オンリー・ザ・ブレイブのレビュー・感想・評価
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実話を基にした良作です!
山火事の鎮火を生業とする「ホットショット隊」が題材の、実話を基に作られた映画です。
まず、ホットショット隊が普段何をやっているのか、山火事の鎮火をどのようにするのか、全く知識0でしたが、「そうやって鎮火するのか!」など学びになる部分が個人的にはかなり多かったです!
登場人物たちも愛すべき面々ばかりで、特にホットショット隊の新入りマクドナウ(愛称ドーナツ)の人間的成長そのものに感動しました。
その彼の入隊を許可したホットショット隊リーダーのエリックが懸ける仕事への想いと、その一方で彼が抱える葛藤(家族との時間の持ち方)の対比は、まさしく「私自身のこと」としても置き換えながら鑑賞しておりました。
仲間たちのやり取りには思わずニヤッとしてしまうシーンも多く前半から中盤にかけてはかなりホットショット隊への思い入れが強くなっていました。
そう思っていたところに降り掛かるラストシーン、涙なしには見れませんでしたし、彼らの記録を映画として残してくださった監督と制作陣に自然と感謝の念が湧き上がっていました。
ありがとうホットショット隊!ありがとう制作陣!
興行的には失敗
悪い映画じゃない。
演技も、映像も良くて、メッセージもある。
やっぱり実話の重みはココロに突き刺さる。
でも、売れなかった。
原因は分からない。
でも、「戦犯」にされそうなのは、主演のジョシュ・ブローリンだろうか。
彼の代表作は?
「グーニーズ」の兄貴?冗談はおいておこう。
ここ10年ほど、大作、話題作で重要な役柄で活躍してきた。
(「重要な役」とは、「主役じゃない」の婉曲表現だ。)
そんな彼の数少ない主演作。
例えば、彼でなく他の役者、
トム・クルーズだったら?
ギャラの分、制作費が上がるだろうが、それ以上に収入が入るのでは?
(まあ、トムが「死ぬ役」をやりたがるかは不明。死ぬのは「コラテラル」ぐらいでは)
ハリウッドでは、警官の映画は多いが、消防士の映画は、「タワーリング・インフェルノ」「バックドラフト」「炎のメモリアル」ぐらいしか思い出せない。森林火災消防士の映画は初めてだ。
そういう意味で、貴重な作品であり、彼らの活躍や勇気を描く意義はあったのだと思う。そういう意味でも、より多くの人に見てもらえなかったのは残念である。
ただただ過酷な任務に従事されている消防士に敬服します。
作品自体はポップなスタートとテンポ良く、しかも分かりやすい感じでとても見やすい物でした。
日本人がイメージできない森林火災を1からわかりやすく説明してくれるのでどんどん入り込んでいってしまいます。
消防隊の熱血体育会系なノリや、ありきたりなヤク中の更正等も盛り込んでどこかで見たような話が進んでいきます。
冒頭の実話を基にしているのは理解していましたが、衝撃のラストを突き付けられるとさすがに胸が痛く、締め付けられます。
愛する家族や残された人達の想い考えるといたたまれません。
またエンドロールに出てくるそれぞれの隊員の写真が見ていて辛すぎる。
多くの人の命を救っている消防隊の人達の働きにはただただ敬服します。
そしてほぼ自分より若い人達ですが、亡くなった人達のご冥福をお祈りします。
結末には驚きましたが、もう少し上映時間は短くても良かったかも。
森林消防団の活躍を、団長と新人団員の姿を通して描く物語。
「事実に基づく」「森林火災」って情報だけで鑑賞したのですが・・・やられました。てっきりアメリカ的なホットショットを目指したチームのサクセスストーリーだとばかり思っていました。実際、ストーリーとしてはそんなストーリーで、不器用だけど熱意なら誰にも負けないリーダー、薬物に溺れながら娘の為に再生を志す若者。典型的なサクセスストーリー。
ですから、クライマックスシーンは単なる鑑賞者の私も驚き、茫然としてしまいました。
アメリカでは有名な事件なのでしょうが、日本ではそれ程知られていない事件。すっかり勘違いしてしまいました。
その勘違いのせいでもありますが、映画としてみた場合とても間延びした印象を持ちました。2時間14分は長すぎると。最初からエンディングを知っていたら、また違った印象になったのでしょうか?
