COCOLORS
劇場公開日 2017年12月2日
解説
個性的な作品作りを続けているアニメーションスタジオの神風動画が自主制作したオリジナルの中編作品。人体を融解させるバクテリアを含んだ有害な灰が空と地上を覆い、人々が巨大なマスクと防護服で身を守りながら、地下深くに作った街で暮らす世界。そんな環境で育った2人の少年アキとフユは、いまだ見たことのない「空」に憧れを抱いていたが、やがて外の世界の現実を知り、成長していく。カナダ・モントリオールで開催された第21回ファンタジア国際映画祭で、最優秀アニメーション賞にあたる「今敏賞」を受賞。国内では、音のない映像に会場でキャストが生で声をあて、ミュージシャンが音楽を奏でる「スペシャルコラボLIVE」と銘打った上映スタイルでイベント上映された後、2017年12月に、声と音楽を収録した「完全版」が東京・下北沢トリウッドで劇場公開される。
2017年製作/46分/日本
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2021年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ショートアニメやMV、最近では「ニンジャバットマン」「ポプテピピック」制作でも知られる神風動画が自主製作した中編アニメ映画。作りたいものを作りきったインディーズ精神あふれるディストピアSFアニメで、緻密に描きこまれた地下世界を舞台に、マスクを被って表情が見えない少年たちの成長ドラマが描かれます。
画面のいたるところにパイプが這っている、大友克洋作品を思わせるエッジの効いた世界観の途方もない作りこみは、一度見ただけでは堪能しつくせないほどの魅力があります。木版画がモチーフなのもユニークで、オープニングにはさり気なく版木の模様が映りこみ、作中の人物が版画をつくる描写もあって物語に大きく関わってきます。
ミニシタアーでのロングラン上映後、期間限定でスタジオからブルーレイが発売。その後は再上映がないかぎり気軽に鑑賞できない状態ですが、機会があったらぜひ見ていただきたい1作です。
2021年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
色のない地下の世界に空の色を持ち込もうとする青年のお話。
なんだか似たような話が、、、、、。
核戦争後の人類なのだろうか?地下に逃げ込み地上の状況を調べている。
肺を侵されて健康である人間が少ないんでしょうかね。生命維持装置は液体で身体を浸しているのか?
どうも与えられた設定が読み取れず感情に移入ができなかった。仕方ない、46分映画なんで。キャラクターは嫌いじゃなく〝ジャンクヘッド〟みたいな感じですかね。絵もいけてるんじゃないかな。2時間映画でしっかり脚本と設定ができる余裕が有れば凄い作品を出してくるんじゃないかと思います。超期待です。
この作品は宇宙服の頭部にホコリが溜まってそこに指で顔を書くアイデアだけです
あとはなんの意味もない
アニメーションを作るのに捧げられた労力を思うと惨憺たる思いがする
核となる部分が中学生的な発想力で構想されていて
そのせいで高度な技術や演出が台無しになっている
音を出す楽器で意思疎通するアイデアのあざとさと特に意味もない感じがこの作品の駄目さを表している
2018年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
こういう世界観はとても良い好み。
画全体や線のタッチも好み。
音も良い。
好みが分かれそうではるけれど、機会があればまた是非観たい。
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