ナポリ、輝きの陰で

ナポリ、輝きの陰で

解説

イタリア、ナポリの低所得層が暮らす地域を舞台に、娘の才能を利用して窮屈な暮らしを抜け出そうとする父親の葛藤を描いた人間ドラマ。イタリア南部の港町ナポリ。治安の悪化が著しいこの町でぬいぐるみ露天商をして家族を養うロザリオは、娘シャロンの歌の才能に希望を見いだし、歌手として成功させようと躍起になる。しかし自由を奪われたシャロンは、父への不満を募らせていく。ドキュメンタリー出身のシルビア・ルーツィ&ルカ・ベッリーノが監督を務め、キャストには実際にナポリで露天商として暮らす男性とその娘を起用。2017年・第30回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員特別賞を受賞した。

2017年製作/93分/イタリア
原題または英題:Il Cratere

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映画レビュー

4.5欲望と抑圧

2017年11月1日
Androidアプリから投稿

知的

2017 TIFF コンペティション

久々に本格的ドキュメンタリータッチのフィクション。多少やり尽くされた古さを感じつつ、クローズアップの連続でこれまでにない何か斬新なものも感じた。
上映後の監督の説明で、一本のレンズで終始近づいて撮影していたというのを聞いて、非常にチャレンジした作品だと納得できた。
常に不安定な映像と決して美しいとは感じることができない質感には、見ていて非常に苦痛を感じるけれど、明らかにそれは意図したものだとも感じるし、それが見事に話の内容に繋がっていって、秀逸な作品だと感服した。
出だしは完璧ドキュメンタリーかのように感じつつも、終幕には見事な劇映画と感じた。
実際の親子と実際に露天商という背景を利用して、脚本をどんどん進化させていったという説明も非常に納得できるものであった。

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SH

3.0シャロンが可愛い!

2017年10月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

第30回TIFF鑑賞記録
2作目

Q&Aのシャロンさんはとにかく可愛かったです。ファンへのサービスも旺盛で生歌まで歌ってくれました!
キュートという言葉はこの人の為にあると思いました。

映画の内容ですが、すみません少し寝てしまいました笑
疲労もあったと思うのですが、少々退屈でした。

寄りの長回しを多用するスタイルと、ドキュメンタリー映画の様な編集で、すごく攻めた編集になっています。
しかしちょっとやり過ぎた感がありました。
非常にストイックな編集で、とても芸術性の高い映画なのは理解出来ました。
次はもう少し修行を積んでから鑑賞したいと思います。

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Rewind That

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