あの頃、君を追いかけたのレビュー・感想・評価
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主人公、ヒロインに感情移入できない。
※台湾版未視聴。
まず主演である山田裕貴さん。高校生の浩介、大人になった浩介2人を演じているが演技は圧巻。
ヒロインの齋藤飛鳥さん。映画初出演とのことだがそれに物怖じせず、舞台挨拶でも自身の思いを打ち明けていたりして映画にかけた熱が伝わってくる。
ただ、主人公の浩介がすごい人間になりたい、と言ったまま何をすれば良いのか迷う青い鳥症候群の様なシーンや、ヒロインの真愛もマドンナ的存在で何を考えているのか想像しづらい点があり、共感はできなかった。
高校生時代の終盤シーンである海に行く場面では卒業後なのに半袖…?と台湾版を意識しすぎて時系列が疑問に思う点もあり。
無理に台湾風味に合わせなくても良かったのではと感じた。
こちらは映画の内容ではないが、思ったことを。主演の山田裕貴さんの映画のゴリ押しっぷりが強く、他媒体で売れなければ俳優をやめるとの発言があったそう。熱い想いがあるのはいいことだが少し発言を考えた方がいいのでは?と思う節がいくつかあった。
正直、ボロ泣きした
予想を遥かに超えて胸に迫るものがある佳作だった。
アイドルとイケメンの恋愛ものでしょ、とスルーしてしまうのはあまりにもったいない。
前半はコメディ感が強く、やや昔懐かしい学生生活が描かれる。
山田裕貴の演技が生き生きとしていて、いかにも男子高校生らしい。
笑いどころも多く、テンポも良い。
後半、高校を卒業するあたりからぐっとストーリー性が深まってゆく。
若者の「何者かになりたい」という根拠のない自信や焦り、衝動に強く共感した。
齋藤飛鳥はスクリーンで観てもやはり特別な美少女という雰囲気が十分にあった。
前半やや表情が固い印象だったが、後半になるにつれて主役に呼応するように魅力的な表情を見せてくれ、目を引かれた。
ただのマドンナではない。瞳の奥で深くものを考え、自分の意志を持ったひとりの女性だった。
台湾版よりも下ネタを大幅にカットした代わりに、ヒロインを始めとした7人の性格や背景を掘り下げられており、キャラクター一人ひとりに愛着が持てるようになった。
ただし、台湾版から舞台を完全に日本に置き換えなかったせいか、季節感や時代背景がピンとこない描写が多く、不整合が気になる。
これはかなり惜しいと感じた。
星ひとつマイナスしなかった理由は、残念な部分を補って余りあるほど、鑑賞後の後味が素晴らしく良かったから。
戻れない自分の青春時代を思い起こさせ、後悔や恥も含めて今の自分を形成している大切な時間だったとしみじみと感じさせてくれる。
長く愛せる映画に出会った。
原作は2割に留まり、別物と思った方が良いかも
原作を見て期待していましたが、半分コメディ的な感じ、原作を忠実に再現できていない。
齋藤飛鳥ファンにはたまらないけど…最後は要注意。
あと、飛鳥ファンの女性達が大丈夫かなぁ?初っ端から山田さんの…キャー!!ここも要注意。
観るなら少し心して見た方が良いと思います。
飛鳥さん、穂香さんの可愛さにはデレデレになります。
キャストが好きでなければ見ないかも。
作品としては残念な感じです。
青春は青い
右肩の青ペンの跡を青春の象徴として見せたり、トラックに寝転ぶシーンでレーンを十字架のように見せたりする演出が良かったと思います。
青ペンの跡に関しては、実際はキャップで指しているのに浩介の目で見るとしっかり青色の跡として残っているというのが素晴らしいと思いました。
青春とは眩しいものですね。
大人の目から見るとバカでイタイ彼らの姿を、それでもどこか羨ましく思う。きっと自分もそうだったのだろう。その光の中に在っては感じることの出来ない尊さ、故に一度離れてしまうととても眩く感じるのだろう。
完璧な青春を送った人なんていないんだと思う。だからこそこの映画は苦くとも優しく包み込んでくれるように感じさせるのだと思う。
映画『百瀬、こっちを向いて』の主題歌だったWEAVERの「こっちを向いてよ」を思い出した。映画の内容が違うので全部がこの映画に合う曲というわけではないけど、特に1番の歌詞はとても合っていると思う。この映画を好きだと思う人は是非、歌詞を見ながら聴いてほしい。
以下、かなりどうでもいい感想です。
①新郎役がおじさん過ぎて親子かと思った。
②炒飯が美味しそうだった。
③終わり方がララランドみたいだった。
単館系のような作品
戻れない時間の切なさと美しさ
完成披露試写会で、鑑賞しました。
どうしても「高校生の恋愛モノ」というと「キラキラ映画」と思いがちで、実際私も尻込みしてしまうタイプなのですが、これはそういう路線のものではなく、大人も楽しめる純愛ラブストーリーでした。
