オンリー・ザ・ブレイブ
劇場公開日 2018年6月22日
解説
「オブリビオン」のジョセフ・コジンスキー監督が、巨大山火事に命懸けで立ち向かった消防士たちの実話をもとに映画化した人間ドラマ。学生寮で堕落した日々を送っていた青年ブレンダンは、恋人の妊娠をきっかけに生き方を改めることを決意し、地元の森林消防団に入隊する。地獄のような訓練に耐えながら、ブレンダンはチームを率いるマーシュや仲間たちとの絆を深め、彼らに支えられながら少しずつ成長していく。そんなある日、山を丸ごと飲み込むかのような大規模な山火事が発生する。キャストには「ノーカントリー」のジョシュ・ブローリン、「セッション」のマイルズ・テラー、「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジス、「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリーら実力派が集結。
2017年製作/134分/G/アメリカ
原題:Only the Brave
配給:ギャガ
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2018年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会
風向きを読んで消火エリアを特定する。燃えている木々をチェーンソーや斧で伐採し、延焼を食い止める。時にはあえて火を放って空間を作る。山火事消火の地上戦がいかに戦略的かを描く映画は、消防士たちに敬意を表しつつも、ニュース映像には映らない恐怖を観客の鼻先に突きつける。ゆっくりと進んでいるようで、実は脅威的に足が早い山火事の火の粉が、客席まで飛び火してくるのだ。9.11以降、英雄視されがちなファイヤーマンたちの命を張った仕事の本質が分かる、とても為になるディザスタームービーだ。
2018年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
僕はカリフォルニアに住んでいたことがあって、毎年のように州のどこかで山火事は発生していた。雨が少ない地域なので空気が乾燥しているので、ささいなことでも火事が発生する。自然発火であることが原因であることもしばしばある。大規模な山火事が起きる度に、どうやって消火活動しているのか気になっていたが、この映画はそれをとても克明に見せてくれた。
なるほど、事前に山火事がどう推移するか予測して予め木を燃やして防火帯を作っていたとは知らなかった。ものすごい水を消費してい消化しているのかと思っていたが、火で火を消すという発想なのだ。
男たちの熱い友情も見どころたっぷりだ。ややミソジニー含んだホモ・ソーシャルっぽい部分もあるが、命をあずける共同体の結束力に目頭が熱くなる。マイルズ・テラーはすっかり肉体派俳優となった感がある。セッションで頭角を現した時は、こういう方向に行くとは思っていなかった。ベビーフェイスの熱い男をこれからも演じてほしい。
2022年3月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
事実に基づくことを知らずに冒頭にこの知らせが入って嫌な予感がしました。確かに衝撃のラストで久しぶりに感情を揺さぶられたものです。結局あのときの判断はあれが最適解のように映ってますけど、判断の限界なのかもしれません。隊員の命をしょってる指揮官の判断は重いです。
最後に私は体育館に入る勇気があるか自問してました。
2022年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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初めての鑑賞
正月にBSの放送を録画していたが
ずっと見ていなかった
映画の冒頭で実話をもとにした映画であることを知った
事前の知識全くなしで見た
アメリカの山火事はたまにニュースで見るが
このような危険な作業を担う消火隊がいることは知らなかった
終盤の隊員が犠牲になるシーンはとても残念だ
事故の教訓を生かし
連絡体制など見直したそうだが
二度とこのような事故が起きないことを願う
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