各キャストがハマり役
個人評価:3.8
骨太の指揮官がジョシュ・ブローリンにとてもよく似合い、今時の若者がマイルズ・テラーにとてもマッチしている。
ジェニファー・コネリーの背筋の伸びた妻役も印象的だ。
本作はそれぞれのキャストが役柄にとてもハマっており、人間味がある。屈強な男達の人間ドラマは見ていて気持ちいい。
あの火のスペシャリストの指揮官が、山火事に負ける最後は、とても辛く、また実話という事で、さらに山火事の恐ろしさを認識する。
現時点でも燃え続ける、オーストラリアの森林火災のニュースが、気になって仕方がない。
オーストラリアの山火事のニュースがあったので見ました
とても面白い映画だった最初に実話に基づくと説明されたが後半の20分何となく消防隊の運命はわかるが無事でいてくれと拳を握りながら思った。
火を消すために火を使う全く知らなかった新しい知識をありがとう面白かったです
勇気だけでは対処不能
2013年にアメリカのアリゾナ州で発生した巨大山火事(ヤーネルヒル火災)で消火活動中に逃げ場を失い焼死した森林消防隊グラナイトマウンテン・ホットショット部隊の実話である。
消火剤を撒く航空部隊との連携が全く取れておらず退避指示も後手後手に回った、まさに森林局消火本部の機能不全による人災である(アリゾナ州労働安全衛生局による調査)。
やっていることと言ったら破壊消防、江戸時代の火消しと変わらない、改められたらしいが防火テントで防げるのは150度、実際の火炎温度は1000度を超えるのだから非科学的にもほどがある。
オンリー・ザ・ブレイブとはよく言ったものだ、うがった見方だが勇気だけでは対処できないとも取れる。ボヤの内ならいざ知らず昨今の大規模森林火災との戦いはまさに戦争レベル、農務省森林局管轄の消防隊で対処できるレベルではない、政治家、行政の不見識、怠慢でもあろう。
犠牲者へのレクイエムとして家族関係など感動的に描こうとした趣旨は分かるが実話だからこその酷過ぎる惨事に怒りが先行して没入できなかった。
トリビュート作品
予備知識なく鑑賞…ラストの衝撃に号泣必至です(泣)。
まず、Firemanについては「バックドラフト」も感動したし 何となく知識はあっても(親戚のお兄ちゃんがFiremanだった)、“HOTSHOTS”のことは知らなかったので、勉強になったし知る事が出来て良かった。
人物像の掘り下げや、仲間との絆を結ぶ過程など、丁寧に描いていたからこそラストでは堪え切れなくなってしまった…。
炎に囲まれ、防火テントに包まり誰もが炎をやり過ごすことが出来ると信じていただろうに…結局は防火テントも何の役にも立たず、全てが焼き尽くされた後に彼らが発見される…。
本当にやり切れない思いで胸が一杯になった。
全く知らない他人の為に、命懸けで炎を食い止める彼らの驚くべき貢献に、敬意を表したいと思う。
今後、地球温暖化が進めば気温が上昇し 森林火災は日常的な光景になると言われている。
私も今以上に自分の出来ることをしようと思った。
勇気と誇りを胸に
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル・字幕)。
史上最悪の山火事に立ち向かった20人の消防士たちの、熱き真実の物語…。「炎は怖くない。恐れるのは、愛する人の涙だけ。」と云うキャッチコピーにしびれました。
アメリカの山火事の様子はニュースなどで目にするものの、その実態については理解出来ていなかったな、と…。天候に左右されるため、炎の流れを常に読まなければならない。時には予想を遥かに越えて、火災が拡大していくこともある…
そんな現場の最前線に立って消火活動を行う消防隊を「ホットショット」と云う。彼らが最後の砦となり、被害を最小限にするために奮戦する…。山火事は水で消すのではなく、防火帯を掘って迎え火で消化すると云うことを知りました。
「グラネット・マウンテン・ホットショット」の指揮官マーシュ(ジョシュ・ブローリン)を中心に、自堕落な生活を送っていた青年の葛藤と成長、チームの絆、家族愛にまつわる人間ドラマが展開され胸に迫って来ました。
男たちの体育会系なノリに笑い、炎に懸命に立ち向かう姿に心が震えました。その帰りを待つ家族や恋人たち―その心境や如何ばかりか?―時にはぶつかってしまうこともあるけれど、だからこそ絆が強固になっていく…