高校生から大人になっていく時期の、様々な分岐点。
その時の選択が正解かどうかは結局大人になってもわからないことが多いけれど、「あの時、こうしていたらどうなっていただろう」と誰もが一度は思い返したことのある「あの頃」。
戻れない不可逆の時間の切なさ、けれどそれは戻れないからこそ美しい時間なんだと気付かされた気がします。
高校時代のエピソードでは「バカな男子」と「大人な女子」の関係性や、威圧的な教師、テスト勉強、放課後の開放感etc...と、懐かしくなる要素が盛りだくさん。ちょっとしたコメディパートもクスリと笑えて楽しめました^^
個人的に一番胸に残ったのは、終盤の大人になってからのシーン。山田裕貴くん演じる浩介の一途な想いと成長に思わず涙してしまいました。真愛を見つめる表情がとても良くて、誰かを真摯に想う横顔って素敵だなぁ…と感動しました。
飛鳥ちゃんの天使のように可愛い花嫁姿もファン必見だと思います🎵
ただ、これはリメイクゆえに仕方のないことだと思うのですが、台湾版を下敷きにしているための日本ではありえない状況 (受験時期や風土、時代背景)が見られ、「?」となって集中できなかった部分で−1です。
観る人によって刺さるシーンや響き方が違う面白い作品
2回目に観た9月28日の試写会の後、この作品についての感想を語りながら食事をしていた時のこと。
先行上映等を経て、もう既に何度目かの鑑賞となるけど、いつも同じシーンで涙してしまう、と語る友人。
…素敵だなぁ、と心から思った。
相槌をうちながら、私はどうだったかな、と考える。
私は2回目の今回に至っても、終始、微笑んで観ていたように思う。
何しろ浩介が、真愛が、詩子が、陽平が、健人が、寿音が、一樹が、とっても愛しく思えて仕方がなかったから。
それと、正直にいうと、「あの頃」とか、「青春」とか、一言口にしてしまうと、そこからかなり遠くまで来てしまった事を、まざまさと思い知らされる気がして無意識に避けているというふしもあるかもしれない(笑)
「今」をずっと生きてさえいれば、何も変わらずに居られるから。
そんな私だけど、浩介と真愛のあの月の夜のような
微妙なフワフワとした距離感は「あの頃」
確かにあったかもなぁ、と
まるで引き出しの奥の方にクシャッとなってた埃だらけの写真をみつけてしまった時のような
急に引き戻される様な感覚を覚えた。
きっと観た人、それぞれの過ごした時間の中にある
それぞれの何かと響き合うものがある作品なのではと思う。
これから何度でも観る事が出来る作品だと思う。
そこに何度でも引き戻されて、鮮やかに蘇ってくる感覚に身を浸したいと思うから。
二回観た方がよい。
上映会にて一足先に。
見ようと思ったのは、主人公があの演技派の山田裕貴さん、見入るような演技でした。体張って役を演じてるのが本当に高評価。台湾版も話題になっていた時にすでに視聴しておりましたが、オリジナル版よりもこちらの方が観やすくなっていることは言うまでもない。ヒロインは映画初の齋藤飛鳥さん、こちらもなかなかの演技。
曲も耳に残ります。
そしてなんと言ってもラストを見てしまうと、もう一度みたくなります。
絶対人間には「あの時こうしておけば…」という後悔があるもので、そんな思いも日常から消えかけている疲れている大人には、かなりの心の浄化力、そして「あの頃、こんなことあったよね」と観た後に感傷に浸れるあの感覚が良い。そして、もう一度観たくなる。
あの時を思い出したくなる、パラレルワールドを信じたくなる。そんな映画でした。
絶対見るべき、特にいい年した大人は。
そして観ない人には絶対に分からない、この感覚は。
日本映画産業による原作レイプが止まらない!
「サニー」の次はここに手を出すか!と愕然とした。
海外映画原作の邦(日→他文化変換でも)画化は、余程腕のある脚本家による換骨奪胎が必要なのに、それが出来る輩が今の邦画界にはいないし、それに疑問を持つ監督もいないってことを恥晒すだけなのに。
映画の予告だけじゃ、、、
一足先に、、
わたし個人としてはとても良かったと思った。
互いにすれ違っている感じがより青春感が出ており、想像した終わりかたと違い、え?と思いましたが、タイトルを鑑みるとこういう終わりかたもありなのかな〜と。
原作が日本じゃないためなのか、季節感がよく掴めなかったのが個人的に残念だなと思いました。高校卒業して大学受験の結果発表なので3月くらいなのに半袖で、外に出て…っていうのだけが腑に落ちなかったです。
あの頃君を追いかけたかった
期待を込めて、でもやっぱり
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