれてた笑
もうヴィアの気持ちわかるもんね。
度々でるチューバッカとオーウェン・ウィルソンによく笑ってた。あと火山の実験で顔にかかるシーン。
ジャックも言ってたけど、顔は慣れる。
いつか娘のクラスにオギーが来たら、他の子と同じ様にいっしょに楽しく過ごして欲しいな!
自分の弱さに素直でありたい
普段割と陰鬱な映画を選びがちなのですが、今日は気分を変え、あちこちで評価の高いこの映画を観ました。
主人公の周囲の人目線も取り上げられていて、それぞれの心情が伝わり共感しました。特にミランダの素直な気持ちにほろり。いじめっ子を必要以上に憎らしく描いていない点も良かったです。
未熟ゆえに友達や家族とぶつかってしまうこともあるけれど、時には自分をさらけ出す必要性を再確認。オギーと姉のヴィアがぶつかるシーンも、愛が感じられました。
そして、なんと言っても大好きなキャラクターはサマーです。もう少し彼女を見たかった。
周りの大人たちが立派で、全力で寄り添ってくれる絶対的な安心感。観る側も気持ちを委ねられた映画でした。
去年上映していたのが続編だとは知らず。惜しいことをしました。配信が始まったら観たいです。
ジュリアロバーツ、素敵に年齢を重ねてますね。久しぶりに見たけどやっぱり大好き。
みんないい人です。
ハートフル映画
難病テーマで差別要素からスタートしますが、主人公視点、友人視点、主人公に対して辛辣な態度を最初取っていた友人視点など、短時間でストーリーの視点別再生があります。これが面白い。
主人公主観だけでなくそれぞれの登場人物の視点でどういう考えで主人公に接していたのかなどがとても分かり易く表現されているので、それぞれの登場人物に感情移入しやすく、自分だったとしてもそう考えるよな〜、って考えさせられました。
すっと感情移入できて面白い映画でした。
⭐︎4.8 / 5.0
全480件中、1~20件目を表示