様々な現場で成果を挙げていく彼らでしたが、史上最大の山火事―ヤーネルヒル火災が発生。勇躍出動した彼らを襲う悲劇へのカウントダウンが始まってしまうだなんて…
ラストシーンでは涙を禁じ得ませんでした…。予想だにしない結末だったので、一瞬呆然としてしまいました。エンドロールでの追悼と鎮魂の言葉にも泣かされました。遺された者の役目は、彼らの勇気と誇りについて考え、魂を継ぐこと…
[余談]
指揮・命令系統の混乱、各部隊との連携の甘さが招いた悲劇ではないかなと思いました。その後の現場ではどうなったのでしょうか?―今回の教訓を得て、なんらかの改善策は講じられたのでしょうか?―非常に気になりました。
※修正(2021/12/03)
結末を耐えうるものにするため
気高い作品に仕上げているのが伝わる。
またそうしなければいけなかったのだろう、と思う。忘れ去られるほど時が経過しているわけでもなく、やはり残された人への配慮が優先されたであろう作品。
テンポよくつまづくようなシーンが少ない。問題は起こるがポジティブに解決へ向かう方向で全ては展開していく。だから、見やすく爽快さもある。あつい人間ドラマ、スポーツ映画みたいな印象かも。途中まで。
それらはすべて、結末を耐えうるものにするため、ということだろう。それぞれの”いいシーン”を積み重ねなければとてもじゃないが耐えられる結末ではない。しかし、作品としては描かなければならない。焼け跡のテントは画にするか悩んだのでは。
Firefighter' courage and self-sacrifice
観出してすぐ興味を失ったが見終わった後泣いた映画🎟
アリゾナ州のプレスケットという町のホットショット
(山火事がおきたとき地形風向き天候を考えてどこに線引きをして火事が民家や天然記念物に及ばないようにする仕事)に携わる有志の映画🎟
ブランドンというヘロイン中毒の青年が母親から家を出ていけと言われるし、ガールフレンドとの間に子供もできてしまう。心機一転したくHotshots という仕事のインタビューに行く
このダメになってしまう青年にチャンスを与えるボス エリックに感謝。人間すべての人が職に就く準備ができているわけじゃ無いからね。ブランドンを静かに見守ってふとしたところで優しく思いやりのある援助をするリーダーのジェシー。
最後のシーンで一人生き残ったことで罪の意識を感じるブランドンに勇気を与えるアマンダ(エリックの妻)
この映画は2013年のアリゾナ州ヤーネルの山火事事件を扱って死者を讃える作品でありその後家族がどう生きていったかなど知らせて無い。
【大規模森林火災に立ち向かう「ホットショット」達を鎮魂の念を込めて描いた作品】
- この映画を観て、海外で時折ニュースになる山火事が私がイメージするモノとは全く違う規模であること。
消火方法が水ではなく、火であること(迎え火)。
そしてその仕事に就く「ホットショット」と呼ばれる森林消防隊の作業の過酷さとその組織構成を知った。-
・この映画が実際に起こった”ヤーネルヒル火災”を描いている事は事前に知っていたが、「グラネット・マウンテン・ホットショット」の男たちが奮闘する姿を目の当たりにし、そしてラストのシーンでは涙を禁じ得ない。
・ジュシュ・ブローリン演じる鬼指揮官の下、性根から鍛えられるマイルズ・テラー演じる駄目男の成長物語でもある。
<男とは、勇気とは何かを考えさせられる秀作である。>
<2018年6月22日 劇場にて鑑賞>
熱い男たちの物語
火災映画といえば「バックドラフト」。その森林版って感じですが、消火活動の場面は、割とソフトに描かれている分。ジョシュ・ブローリンの率いる「隊員たち」のチームワークや、集団男子あるある、そしてそれぞれの家族の話がじっくり心に染みます。
森林火災の最前線に出動するには「資格」が必要。
だけど隊長車には「見習い」ステッカーが、貼られたまま。
実際の火災現場での急な審査を経て、最前線資格を得る。そして「見習い」ステッカーを剥がした時の歓声は、一緒に胸アツになりました。
隊員の家族の話も、悩みあり、決断あり。人間ストーリーでした。
マクドナウは娘が生まれたことで、しっかりとした収入を得るために消防隊員になったはずが。火災現場の経験を積むごとで、「自分は娘を守らなくては。万が一のことがあったらどうする?」と、建物火災への異動を隊長に話します。この気持ちは、隊長も他のみんなもいつも思っていることだったんですね。それを乗り越えるかどうか。
火を消すため溝を掘り、木を燃やす。自然は突然その顔を変える。それにどう対処するのか。お仕事物要素もいっぱいありました。
この作品、実話物とは知っていたのですが。そういう結末かー!!。
ブレイブ=BRAVE=勇気・勇敢。なるほどなタイトルでした。
そして火の元は確実に消化しましょう。
森林火災に挑む男達が織りなす炎よりも熱い友情
アリゾナはプレスコット市の森林消防団レスキュー・クルー7を率いるマーシュ。クルー7はある森林火災の消火活動に参加、即座に近隣の町に火災が及ぶことを察知したマーシュは延焼を防ぐ作戦を作戦本部に提案するが、格上の消防団に却下されてしまう。しかしマーシュの予想は的中して町は全滅、辛酸を舐めたマーシュはクルー7のレベルアップを市の消防署長デュエインに進言する。そんな折欠員が出たクルー7にヤク中のブレンダンが応募してくる。ブレンダンには今までの堕落した人生をやり直さなければならない理由があったのだった。
実在の消防団グラニット・マウンテン・ホットショットの活躍を描く実録ドラマ。ジョシュ・ブローリン、ジェフ・ブリッジス、アンディ・マクドウェル、ジェニファー・コネリーらベテラン陣のいぶし銀の演技と、マイルズ・テラー、テイラー・キッチュ、ベン・ハーディといった若手の注目株達の熱演がぶつかり合う熱い一作。「火には火を」で森林火災に挑む消防団の活躍がもちろん肝ですが、くだらないシャレで子供のようにじゃれ合ったかと思えば、本音で真正面からぶつかり合い命懸けの任務を通じて絆を深める消防団員達や、いつ何時起こるかも知れない災害に駆り出される男達を待つ家族を見つめるドラマが濃厚。それがゆえに突然訪れる終幕の重厚さが深い余韻を残します。
監督は『オブリビオン』のジョセフ・コシンスキー。デビュー作の『トロン:レガシー』はイマイチでしたが、着実に力を着けている印象、本作で群像劇もばっちり演出できる点をアピールしてくれたので、トップガンの続編への期待が俄然高まりました。ドラマとは何の関係もありませんが、『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞済の方は消防団員の面接シーンでドキッとすると思います。
「同情」が欲しいなら辞書で探せ。「ドジョウ」の近くに載っている
映画「オンリー・ザ・ブレイブ」(ジョセフ・コジンスキー監督)から。
「巨大山火事に命懸けで立ち向かった消防士たちの実話」
そう思うとラストシーンで、胸が痛くなるのを抑えられなかった。
物語の冒頭、この消防隊に入隊してきた新入りたちに向かって、
リーダーが森林を一望できる場所へ連れて行き、こう諭す。
「この景色を胸に刻め、胸の奥深くに。
火災の洗礼を受けたら二度と美しい景色には見えなくなる。
森林火災の恐ろしさを知ったら、目の前に広がるのは、燃料源だ」
時に、森林火災は、誰かがガソリンを撒いているかのように、
もの凄いスピードで彼らを襲う・・そして・・(涙)
しかし、私が選んでしまったのは、
「7月6日月曜日、現場は大変だったろう」
だが「同情」が欲しいなら辞書で探せ。
「ドジョウ」の近くに載っている」
日本語だから「同情」と「ドジョウ」の関連がわかるけれど、
原作は、どんな言い回しだったのだろうか・・と。(笑)
いい話だったのに、こんな一言が選ばれて、誠に申し訳ないが、
気になったら、頭から離れなくなってしまった。
英語の字幕で鑑賞すればよかったなぁ。
マイルズ・テラーは米国映画の希望だ
しかし、つまらない映画しかつくっていない。なにをすべきが分かっていない。それが米国映画の凋落といえる。
のうがきはそれぞれだ。
単純にいえば、もういちどこの映画を観たいかどうか。
実話だけに辛い
前半は主人公が成長する姿を楽しく観れましたが、後半〜ラスト予想を裏切る怖さでした。1人は負傷するだろうなくらいで観てたらまさかの...。防火テントに包まる練習何度もしてたけど、彼らの恐怖を思うと辛過ぎます。つい2ヶ月前にはカリフォルニア州史上最悪の山火事があったところだし、本当に深刻な問題です。
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